滋賀報知新(ニュース)平成15年2月8日(土)第13377号


八日市市が離脱、新たな枠組みへ

2市5町の合併破綻

遠かった広域合併の理想
=東近江は「1つずつ」に=

2市5町の破綻後、記者会見する各首長
(湖東・広域)
 合併協議が進められるのかどうかの分かれ目となった2市5町合併準備会議の第6回会合が6日午後1時半から蒲生町役場で開かれ、継続審議として回答を保留していた八日市市が離脱を正式に表明し、昨年5月からの研究会も含め9か月に及んだ合併話は結局、破綻になった。

 これに伴い、八日市市、蒲生、永源寺、日野町の1市3町でつくる法定協議会も3月31日付けで解散することで合意され、目標とした「東近江は1つ」から「東近江は1つずつ」になった。

 今会合では、最初に松下修治八日市市議会議長が「市内全域にわたって2市5町は難しい状況になった。信頼関係を失うことは十分承知しているが、新たな枠組みを検討すべきと判断した。民意を棚上げにして2市5町は考えられない」と議会としての議論の結果を報告し、離脱を表明した。

 続いて中村功一八日市市長が「2市5町との枠組み協議には参画できない」と結果を先に示し「一気に『東近江は1つ』を目指した2市5町より、(市内では)八日市市の行動圏を中心にした合併を望む声が多かった。『東近江は1つ』は間違っているとは思わないが、現時点ではそれが市民に示せ(理解してもらえない)なかったのは誠に残念である。市民の意向、議会の結論を受け、2市5町から身を引いて謙虚に見直したい」と述べ「みなさんに陳謝する結果になるとは予想しなかった」とつけ加えた。

 この報告を受け、他の1市5町の首長、議長が順番に発言。「約束を守り議決した町としては残念だ。事前に交わした確認書が何だったのか」や「2市5町になる良い面を住民に説明し、努力してきたのに残念」、また「ビジョンを描く間もない(まだ)枠組の段階だった」、さらに「まちづくりは隣りからと考えていたのに、非常に困惑している」などの意見が相次いだが、「民意の結果なら仕方がない、残念だが、受け止めざるを得ない」との判断が大勢を占めた。

 また、各議長からは「八日市市は確認書についてどう思っているのか、本当にリーダーシップがあったのか」との責任を問う声も上がったが、「合併を改めて考える好機である」との前向きな意見も出され「民意の判断である以上、しかたない」との判断に落ち着き、八日市市の離脱を受け入れた。

 このあと、別室で開かれた首長会議の結果が報告され「八日市市の意志は固いことを確認し、各市町の思いが一致してなくしては合併は進まない。合併準備会議はきょうをもって解散する」と告げられ、散会した。

 このあと、2市5町の母体であった1市3町の首長議会代表者会議が開かれ、この枠組で協議を進めていくことも無理があるとして3月議会で解散議決を得ることで一致した。

 会合後の記者会見で中村功一八日市市長は「議会の承認を得て2市5町を選択したことは、手続きでは反省点はないが、大きな原因は八日市市にある」との見解を示した。川端五兵衞近江八幡市長は「合併のビジョンを示せていない枠組みの段階では、本当の民意はまだ問えないのではないか。新たな方向を探りたい」と気持ちを切り替えた。

 1市3町から一緒に取り組み、町民の反対運動にも対峙してきた奥野弘三日野町長は「住民にどう説明したらよいか苦慮している」と今後の対応に心配を募らせた。   

(畑 多喜男)


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

八日市市児童虐待防止

ネットワーク立ち上げ

=きょう アピアで記念講演会=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、八日午後一時半から「児童虐待防止ネットワーク立ち上げ記念講演会」を駅前アピア四階のアピアホールで開催する。

 講師に弁護士の安保千秋氏を迎え、演題「弁護士からみた児童虐待の最前線〜子どもの権利は守られているか〜」について講演してもらう。安保氏は、法務省や日弁連、京都弁護士会で子ども権利委員会委員として活躍している。

 児童虐待の早期発見・早期対応、被害を受けた児童の適切な保護を目的とした国の「児童虐待防止等に関する法律」(十二年十一月施行)に沿って、同市は昨年九月に児童虐待防止ネットワークを立ち上げ、行政・教育・福祉・医療・司法・警察・心理臨床などの分野が協働し、子供を虐待から守るための研究や検討に取り組んでいる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

人権尊重と部落解放めざし

女性のつどい開く

=きょう 八日市市役所別館=

(湖東・八日市市)
 人権尊重と部落解放をめざす八日市市女性のつどい(実行委員会主催)は、八日午後一時半から市役所別館で開催される。

 今も身近なところで人権が侵害され苦しんでいる人も多く、部落差別をはじめあらゆる差別と偏見をなくし住み良い社会を築くために、女性一人ひとりが日常の暮らしの中で実践しようと学習する。

