滋賀報知新(ニュース)平成14年10月27日第13267号

口頭か文書かで論議

「東近江は1つ」へのアプローチ

「民意を聞く」意向の五個荘町
=竜王町はスタンバイ姿勢=

(湖東・広域)
 来年1月に合併協議会を立ちあげる準備を進めている2市5町が、確認書を交わして約束した「東近江は1つ」の実現に向けて、具体的な取り組みをどのように進めるのか、その動向が注目される中、21日に八日市衛生プラント組合で開かれた同組合と布引斎苑組合の定例会の終了後、両組合管理者の中村功一八日市市長が、出席した安土、能登川、五個荘、竜王の4町に対して、東近江が1つになろうとする真剣な思いを受けとめてもらい、考えて欲しい、と一緒の取り組みを申し入れた。

 中村市長は「この場には近江八幡市は出席していないが」と前置する配慮を示した上で「近い将来、2市5町には(東近江が1つになった)2市9町の広域になりたい思いがある。その思いをそれぞれの町に持ち帰って、(再)検討してもらえないか」と要請した。

 この要請に対し、4町のうち、唯一首長として出席した安土町の仙波秀三町長は「今は、3町で頑張っているので、声をかけずにそっとして置いて欲しい」と東近江は1つになろうとの呼びかけを受けても方向転換することは難しいとの心境を述べたが、助役が揃って出席した、あと3町は「助役の立場では、返答出来ない大きな問題であり、持ち帰って町長に伝える」にとどまった。両組合加盟の1市7町が揃った公式な場での「東近江は1つに」との申し入れは、8月30日に開いた東近江行政組合管理者会に続いて2回目。

 あれからもうすぐ2か月を迎えようとしている今、法定協議会で合併を進めている3町のうち五個荘町では、もし、2市5町側から正式な呼びかけがあれば、このまま3町での合併を進めるのか、あるいは当初の目的であった「東近江は1つ」を選ぶのか、住民の判断を求めて今後の進め方を決める必要がある、との柔軟な姿勢を示している。

 8月30日に初めての呼びかけを受けて小串勲五個荘町長は、町内地区で催された運動会のあいさつの中で「もし、東近江の選択肢が生まれるのなら、みなさんの意向を聞きたい」と発言、また、今月22日の区長会でも「住民アンケートなどの方法も考えられるので、その時は協力をお願いしたい」と伝えている。

 こうした小串町長の発言の背景には、議会内に「東近江が1つ」になれるチャンスを逸して3町合併を進めることに疑問視する意見が大勢を占めていることや、3町が協議会を立ち上げる際に「東近江が1つになる前段として、まず3町の枠組みで始めたい」と町民に約束したこと、さらに合併特例法のメリットを確実なものにするために、先行して出来る合併から取り組んだという経過がある。

 このため、今「東近江は1つ」を目指す環境が整うのなら、町民への約束を守り、もう一度「3町」か「東近江」かの住民の意向を確かめ、民意を反映した悔いのない合併を目指したいとの考えを示している。

 これに対し、安土、能登川の両町長は「このまま粛々と3町の合併を進めていきたい」との態度を堅守している。また、当初から「東近江は1つ」を貫いている竜王町の福島茂町長は「東近江が1つになれることが確かなものになれば、もう一度、住民に説明して参入したい」と話している。

 東近江が1つになれるよう、3町と竜王町への正式な呼びかけの方法について検討している2市5町のうち近江八幡市、蒲生、日野、永源寺町の1市3町は「文書」で伝えることが肝要としているのに対し、八日市市は「口頭でもよいのでは」との考えを示唆しているため、行政枠を越えた議会間で調整を求める動きが活発化している。

 最後の首長として後世に名を残す市町長が、住民にとって大きな問題の合併に、どのように取り組んだのかを伝える公証としての「文書」を残すことは責任の1つでもある、とする考えが支配的になっている。

(畑 多喜男)


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狙われる一人暮しのお年寄り

悪徳商法にひっかからないで

=八日市市消費者問題研究会が啓発劇=

悪徳商法被害を分かりやすい寸劇で啓発した八日市市消費者問題研究会の啓発劇
(湖東・八日市市)
 ひとりぐらしのお年寄りが悪徳商法の被害に遭わないようにと八日市市消費者問題研究会のメンバーが、二十三日に浜野会館(八日市市松尾町)で開かれた八日市地区の「ひとりぐらし老人交流のつどい」(八日市地区社協主催)で自作自演の寸劇を上演し、注意を喚起した。

 つどいは、給食サービスの一環として、日頃外に出ることや人との交流の機会が少ない一人で暮らしているお年寄りを招待して、手づくり弁当を囲みながら、地元保育園の園児による発表や、カラオケ大会などで和やかなひとときを楽しんでもらおうと毎年開いているもので、今年も地区内のお年寄りや関係者約二百人が参加した。

