滋賀報知新(ニュース)平成15年3月11日(火)第13408号


人は湖と再び寄り添って暮らそう!

世界へ向け 感動の舞台

=東近江創作ミュージカル=

“東近江”としてはファイナルステージとなった「レジェンド――湖の伝説――」
(湖東・広域)
 市町村合併の関係で“東近江”としてはこれで最後となる東近江創作ミュージカル第七作「レジェンド――湖の伝説――」が、八・九日の二日間、県立八日市文化芸術会館で上演され、一貫して取り組んできたテーマ“人と自然の共生”を舞台の感動とともに観客に訴えた。「第三回世界水フォーラムin滋賀」にも参加し、新たな活動に向けて弾みをつける。

 地域住民によるミュージカル文化の創造と発信をめざして、“母なる琵琶湖”のもとで暮らす自分たちが舞台を通して表現できるもの。アマチュアミュージカルの最高峰ともいわれる宝塚ミュージカルで銀賞に輝いた同タイトルの第二作を大幅にリニューアルしての再演。昨年末にオーディションで選ばれた七歳から六十八歳の約五十人の出演者たちは、歌と踊のダイナミックな舞台で観客を魅了した。

 少女が小さなフナの命を救ったことから湖のいきものたちと出会い、かつて寄り添って生きてきた湖と人の関係が人の勝手気ままな振る舞いにより崩れてしまった現実を目のあたりにする。夢だったのか現実だったのか、少女の心には関係修復への勇気と熱い思いが……。

 恒例となった出演者全員登場のフィナーレのあと、これまで同ミュージカルに参加、協力してくれた地域の人たちへの感謝の気持ちを込め、東近江創作ミュージカルミュージックメドレーも披露されると、観客も手拍子で加わり、舞台と客席が一つになって、感動を分かち合うことができた。


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中島敏後援会

県議選へ事務所開き

3期実績と人脈を誇る
=200人 自民結束を呼び掛け=

決意表明の中島敏県議
(湖東・八日市市)
 統一地方選のスタートを切って四月四日に告示される県議選に、八日市市選挙区(定数二)から立候補予定の中島敏氏(54)=自民公認、現職三期=の後援会事務所が九日開設された。同市東中野町(文芸会館前)に構えた事務所開きには、支援者ら二百人が顔を見せ、三期の実績を誇る自民党公認候補の必勝を誓った。

 中島氏は「人脈がなければ仕事は出来ない。三期に培った人脈をフルに生かし、市や県の将来発展に役立ちたい」と四期に意欲を示し、今後も「市民の目線に立った政治を念頭に、総合的に判断できる議員を目指したい」と、県議としての円熟味をのぞかせた。

 また「これまで貯えた力を八日市のために使う」とした上で、実績に「あぐらをかいていては四期はない。初心に返り、新人のつもりで頑張る」と、選挙への厳しさを感じる中で「力を貸してほしい」と訴えた。
 応援に駆け付けた岩永峯一衆院議員(滋賀4区支部長)は「私のパートナーとして不足はない。政調会長代理の中島氏と二人が力を合わせれば、八日市の発展のために仕事ができると確信する。八日市にはなくてはならない人」と激励した。

 また、小西理衆院議員(滋賀2区支部長)も「政治課題を見つける目は県下随一。市民政調会を開くなど住民の声に耳を傾け、それを反映する力量に期待している。市の将来のためになる政治家」と太鼓判を押し、働き盛りの中島氏へ力の結集を求めた。

 中村功一市長は「政権政党の中にあって、市民生活の向上へ力を発揮してほしい」と、県下でも有力な県議の一人として活躍する中島氏をたたえ、冨田正敏滋賀報知新聞社社長も「市が抱える課題解決とともに、ふるさと八日市を良くしてくれることを願う」と、四期目に約束される自民政調会長の重席に期待を寄せた。

 西村幸後援会長(自民党八日市支部女性部長)は「みなさんのパワーを結集し、役立つ中島県議を再度県会に送ってやって頂きたい」と後援会活動に協力を求め、村田利子選対本部長(市議)は「女性と男性のパートナーシップで、厳しい選挙に立ち向かい必勝を期す」と、自民党のチームワーク結集を訴えた。

