滋賀報知新(ニュース)平成15年2月14日(金)第13383号


岩永峯一議員の呼びかけで

「名神名阪連絡道路懇談会」開催

=関係5町と国・県職員らが意見交換=

岩永議員(中央)を中心に初めて開かれた懇談会
(湖東・広域)
 岩永峯一衆議院議員の呼びかけで「名神名阪連絡道路懇談会」が、ホテルニューオウミで十日開かれ、道路建設に直接関わる蒲生、日野、土山、水口、甲賀の五町の町長、議長、担当課職員と県議会議員のほか、近畿整備局企画部長や滋賀国道工事事務所所長、県土木部長、東近江と甲賀地域振興局の職員など約二十五人が参加し、各町が抱える課題や思いを出し合い、推進に向けて意見交換した。

 冒頭、岩永議員は「名神名阪連絡道路は、日本の新たな機軸になるのではないかと考えている。調査路線として進められている中で、学者や行政ばかりで検討し造られていくのではないかと危惧していた。直接関係する町の声を聞き、それを基点に地域が望むことを実践していきたい。この懇談会を、町の新たな活力となるような話し合いにしたい」とあいさつした。

 続いて、国および県関係者らが、「滋賀県は道路を使う率が高いものの、整備が遅れており渋滞が多い。この渋滞で、年間約一千四百億円の損失が出ている」や「太平洋から日本海を結び、新たな交流を生み出す道路である」と必要性を強調した上で、「ルート選定にしても、地域がどのように受け止め活用していくかが重要となる。地域主導で実施してもらわないとうまくいかない」と自治体単位での道路に対する明確なビジョン設定を求めた。

 また、「三十キロの路線で四車線と仮定すると、ざっと見積もっても一千億円以上かかる。費用の捻出をどうするかは頭が痛い」と国や地方自治体ともに厳しい財政状況下での負担が最大の課題であることを指摘した。

 三重県伊賀地域から滋賀県甲賀地域を経由して東近江地域を結ぶ三十キロ全線が調査区間に指定されたものの、整備区間への格上げにまでは至っていない名神名阪連絡道路。道路の選定ルートも決定していない状態で、インター用地を確保するため臨時議会を開いて議論している蒲生町など、動きもある中で初めて催された懇談会だっただけに各町の期待も大きいものとなった。


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万葉の森船岡山の樹木に手づくり名板

歌といっしょに自然も楽しんで

=八日市市観光ボランティア協会=

名板取り付け作業を行う会員
(湖東・八日市市)
 八日市市観光ボランティアガイド協会がこのほど、万葉の森船岡山を訪れた観光客や市民に山の自然にも親しんでもらおうと、遊歩道沿いの樹木への名板の取り付け作業を行った。

 会員らが船岡山を案内する際に、木の名称なども質問されることがあることや、自然や環境、植物や生き物への関心の広がりにこたえるため、良く質問される木や、森の中で数少ない木などに手づくりの名板を取り付けることにした。名板の作製には建部いきものの森で活動している里山ボランティアの遊林会も協力している。

 集まった会員らは、一昨年秋に行った植生調査の時に樹木に取り付けたプレート番号と番号を書き込んだ地図を頼りにキリ、ホウ、ヒサカキ、コナラ、ヤシャブシ、リョウブなど三十二種の木に、木を傷めないよう木の皮を巻くなどしながらていねいに取り付けた。

 遊歩道を歩く人のちょうど視覚に入るように取り付けられた名板で、今まで気も止められなかった木々の存在がクローズアップされ、山の魅力がまた一つ増えた。

 作業を続ける辻本宏雄会長は、「万葉の森を訪れる人が古来からの日本文化に親しみ、自然の中を歩くことで心と体を癒し、また、自然への関心を少しでも高めてもらえればうれしい」と、目を輝かせた。

 観光ボランティアなど問い合わせは同協会(TEL0748―22―6561)か、市商工観光課(TEL0748―24―5662)へ。


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地域で育てる意識醸成へ

能登川町 学校週5日制推進協議会

田附教育長に提言書
=家庭・地域・団体の連携を=

地域の教育力向上を目指し、田附教育長に提言を手渡す協議会委員
(湖東・能登川町)
 教育関係者らでつくる能登川町学校週5日制推進協議会(加藤正明会長)はこのほど、完全学校週五日制に対応した家庭・地域・諸団体の取り組みについての提言を、田附弘子教育長に手渡した。

 ライフスタイルや価値観が多様化するなか、地域における人間関係の希薄によって地域の教育力が低下した。また、人間形成の基礎的な出発点である家庭教育も低下し、子供たちが様々な体験の機会を日常的に得ることは困難になっている。

 そこで昨年四月、家庭や学校、地域の協働化を図り、子供たちの人間形成の基礎と豊かな教育を目指した完全学校週五日制がスタートした。

 同協議会は、これらの体制づくりを考えようと町教委が委託した組織で、幼・保・小・中学校のPTA代表や養護学校代表、生涯学習指導員、老人クラブ連合会、民生児童委員ら計二十五人で構成している。

