滋賀報知新(ニュース)平成15年1月21日(火)第13359号


民意の集約に乗り出す

八日市市が70会場で説明会

2市5町の合併枠組みを疑問視
=請願や3地区自治会要望を受け=

中野公民館で開かれた説明と意見を聴く会
(湖東・八日市市)
 八日市市は、二市五町の合併枠組みに関し、議会側が協議会設立を継続審議との判断を示したことから、住民の意見を集約したいとして、自治会単位に説明会を開いている。十九日までに二十九会場で市民の声を聞き、今月中に四十五会場で説明会を持つ。住民から出された意見を来月早々にも集約するが、明確な方向性が見い出せない場合には、再度の住民アンケートに取り組む方針だ。

 八日市市を取り巻く合併枠組み問題では、設立の一市三町協議会(八日市・蒲生・日野・永源寺)に参入を申し出た一市二町(近江八幡・愛東・湖東)の要請を受け入れ、将来の大同合併の一段階にと二市五町で確認書を交わし、昨年十二月議会での議決を目指していた。

 しかし、この間に行われた住民アンケート結果に反しているとして、市民団体(代表・山田正次郎元市長)から、再度「民意を確認して決定すべき」との請願が市議会に出され、同様の趣旨の要望が三地区(玉緒・建部・御園)から市長、議長に提出されている。

 これを受け、市側が提案した二市五町協議会設立に、議会側は待ったをかけ、提出議案を継続審議と決めた。これには、協議を進める三町(安土・能登川・五個荘)から、アンケート結果に基づき五個荘町が離脱を決め、八日市市を中心とする二市五町への参入意向を示したことも、継続審議にした理由の一つに挙げられている。

 説明会では、これまでの経緯とともに、配布した資料に基づき、二市五町の財政状況や今後に迫る大型事業を中心に、出席の住民から意見を聴いた。

 比較的財政状況の良い八日市市に大型事業が少ないのに対し、財政難の近江八幡市は目白押し。市民病院の改築はじめ、火葬場、ゴミ処理場、し尿処理施設の老朽化から、広域(一市七町)に参入していない近江八幡市は独自の改築に迫られている。

 これらを危惧する住民から、二市五町合併後の新市まちづくりで八日市市は「財政の持ち出しは明らか」として、東近江の合併に関し「(八日市・近江八幡を分離し)段階的に進める必要がある」との意見が出された。

 また「大きければ良いと思わない、適正な規模は」の質問に対し、市側は「これまでの説明の通り、行政効率から人口十万から十五万人が良い」との判断を示した。一方、推進要望の平田地区と同様に「二市五町で取り組んでみて、まちづくりで検討しては」との見解も示されている。

 このほか「市長の指導力がないのでは、はっきり決断すべき」では、一市三町協議会の会長として苦渋の選択から、二市五町協議会立ち上げを決意し議会に提案された。しかし、請願や要望を受け継続審議なったことで、最終決断に民意を反映したいとして、今回の説明会を開き「市民の意見を聴くに至った」と理解を求めた。

 合併枠組みに関し八日市市は、今回の説明会で得た意見を来月早々にも取りまとめるほか、要望が提出されていない残る四地区自治会の動向を判断材料に、住民アンケートも視野に、今後の方針を決めるものとみられる。


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一年間留学で国際人めざす

今春開校 中学で入試

=滋賀学園中高一貫の第一期生=

試験問題に取り組む受験生
(湖東・八日市市)
 新年度から中高一貫教育をスタートさせる滋賀学園で、中学校の第一次入学試験が十九日に行われた。

 建築中の中学校校舎隣にある高校の教室を試験会場に、県内外の公立、私立中学校から専願、併願で受験した小学六年生が、作文(専願)や、国語・算数・理科・社会(併願)の試験問題に取り組んだ。

 また、試験のあとの親子での面接を控えた保護者も、控室でわが子の健闘を祈りながら、神妙な面持ちで試験開始のチャイムを聞いていた。

 新年度からは県立の中高一貫教育も県内で始まり、私立と合わせて保護者の関心も高い。特に私立では、一貫教育の利点を生かした個性的な教育を打ち出している。

 滋賀学園ではカナダやニュージーランドの高校と提携して、全国的にも珍しい高校留学コースを設定、英語力や国際感覚を身につける教育に成果をあげている。

 今回の中学開校で、中高六年間に三期のサイクルを設定して、高校一年生の一年間を留学にあてるなど、その内容をより充実させることをめざす。

 二十二日に今回の第一次入学試験の合格発表があり、そのあと二十六日にはすでに募集が締め切られている第二次入学試験(二十九日合格発表)、二月二日に第三次入学試験(二十七日まで出願受付、二月五日合格発表)が行われる。


