滋賀報知新(ニュース)平成14年11月18日(月)第13292号

3町か東近江か

五個荘町「民意を問いたい」

区長会が住民アンケート実施へ
能登川町では住民運動の兆し

十分な説明と選択肢を
=3首長の対応に違い=

(湖東・五個荘町)
 合併準備会を立ち上げた二市五町の首長が先月、大同合併を目指して、安土・五個荘・能登川の三町に「一緒にならないか」との要請を行った。東近江は一つとしながらも期限内に間に合わぬと踏み切った三町合併だが、その根幹である大同合併を目前に、それぞれ三首長の対応に違いが見られ、混迷を深めそうだ。

 三町は、現在までに計十回の法定合併協議会を開いた。この中で、これまでに確認された協議項目および新市まちづくり計画(素案)の住民説明会が自治体ごとに計画され、十三日に安土町、十六日に能登川町でそれぞれ第一回目の説明会が開かれた。

 すでに三町では、昨年四月一日の任意協議会設置から安土町で八回、五個荘町で九回(全体会一回、字の要請による出前講座八回)、能登川町で三回の説明の場を設けてきたが、あくまで三町合併についてであり、それ以外の情報や選択肢は与えられていない。そのため、行政主導の合併として批判も出ている。

 小串勲五個荘町長は「このままでは間に合わないとして出発した三町だが、東近江は一つの住民議論が高まり、七市町長から要請を受けるまでに体制も整ってきた。合併は、まちの将来を左右する最も重要なことであり、民意を問う住民アンケートを取りたい」とし、近況説明と枠組みに関する「五個荘町区長連絡協議会」を今月四日に開催。二十七区の全区長と町長、助役らが集まった。

 同協議会では、各区長ともに意向把握は必要との認識に立ち、町長提案の「住民アンケート」について異論はなかったが、北町屋の寺村茂和区長が「アンケートの実施主体は合併協議を進めている町行政ではなく、区長会にしてはどうか」と提案した。これは、行政主体のアンケートによって三町の関係悪化を懸念したものだが、他の区長も「住民が積極的に動くべきだ」として、区長会によるアンケート実施が全員一致で決まった。

 アンケートの設問は、現在「三町」「東近江」「どちらでもよい」の三点が考えられ、今月末に区長から各戸へ配布、来月中旬に回収の予定となっており、同区長会では、アンケート結果を開会中の町定例議会(十二〜二十日)に提出したい―としている。

 このように、「東近江は一つ」に進む五個荘町に対し、県や東近江地域振興局が牽制をかけている。

 県関係者によると「合併モデルとして第一号の合併重点支援地域に指定したことから、三町を成功させたいという思いがある」と話す。

 一方、仙波秀三安土町長と杉田久太郎能登川町長は、三町以外の道は考えられないとして七市町長の要請に困惑している。能登川町では、町の管理職へ大号令(三町で進む)が掛けられたほか、十一日夜に全職員を集めた合併研修会が開かれた。さらに能登川町では、先月二十一日、町民から町議会への公開質問がなされたほか、住民投票への署名運動や町長リコール運動への動きも始まりつつある。

 安土町では、無所属議員三人でつくる会派「ニューウェーブ」が、枠組みについての住民アンケートを実施しており、町内をはじめ二町にも大きな反響を呼んでいる。

 このように、二市五町から参入要請を受けたものの、三町の足並みは乱れており、混沌とした状況が続いている。


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「食」を考えるシンポジウム

広がる学びの成果を発表

=学校・家庭・地域の連携で=

自分たちの成果を劇で発表する愛東北小学校の5年生
(湖東・愛東町)
 愛東町文化センターでこのほど「『食』を考えるシンポジウム」(町学校給食における学校・家庭・地域の連携推進協議会主催)が開かれ、同町内の小学生が食べものを通じて農業や環境、地域社会などを考え、自分たちが取り組んだ成果を発表した。

 日本・体育学校健康センターから「学校給食における学校家庭地域の連携推進事業」の委嘱を受けて、平成十二年度から三年間の取り組みの集大成として、「よりよい食生活を実践する子どもの育成をめざして」をテーマに開いた。

 大ホールでは子どもたちの発表を前に同協議会が、子どもたちに食や健康への感心と実践を育てる研究(学校部会)、保護者・地域への啓発(調査・広報部会)、食生活の改善(家庭・地域部会)で三年間取り組んできた実践報告を、学校給食の栄養士が行い、「食事を大切にする態度が育ってきた」「親子の結び付きが強まった」などの成果と、「保護者の食に体する関心を強める」「学級担任と栄養士・養護教諭との連携」など今後の課題が示された。

 愛東北小学校五年生は「お宝発見」で、町内のお宝を探し、その中から菜の花について調査した体験や実験、ナシの育成体験などを劇にして発表し、改めて愛東町のすばらしさを発見した喜びを伝えた。

