滋賀報知新(ニュース)平成15年3月22日(土)第13419号


第5回「第九in八日市」

実行委が合唱団員を募集

オーケストラと夢の共演
=東近江 の空に 歓喜の大合唱を響かせる=

(湖東・八日市市)
 二○○三年の最後を大合唱で締めくくろうと、市民手づくりの第九in八日市実行委員会は、ベートーヴェンの第九交響曲に挑戦し、迫力と感動を味わう「合唱団員」を募集している。

 ベートーヴェンの第九を媒体とした市民参加型の文化事業に取り組み、八日市だけでなく東近江ほか周辺地域へ、新たな文化の創造や生涯学習の推進、音楽文化の活性化を呼びかけ、地域の文化振興を目的に開催され、今回で五回目となる。

 第九in八日市(実行委主催、市・市教委・県文化振興事業団・市文化団体連合会・市音楽協会・滋賀報知新聞文化振興事業団共催)は、今年十二月十四日に県立八日市文化芸術会館で開かれる。

 大阪音楽大学カレッジ・オペラハウス管弦楽団(指揮・松尾昌美氏)をバックに、ベートーヴェン交響曲第九番二短調(歌詞はドイツ語)の歓喜の大合唱を東近江の空に響かせる。井岡潤子(ソプラノ)、片桐仁美(アルト)、西垣俊郎(テノール)、田中勉(バス)の四氏がソリストを務め、合唱団と共に大凧と緑のまち八日市で「第九」を歌う。このほか、オーケストラの伴奏で百人が歌う「ふるさとの四季」もある。

 入団希望者は、往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号などを記入し、〒527―0039八日市市青葉町一―五○、八日市文化芸術会館内実行委事務局(TEL23―6862)へ送付する。FAX(23―6863)も可。募集定員は百五十人(女性百人、男性五十人)。参加費一万二千円のほか、楽譜などの練習教材費は個人負担となる。

 合唱練習は、曽根威彦・滋賀県合唱連盟会長の指導で、六月から毎月第一・三土曜日と第二・四日曜日に同市立中央公民館で行われる。なお、説明会を四月二十日午後二時から同公民館で開く。


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29番目の八日市市指定文化財に

県内でも珍しい八角形石憧型

=成願寺石造燈籠 朝鮮半島のものに類似=

市指定文化財に指定された石造燈籠
(湖東・八日市市)
 八日市市教委はこのほど、市指定文化財に成願寺(小脇町)の石造燈籠(とうろう)一基を二十九件目の文化財として今年度新たに加えた。

 燈籠は、高さは二一○・五センチ。細長い軽快な姿で、基礎から笠まで八角形で、八角柱の竿は高く、このような八角形の石幢(せきどう)型をいるのは市内で唯一、県内でも竜王町の鏡神社(西光寺跡)によく似た重要文化財の燈籠(室町時代)がある程度で、非常に珍しい。

 これまでの調査によると、燈籠は成願寺本堂に向かって左側の、成願寺中興の僧である行承と祐盛の墓とされる石塔のかたわらにあり、基礎部分は扁平の八角で、各側面に格狭間は彫られ、上面に八葉複弁蓮華文が刻まれている。竿(さお)も八角。八角中台は下から連弁を各面に立ち上がらせ、上の部分を少し垂直にしている。火袋(ひぶくろ)も八角で各面無地、火入れは八面のうち四面の対する面を丸と四角にくりぬき、もう一面に円形の明り窓が空けられている。これも八角形の笠には、宝珠(ほうしゅ)が乗る。

 西光寺跡石燈籠は成願寺石燈籠と比べると、基礎や中台の彫刻技術に一段の冴えがなく、また笠のノミ跡にも見劣りする。これに対して成願寺石燈籠は、基礎の格狭間の蓮華文や上面の複弁蓮華文、中台の下面の請花の彫りなどに古い様式が見受けられることから、十三世紀末から十四世紀初めの鎌倉時代末期の数少ない石憧型の石燈籠と推定される。また、成願寺石燈籠の中台と笠が朝鮮半島の古墳籠に類似している点にも興味がもたれている。


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安土町で 日米湖沼NPO交流

第3回世界水フォーラム

湖を愛する共通の思い
=体験と活動内容を紹介=

アリメカから参加したNPOメンバーに西の湖の自然保護の活動を紹介する地元のお年寄り
(湖東・安土町)
 開幕した「第3回世界水フォーラム」2日目の17日、安土町の永町公民館にアメリカの環境保護団体のメンバーが訪れ、地元の人々と湖の自然保護活動について意見交換した。

 同フォーラムの日米湖沼NPO交流プログラムの1つとして企画され、県立大学環境科学部に事務所を置く湖沼ネットがサポート役を務めた。

 アメリカからは五大湖の自然保護活動に取り組んでいる民間団体から学識者ら8人、地元からは昔の美しい西の湖の自然を知るお年寄り40人が集まった。

 意見交換は、東近江水環境自治協議会の丹波道明会長(下豊浦在住)の司会で進められ、まず、子供たちを対象にミシガン湖でスクールシップを開いている湖沼教育協会のトム・ケリーさんが、コンピューター画面を示しながら子供たちの活動のようすや外来プランクトンの繁殖で、生態系に異常を来している問題などを解説したのに続いて、トーチ湖でアビと呼ばれる古来の野鳥の保護と繁殖活動に取り組んでいる草の根活動家・ペク・コンフォートさんが、絶滅の危機に瀕しているアビの話をした。

 地元のお年寄りからは、美しかった頃の西の湖を知る西義弘さん(72)がシジミ取りや魚釣りで楽しんだ子供の頃の話と水との関わりが干拓で大きく変化した様子を説明した。続いて大野よね子さん(74)が、西の湖に近い水路で野菜が洗えたことや漁師のお父さんとウナギ取りを楽しんだ思い出を披露した。

