滋賀報知新(ニュース)平成15年2月11日(火)第13380号


第3回世界水フォーラムにも上演参加

人と湖の共生 舞台から発信

=東近江創作ミュージカル 制作順調=

熱の入った稽古を披露する出演者
(湖東・八日市市)
 公演を一か月後に控えた東近江創作ミュージカルの公開舞台稽古(けいこ)が九日午後から県立八日市文化芸術会館大ホールで行われ、本番に向けた熱気あふれる稽古で、順調な仕上がりぶりを見せた。

 母なる湖“琵琶湖”を有する県民として、人と自然、人と琵琶湖の関わり、共生を問い、訴えてきた市民による創作ミュージカルは、三月に淀川水系の府県で開催される第三回世界水フォーラムに参加し、世界に向けて人と水のよりよい関係回復へのメッセージを舞台を通して発信する。それだけに、稽古にも一層熱が入る。

 客席から見つめる演出の中村暁さん(宝塚歌劇団)から、出演者やスタッフに注文が飛ぶ。そのつど修正を加えながら、稽古は進んで行く。仕上がりが楽しみだ。

 第七作目の今回は、これまでの集大成と位置付け、平成十年に市民ミュージカルの憧れでもある宝塚ミュージカルコンクールで銀賞を受賞した第二作「Legend(レジェンド)――湖の伝説――」をリメイクしてさらにバージョンアップ、見る人の心に訴える。

 上演は、県立八日市文化芸術会館で三月八日午後六時半開演、九日午後二時開演と、第三回世界水フォーラム「びわ湖水フェア」参加として大津市のピアザホールで二十日午後六時開演。

 公演チケットも九日から、県立八日市文化芸術会館(TEL0748―23―6862)で発売をはじめたほか、電話予約(TEL0748―22―6633)、ミュージカルカンパニークレムスのホームページ(http://www.crms.gr.jp)でも予約を受け付けている。


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インター用地の確保へ

蒲生町臨時議会議論

あかね古墳公園整備事業として
=木村地先約6・2ヘクタール町が買収=

名神名阪連絡道路のインター誘致用地の木村地先
(湖東・蒲生町)
 蒲生町臨時議会が七日開会し、財産取得が二件、蒲生東小学校体育館の新築に関する平成十四年度一般会計補正予算(約四億六千九百万円)一件の計三議案が提案された。

 財産取得では、あかね古墳公園整備事業の用地取得として、木村地先の約六・二ヘクタールの土地を、県市町村振興資金から約二億三千七百万円、土地開発公社から約二億五千五百万円の総額約五億円を借金して町が買い取る案が示された。

 木村地先は、びわこ空港自動車道の蒲生インター設置を前提に、平成五年に「びわこ空港臨空都市構想」のアクセス交通計画の中で木村・横山インター構想が提示され、翌年には地元で説明会が開かれた。

 空港推進から一転して、「(空港は)立ち止まって考える。道路は切り離す」との見解を示した国松善次知事のびわこ空港総合的判断を受けて、同十二年にびわこ空港自動車道(二十キロ)と伊賀甲賀連絡道路(十キロ)を統合、三重県伊賀地域から滋賀県甲賀地域を経由して東近江地域を結ぶ「名神名阪連絡道路」へと改名された。現在では、全線が地域高規格道路の調査区間に指定されている。

 インター用地の事前確保のため県内初の土地利用秩序形成型ほ場整備事業が、同七年から県営で木村地先で進められた。この秩序形成型の採択基準は、二十ヘクタール以上の区画整理区域内で創設される非農用地面積が二ヘクタール以上で、主として市町村域を越える機能を有する公用・公共用施設用地として使用されるもので、集落施設用地を含めて換地処分ができる。いわば、公共用地を生み出すための県の秘策といえる。 

 木村地区の農地三一・四ヘクタールと非農用地一〇・七ヘクタールの計四九・七ヘクタール、総事業費約九億円をかけたほ場整備は今年度で完了する。事業費の内訳は、国が四五・〇%、県が三二・五%、地元が二二・五%で、地元住民は土地を売った資金で受益者負担分の工事費用を精算し、正換地の事務処理を早く終えたいとの意向が強い。

 町の借金返済については、市町村振興資金分が三年据え置きの十五年償還、土地開発公社分が二年据え置きの十年償還となり、元金を支払う時期がくる二〜三年の間に県や道路公団がインター用地を買い上げるかが町財政にとって大きな鍵となる。