 愛東南小学校の六年生は「食を通して学びを広げる」と題して、五年生での「米づくりで世界を広げよう」、六年生での「健康で安全な食事を作ろう」の取り組みをパソコンを使ったプレゼンテーション形式で全員で発表。米、野菜、卵、ニワトリなどを育て、料理し、食べた体験を通して、「育てる大変さ」「地域の人とのかかわり」「命の大切さ」「栄養バランスの配慮」を学んだことなどを発表した。

 このほか玄関ロビーでは、同協会の各部会、小中学校の取り組みを紹介するパネル展示や、学校給食の移り変わりを紹介する展示なども行われ、全体を通して「食」の大切さを子どもたちと一緒に考えた。


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百済寺の本堂など4棟

指定文化財に追加

=信長の焼き討ち後に復興再建=

本堂
(湖東・愛東町)
 愛東町はこのほど町文化財専門委員会の答申を受け、百済寺(同町百済寺丁)の本堂など四棟を町指定文化財に指定した。

 指定は、本堂と、総門、三所権現(ごんげん)社、鐘楼(しょうろう)の四棟。いずれも、江戸時代に復興再建されたもので、特に本堂は、近世に入って建てられる中世仏堂の特徴を極めてよく示している。また、他の建物も本堂と一体となって伽藍(がらん)を形成し、近世境内の景観を構成する建物として貴重であるため、今回の指定となった。

 本堂は五間四方の檜皮葺(ひわだぶき)の入母屋(いりもや)造、総門は桟瓦葺(さんがわらぶき)の四脚門切妻造で左右に袖塀(そでべい)が付く、三所権現社は檜皮葺の一間流造、鐘楼は一間四方の桟瓦葺の切妻造。本堂、三所権現社、鐘楼は江戸時代初期の慶安三年(一六五○)八月しゅん工、総門も江戸時代のもの。

 釈迦(しゃか)山百済寺は推古十四年(六○六)、聖徳太子によって開かれたとされる湖東三山最古の寺。平安時代以降は天台寺院として繁栄したが、戦乱に巻き込まれ、天正元年(一五七五)に織田信長の焼き討ちによってほとんどの建物が焼失してしまった。江戸時代に入り、彦根城主井伊直孝らの寄進で、甲良大工により復興し、現在に至っている。


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少し早いクリスマス

「ハンドベルコンサート」

=12月1日 あかね文化センターで=

(湖東・蒲生町)
 “音楽から元気を”シリーズ第五弾「ハンドベルクリスマスコンサート」が十二月一日、蒲生町あかね文化センター小ホールで開催される。

 ハンドベルは、正式には「イングリッシュハンドベル」と呼ばれ、十六世紀にイギリスでタワーベルの練習用に作られた楽器である。その美しく清らかな響きは、「天使のハーモニー」と称されている。

 コンサートでは、ベルの奏でる音とアンサンブルの楽しさに魅了された音楽仲間で平成五年にハンドベルグループを結成した「ベルリンガーズ沙羅」(神戸市)が出演する。

 讃美歌からポピュラー音楽まで幅広いレパートリーの中から、六十一個(五オクターブ)のベルや直径約四十センチの巨大ベルを用いて、少し早いクリスマスを演出する。

 開催時間は午後二時〜同三時。入場料は五百円(当日開場時に徴収)。問い合わせは、同町文化体育振興事業団(電話55―0207)へ。

 


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秋の北びわこ周遊観光

人気のレール&バスライド

=24日までの土・日開催=

(全 県)
 県と湖北・湖西でつくる北びわこ周遊観光フォーラム(北陸本線直流化対策協議会)は、二十四日までの土・日曜に「秋の北びわこ周遊観光キャンペーン」を展開している。

 歴史やグルメなど魅力満載な北琵琶湖を楽しんでもらおうと、交通アクセスを充実させた周遊観光で、三つの巡回バスコースも用意している(一日乗り放題三百円)。車内では地元観光ボランティアガイドが見所を案内する。

 【歴史と文化が薫る北びわこロマン探訪コース】
 小谷城跡、虎御前山、山本山賤ヶ岳などの戦国歴史スポットや、小堀遠州ゆかりの孤篷庵などを訪ねる。また、長浜太閤温泉や天然温泉「北近江の湯」では食事とお風呂が楽しめる。

 【観音さま&自然とふれあう秋色満喫コース】
 余呉湖やウッディパル余呉など、アウトドアライフが満喫できるほか、北びわこを代表する十一面観音や先手観音立像、また平安仏教の秘仏を展示する己高閣・世代閣等をまとめて巡礼する。

 【紅葉と竹生島がもてなす錦秋の奥琵琶湖コース】
 奥琵琶湖パークウェイから美しい自然を眺めるほか、飯浦港・菅浦港の二カ所から竹生島を訪れることができる。また、琵琶湖を眺めながらの入浴も楽しめる。

 このほか、十七日、二十四日にはSL北びわこ号が運行される。乗車券のほかに座席指定券が必要(大人五百十円、小人二百五十円)。購入はみどりの窓口で。

 エリアなどの詳細は、北びわ湖ホームページ(http://www.kiis.or.jp/kansaida/kitabiwako/


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