 つどいでは、講話「差別の現状について」に続き、ワークショップ「悩みの相談室」(講師・藤井藤太郎県解放県民センター主査)を行う。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

校内の空き教室を活用 廊下で直結

西部学童保育所がオープン

=八日市市5番目の公設民営で=

改修工事を終えた教室で開かれた開所式
(湖東・八日市市)
 八日市市立八日市西小学校内に空き教室一室を活用した八日市西部学童保育所が、市内の公設民営での五か所目(東部・玉緒・南部・布引・西部)、空き教室利用で二か所目(玉緒・西部)、民設民営の北部と合わせて六か所目の学童保育所として、五日オープンした。運営は保護者らで組織する運営委員会(平田三栄子会長)に事業委託する形で行う。

 昨年四月から学校から少し離れた市立平田幼稚園の空き教室での運営が続いていたが、このほど改修整備を終えた同所で改めて開所することができ、利用する十一人の子どもたちも、授業が終われば雨や雪など天候を気にすることなく、屋根付きの渡り廊下でつながった保育所へ通うことができるようになった。学校から一歩も出ることもなくなったため、安全面での心配もなくなった。

 また、隣の空き教室は高齢者の生きがい交流施設「ふれあいほっとステーション」としてすでに活用されているため、子どもたちと地域のお年寄りとの交流も図れることから、子どもたちの成長、お年寄りの生きがいづくりなど、相乗効果も期待できる。

 開所式には、子ども達や保護者のほか、自治会や行政など地元関係者ら約五十人が出席して開所を祝った。中村功一市長が「学童保育所は子どもたちの人間形成の場として重要な役割を担う施設だと考えている。大いに活用していただき、すくすくと育ってもらえることを期待します」とあいさつしたのに続いて、小倉寛太くん(五年)が「きれいな場所をつくってくれてありがとう。みんなと仲良く利用していきたい」と、感謝の言葉を述べた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

有効求人倍率0.56倍

県内における最近の雇用情勢

求人数は前年比7か月連続の増加
=新規のうちパートが39%占める=

(全 県)
 滋賀労働局がまとめた県内における最近の雇用失業情勢によると、昨年十二月の有効求人倍率(季節調整値)は○・五六倍で、求人数が前年同月比で七か月連続の増加を示したものの、求職者数は二か月連続の減少となった。雇用保険受給資格決定も一七%弱減少し、最近の雇用情勢は見せ落ち着きをみせている。

 有効求人数は一万六千七百三十四人で、前月に比べ四・一%(七百七人)減少し、前年同月比では二七・三%(三千五百八十四人)の七か月連続の贈加となった。一方、有効求職者数は二万六千九百六十九人と、前月比七・九%(二千三百一人)、前年同月比四・八%(千三百四十九人)と二か月連続して減少している。このことから有効求人倍率(季節調整値)は、前月と同率の〇・五六倍となり、前年同月と比べると〇・一四ポイント上回っている。

 新規求人数は六千四百三十三人で、前月に比べ三・六%(二百四十一人)の減少となり、前年同月比では三八・五%(千七百八十九人)増えている。新規求職者数(四千七百七人)は、前月比一三・九%(七百七十七人)の減少となり、前年同月比では一・九%(九十一人)減少している。新規求人倍率(季節調整値)は一・○四倍と前月から○・○三ポイント上回った。

 新規求人を主要産業別(前年同月比)でみると、建設業で二三・〇%(七十九人)、製造業では九六・三%(八百九十人)、運輸・通信業で五九・六%(百五十二人)、卸・小売業で二一・〇%(二百十七人)、サービス業では三五・八%(五百九十三人)と全産業で増加している。

 製造業の主要業種別では、食料品(二四・二%増)、繊維工業(一四六・二%増)、衣服・その他(七六・九%増)、印刷・出版(四四・四%減)、窯業・土石(二二三・八%増)、金属製品(一二一・三%増)、一般機械(一一二・三%増)などのほか、電気機器(一三八・二%増)のうち、電子機器(八二・〇%増)を含む民生用(二三八・三%増)が大幅に増加した。このほか、サービス業のうち情報・事業サービスで六三・九%増、医療・福祉が一三・四%の増加となった。

 新規求人数のうちパートは二千五百三十一人で、パート比率は前月と同様の三九・三%となったほか、卸・小売業では七二・三%がパート求人で占められている。新規求職申込件数(四千七百九十七件)のうち、パート求職が千二百四件(前月比二・六ポイント減)と全体の二五・一%を占めた。

 有効求人・有効求職を年齢階層別にみると、二十四歳以下の一・〇三倍が最も高く、次いで三十五―四十四歳が一・〇〇倍、二十五―三十四歳の○・七二倍、四十五―五十四歳の○・三一倍、五十五歳以上が○・一二倍となっている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