滋賀報知新(ニュース)平成14年12月16日(月)第13324号


扇子に描かれた160畳敷八日市大凧

時代を映す「国家治」

=凧名人の子孫宅で発見 特別展示=

(湖東・八日市市)
 世界凧博物館八日市大凧会館(同市東本町)で、このほど八日市市内で発見された明治時代初期の八日市大凧が描かれている扇子の一般公開が、十四日から始まった。

 扇子は、旧中野村の凧名人と言われた奥田喜兵衛氏の子孫で、同市中野町の奥田博司さん(62)方土蔵で今年九月、扇骨が抜かれ、八日市大凧を大勢の人達が揚げている絵が描かれた和紙の部分だけが広げられ額に納められた状態で発見された。扇部分を広げた大きさは、縦が二十センチ、横が四十四センチ。=写真=

 同館に寄贈後の調査の結果、扇子右側に描かれている上部の額縁の中に国を描き、下部に「治」の文字で八日市大凧のその特徴の一つである絵と文字で意味をもたせる判じもん「国家治(こっかおさむ)」と、左側に添えられた文章から、明治維新や廃藩置県(明治四年)による統一国家体制の成立など、新国家誕生の渦中に生きた人達の夢と希望を込め、明治五年(一八七二)に揚げられた百六十畳敷の八日市大凧であることがわかった。

 同館では、これまでに大凧の図柄がわかっている一番古いものは江戸時代末期の安政五年(一八五八)の百畳敷「豊の里」で、今回の「国家治」は二番目に古い絵の発見となり、たいへん貴重なものとして、市民に見てもらうことにした。

 八日市大凧は、子どもの出生を祝って揚げられたほか、国や地域での大きな出来事や祝い事にも揚げられた。明治時代には各地域ごとの名人達によって競って凧が作られ、二百畳敷以上の凧も多く揚げられていた。

 展示は来年一月二十七日まで。入館料、一般二百円、小中学生百円。水曜日、第四火曜日、祝日の翌日、十二月二十八日から一月二日休館。問い合わせは同館(TEL0748―23―0081)まで。


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しぼりたて新酒

「初舟」をどうぞ

=近江酒造今季1号=

(湖東・八日市市)
 八日市の地で歴史と伝統を誇る酒造会社、近江酒造から新酒がいよいよ登場する季節となった。今年も、良質の米と自然の恵み豊かな鈴鹿の伏流水が育んだ、第一号のしぼりたて新酒「初舟(はつふね)」の誕生だ。=写真=

 滋賀県産のキヌヒカリと兵庫県産の山田錦を使って醸造された新酒は、バランスのとれた穏やかな味と香りの新酒独特の風合いが、なんともたまらない。

 五度から十度に冷やせばちょうど飲みごろ。今ごろの季節なら常温の冷や酒も口当たりがよく、女性左党にもおすすめ。

 一・八リットルびん二千円、七二○ミリリットルびん九百五十円、三○○ミリリットルびん四百五十円、贈り物などにも喜ばれるクリアケース入り三○○ミリリットルびん五百円で、市内の酒販店などで好評発売中。


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蒲生協友会

福祉など9施設に寄贈

=もち米や手作りハム=

(湖東・蒲生町)
 蒲生ゴルフクラブと取引する企業で組織する蒲生協友会(広瀬三十二会長)はこのほど、年末恒例のチャリティゴルフコンペで寄せられた募金を基に、日野・蒲生町内の福祉施設を中心にもち米や手作りハムを寄贈した=写真=

 今回で十九回目となる同コンペには、四十八企業から五十二人が参加し、蒲生ゴルフクラブのコースを満喫した。

 会場では、もち米一俵が県立日野渓園と県立しゃくなげ園、特製手作りハム一箱(二・五キロ入り)が老人ホームさつき荘と老人ホーム白寿荘、老人ホームリスターあすなろ、老人ホーム誉れの松、わたむき共同作業所、ケアハウス蒲生野、クリスマスプレゼントが蒲生ゴルフ保育園へ、それぞれ施設代表者に手渡された。

