滋賀報知新(ニュース)平成14年11月27日(水)第13303号


住民投票条例の制定を

「まちづくり21世紀ネット」が
3町議会へ提出

署名者3275人
=合併の是非を問う=

(湖東・広域)
 三町合併に異議を唱える「まちづくり21世紀ネット」はこのほど、合併の是非を問う住民投票条例制定のための署名を三町の選挙管理委員会へ提出した。

 署名者は安土町千九百十三人、五個荘町五百三十五人、能登川町八百二十七人の計三千二百七十五人で、各町ともに請求に必要な有権者の五十分の一をクリアしている。

 現在、署名の審査(重複などのチェック)が行われており、問題がなければ十二月町定例議会に提出され、条例制定の賛否がとられる。

 近年、地方分権に呼応して市民参加制度の構築が求められ、各地ではパブリックコメント制度や常設型の住民投票条例を制定する自治体が出てきた。

 住民からのこうした動きは、行政、議会、住民の乖離の問題でもあり、十分な協議が求められるが、間接民主主義(議会)と直接民主主義(住民投票)は相対的と捉える議員も多く、三町議会の対応が注目される。


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学校教育など6事業

いずれも原案通り決定

=3町の第11回合併協議会=

11回目を迎えた3町の法定合併協議会
(湖東・広域)
 安土町・五個荘町・能登川町合併協議会の第十一回会合がこのほど能登川町中央公民館で開かれた。

 この日の会合では、保健衛生や学校教育事業など六事業の取扱いが協議され、いずれも原案通りとすることなどが決まった。

 学校教育事業の「幼稚園、小学校、中学校の通園・通学区域」では、能登川町の女性委員が「目の前に小学校があるのに、線路を越えた小学校まで行かなければならない区域もある。合併時でしか変更できない事項であり、通学区域を見直してほしい」と要望したが、事務局は「当面、このままで行きたい」と答え、賛否の結果、現行の通り新市に引き継ぐこととなった。このほか、中学校に英語指導助手、小学校等に英語指導員等を配置することなどが決められた。

 保健衛生事業では、三町ともに「生ごみ処理機補助」を実施しているが、安土町では電気式一基につき一律一万五千円、コンポストは一律三千円を補助している。能登川町では電気式に一万円(三分の一)、コンポストに二千円(三分の一)まで。五個荘町では電気式に最高二万五千円までの二分の一補助となっているため、合併時に調整することでまとまった。安土町と能登川町で行っている野良犬捕獲報奨金交付(一頭二百円)については廃止される。

 社会教育事業では、公民館の開館時間および休館日等が調整され、協議の結果、能登川町の例に合わせて開館時間を午前九時〜午後十時、休館日を月曜・祝日の翌日・年末年始とした。

 次回の第十二回会合は十二月二十五日午前九時半から、安土町防災センターで開かれる。協議内容は▽特別職の身分の取扱い▽使用料・手数料の取扱い▽公共的団体等の取扱い▽その他の福祉事業の取扱い―など六項目。


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売り切れ続出の大人気

実りの秋に成果披露

=八日市南 第29回農業祭=

飛ぶようにうれる各コーナー
(湖東・八日市市)
 県立八日市南高校の第二十九回農業祭「八南アグリフェスタ2002」がこのほど開かれ、大勢の市民らで大盛況だった。

 十一月二十三日は今では「勤労感謝の日」、かつては「新嘗(にいなめ)祭」として収穫を祝って自然に感謝した。同校では毎年、この日に農業祭を開催し、生徒の日頃の学習の成果を地域の人たちに披露している。また、地域の人たちも、新鮮な野菜や肉などの食品が安く購入できるとあって、開催を楽しみにしている。

 会場では、生徒たちが作ったダイコン、ハクサイなどの野菜や果物、花のほか、味噌、ジャム、ケーキやシュークリーム、卵、牛乳、肉、畜産加工品、万葉ゆかりの植物ムラサキを使った加工品、木工品などが並べられ、開店一時間あまりで売り切れるコーナーが続出するほどの人気ぶりを見せた。

 このほか、クラス別の飲食バザー、PTAによる豚汁、同校農場で飼育しているウシやブタ、ウサギやカモなど小動物とのふれあいを子どもたちに提供したミニ動物園など、各コーナーでは長い行列ができていた。

 また、生徒たちの学習の一端を紹介する学科学習発表展でも、農業技術、食品流通、緑地デザインの各学科で取り組んだプロジェクトなどの発表が、参加者の関心を集めていた。

 


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創始者・大門コレクションも

幻の郷土玩具「近江だるま」

=1日まで開館5周年記念展=

(湖東・能登川町)
 能登川町立博物館の開館五周年記念展『幻の郷土玩具近江だるま〜寺井大門コレクション〜』が、同館展示室で開かれている。入場無料。

 開館一周年に「甦れ!近江だるま」を開いている同館では、その後の四年間に発見された新種のだるまや資料をはじめ、創始者・寺井大門さんの郷土玩具コレクションを一挙に展示している。

