滋賀報知新(ニュース)平成14年12月28日(土)第13338号


3町合併破たん

「解散」告げる終結宣言

=きょう 臨時議会で最終決定=

3町合併の白紙撤回が決まった第12回安土町・五個荘町・能登川町合併協議会
(湖東・広域)
 三町合併を進める事は不可能、これをもって終結します―。二十五日に開かれた第十二回安土町・五個荘町・能登川町合併協議会で、法定協議会の解散を告げる「終結宣言」が行われた。

 あと一項目で全ての確認を終える予定だった三町合併協議会、この日の会合は、十二日に五個荘町議会が合併枠組みを見直し、二市五町合併への参画を求める決議をしたことを受け、小串勲・五個荘町長、杉山忠蔵議長から説明を受けた。

 小串町長は「このような結果を招き、委員には深くお詫びする」と謝罪したうえで、「町議会の枠組み見直し決議には私自身も驚いた。なんとか説得し、このまま三町でとも思ったが、議会と対決して進めてよいものか。社会や政治は生きており、その時その時の状況把握は大切だ。行政として最後の決断をすべき時と考える」と、枠組み再編の意志を示した。

 また「二年をかけて住民説明したにも関わらず、『三町合併』が良いと答えた町民は三割にも満たなかった」と、町区長連絡協議会のアンケート結果も転換理由に挙げている。

 破綻の要因と考えられている新市名については「庁舎の位置にも協力、新市名も多少の不満は残るものの協力してきた。苦労を共にした仲間が何故このような決断をしたのか、心の苦しさを理解されず残念。以前にも相手の事を思いやることが必要だと話したことがある」と苦渋をにじませ、町民間に広まった疑問の事実も伝えた。

 これに対し、安土町・能登川町の委員から「三町で創る家が九割方完成してから『建てません』とはどういうことか」「将来の町づくりを真剣に考えてきた時間と労力は何だったのか」と反発が続いたが、このあと別室で開かれた代表者会議(各町の町長、議会代表者、学識者代表の計九人)で、全委員が協議会解散に賛成。会長の小串町長から「終結宣言」が伝えられた。

 記者会見で、仙波秀三・安土町長は「私は合併に誘われた立場、悔しいに尽きる。この二年間は何だったのか?市名は公募し、小委員会の選定を経たものであり、強引な主張でも工作でもない」と五個荘町を指弾。杉田久太郎・能登川町長も「悔しい、無念だ。振り返っても仕方がないが、今になってなぜ枠組み見直しなのか。合併は量より質であり、広域は第二段階でしたいと思っていた。しかし喧嘩別れではない、今後も三町仲良くやっていかなくてはならない」と話した。

 これを受け、各町議会は二十七日に臨時町議会を開き、協議会廃止の議案を提案、正式に解散議決を行う。


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突如やってくる 冬将軍

八日市市の雪寒対策計画

除雪は66路線65キロに及ぶ
=豪雪時 職員配備体制を強化=

突如の雪に見舞われた八日市市内
(湖東・八日市市)
 本格的な冬の到来を迎えた八日市市は、降雪時の除雪活動などを盛り込んだ雪寒対策計画をまとめ、市民の足に影響を及ぼさないようにと、関係部課長を中心に即応体制に備えている。

 期間は今月一日から来年三月二十日の百十日間で、気象情報の把握や配備体制、豪雪時の職員動員ほか、積雪十センチ以上になった場合の道路や踏切の確保など、迅速かつ適切な除雪作業を行う。

 除雪活動への配備は、都市建設部長の指示に基づき道路河川課の職員(十人)で体制を組み、豪雪などの状況によって都市建設部全体(約四十人)にも応援を求める。大雪注意報や風雪注意報が発令された時は、融雪剤設置状況(十八か所)や凍結予想箇所への重点パトロールを強化する。

 積雪十センチ以上になれば、市道緊急確保三十八路線(四十六・九キロ)の除雪作業を委託業者に依頼し、主要幹線道路の交通確保に努める。二十センチ以上に達した場合には、さらに範囲を拡大し二十八路線(十七・六キロ)と、近江鉄道踏切(十か所)の除雪を八日市建設工業会などに依頼する。なお、国道と県道の除雪は東近江地域振興局建設管理部が行い、名神高速道路は日本道路公団名古屋管理局が担当する。

