滋賀報知新(ニュース)平成14年11月28日(木)第13304号


循環型社会へ菜の花プロジェクト

市民参加で苗の移植作業

=八日市市のあすなろファーム農場で=

苗の移植作業を行う参加者
(湖東・八日市市)
 八日市市南柴原町の集落営農組合「あすなろファーム」(井上喜久男組合長)の農場で、菜の花から取った油を使った環境にやさしい循環型社会をめざす菜の花プロジェクトに向けた菜の花の移植作業が、市民らの参加によりこのほど行われた。

 食用に使ったなたね油を回収し、石けんや軽油の代わりに燃料として利用することで、環境への負荷を減らすことができる新たなエネルギーに育てようという活動が全国で取り組まれている。

 八日市市でも八月に設立された市民、学識経験者、市民団体、事業所などが参加する市民ボランティア団体「八日市新エネルギー推進会議」(榎木貞夫会長)が、プロジェクトの一つとして推進に努力している。

 今回行われた移植作業には、同会議のメンバーや同組合の組合員、一般応募の家族ら約三十人が参加。先月の種まきから成長したキザキノナタネの苗を、一株一株ていねいに均等に植え替える作業などを行った。

 来年春には農場約二十アールに菜の花が咲き、今回の参加者らと収穫作業を行って、取れた菜種油の廃油からバイオディーゼル燃料を精製し、組合の農機具などの燃料に使用する計画。

 この日、来年四月に「全国菜の花サミット」が開催される広島県大朝町から保田哲博実行委員長が視察に訪れ、八日市市での市民を巻き込んだ菜の花プロジェクトの始動を見守るとともに、サミット参加を呼びかけた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

碧水ホールでモンゴル映画祭

国内で珍しい11作品一挙上映

=歴史大作「ツォクト・タイジ」など=

17世紀の英雄を描く「ツォクト・タイジ」
(湖東・水口町) 
 水口町の町立碧水ホールは、三十日と十二月一日、七日、八日の四日間、モンゴル映画の傑作十一作品を一挙上映する。同国は草原と遊牧民のイメージが定着しているが、アジア有数の映画製作国であることはあまり知られていない。この催しでは、一九四五年に製作された歴史映画の大作「ツォクト・タイジ」をはじめ、八〇年代以降の民主化までに至る傑作十一作品を上映し、アジアへの理解を深めてもらう。

 旧ソ連の指導のもとつくられた「ツォクト・タイジ」は、十七世紀の民族的英雄ツォクト・タイジとその一族を描いたモンゴル映画史に輝く大河ドラマ。モンゴル侵略を狙う清朝軍、ラマ教の勢力拡大をはかるチベットのダライ・ラマも絡んで戦国の絵巻物が展開していく。

 同館の上村秀裕学芸員は、「モンゴル映画のこれまでの国内上映は、アジア映画祭などで数本取り上げられるのみで、今回のように十一作品も扱うのは珍しい」と話している。

 各回入替制になっている。入場は一回券五百円、二回券八百円、フリーパス前売り二千円、当日二千五百円。上映日程は次の通りで、問い合わせは同館(0748-63-2006)へ。

 ◎30日=「フフーの結婚」「人民の使者」「伴侶」
 ◎12月1日=「迷いの果てに」「また馬に乗りたい」「永すぎた夏」
 ◎12月7日=「モーターの音」「ツォクト・タイジ」
 ◎12月8日=「迎える季節」「はじめの一歩」「手の馬」


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

ウツクシマツ保存に光

県森林センターが遺伝様式解明

特異な形状は劣性遺伝
=害虫に強い品種改良に活用=

人工交配で育てられたウツクシマツ
(湖南・甲西町)
 甲西町平松の山林に自生する国の天然記念物、ウツクシマツの根元から多くの幹がほうき状に広がる特異な形状は、劣勢遺伝であることが県森林センター(野洲町)の研究で突き止められた。この遺伝研究は、マツクイ虫に弱いウツクシマツの保存を目的に取り組まれているもので、同センターは「今回の成果を活用して抵抗性の強いウツクシマツを増やすことができる」と、期待を寄せている。

 ウツクシマツは遺伝子の欠損からできたアカマツの変種で、自生地一帯が大正十年に国の天然記念物に指定された。江戸時代の東海道名所図絵、伊勢参宮名所図会で描かれ、古くから親しまれてきた。近年になってマツクイ虫の寄生が広がり、多くの樹木が立ち枯れの被害にさらされている。

 同センターによると、ウツクシマツの保護・増殖のため、自生地で採取したウツクシマツの苗を昭和四十八年から十年間育てたところ、ウツクシマツ型とアカマツ型が半分ずつに分かれた。

 その後、得られたアカマツ型同士でかけ合わした場合は約二五%がウツクシマツ型、ウツクシマツ型と普通のアカマツをかけ合わせると約九八%がアカマツ型になった。これは、子の代に親の優性形質があらわれ、孫の代には優性形質と劣性形質に分かれる「メンデルの法則」を裏付けるもの。つまり、アカマツの形状が優性形質、ウツクシマツの形状が劣勢形質であることが分かった。

 同センターの油日分場(甲賀町)では、平成三年からマツクイ虫に対して抵抗性の強い品種とウツクシマツの人工交配を行なっている。研究を担当した太田明氏は「孫の代では二五%の確率でウツクシマツができ、将来は自生地に増殖できる」と話している。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

栗東新市長の

国松氏初登庁

=意識改革呼び掛け=

職員から花束を受け取る国松市長
(湖南・栗東町)
 栗東市の国松正一市長(55)は十八日、市職員の拍手に出迎えられて初登庁し、花束を受け取った。

 就任式では、市民主役の行政サービスや、コスト感覚を生かした行政運営を訓示し、市職員に意識改革を呼び掛けた。この後、猪飼峯隆・前市長から業務の引き継ぎを受け、草津市などの周辺市町に就任あいさつに回った。

 国松市長は、公約に▽行財政改革の推進▽湖南地域の合併▽新幹線新駅の設置推進などを掲げる。

 十二月五日開会の市議会では、冒頭で所信表明演説を行なう。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

手づくり郷土賞受賞

大津・柳が崎湖畔公園

=歴史遺産、自然を活用=

市民や観光客に人気の柳が崎湖畔公園
(湖西・大津市)
 柳が崎湖畔公園(びわ湖大津館)が、国土交通省の「手づくり郷土(ふるさと)賞」で表彰された。個性あふれる地域づくりを広く紹介することで、全国のまちづくりの創意、工夫を促すのが目的。

 同公園は今春オープンしたもので、県内初の国際ホテルだった旧琵琶湖ホテルを復元、改修したびわ湖大津館が中核施設。館内には、多目的ホールや会議室、レストランなどを備える。湖畔には約百種のバラを鑑賞できる西洋式回遊庭園が整備され、琵琶湖の風景に溶け込んだ公園として親しまれている。

 今回表彰された理由としては、旧琵琶湖ホテルがもつ歴史、文化性を生かしながら、新たな観光拠点としての活用を図り、琵琶湖の自然と一体となった市民交流の場として整備されたことが挙げられている。表彰式は二十九日に大阪市内のホテルで行なわれ、外池公知助役が出席する。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