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てんびんの里を描く日本画コンクール

大賞に能登川の日下山さん

=意欲作品展示中 全点は26日まで=

第4回を迎えた「てんびんの里を描く日本画コンクール作品展」
(湖東・五個荘町)
 五個荘町ゆかりの日本画家・野村文挙の顕彰として、創作意欲あふれる展覧会「第四回てんびんの里を描く日本画コンクール作品展」が、同町てんびんの里文化学習センターで始まった。入場無料。

 隔年開催している同コンクール(町、町教委主催)は、近代日本画の確立に大きな足跡を残した野村文挙氏を顕彰する事業の一環として、また、文化芸術の振興および日本画の隆昌を志す人材の発掘・育成を目的としている。

 今年は、近江商人発祥の地・五個荘の自然や町並みを描く「未来に輝く清新な町づくり」をテーマとしたところ、プロ・アマ間わず全国から三十点が寄せられ、厳選な審査の結果、大賞に日下山清彦さん(能登川町)「丸い窓のある家」、優秀賞に今村市良さん(湖東町)「祭り」、県知事賞に久米智子さん(神戸市)「白壁」、県教育長賞に加藤孝和さん(大津市)「行者堂新緑」、文挙の会会長賞に小川喜久世さん(大阪市)「蔵窓のある町」など計十一作品が選ばれた。審査員は、日本芸術院会員で名誉町民の中路融人氏、琵琶湖文化館長で砺波市美術館長の石丸正運氏。

 会場には全応募作品三十点のほか、第一〜三回までの大賞作品が展示されている。会期は今月二十六日まで。また、受賞作品の十一点は二月二日から同二十八日まで同センター三階の近江商人博物館で展示される。月曜・祝日の翌日休館。問い合わせは同センター(0748―48―7100)へ。

 


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1600年前の祖先

湖東の2大古墳を比較

=湖上交通vs地域の支配者?=

(湖東・能登川町)
 能登川町立博物館は二月一日、開催中の「繖山と古墳展」に関連して講演会『安土瓢箪山古墳と雪野山古墳』を開催する。

 湖東地方には、前方後円墳として県内一大きな安土瓢箪山古墳(安土町)と県内一古い雪野山古墳(八日市市)がある。有力な説として、湖上交通を支配していたのが安土瓢箪山古墳、地域支配は雪野山古墳の被葬者とされており、これらの二大古墳を比較しながら遥か古代の祖先を探っていく。講師は大阪大学助教授の福永伸哉さん。同館集会ホールで午後一時半開演。無料。問い合わせは同館(0748―42―6761)へ。


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気をつけ、身に付けて!!

高齢者宅を訪ね歩き啓発

=日野交通安全協会女性部が反射材配布=

お年寄りの家庭を訪問し交通安全を呼びかける女性部員と警察官
(湖東・日野町)
 日野交通安全協会女性部(松岡千鶴子会長、百四十人)は十八日、交通安全による高齢者の死傷者が年々増加傾向にあることから、日野警察署管内の高齢者宅を訪問し、高齢者や家族に直接交通安全を呼びかけた。

 同署管内では、昨年八月に自転車に乗った高齢者と自動車が交差点上で接触し、高齢者が死亡する事故が発生した。また、昨年の六十五歳以上の高齢者の交通事故による傷者は、歩行中が九人、自転車乗用中が十七人と、自宅付近でちょっとした不注意から危険な場面に遭遇している場合が多い。 

 同協会女性部十人は、日野町内で最も高齢者が多い上野田と里口(百七十七人)、蒲生町寺と石塔(百五十八人)の四地区、七十歳以上の高齢者宅約三百世帯を七班に分かれて一軒ずつ訪ね歩いた。

 「道路を渡る時の左右確認」と「交差点での一旦停止」、「夜間外出時の明るい服装や反射材の着用」など注意点をあげながら、啓発パンフレットとどこにでもワンタッチで取り付けられる反射材、鉢植えをプレゼントし、交通安全意識の高揚を図った。


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