 また、毎年秋に小学校と協力して町内の児童を船に乗せて西の湖の探検学習に取り組んでいる奥田修三さん(79)さんは、次代を担う子供たちに水環境の大切さを伝えていく意義を熱っぽく語った。

 アメリカの参加者からは、地元のお年寄りが体験を通して水環境を大切する心に賛辞が送られたが、「お年寄りや子供たちが自然保護の取り組みや学習をしているはよく理解できたが、その間の年齢の人々は何をしているのか」という質問もあった。

 意見交換のあとは、地元のボランティアグループ「あすなろ会」が手作りした「シジミの煮付け」、「きんぴらゴボウ」などの料理で夕食を囲み、交流を深めた。

 


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リクエストの樹木寄贈

今年もキンカンなど24本

=近江八幡建設工業会青年部会=

(湖東・近江八幡市)
 市内の緑化事業に取り組んでいる近江八幡建設工業会青年部会(青松義鎬部会長)はこのほど、市内の5つの教育施設にキンカン・リンゴなど実の成る木や花をつけるサツキなど、合わせて24本を植樹し、教育の場にプレゼントした。

 同青年部設立時から取り組んでいる奉仕事業で、幼稚園や学校から希望の樹木を聴き、順番に植樹を行っているが、3年ぐらい待たないと順番が回ってこないほど、申し込みが多いという。

 植樹作業には、青年部のメンバー16人が集まり、2班に分かれて保育園や幼稚園、小学校を回り、子供たちの健やかな成長を願って一本一本丁寧に植え込んだ。


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出直し合併に向けて新指針

近江八幡市がタタキ台作成

本庁はスリムで支所を充実
名称は識者の意見を聞く

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市は、新たな市町村合併を取り組むにあたり、その基本的な考え方をまとめた。冊子に作成して配布するほか、市のホームページ(http://www.city.omihachiman.shiga.jp/)でも24日から公表する。

 冊子は、今月末までに400部を作り、市内の自治会、市議、市職員、希望する市民のほか東近江地域の行政関係者らに配布し、新たな議論を深めていくタタキ台として活用していく。

 同市はこれまで、市広報誌や住民説明会を通して合併の必要性や方針について市民に説明してきたが、2市5町の枠組みが白紙に戻って新たな合併への取り組みが必要となったことから、合併特例法の見直しや国や県の追加支援策の検討などの新しい動きにも注視し、住民のための合併議論を新たに喚起する素案づくりを進めていた。

 冊子は、A4版6ページに要点をまとめたもので(1)誰のため、何のための合併か(2)住民サービスの充実・向上に向けて(3)地域の特性を生かしたまちづくりに向けて(4)住民自治の一層の促進に向けて(5)その他(6)東近江地域における合併に向けて『構想イメージ』の6章に分けて、市の基本的なスタンスをわかりやすく解説。進むべき合併の方向性を示した。

 この中で、「(2)住民サービスの充実・向上に向けて」の項目では、地方分権が進む中で、合併後の市役所本庁は、できるだけスリム化して政策形成機能の充実を図り、住民に身近な役所となる支所(合併後の現市役所や町役場)機能のサポートや行政機関との連絡調整を行う役割が必要と提案。

 これからの地方自治は、従来のように大勢の職員を集めた一極集中型の行政機関ではなく、合併後の各支所が中心となった行政組織を構築し、郷土の歴史や文化、経済などの地域特性を生かした狭域行政を大切にした平等で均衡あるまちづくりの進展が望まれる、としている。

 その具体的な視点として、手続きだけで済む簡単な行政サービスは、支所だけでなく出張所のほか、駅や量販店などにもサービスコーナーを開設し、コンビニの活用なども考えられると提案。そのためには、現在の事務手順の改革を進め「身近に、いつでも、一カ所で、待たされず、快適に」のサービスが提供できる取り組みが大切であることを強調している。

 また、合併のスケールメリットを最大限に生かしていくために、これまでの行政主導の均質的なまちづくりではなく、各地域の個性と地域住民の選択に基づくまちづくりの展開が肝要とし、そのためには、一定権限を譲渡された住民自治の条例制定や各支所ごとの住民自治組織の形成とその支援が必要と説いている。

 このほか、現在の市や町の名称や地名は、その土地の歴史文化、風土などが染み込んだ「文化財」でもあるとの認識を示し、新市の名称の考察にあたっては、地域の有識者や地名の専門家にも意見を聞く機会を持ち、単に公募だけに頼らない慎重な取り組みが必要と提起している。

 また、法定期限内の合併にこだわり過ぎるあまり、肝心の議論がなおざりになりになりやすいムードにも注意を払い、住民が納得する議論の集積がもっとも大切との考えも示している。

 今回作成された、基本的な考え方は、各地でわき起こっている合併の枠組み形成の問題点、失敗した2市5町での経緯から得た教訓、国が見直しを進めている合併指針の最新情報などにも視点を注ぎ「参加、平等、自由」を基本理念に、合併のテーブルを準備する前の献立を示したもので、市ではこうした思いを共有できる市町と自由に参加できる協議の場を持ち、単なる行政組織の拡大合併でなく、将来どんなまちを目指すのかの議論が先行する「ビジョン合併」が重要としている。

 バラバラになった後、東近江地域では現在、八日市市を中心とした1市4町(八日市市、永源寺、愛東、湖東、五個荘)の議会が話し合いを始めたが、出直し合併の本格的な動きはこれから。近江八幡市では、今回作成した基本的な考え方を押しつけるのではなく、あくまでも協議のメニューにしたいとしている。

(畑 多喜男)


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