滋賀報知新(ニュース)平成14年12月19日(木)第13328号


琵琶湖疏水アニメ映画に

故手塚治虫さんの虫プロが製作

世界水フォーラム会場で上映
=水と人の共生の歴史描く=

難工事だった第1トンネル(大津市三井寺町)
(全 県)
 明治期における京都市の一大事業だった琵琶湖疏水建設を取り上げたアニメ映画の製作を、漫画家の故手塚治虫さんが設立したアニメ製作会社「虫プロダクション」(東京都練馬区)が進めている。来年三月の世界水フォーラムに合わせたもので、滋賀、大阪、京都のフォーラム会場で上映した後、学校や公共施設などで自主上映する。

 同映画の原作は、作家の田村喜子さんの小説「京都インクライン物語」で、アニメと実写映像、コンピューターグラフィックを合わせて上映時間七十分を予定。監督・脚本は、日本アニメーションの草分け的存在で「ジャングル大帝」を手がけた山本暎一さん、キャラクターは若い女性に人気の漫画家・内田春菊さんが担当する。

 映画の舞台は、東京遷都で沈みきった明治初期の京都市。当時の知事、北垣国道が街の活気を取り戻すため、大津から京都へ琵琶湖の水を引く「琵琶湖疏水」を計画し、工部大学校(現在の東京大学工学部)を出たばかりの田辺朔朗を土木技師として抜てきした。

 当時の市の年間予算の十数倍に当たる百二十五万円が投じられ、明治十八年(一八八五年)に着工した。とくに大津市の長等山をくり抜く第一トンネル(大津市三井寺町│藤尾奥町間の二・四キロ)は、地下水があふれるなど難航したが、新工法を導入してクリアーした。五年後の明治二十三年には完成し、水力発電を利用した新しい工場が建てられたほか、路面電車も走り出し、京都市はにぎわいを取り戻した。

 映画では、現代の女子高生キョウコがタイムスリップして当時をリポートする設定で、華やかな着工から、思わぬ大事故や、完成を喜ぶ市民の姿を追いながら、難工事に挑んだ人々の姿を描く。

 同社は「当たり前のように生活を支えている水、それに関わってきた人間の歴史を考えるきっかけになれば」としている。問い合わせは同プロダクション関西事務所(075-581-0066)まで。


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湖国の風景守って!

ヨシ刈り参加募る

=県内各地で実施=

(全 県)
 (財)淡海環境保全財団は、県内各地で行っている琵琶湖ヨシ刈り「ヨシ行こう!一万人キャンペーン」の参加者を募集している。

 県の自然の原風景である琵琶湖周辺のヨシ原を保全するため、同財団では冬期にヨシ刈りを実施している。また財団だけではなく、地元自治会やボランティアでヨシ刈りをやろうという運動も盛んになってきているため、来年三月三十一日まで琵琶湖のヨシ刈りに参加してもらおうというもの。今年度ヨシ刈りイベントは、次の通り。

「新旭町ヨシ刈りボランティア」=十二月二十二日、場所・新旭町針江。問い合わせ・新旭町(0740―25―8123)

「守山湖岸ヨシ刈り」=来年一月十二日、場所・守山市今浜。守山市企画政策課(077―582―1162)

「大津市民の応募ボランティアによる市民ヨシ刈り」=同月二十六日、場所・大津市雄琴六丁目地先アクティバ前。大津市環境保全課(077―528―2735)▽「志賀町ヨシ刈り」=同月二十六日、場所・志賀町小野付近。同財団(077―524―9434)

「西の湖ヨシ刈りボランティア」=二月十一日はB&G安土町海洋センター周辺、十五、十六、二十二、二十三日は安土町西の湖ヨシ原、三月二日は近江八幡市円山。0748―46―2006(二月)、0748―32―2177(三月)へ

