滋賀報知新(ニュース)平成15年1月16日(木)第13354号


市民派・関氏が再選目指す

4月22日告示の甲西町長選挙

公共交通の向上、合併を重視
=対立候補は一本化絞りきれず=

関治夫町長
(湖南・甲西町)
 四月二十二日に告示される甲西町長選挙は、再選を目指す関治夫町長67(菩提寺)が出馬表明したほか目立った動きはないが、「選挙戦になるのは必至」というのが関係者の見方だ。一方で、「関町長は議会軽視し、独断専行が目立つ」と不満を抱く一部町議は、町長候補擁立を昨年夏から水面下で進めている。下馬評には生田邦夫町議54(中央二丁目)、谷畑忠彦町議62(岩根)の名前が浮かんでいるが、まだ一本化には至っていない。そこで今回は、すでに出馬表明した関町長に焦点を当ててみた。


 公約としては主に(1)「公共交通」(2)「農業」(3)「都市対策」(4)「合併問題」の四点を挙げ、「さらなる改革を積み上げ、しっかりとした日本一すみごたえのある町を築くことが私に課せられた責任」と意欲を燃やしている。

 具体的には、公共交通では町内巡回バスの増便のほか、JR草津線発着本数を現在の三十分間隔から二十分間隔への縮小を訴える。このため、JR甲西駅周辺のほ場整備にあわせ、上下列車がすれ違いするのに必要な路線確保のため土地取得を検討している。道路については、国道1号線をはじめ交通量の多い道路が同町を通過するため、子どもの安全を守る道づくりを挙げている。

 また農業では、学校給食で一昨年から地元野菜、昨年からは一〇〇%地元米を使っていることを取り上げ、「子どもたちの郷土に寄せる思いを育てつつ、農業の後継者問題を解決したい」としている。また各地区の営農組合設立など、ソフト面の基盤整備を重要としている。

 都市対策に関しては、長年の懸案であるJR三雲駅前整備のほか、JR甲西駅周辺の市街地づくりも挙げる。「例としては、老朽化に伴う甲西中学校の新築移転というケースもある。ほ場整備に合わせて都市対策をしたい」としている。

 また石部町との合併協議では、「行政レベルで信頼関係を築きながら進めている。今後は町民レベルの信頼関係を高めるのが大事。両町の良さを尊重して良い方向へもっていきたい」と意欲的。昨年は九地区に分かれて説明会を実施していたのを、今年は自治会レベルで三十三カ所に掘り下げ、情報提供の徹底を目指す。

 このほか、従来から進めてきた公立病院構想については、公約として掲げない方針を示した。理由としては、県が定める甲賀地域基準ベッド数がわずかで参入枠がないことや、町財政が厳しいことを説明した。研究会が示した提言の扱いは、「将来の選択肢として考えているので保留し、今後のケースとして位置付けたい」としている。

 関町長は昭和三十四年三月に早稲田大学第一理工学部卒業。同年入社した東京芝浦電機(現・東芝)を経て、同四十年から平成七年まで日本IBMに勤務。町議を昭和五十五年から五期務め、平成十一年に甲西町長初当選。歩くスキー


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

改革か、それとも継続か

19日告示の守山市長選

甲斐市長と山田氏の一騎討ちか
=意外にも両者互角の争い!?=

(写真は、アイウエオ順)
3選目指す甲斐氏
リベンジの山田氏
(湖南・守山市)
 この十九日告示、二十六日投開票の守山市長選は、三選を目指す甲斐道清市長(65)=現職=と、福祉のNPO法人理事長で市会議員の山田亘宏氏(56)=新人=との一騎討ちのが予想されるが、事実上、激しい選挙戦が繰り広げられている。そこで「改革か、それとも継続か」を争点に、ほぼ互角の戦いになっている守山市長選動向を追ってみた。                         【石川政実】

 ●8年前の再現

 平成七年に行われた守山市長選は、高田信昭前市長の後継者の甲斐氏、山田氏、市会議員から転出の三谷信夫氏の三新人の争いになったが、甲斐氏一万千三百七票、山田氏一万四百八十七票、三谷氏四千七百九十五票=投票率六〇・九二%=と、甲斐氏が山田氏と大接戦の末、初当選を果たした。十一年の市長選は、甲斐氏が無投票で再選した。今回は、甲斐氏に山田氏が八年ぶりに再挑戦する。

 ●栗東の轍を踏むな

 甲斐陣営は、二期八年の現職の強みを発揮し、自民、民主、公明、連合滋賀、各自治会の推薦などを取り付け、市会議員も共産二人と山田氏を除く十九人が応援するといった磐石の体制だが、「油断したら栗東市長選の二の舞いになる。地道に足で稼げが合い言葉」(武富寛幸後援会事務長代行)と引き締めに躍起だ。

 このため昨年十一月末から、市会議員が市政報告会の形で、甲斐氏のミニ集会を二十〜三十カ所で開催している。また今月十一、十二、十三日には、第二次ローラー作戦を実施し、後援会だよりや後援会入会の勧誘はがきなどを全戸配布した。さらにこの十五日には、千人規模の後援会総集会を守山市民ホールで開催し、山田陣営の戦意喪失を目論む。一方、女性票については、宇野治県議の後援会の女性組織を活用し、掘り起こしに力を注いでいる。

 選対副本部長に予定されている堀井隆彦市議会副議長は「今回は、甲斐市長に一軒一軒しらみ潰しに訪問してもらっているのが特徴だ。また市会議員による動員をチェックするために、十五日の総集会でも整理券を発行し、参加者の管理を徹底させていく」と攻撃の手を緩めない。