 近年にない大雪に見舞われた平成三年の年末は記憶に新しい。名神高速道路通行止めの影響で、他府県ナンバーの大型車両が国道421号にあふれ、除雪作業に大きな支障をきたした。市内の道路は大渋滞を引き起こし、ごみ収集など市民生活に大きな影響も与えた。これらの教訓を生かした雪寒対策計画がまとめられ、これから本格化する冬将軍を迎かえ撃つことにした。


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カラー写真など添えわかりやすく

案内板 観光客に大好評

=愛知川町 パンフレットも常置=

わかりやすいと好評の観光案内板
(湖東・愛知川町)
 近江鉄道愛知川駅隣の駐車場に観光案内板が設置され、観光客などから好評を得ている。

 十月末に開催された第十六回中山道宿場会議愛知川大会を前に設置されていたものだが、今年は中山道開通四百年を記念して全国から歴史ある中山道愛知川宿を訪れる観光客も多く、町観光の水先案内役として、「たいへんわかりやすい」と町を訪れる人達を喜ばせている。

 案内板は、縦二メートル、横三メートルの大きさで、町内の地図と主な観光スポットなどのカラー写真と説明が添えられている。また、案内板脇には観光パンフレットの入った箱も設置され、よりくわしい情報を得ることができる。

 


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にぎやかなクリスマス

入所者ら約100人バレエや民謡満喫

=特別養護老人ホーム「誉の松」で=

会場から自然と手拍子が起こった内海会メンバーの踊り
(湖東・日野町)
 日野町深山口にある特別養護老人ホーム「誉の松」(伊谷満施設長)で二十五日、クリスマス&お誕生日会が開かれ、SBC(シマバレエクラス)と内海会が同ホームを訪れ踊りを披露した。

 老人ホームの入所者など約百人が集まった食堂に、華やかな衣装を付けた愛らしいバレリーナが登場すると、「かわいいね」とお年寄りの顔も自然とほころんだ。

 「赤ずきん」や「木靴の踊り」、「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」など、優雅な踊りに、お年寄りは釘付けとなり、手を動かしたり、リズムをとったりと同じように踊っている感覚を味わった。

 昨年六月に立ち上げられたシマバレエクラスでは、日野町のわたむきホール虹で毎週水曜日と隔週金曜日に練習を行っている。講師の梅垣志麻さん(26)は、「先月日野町の文化祭で発表したものを、子どもたち十五人が精一杯踊った。お客様のこんなに近くで子どもたちは踊ったことがないので、とても緊張していた。また、こういったボランティアができる機会があれば是非参加したい」と話していた。

 また、蒲生町内で活動している内海会(八人)は、洋風な発表から一転して、和の世界を演出した。秋田の民謡「おこさ節」や「花笠音頭」、「沖縄民謡」など、慣れ親しんだ日本の音楽に、手拍子や口ずさみながら楽しんでいた。

 最後は、全員でジングルベルを歌い、賑やかなクリスマスを過ごしていた。


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農業が担っている

環境保全に対価が必要

=近江八幡市農業セミナー=

環境保全型農業の重要性を説く横川教授
(湖東・近江八幡市)
 国土を守るとともに自然環境の保全に大きな役割を担っている農業。減反による米生産量の自主規制化が打ち出される中で新しい農業の姿を模索する近江八幡市の「農業セミナー」が午後7時から市文化会館小ホールで開かれ、農業関係者約150人が参加した。

 今回のセミナーでは、環境を最重要課題として取り組まれているヨーロッパの美しい農村風景にスポットを当て、保全への取り組みとその実態、環境保全での農業の役割と理念などについて九州大学大学院の横川洋教授の講演「先進諸国の農業環境施設」に耳を傾けた。

 横川教授は、ヨーロッパで取り組まれている美しい景観のスライド写真を投影しながら「日本で米を作ることは、田を作ることであるが同時にのどかな農村風景や動植物の生態系を守る公益的な貢献を果たしている。この社会的な貢献を消費者が気づき、その恩恵に似合う対価の支払いや汗をかく作業に関わり、農家が築いてきた環境保全への貢献度をもっと見直す必要がある。今後、日本の農業が環境保全型に推移していくヨーロッパから学ぶことが大切だ」と説いた。


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