「草津市下物ヨシ刈りボランティア」=二月二十三日、場所・草津市下物町地先道の駅ヨシ原。草津市グリーンプラザ道の駅(077―568―1208)。


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栗東歴史民俗博物館

=下戸山の歴史文化展=

(湖南・栗東市)
 栗東市下戸山の歴史文化を取り上げたテーマ展が、栗東歴史民俗博物館で開かれている。同展では、古墳時代、中世時代、近世時代、近現代の各コーナーに分けて展示し、下戸山の成り立ちと変遷を紹介している。二十三日まで。

 同地域は、古代豪族・小槻氏の本拠地が置かれ、栗太郡の中心地だった。中世は寺院の荘園、土豪の領地となり、江戸時代は膳所藩領、旗本の知行に分かれた。明治維新後は町村合併を経て、昭和二十九年に栗東町の一部となった。

 近世コーナーで展示されている二枚の下戸山村絵図は、江戸期の元禄六年(一六九三年)、宝歴六年(一七五六年)に描かれたもの。同地域の伝承では、金勝川北側にあった集落が水害でなくなったとしているが、絵図によると前半に記された三集落が、後半の絵図では姿を消していることが分かる。

 入場は大人二百円、大学高校生百五十円、小中学生百円。問い合わせは同博物館(077-554-2733)まで。

 


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古代ロマンへ思いはせる

栗東市 新開西古墳群で説明会

=熱心な歴史ファンら参加=

3号古墳から出土した有蓋長胴棺
(湖南・栗東市)
 栗東市教育委員会はこのほど、同市安養寺町で見つかった古墳時代末期七世紀の新開西古墳群の現地説明会を開き、小雨にも関わらず市内外から約五十人の歴史ファンが参加した。

 古墳が見つかった現場は、新開古墳群と同じ尾根上、西隣りで、一-四号墳まで確認された。周辺は、毛刈、山ノ上、大塚越など中後期の古墳が分布する。石取りのため、棺が納められていた横穴石室の破壊されていたが、副葬品の須恵器、金環などから年代が特定された。

 中でも全国的に珍しい発見が、三号墳から出土した長さ百十センチ、口径四十九センチの「須恵質有蓋長胴棺」。

 棺は砲弾のような形状で、鉢状のふたを安定させるため口縁部に鍔がついている。また、ふたの脱落を防ぐため、ヒモを通す耳が四カ所に付けられている。

 出土事例は全国で五遺跡、七例しかなく、近畿圏に分布していることや、七世紀中期以降に限定されることから、何らかの共通点があると見られる。古墳から火葬墓への変遷過程にある有力者層の墓制を考える上で、重要な資料とされる。

 説明会の参加者は、担当技師から概要を聞いたあと、「古墳群の埋葬者は一族なのか」「須恵器はどこで製作されたものなのか」など活発に質問していた。


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懐かしの名優ジョン・ウェイン

主演映画9作品を上映

=びわ湖大津館で新春4日間=

大津港に立ち寄ったジョン・ウェイン
(湖西・大津市)
 アメリカの名優、故ジョン・ウェインの主演映画の上映会が、一月一日から四日までびわ湖大津館(大津市柳が崎)で開かれる。

 ハイビジョン用の二百十インチ大型スクリーンを設置し、出演作品の中から九作品を上映する。入場無料。

 ジョン・ウェインは、映画「黒船」の撮影のため昭和三十二年に来日、旧琵琶湖ホテルに宿泊したことがある。昭和五十四年(一九七九年)、七十二歳で亡くなるまで大津の思い出をよく語っていたという。上映スケジュールは次の通りで、かっこ内は上映時間。問い合わせは同館(077-511-4187)へ。

 【1月1日】駅馬車(13時)リオ・ロボ(15時半)

 【1月2日】アパッチ砦(10時)赤い河(13時)勇気ある追跡(15時半) 

 【1月3日】リオ・ブラボー(10時)黄色いリボン(13時)捜索者(15時半)

 【1月4日】騎兵隊(10時)


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