 ●市民派の手づくり選挙 

どの政党からの推薦も受けず、市会議員や県会議員の応援もない中、山田陣営が頼りとするのは、六〇%を占めると見られる無党派層だ。このため、市内の団地、マンションをくまなく回るとともに、昨年十二月からJR駅前で朝立ちを続けている。陣営の運動の担い手は、山田氏が理事長を務める高齢者のデイサービスを行うNPOの利用者やホームヘルパー講習会の受講生らで、まさに市民による手づくり選挙となっている。

 この十二日、約三百人を集めた総決起集会では、顧問の小島幸雄元県議が「活気のないJR守山駅前や地元商店街を見れば一目瞭然だが、当市は草津、栗東両市に比べて大きく立ち後れてしまった。これは、高田前市長、甲斐現市長の失政によるものだ。とくに一部市議が牛耳っている甲斐市政の責任は重大だ」と甲斐市政を厳しく批判。さらに「昨年、赤野井湾の水質浄化のグループが水道水の四塩化炭素汚染の特定などを甲斐市長に求めたところ、行政への干渉と怒った市長がそのグループへの補助金の停止を公言したと聞くが、甲斐市長こそ責任をとって辞職すべきだった」とも。

 「改革か、それとも継続か」が争点になっている同市長選は、意外にも山田氏が孤立無援ながら、互角の戦いを繰り広げており、栗東市長選で見られた“官から民へ”の風が守山市でも流れ始めつつある気配だ。ただ盛り上がりがいま一歩だけに、両陣営とも「投票率が五〇%程度で、一万三千票が当選ライン」と厳しい見方をしている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

学校巡る落語家・桂三風さん

草津市で 初の里帰り公演

=18日 市民交流プラザで開催=

子どもたちに落語の楽しさを広げる桂三風さん
(湖南・草津市)
 草津市出身の落語家・桂三風さん41(本名・竹田俊英、吉本興業所属)は、十八日午後二時からフェリエ南草津内の市民交流プラザ多目的ホールで初の里帰り公演を開く。昭和五十九年に桂三枝さんに弟子入りして以来、大阪を拠点に活動してきたが、家族や友人の要望があって実現した。

 三風さんは創作落語を得意とし、その数は百五十本。現在は、落語を子どもたちに親しんでもらおうと各地の小学校を巡り、ワークショップ形式で持ちネタを披露している。そんな活動を始めたきっかけは、師匠の三枝さんがテレビ番組の企画で母校を訪れ、落語を通して子どもたちと触れあう姿を見てから。

 「落語の笑いを理解できないと思っていた今の子どもたちが、師匠の話に釘付けになっているのを見て感動した。全国の学校を回るのは若い私の仕事と決め、子どもたちの笑いを育てていこうと決心しました」と、活動を始めた三年前を振り返る。

 今回の里帰り公演では、あえて得意の創作落語を選ばず、三百年の歴史を持つ話芸を楽しんでもらおうと古典落語を披露する。演目のひとつ「動物園」では、子どもからお年寄りまで想像の世界を楽しめる客席参加型の趣向を凝らす。

 入場は一般千円、中学生以下五百円。共演は淀家萬月さん、ソプラノ歌手の山本久代さん。問い合わせは実家の竹田さん方(077-562-7095)まで。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

県建設産業

団体連合会が

=大津で新年祝う=

あいさつに立つ桑原会長
(湖西・大津市)
 社団法人・県建設産業団体連合会の新春賀詞交歓会が九日に大津プリンスホテルで開かれ、会員ら二百五十人が参加、建設業の発展を誓った。

 この中で桑原武彦会長は、「不況が続く中で県の財政は苦しい。強化するには県民が懸命に働くしかない。建設産業も安くていいものをつくる。これまでのように役所に仕事をもらうだけではいけない。自分たちで産業をつくらないといけない」と、新年の決意を述べた。

 続いて国松善次知事は、「税収が十五年前と同じ水準まで落ち込んでいる。歳出をただ縮小するのではなく、新たなモデルをつくれる県にしたい。県内では高速道路や大学、病院の建設が進められ、未来に向かって暮らしと産業のモデルづくりを行なわれている」とあいさつした。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

無添加化粧品のファンケル美健

日野町大谷の工業団地に進出

=地元採用100人を計画=

ファンケル美健が取得した医薬品製造工場
(湖東・日野町)
 化粧品と健康食品の製造販売を手掛けるファンケルの子会社・ファンケル美健(本社・横浜市、従業員百六十人)はこのほど、医薬製剤メーカー・日本ベーリンガーインゲルハイムが所有する日野町大谷の工場を取得し、九月から稼動すると発表した。

 同社は現在、本社のある横浜工場、千葉県流山市の千葉工場で無添加化粧品、健康食品を製造している。今回の県内進出は、地震などの災害に備えて生産拠点の分散化を図ったもの。久保良三社長は「地震が発生して千葉工場がストップしても、滋賀県で対応できる体制を整えたい。将来的には西日本進出の足掛かりにしたい」と話している。

 十三億六千五百万円で取得した工場は、土地九万二千六百平方メートル、建物一万六千九百平方メートル。滋賀工場では、同社の売上げ四百億円のうち二百億円を生産する。設備はそのまま使用し、二十三億円をかけて生産ラインを整備する。口紅や洗顔パウダーを製造する化粧品部門を担い、横浜工場は健康食品に一本化する。

 日野町に進出した理由としては、▽地盤が安定しているためコンピューター保管地として適している▽医薬製剤設備の転用でコスト削減が図れる▽名神高速道路八日市インターに近く物流面で最適の三点を挙げている。

 新工場の従業員(正社員、パート)百人は現地採用を計画しており、横浜工場から転勤する四十人と合わせて百四十人規模になる見通し。これに対して奥野弘三日野町長は「近年の経済情勢など考えると非常に喜ばしい。地元雇用についても大きな期待を寄せている」としている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