 広瀬会長は、「一年の最後に何か役立つことをしようとの主旨で始められてから、早十九回目を迎えた。今後も継続してチャリティーゴルフを催し、奉仕活動にも力を入れていく」と話していた。

 


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甲賀寺の大仏造顕に手がかり

信楽で大規模鋳造工房跡を検出

巨大梵鐘と大仏台座の鋳込も
=15日 現地説明会を開催=

鋳造作業の想定図(県教委文化財保護課の提供資料から)
(湖南・信楽町)
 県教委はこのほど、信楽町の鍛冶屋敷遺跡から銅製鋳造の大規模工房跡と巨大な梵鐘の鋳込み遺構などが見つかった、と発表した。工房跡は、紫香楽宮(しがらきのみや)の重要施設・甲賀寺の銅製鋳造を担った官営工房とみられており、県教委では「大仏を安置するための甲賀寺の全容を知る手がかりとなるうえ、当時の鋳造技術、官営工房を探る貴重な発見」と評価している。

 紫香楽宮は天平十五〜十七年間(七四三〜七四五)に聖武天皇によって営まれた宮で、甲賀寺は東大寺(奈良県)の大仏造立以前に造顕計画された重要施設として知られている。しかし、天平十七年、聖武天皇が奈良の平城宮に戻ったことから甲賀寺での金銅盧舎那仏像製作は頓挫し、東大寺において受け継がれることとなった。

 工房跡は、この甲賀寺跡と推定される紫香楽宮跡から北東約四百メートルで見つかり、直径約一メートルの溶解炉九基と鋳込み遺構十一基が検出された。規模は、約七メートル間隔で配した二列の炉が五十メートル以上にも渡り、資材置き場と思われる掘立柱建物跡も付属して見つかった。

 これらの遺構は大きく三段階を経ていることが分かった。第一段階は、堀立柱建物(幅四メートル、長さ三十メートル)の柱堀方に遺物が混入していないことから、同遺跡における最初の建築物と推測される。第二段階は、掘立柱建物を埋め込んで溶解炉と鋳込みをセットにした鋳造工房で、大仏造立に向けた繁忙期を示す。第三段階は、梵鐘(高さ約二・七メートル、直径約一・八メートル)の鋳込み遺構と、六角形の台座の鋳込み遺構(一辺一メートル、内径二メートル)であり、出土状況から同遺跡における鋳造作業の最終段階を物語っている。

 見つかった梵鐘は、奈良時代のものとしては東大寺に次ぐ大きさで、中空を形成した中子(なかご)もほぼ原形のまま見つかった。また、六角形の台座は仏像の台座と推定され、中子や台座の鋳込み遺構が出土したのは全国で初めてのこと。いずれも、紫香楽宮が機能していた七四〇〜七六〇年代の遺構と推定される。

 現地説明会は十五日午前十時から午後三時まで行われる。小雨決行。最寄りの交通機関は、信楽高原鉄道紫香楽宮跡駅(徒歩十分)、帝産バス雲井駅(徒歩二十分)。問い合わせは県文化財保護協会(077―548―9780)へ。


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世界水フォーラムin滋賀

PRポスター完成

=ヨシ舟、ふなずし 滋賀らしいイラスト=

滋賀らしさを表現した「世界水フォーラム」ポスター
(全 県)
 県はこのほど、来年三月十九〜二十一日に開かれる「第三回世界水フォーラムin滋賀」のPRポスターを作成し、県内の市町村や地域振興局等に配布した。

 フォーラムの周知を図るとともに、テーマ『水といのち・ひと』を親しみやすいものとするポスターで、誰もが気軽に参加できる場を目指して楽しいイラストを採用した。

 また、ヨシ舟や名産「ふなずし」、ビワコオオナマズなど、滋賀や琵琶湖を代表するイラストも添え、滋賀県らしさを併せて表現している。

 作成枚数はB1サイズ百枚、B2サイズ千枚で、一月からはJR西日本や京阪など計五十五駅にも配布する予定。

 ポスター希望者には無料配布も行っている。

 問い合わせは、県庁本館四階の同フォーラム滋賀県委員会事務局(電話077―528―3354)へ。


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