 近江だるまは、大正時代末に創始された張り子のだるまで、その味ある表情から全国に多くのファンを持っている。創始者は、能登川町佐野の故・寺井大門(善左衛門)さんで、当時は、転んでは起きあがる姿に戦勝の祈願だるまとして愛用され、出荷先の記帳には満州、台湾などの戦地名が数多く記されている。このように国内外で知られた玩具だが、昭和十九年、同氏の死去に伴って幻のだるまとなってしまった。

 昭和二十年代後半、復活の声に応えた息子・清二さんによって再び近江だるまが再開され、その魅力に全国有数の郷土玩具として親しまれたが、昭和五十八年一月、不慮の事故に遭い再び近江だるまは途絶えた。現在は、近江だるま保存会が結成され、復興を目指した復元教室などが開かれている。

 展示では、新たに見つかった六種類を含む計十種類のだるまを紹介するほか、大門氏の郷土玩具コレクション約二百点などを並べている。

 近年、同氏は郷土玩具収集家であることが分かり、その一つひとつには入手情報を書き込んだ手作り箱に収められていた。この箱書きから、収集品は国内だけでなく中国や朝鮮半島におよび、近江だるま創作の参考と思われる全国各地のだるまも集められていた。

 会期は十二月一日まで。開館時間は午前十時〜午後六時。月・火曜休館。なお、今月から土・日曜と重なる祝日は開館し、休館日(月・火曜)に続く水曜を休館とすることから、二十七日を休館、翌二十八日は館内整理のため休館となる。


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「蒲生町青少年育成大会」
子どもの心の叫びに耳傾けて
=朝桜中生徒が喫煙題材に寸劇=

朝桜中吹奏楽部の息の合った演奏
(湖東・蒲生町)
 蒲生町青少年育成町民会議(藤林茂会長)と同町の少年を非行から守るパイロット推進協議会(山田平一郎会長)はこのほど、「平成十四年度同町青少年育成大会」をあかね文化センター小ホールで開いた。

 家庭や学校、警察、地域社会が一体となって青少年の非行防止と健全育成に取り組むことを目的とする同大会には、少年補導員や町民会議の委員ほか、朝桜中学校の保護者など約二百人が参加した。

 朝桜中吹奏楽部のうち二年生九人で構成するグループ“リムナイン”がオープニングを飾り、同部員約五十人が「宇宙戦艦ヤマト」や「風の丘」など計五曲を披露し、軽快で息の合った演奏に来場者は聞き入っていた。また、町の文化祭など学外の行事に積極的に参加し、地域の文化振興に貢献したことが認められ、同部には地域実践活動感謝状が贈られた。

 日野警察署生活安全課生活安全係の松岡美紀少年補導職員は、「補導する側のためだけの大会ではなく、実際に問題に直面している子どもたちや親に足を運んでもらい、非行防止について一緒に考えてほしかったので、朝桜中の生徒に協力を呼びかけた」と、有志の生徒十人とパイロット地区推進協議会委員による寸劇“なんで子どもはタバコを吸ったらあかんの?”を企画し、脚本を手がけた。

 「だんだんおいしくなるんだって」とタバコをふかす男子生徒から、興味本位で手を伸ばす生徒の輪が広がり、パトロール中の補導員が喫煙現場を発見する。素早くタバコを隠す生徒の迫真の演技に、会場からは笑いが起こった。

 警察官も駆けつけ、駐在所で事情聴取を受けた生徒らは、翌日、学校のホームルームでタバコについて話し合う。「吸うのは個人の自由」「大人は吸っている。なぜ子どもはあかんの」と子どもたちの疑問が湧き出る。

 なぜタバコに手を出したかを考え始めた生徒らは、「なんかストレスがたまっていて、吸うとスッキリすると聞いたから」「悪いことしてるだけで大人の気分になりかっこいい」と語り、子どもたちの内面が表現されていた。  

 「同じ法律違反でも、殺人や強盗はかっこいいとは思わない」「法律を守っていく中で自分らしさを出す方がかっこいいと思う」と、台詞とはいえ生徒が発するメッセージに場内は静まり返った。

 また、「子どもたちからのSOS」と題して、彦根にあるビバシティ内の(株)ナショナルメンテナンス警備課保安主任・川村ちずるさん(彦根市青少年指導員)が、万引きをした少年少女とその親と関わった実体験や子どもから届いた手紙を披露。「無謀なことをしていても、子どもたちはいつも親のことを気にかけている。親の犠牲になっている子の心の叫びに耳を傾けてほしい」と強く訴えかけ、子ども本来の姿を受け止められず、愛情を注げていない親が多いことを指摘した。

 非行は、子どもの問題だけではなく、取り巻く環境や地域社会が大きく影響することを忘れてはならない。


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