 提言は、一年余りをかけて考究した協議内容のまとめで、大きく「感動・体験する機会(場面)を多くつくる」「いつでも集まれる遊び場(ふれあいの場)をつくる」「みずから企画・運営する事業をつくる」「家族ふれあいサンデー(毎月第三日曜日)を中心に、家族でふれあう日をさらに増やす」「子どもに関する各種事業情報の提供、諸団体のネットワークづくり」―の五項目を設定した。

 内容は、社会の変化に子供たち自らが対応し、たくましく生きる資質・能力を期待するもので、家庭・学校・地域・諸団体がネットワークを図ることにより学校教育と社会教育の連携を図る。また、子供の参画・意見反映は社会参加の一助であり、大人が行事を企画し、子供が参加する従来のスタイルを一変。地域の文化や行事企画に積極的な参画を進めたいとしている。

 同協議会は、まとめのなかで「地域の子どもは地域で育てるという意識の醸成が一層必要。この提言に基づいて地域の教育力が機能すれば、子どもを支える多様な人間関係が作られ、『生きる力』を持った子どもたちが育つものと確信する」と期待を込めている。

 


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水鳥観察、かしわめしづくり体験

地域の自然・環境・文化を学ぶ

=湖東町 親子や学生らが溜池たんけん=

水鳥を観察する参加者
(湖東・湖東町)
 西堀榮三郎記念探検の殿堂(湖東町横溝)の溜池たんけん「溜の水鳥観察と体験“かしわめし”」がこのほど近隣の施設を使って開かれ、参加した家族連れや県立大地域文化史科の学生らが、湖東地域の自然や文化を体験を通して学んだ。

 同館に集合した参加者はまず恵美須溜水鳥観察公園(愛東町池之尻)へ。地元の植田文郁さんから恵美須溜の歴史や水鳥たちの飛来地にするまでの苦労と保護するための環境整備活動、現在十一種が確認されている水鳥の話などの話を聞き、早速ゴミ拾いで溜の様子を観察することに。

 たばこの吸い殻や空き缶、釣糸、弁当の容器などを拾い集めた参加者らは、釣禁止の溜で釣をして釣糸や釣針などを捨てて帰る釣人や、家庭やドライブ中のゴミを捨てる人達が跡を絶たない実態を目のあたりにし、溜の環境美化や水鳥をはじめとする動植物が安住できる環境づくりへの思いを新たにした。

 観察しながら植田さんからのカモの種類によるえさの取り方の違いや、いつもつがいで雄が先行しての移動、恵美須溜全域に水生植物のヒシが繁茂している理由など、水鳥への興味を膨らませる話に、参加者は熱心に耳を傾けた。

 このあと会場を沢のハウス(湖東町大沢)に移動し、“かしわめし名人”である夏原亀次良さんと福田金左衛門さんによるかしわめしづくりを見学した。

 かしわめしは地域での共同作業などのあとには各家庭で育てられたニワトリを使って必ず出された地元料理。直前まで生きていた三羽のニワトリの解体を見守り、また、実際に作業を手伝ってまだ残るぬくもりを感じ、新鮮なササミの味を味わいながら、五升(しょう)のかしわめしが炊き上がった。

 参加した子どもたちや女子学生も解体の工程を見たあとだったが、さっきまで生きていたニワトリの命への感謝の気持ちといっしょに、かしわめしをおいしそうに口いっぱいにほおばっていた。


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合併の是非問う住民投票

日野町有権者 8298人の署名

=町民の会が14日選管に提出へ=

住民投票条例制定を求める8298人分の署名簿
(湖東・日野町)
 住み良いふるさと日野をめざす町民の会(代表世話人七人)は、「合併するか、しないか」二者択一で合併是非を問う住民投票条例制定を求めるための署名活動(一ヵ月間)を終え、直接請求に必要な町内有権者五十分の一(三百六十三人)を上回る八千二百九十八人分の署名簿の確認作業を、十一日に日野公民館で開いた幹事会で行った。

 午後八時から始まった幹事会では、日野、南比都佐、必佐、西大路、西桜谷、東桜谷、鎌掛の七地区の幹部が、それぞれ当初設定されていた目標数をはるかに越える署名簿を持ち寄り、初めに総集計を割り出した。

 五千人を目標に行われた署名活動だったが、結果は約八千人と予想以上の集まりに、事務局の藤澤直広さんは「数以上に、ものすごく反響は大きかった。他の地域を見ても住民投票の動きは高まっている。町内での署名活動を通して、合併しない方がよいとの声も多く、町民の意見をもっと聞いてほしいという思いが広まっている」と語る。  

 幹部からは、「合併が白紙に戻ったことは事実だが、合併をしないと町が宣言したわけではない」や「町長や議員の責任を追求すべきだ」との意見が出されていた。

 「住民総意で決める」ことを掲げ活動を続けてきた町民の会は、十四日午前九時半に日野町選挙管理委員会の野田秀夫委員長に署名簿を提出し、翌十五日には、岡弘太郎議長宅を訪れ、岡議長と荒川武雄副議長に住民投票条例制定を要請する。また、近いうちに「住民投票条例の制定をめざす町民のつどい」を開催することにしている。

 今後、署名簿は提出した翌日から二十日以内に選管の審査にかけられた後、告示の翌日から七日間にわたり縦覧が行われ、審査が終了すると署名簿の返却から五日以内に直接請求が可能となり、請求受理告示の翌日から二十日以内に議会が招集される運びとなる。


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