滋賀報知新(ニュース)平成14年11月8日(金)第13281号

(寄稿)

行政の私物化許すな

=能登川の将来は住民の手に=

(湖東・能登川町)
 私は十月二十一日、能登川町町会議員全員(十八人)に、合併問題に関する「公開質問」を送付した。三人から回答があり、十二人からは回答出来ない理由として、目下法定合併協議会で協議が進められているので個人的見解は差し控えたい―というのがほとんどで、中には「私人として意見はもっているが、公表されるとなると人権侵害になるのではないか」という、お門違いな過剰反応まであった。

 質問は三点で、(1)平成十七年三月三十一日までに二市近町を含む広域合併に能登川町が参入出来るのであれば参入するべきだと考えるか。(2)広域合併への参入の是非を、合併特例に基づく住民投票で決めることについてどう思うか。(3)広域合併について近隣町に意向を打診してみる考えがあるか、だった。

 回答者のうち一人(無所属議員)は、「次の合併があるような錯覚を持つような説明があるが、次の合併の型(東近江広域=筆者註)を考えると、今、参画すべし」と明快であった。二人の回答者は、広域合併は望ましいけれども、今進めている三町合併の協議を尊重するべき、という意見であった。

 過剰反応した議員は「町会議員としての公人ですので個人的見解は控えさせていただきます」とも書いていた。「公人」は、一町民の質問には一切答えるべきではないという、時代錯誤の思い上がりがある。この人は誰のために議員になったのだろうか。

 それはともかく、能登川町の杉田町長は、第一回合併協議会の前々日、近江八幡市長と竜王町長からの東近江広域合併に一緒に参加しませんかという申し入れを、「文書」によって断ったという。東近江が一つになることが「非常に結構なこと」とは、山本眞喜議員の質問に対する町長自身の答弁であったが、せっかくの申し入れを断ったのである。その後、杉田町長は「三町合併」以外の選択肢はないとばかりに、三町合併に猛進し、町議会がそれに随従している構図も見える。

 今、周辺の状勢は大きく変わった。明年一月からは二市五町の合併協議会が立ち上がるが、七市町長は三町に対して、広域合併に参入しませんかと、最後の呼び掛けをしてくださると聞いている。お隣の五個荘町は、行政自ら住民からアンケートを取るという。杉田町長は、住民の意向を公式に確認せずに、独断で「断る」ことは、絶対に許されない。それは行政の私物化だからである。住民は勇気を持って声をあげてほしい。

(能登川町 山本恭司)


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高齢者世帯と母子家庭対象に

可燃性粗大ゴミ回収

=15・21・28日=

(湖東・五個荘町)
 五個荘町は、高齢者世帯と母子家庭等を対象に可燃性粗大ゴミ(布団類)の回収を行う。

 自己搬入したくても運搬手段に困っている福祉的援助が必要な世帯に限る今年度初の取り組みで、区長や民生委員、福祉推進委員の協力を得ながら実施する。 日程と対象地区は次の通り。

 【十一月十五日】東地区(山本・貴船・新堂・木流・平坂・伊野部・奥・三俣・北町屋・石塚・清水鼻・雇用促進住宅)

 【二十一日】南地区(金堂・石川・塚本・川並・石馬寺・七里・下日吉)

 【二十八日】北地区(宮荘・五位田・竜田・小幡・中・梁瀬・和田・河曲)
 回収対象品は、布団、マットレス、カーペット、じゅうたん。
 問い合わせは町地域生活課(電話0748-48―7310)または健康福祉課(電話48―5700)まで。 


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「県技能フェア2002」

修練が培う技の魅力たっぷり

=9、10日 竜王町のドラゴンハットで=

(湖東・竜王町)
 “優れた技で豊かな未来”をテーマに「県技能フェア二〇〇二」が九、十日の二日間、竜王町岡屋にあるドラゴンハットで開催される。主催は、県や竜王町、県職業能力開発協会、県技能士会ほか各種関係団体で構成する県技能フェア二〇〇二実行委員会。入場無料。

 このフェアは、ものづくりにかかわる二十八の県内企業・団体が一堂に会し、働く人の職業能力開発を促すとともに、一般市民の技能尊重の機運を高め、産業や文化の発展に寄与することを目的としている。

 昭和五十九年から始められ、近年では三年に一度の開催とのことから、今回で九回目を迎える。県商工観光労働部は「米原町での開催が続いていたこともあり、さらに内陸部でより多くの人に来場してもらおうと竜王町を選んだ。今回は、親と子でものづくりが体験できるコーナーを新たに設けたので、前回の来場者数五千人を上回ることができれば」と広く参加を呼びかけている。

 伝統産業から先端技術に至るまで、出展団体が趣向をこらした展示をする「匠の広場」では、消費者の信頼に応える熟練技や厚生労働大臣より卓越技能者の表彰を受けた現代の名工作品に触れられる。