 最後に、市議会・自民党市民クラブ六人を代表して、畑博夫市議(自民党八日市支部幹事長)のガンバローコールで締めくくった。



 中島敏 昭和41年、彦根東高卒。平成3年、滋賀県議会議員に初当選。JC(青年会議所)理事長、南部地区区長会長、県びわこ空港総合交通対策特別委員長、県監査委員など歴任。現在、八日市市軟式野球連盟会長、自民党八日市支部長、党政調会長代理、党第4選挙区支部幹事長。3期目。聖徳町1119。


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政所中と青野中、来春統合

新生「永源寺中学校」

=ユニティハウスが竣工=

ユニティハウスの竣工式でテープカットする両校の生徒と町長ら
(湖東・永源寺町)
 来年四月に統合する永源寺町立政所中学校と青野中学校の環境整備のため、青野中学校内で進められてきた新生「永源寺中学校」ユニティハウス新築工事がこのほど完成し、安全と生徒らの成長を願った修祓・竣工式が行われた。

 少子化などから生徒数が減少し、政所中の全校生徒は二十九人、青野中学生は百九十四人となっている。十年後の政中生においては一桁台になると予想され、町は教育環境の充実などから統合を決意し、昨年二月に「新中学校設立準備会」を発足。保護者や教育関係者らと共に新生中学校への準備を進めてきた。

 新しい校名は「永源寺中学校」、今回建設した「ユニティハウス」も公募から選ばれた名称で、統合という意味を持っている。主に武道場とランチルームとして利用され、生徒たちの心身育成や社会教育を図っていく。着工は昨年六月、鉄骨造り二階建て。

 建物面積は一階が五六一・八〇平方メートル、二階が五五一・〇八平方メートルの計一一一二・八八平方メートルで、一階には生徒らが一堂に会せるランチルームと配膳室が整備されている。二階は武道場で、壁面にスギ板を巡らせた柔道と剣道場のほか、シャワーを備えた更衣室、トイレ、研修室(和室)などがある。総事業費は一億八千九十五万九千円。

 竣工式では、両校の生徒と久田元一郎町長、田中明町議会議長、市田重太郎新中学校設立準備会委員長がテープカットし、新しい学び屋の完成を祝った。続く式典では、久田町長の式辞や工事経過報告が行われ、設計業者の(株)野田建設設計事務所と施行業者の(株)奥田工務店に感謝状が手渡された。

 市田委員長は、挨拶で「財政状況が厳しいなか、教育の充実として理解いただいた住民やPTAらに感謝する。将来の町を担う子供たちのために期待される施設であり、社会教育や人間形成の学びやとして大いに活用されることを願う」と祝いの言葉を贈った。

 


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安心安全な農産物の供給

竜王町で「道の駅出荷組合」発足

=農家と加工品団体の新体制整う=

設立総会で選任あいさつを行う組合役員ら
(湖東・竜王町)
 国道八号線沿い竜王町鏡地先に今年秋のオープンを目指して建設中の道の駅内農産物直売コーナーに、農産物や特産加工品を出荷する生産者組織「道の駅出荷組合」の設立総会が、同町公民館中ホールでこのほど開かれた。 

 昨年十月から、町農業委員会を中心に、農業振興と生産者の意欲をかき立てるような道の駅の活用方法が協議されてきた。今年一月には、道の駅出荷組合設立準備委員会を立ち上げ、設立準備世話人七人(代表=北川博巳農業委員会会長)を選任し議論を重ね、消費者が求める豊富な品揃えと安心安全な商品の安定供給を満たすため、生産者同士の連携強化と新たな流通システムの確立が不可欠だとの一致した意見集約が図られた。
午後一時半から始まった総会には、農業委員会を通じて募った組合加入者百十人のうち六十七人が出席し、同組合規約と運営細則、平成十五年度活動計画、同年歳入歳出予算案について話し合い、役員選出を行った。

 組合組織については、役員会として組合長を筆頭に、副組合長(二人)と監事、総務・経理・生産・出荷・企画の担当部門ごとの理事、さらに末端の組合員と役員会の中間にベジタブル(野菜)・フルーツ(果樹)・フラワー(花)・グレイン(穀類)・アレンジ(加工)の五つの専門部会が設置される。