 同研究会の啓発演劇もこの日のステージ発表の一つとして上演されたもので、実際にあった悪徳商法被害の相談事例などを元に、無料点検などといいながら高額な工事を行う「床下点検商法」、代引郵便などで注文した憶えがない品物が送られてくる「ネガティブオプション・送りつけ商法」、たくさんの景品などを配りながら高額商品を売りつける「SF商法・催眠商法」について寸劇にまとめ、上演した。

 メンバーの軽妙で分かりやすい演技で、うまい話に簡単に乗らない、必要でないものは受け取らないなど被害に遭わないための予防策や、もし契約した場合でもクーリングオフの制度で解約・返金されることなどを学んだお年寄りからは、その熱演に大きな拍手が送られた。

 また、被害に遭った場合には市役所生活環境課などに相談することや、広告や宣伝文句にだまされないよう買い物は地元の信頼できる店で購入することも最後に付け加えられた。


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現金1600万円と金庫を強奪

八日市市内の金融業者宅に強盗

目や口にガムテープ
=6人組 家族ら女性4人を縛る=

(湖東・八日市市)
 二十四日午後八時ごろ、八日市市東沖野四丁目、金融業成田重雄さん(72)宅に男性六人組とみられる強盗が押し入り、家族ら女性四人を縛ったうえ、現金約一千六百万円とホーム金庫など二個を奪って逃走した。

 家族らが居間で食事中、目出し帽をかぶった強盗が押し入り、ナイフのような刃物で脅し、妻順子さん(68)や娘のよし美さん(43)ほか子供二人を含む四人全員の目や口をガムテープでふさいだ。

 さらに手足をガムテープやロープ、タオルで縛るなど、家族らを身動きできない状態にして、一階の座敷にあった大型金庫から現金約一千六百万円を奪い、同室にあった高さ二十センチ位のホーム金庫(横開き)と高さ八十センチ、重さ百キロの金庫を持ち去った。

 犯人は、全員が目出し帽をかぶり、一人は目と口の縁が赤かったという。それぞれが違った服装で水色の作業服や、黄土色のシャツに黒っぽい服を着ていた犯人は背が高かったほか、紺色のスーツは背が低く、黒色の革ジャンパー姿は細かったといい、残る二人の姿は良く覚えていなかったものとみられる。

 順子さんは頭を殴られたものの外傷はなく、他の三人にけがはなかった。八日市署は、目撃者を探す一方、聞き込みを進めるなど全力を挙げて捜査に乗り出している。


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八日市市音楽協会

秋の音楽会

=文化芸術会館=

(湖東・八日市市)
 八日市市音楽協会(上田友久会長)は、市と県の芸術文化祭に参加して、二七日午後一時から「秋の音楽会」を県立八日市文化芸術会館で開催する。

 同協会所属の琴友琴峰会八日市支部、宗家岡田流大正琴淡海つつじ会、KLM混声コーラスAPI、女声合唱アザレア、市音楽協会邦楽部、女声コーラス花みずき、混声合唱団サンデーエコー、八日市吹奏楽団の九グループが出演し、日ごろの練習の成果を発表する。

 特に今回は、八日市出身で新進気鋭のピアニスト萩原吉樹さんを特別ゲストに迎える。玉園中、石山高音楽科、京都芸大ピアノ専修卒業後、米国ワイオミング州立大学大学院に二年留学し、帰国後はリサイタルを開くなど幅広い活動を続け、神戸市混声合唱団ピアニスト、石山高音楽科ピアノ講師を務めている。



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水産振興を協議

県対策協議会委員

=2人を募集 30日まで=

(全 県)
 県は、水産業振興の基本問題について協議し、施策の円滑かつ効果的な推進を図るため「滋賀県水産振興対策協議会」の一部の委員を募集している。

 応募資格は、県内に居住通学または勤務する満二十歳以上の人。ただし、国や地方公共団体の議員や常勤の公務員、また、県が設置している他の審議会等の委員を委嘱している人は応募できない。募集人数は二人。

 同協議会は、水産施策が円滑なおかつ効果的に働くよう協議する場で、学識経験者などから選ばれた委員とともに、年二回程度の会議に出席して意見、提言を述べる。会議に出席した時は、報酬および交通費が支払われる。委任期間は十二月から二年間。

 応募方法は、次の書類を郵送またはファックスで提出する。
 (1)滋賀県水産振興対策協議会委員応募書(様式あり)(2)「県民が期待する漁業や漁村の果たすべき役割」または「安全・安心な食料を生産、供給するために必要なこと」のどちらかのテーマを選び、一千字程度にまとめた意見書を添える。書式は自由。

 応募者の中から総合的に選考し、結果は本人に通知する。締め切りは十月三十日。応募と問い合わせは、〒520―8577(住所の記載は不要)県農政水産部水産課(電話077―528―3871、FAX077―528―4885)へ。


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