 また、技能に親しみを持つにはまず体験からと、本立てや自然石を使った花瓶、い草製品など職人が直に指導する「つくるよろこびコーナー」(事前予約が必要なものを含む)と、東近江地域を中心にあらかじめ応募のあった親子を対象とした「ものづくり教室」も催される。

 特別企画の「SL広場」では、県立近江高等技術専門校の訓練生が製作した蒸気機関車“ミニSL北びわこ号”の試乗体験ができる。

 このほか、竜王町の物産品や出展団体の製品、創作品の販売、県菓子技能検定協会と(株)叶匠寿庵によるお茶席コーナー、豪華景品が当たる福引コーナーも設けられ、修練が培う技の魅力満載の内容となっている。

 開催時間は、午前九時半から午後四時まで。問い合わせは、同実行委員会事務局(電話077−533−0850)へ。 


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「沖島の将来」の深層を探る

島で初めてのシンポジウム

21世紀夢プランへ前進

=KJ法で課題解決=

1日夜、沖島漁協会館で開かれたシンポジウム
(湖東・近江八幡市)
 若者の離島や生活基盤であるびわ湖の漁協の斜陽化など、元気を失っている沖島にどんな取り組を導入すれば活性化の道が開けれるのかを探るシンポジウムが1日午後7時から沖島漁業会館で約80人が参加して開かれた。

 「沖島21世紀夢プラン」づくりを進めている同プラン推進会議(川居初朗会長)が開いたもので、島での開催は初めて。

 今回のシンポジウムでは最初、川端五兵衞市長が「沖島の未来づくり」をテーマに基調講演に立ち「生き甲斐や働き甲斐はいくつもあるが、死に甲斐の対象は1つの場所だけである。この沖島で(生まれて育ち)死んでよかったという死に甲斐のある場所にするには、この島を愛する心を持ちづけることが大切。お年寄りが元気で長生きし、治安のいいこのまちは、2050年の日本のモデル地域になり得る良さがある。さらにすばらしい島にしていくために(市と住民が)協働という視点に立って取り組み、一緒にかんばりましょう」と力説した。

 このあと、今年4月中旬に、高齢化と少子化の進展、漁業の不振、若者の島離れ、交通アクセスの充実など島民が抱えている生活問題や課題について自由に話し合う13の組寄り会議を開催。そこで寄せられた島民の思いや要望などをKJ法(創造的問題解決の技法)で集約し、その中で大きな比重を占めている「生活基盤の充実」、「島の魅力」、「情報化の推進」、「新しい水産業の創造」、「島民が協働した産業の開拓」、「若者の魅力の発掘」、「少人数教育の利点の活用」の7項目の本質の問題をあぶりだし、茶谷力・沖島漁業組合長、小川俊一・沖島公民館長、小川満・自治会長、大学院生・山野祥子さん、中江義一・市政策推進課長の5人がパネラーとなって意見を交換した。

 茶谷漁業協組合長からは「漁業も外国のものに押されており、魅力はなくなった。最近は大漁もなく、歓びもなくなった」と基盤産業が衰退している現状を訴えた。これに対して山野さんが「沖島には、のんびりした(時間の流れ)にホッとする魅力がある。今のありのままの島の姿が魅力だと気づき、誇りをもって外に発信していくことが、若者にも受け入れられるのでは」と島の良さの再発見を呼びかけた。

 小川公民館長は「できることから始め、やりながら考えていくことも大切ではないか」と実践で学ぶことの重要性も提案した。

 会場からは玉川喜代子沖島小学校長が「少人数教育の不安や弊害は、光通信ケーブルの開通で補っていける。この夢プランが、若者が希望を持って暮らせる島の将来につながるように」と期待を寄せた。

 最後に進行役を務めた川居会長が「一人ひとりの思いを大切にし、協力していて行くことが肝要。沖島の子供たちが離れていかない島づくりを」と、締めくくった。

 今後は、こうした討議の成果を基に夢プランの構想計画とその具体策を今年度末までにまとめる。



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働く意義知って!

高校で出前講座

=滋賀工業会=

八幡工業高での出前講座
(湖東・近江八幡市)
 滋賀工業会は、高校生の就職に役立ててもらおうと、県内経済界の第一線で活躍するビジネスマンが巡回講演する出前出張講座を始めた。

 第一回目の県立八幡工業高校では、大正電機製造の三浦武弘社長が講演し、厳しい就職活動の現状や働くことの意義、職業人への心構え、職業への夢と希望を語った。

 滋賀工業会の藤井正男専務は、今回の取り組みについて「経済団体として雇用とヒトづくりの観点から、急がねばならない産学連携の一つだ」と強調している。今年の予定としては、あと二校を訪問することにしている。


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