 組合長に選任された田村仁一さんは、「野菜の生産はベテランだが、販売に関しては不慣れ。組合員の熱意をひしひしと感じながら、一丸となって取り組んでいきたい」と協力を呼びかけた。
 組合員の条件として、竜王町内に在住する農業者で、一年間に一回以上の農産物および加工品の出荷が義務付けられている。生産物の搬入は、午前八時から同十時までに、生産者が直接道の駅へ持ち込む。出荷品の販売価格は、最小単位を十円とし組合員各自の自主的な値付けに委ねられ、販売手数料として一律一五%を出荷組合に支払う。徴収された手数料は、道の駅および出荷組合の運営経費に充てられる。

今後、出荷組合では、季節ごとに野菜の栽培に関する研修会を開き、県内外の直売所の先進地視察やPRを兼ねて定期的にテント販売を実施することにしている。

 地産地消の理念に基づく、町あげての取り組みだけに、地域活性化につながる経済効果がどの程度あげられるか、組合の手腕に注目が集まる。

 なお、組合役員は次の通り(敬称略)。
【組合長】田村仁一【副組合長】北川幸治郎▽松村和子【理事】邑地礼子▽今井幸治▽図司重夫▽森口征太郎▽辻澤明秀【監事】松井新治▽山添義一


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30年間の総費用682億5千万円

新・市民病院整備運営事業

来年度から改築計画に着手
=3月市議会で予算審議=

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市は、新年度からPFI方式で取り組む市民病院整備運営事業費の限度額を30年間で総額682億5千万円(消費税32億5千万円含む)とすることについて議会の承認を求める新年度予算案を提出した。

 PFI方式は、民間会社が共同して医療部門を除く病院運営会社をつくり、病院施設全体の設計から施工を請負って完成させ、オープンしてからは向こう30年間、民間の経営ノウハウを生かして病院施設の維持管理と運営を行うという新しい経営手法。財政危機を乗り越える自治体の新たな取り組みとして注目され、他の公共施設事業ですでに取り入れられているが、市町レベルの自治体病院では同市が全国で初めて導入する。

 市の説明では、現病院の移転改築事業費と向こう30年間の運営事業費を合算した総額は、従来方式では715億円が必要なのに対してPFI方式に切り替えると650億円にとどまり、その差額65億円の支出が削減できると試算。さらに病院運営会社から病院建物の固定資産税や法人税等の租税収入が30年間で50億円を見込めることから、併せて115億円の経費削減がもたらされるとしている。

 オープン後の病院事業費は年額約100億円になる予測から、単純に30年間の総額は3,000億円になり、そのうちの22・75%の682億5千万円がPFI方式で取り組んだ場合の設計、建設、運営を含む病院整備運営の総事業費に充てられることになる。

 市が示した新病院建設と30年間の維持管理コストをPFI方式と従来方式とで比較したグラフでみると、従来方式がPFI方式に勝るのは「その他」の経費だけで、その金額の構成率は全体からみると低く、PFI方式の有利性が歴然としている。

 この試算でいくと市は30年間、病院運営会社に年額22億7,500万円を支払うことになるが、従来方式と比べて年額で8千万円の支出が削減できる計算になる。

 さらに病院運営会社からの租税収入年額1億6千万円を加えると、その削減率さらに広がる。

 病院側の説明によると、新病院オープン後は、他の病院の例からも外来患者が1日1,400人(平成13年度の平均1、325人)に増加し、高度医療システムの導入により1人あたりの診療単価も4万円(同3万5千円)にアップ。また、入院ベッド利用率も現在の89%から95%にあげることを目指しており、全国におよそ1000施設ある自治体病院の中で10位内を堅守する現在の黒字経営環境を維持していける、と話している。このほか、医療事務を運営会社が請け負うことになるため、一般の病院職員は本庁に戻る人事面のメリットもある。

 PFI方式の導入と試算については、権威ある学識者に議論を求め、その根拠が示されているが、この試算結果に誤りがないか、第三者の検証があれば、さらに説得力が増す。

 保険制度が適用されない一部の医療行為を行う病院や学校等の設立運営に会社経営の参入を認めるなど、PFI方式よりさらに民間活力の導入を図る国の規制緩和が進んでいる中、市民病院の改築事業が全国のPFI先進事例として成功させるために、市や市議会だけでなく外部の監査機関に客観的評価を求めて改築整備計画の完成度をさらに上げる視点があってもいいのではないだろうか。


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