 この日の議会審議では「現在の町財政からいえば不要だ」や「インター用地の布石であるならば、インターが町にどのような利益を生むのか」、「環境問題についての対応は」、「買収価格の積算根拠は何か」、「売買契約の相手方は誰か」「償還計画は」など質問が相次ぎ、「インター誘致用地にいたるまでの経過が分かる資料の提示をしてほしい」や「古墳公園整備事業では、ほかの地域の人々に用地買収する本当の意味を理解してもらいにくい」との意見も出された。

 木村地先にインターを造るという県や道路公団との確固たる覚書がなく、調査区間から整備区間へと格上げされていない名神名阪連絡道路の現状から、インター設置が実現するのか疑問視する声も上がっている。

 十、十三日の常任委員会での審議後、閉会日の十七日に採決が行われ、財産取得について可決されれば、町は新年度からあかね古墳の裏側で名神高速道路沿いの七〜八反分の用地を約二千万円かけて駐車場に整備することにしている。


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過去の経験生かしませんか

子育てサポーター養成講座

蒲生町が受講生募る

(湖東・蒲生町)
 蒲生町は、自らの子育て経験や職歴などを生かす地域ボランティアである「子育てサポーター」養成講座の受講生を募集している。参加費無料。

 この子育てサポーターは、子育て経験者や子どもの成長・育児に関心のある人が、同町から委嘱され、あかね文化センターでの「のびのび広場」や子育て支援センターでの「チビッコランド」など支援事業に参加している。

 広場などでの保育協力を中心に取り組みながら、子育て真っ最中で悩みの多いお母さんたちの相談相手にもなっている。

 養成講座では、子育てサポーターの役割と保育に関する基本的な学習ができ、すべて午前九時半から同十一時半まであかね文化センター学習室で開講される。

 具体的には、二十一日が「子育て支援の現状と子育てサポーターの役割」(講師=県教育委員会生涯学習課の青木秀樹社会教育主事)、二十八日が「子どもと絵本」(講師=近江八幡おはなし研究会)、三月六日が「育児の不安を聞くことの大切さ〜虐待予防〜」(講師=県家庭相談員・久保宏子氏)、同十四日が「子どもの発達と遊び」(講師=滋賀文化短期大学・加用美代子教授)の四回シリーズ。

 参加希望者は、受講申し込み用紙に必要事項を記入し、十五日までに同センターへ持参するか電話で申し込む。問い合わせは、同町教育委員会社会教育課(電話55−4893)へ。

 


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枠組み破綻の反省と問題点

教訓を活かして立ち直り

近江八幡市の出直し
=本当の民意とは何かを考察=

(湖東・近江八幡市)
「今回ほど、疲れた会議はなかった。他の首長さんも同じ思いではなかっただろうか」。合併の破綻が決まった最後の2市5町合併準備会議の帰り道に川端五兵衞市長が関係者にそっと漏らした感想だった。

 それは、破綻したことは結果と受け止めるが、枠組を決める合併の初期段階で生じていた温度差を同じテーブルについた者同士が調整できないままに議論を進め、結果が出てしまった、反省を意味している。

 今回の枠組会議の失敗で、何を学び、その問題点を今後にどのように活かしていくべきか、近江八幡市の反省と新たな枠組みへの考えを聞いた。

 川端市長は今回の取り組みの中で「合併のビジョンが示せていない中で、住民の判断を求めていたのではないか」という視点を最後の会議で示した。

 最初に合併のまちづくりのビジョンをつくり、それを共有出来る市町が自由に集まる協議の場で議論を重ね、その結果、合併が良いのかどうかを決めることが望ましいのではないか。その議論の過程やまちづくり構想の情報を市民に提供して民意を集約、それに議会が最終判断を下す、という合併の進め方が基本になる、との考え方を当初から持っていたからであった。

 「合併はまず、違和感から取り去ることが大切です。どの町だったら良いとか、あるいは中心がどことかの論点からでは話しは良い方に進まない。また、損得で決めるのではなく、住民にとって善か悪によって判断すべきです。善とは住民の幸せです。今回の枠組み協議では、みんなが『得』イコール『善』になっていたのではないでしょうか」と、10回余り経験した企業合併の教訓を述懐する。

 そのためには、法に縛られ過ぎている法定協議会の在り方にも問題がある、とも指摘する。「1つの市町が抜けたり、入ったりする度に、いちいち全議会の議決が必要ないまの不合理性は、まちづくりビジョンに導くまでに時間がかかり過ぎる。その結果、住民への情報提供が遅れ、限られた時間の中では粗雑なものしか作れなくなってしまう。比較的、自由な組織の任意協議会の段階で相当なところまで詰め、法定協議会につなげていく方が、得策ではないか。任意の段階でも県の支援策が提供されるように努力する必要が新たに生じるが、フランクに話し合える議論環境は大切」と新たな枠組議論の在り方に一石を投じる。

 複数回の住民説明会を開催した各市町では参加住民から「合併のデメリットとメリットを示して欲しい」という要望がどの会場からも出されていた。

 こうした要望があることを知りながら「合併協議会が立ちあがらないと答えられない」の返答を繰り返し、住民に正しい判断材料を提供する説明努力が足りなかったのではないか。合併すれば、例えばこういうことが可能になるとか、こうした広域問題が解決に向かう、などの回答は出来たはずだった。住民は合併することで描ける将来のまちの「夢」の可能性を知りたかったのではなかったのか。

 行政データを比較し合うばかりの説明ばかりが目立ち、新しいまちづくり議論まで入り込めた説明会会場がいかほどあったのか、また、説明する職員の勉強不足がもその一因になっていた。

 川端市長は「今度は住民の理解に本当に役立つ資料づくりが大切だ」と強調する。「いずれの市や町も完璧というところはない。それぞれの長所と短所を理解し合って、短所を解決し、長所を伸ばしていく姿勢が必要だ。参加、自由、平等の原則を守り、合併後、それぞれの市町の住民サービスがいかにレベルアップ出来るのかを追求することを主眼に置くべきで、行政組織の中心地にこだわる一極集中型のまちづくりでなく、むしろ住民の生活圏内に置く支所をより充実させ、均等ある行政機能を持ち合わせた地域の発展を目指すべきである」との考えを示している。

 それぞれの首長が「東近江は1つ」と口を揃えながら結局はバラバラになった2市7町。合併は避けて通れない行政課題とする各市町が今後、どのような枠組みにづくりをスタートさせるのか。今回の失敗を活かした新しい取り組みがならされるかどうか注目される。

(畑 多喜男)


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14年度「県広報コンクール」

愛東町 5年連続の知事賞!

=能登川町 永源寺町も協会長賞に=

(全 県)
 県広報協会(会長・圓水成行県知事公室長)はこのほど、昨年一年間に発行・放送した広報物の「平成十四年滋賀県広報コンクール」で、彦根市をはじめ六団体一個人に知事賞を贈った。

 情報化社会が進展する中、自治体においても広報活動の重要性が大きくなっており、適切な媒体による分かりやすい広報活動が求められている。同コンクールは、こうした各種広報媒体の技術向上を図り、充実した活動推進を目的としているもので「広報紙」「広報写真」「映像」「有線放送」「一般の部」の五部門で募ったところ計四十九点が寄せられ、知事賞に六団体一個人、協会長賞に十団体を選んだ。

●知事賞
 【広報紙の部】市の部=彦根市、町村1の部=野洲町、町村2の部=愛東町
 【広報写真の部】山東町「大好きなおばあちゃんをお手伝い」
 【映像の部】栗東市「あくてぃぶ栗東 まちの達人をさがそう〜地域安心協働楽校」
 【有線放送の部】安曇川町有線放送「マイク散歩」
 【一般の部】葉祥明さん(絵本)

●協会長賞
 【広報紙の部】市の部=栗東市、町村1の部=信楽町・能登川町・今津町、町村2の部=永源寺町・びわ町
 【広報写真の部】草津市「花かんむり作りたいな!」、能登川町「未来の消防士?!」
 【有線放送の部】守山市有線放送「お話しおばあちゃん 子供達に愛されて900回いつまでもこれからも」、多賀町有線放送「給食大好き!!」

 審査員(敬称略)は、○広報紙=森雅敏(アートディレクター)、田中哲夫(デザイナー)、木村元彦(広報課)○広報写真=富江公夫(写真家)、奥村寿朗(県広報課嘱託カメラマン)○映像=鈴木公雄(滋賀総合研究所嘱託)○有線放送=中島武彦(E−Radioコミュニケーションズ取締役)、山田嘉一郎(滋賀県地域情報通信協会事務局長)○一般の部=田中洋一(広報課課長)、村井秀高(広報課参事)。

 総評としては「全体的に広報紙のレベルアップはしているが、各頁のムラが多いのが気になる。担当者が変わってもレベルを落とさないシステムが必要。広報写真は何を訴えるために撮影しているのか、心に訴える作品を期待したい。有線放送については、地域との関わりやその後の展開を視野に入れると共に、何に感動したかということも全面に出してほしい」としている。

 表彰は、平成十五年度県広報協会総会(日程は未定)の席上で行われる。なお、各部門の知事賞作品(有線放送と一般の部を除く)は、社団法人日本広報協会主催の全国広報コンクールに推薦される。


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