滋賀報知新(ニュース)平成15年3月28日(金)第13425号


ハートシアター 感動の記録

生徒とともに考え、学ぶ

=玉園中 堀内校長の手記発刊=

堀内校長による道徳教育の実践がつづられた本「『てんびんの詩』が伝えてくれたこと」
(湖東・八日市市)
 八日市市立玉園中学校の堀内了賢校長が昨年六・七月に行ったハートシアター「映像道徳授業」の記録をつづった本「『てんびんの詩』が伝えてくれたこと」が、このほど暁教育図書から出版された。

 「『生きる力』の核となる豊かな人間性の育成をめざして」の副題が付けられたこの本(B5判百十二ページ)には、この授業に至る経緯、授業に使われたビデオ「てんびんの詩」のシナリオ、授業のねらい、授業を受けた生徒たちの声、ワークショップとして子育てや家族についての考えを深めた保護者や教諭らの感想などが収められている。

 また、同校が道徳教育の一環として生徒一人ひとりに配布した「心のノート」から、生徒たちの心の叫びを取りあげ、学校・家庭・地域が一緒に生徒の成長を見つめようとする学校通信「玉中生ファイト」も紹介する。

 あとがきで堀内校長は、「生徒たちが導入の段階から主体的にかかわることのできる授業立案の重要性」を感じ、「生徒の心に響く教材の選択も重要だが、何よりもそれを生かすための授業者の道徳教育に対する気力の充実が大切である」と言及している。

 そして何よりも、堀内校長の教育に傾ける情熱をしっかりと受け止めた子どもたちの心の成長ぶりが、手に取るように伝わってくる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

助役に持田氏、教育長に磯部氏

五個荘町3役人事

収入役は人選進まず
=会計室長の新設視野に=

持田長三郎助役
磯部実教育長
(湖東・五個荘町)
 前町長の退任に伴って一月末から空席となっていた五個荘町助役と教育長が決まった。
 助役には、持田長三郎氏(58)=同町伊野部=が就任することになり、二十四日の臨時議会で全会一致で可決した。任期は四月一日から四年間。

 持田氏は、昭和三十八年に県庁入りし、厚生部障害福祉課専門員、八日市市総務部次長、八日市市企画部長を経て、県広報課長、企業庁総務課長などを歴任。昨年四月から県立大学事務局次長を務めている。

 教育長には、磯部実氏(60)=同町金堂=が就任する。磯部氏は、京都教育大学を卒業後、守山高校、八日市高校で教鞭をとり、彦根東高校教頭に就任、平成六年から八幡高校長、県総合教育センター研究部長を務め、現在石部高校長。任期は四月二日から来年十月十三日まで。

 残る収入役は、庁舎内から選出したいとされているが、未だ人選が進まず、新年度の人事異動において職務代理となる会計室長の新設が考えられている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

銅版画家・山本容子
30日まで「原画展」開催中
=能登川町立図書館=

能登川町立図書館で開催中の原画展「山本容子の世界」
(湖東・能登川町)
 日本を代表する銅版画家・山本容子さんの原画展「山本容子の世界」が、三月三十日まで能登川町立図書館・博物館のギャラリーで開かれている。

 下絵を描かずに仕上げる軽やかなエッチング、典雅さと大胆さが融合する山本さんの作品からは創造の楽しさが伝わってくる。展示作品は、絵本「はなうた巡礼」や「おこちゃん」などから五十三点で、平成十四年度の子ども読書活動推進モデル市町村事業として開いている。入場無料。

 大阪府で育った山本さんは、京都市立芸術大学西洋画専攻科を終了し、アートをもっと身近に感じてほしいと書籍の装 や挿絵を手がけ、吉本ばななの「TUGUMI」、北杜夫の「母の影」、江國香織の「デューク」の装画でも知られている。このほか、絵本やエッセイを執筆するほか、アクセサリーや食器、舞台衣装のデザインを担当。近年では、音楽ホールの壁画制作やウエディングチャペルでのパブリックアートにも挑戦し、マルチな才能を発揮している。

 主な著書に作品集「PRINTS」「展覧会の展覧会」、画文集「グリーティング」、絵本「犬のルーカス」、CD+本「Angels Eye」などがある。

 問い合わせは、町立図書館(0748―42―7007)へ。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

定数18・人選活発の日野町議選

只今 現職12・元職1・新人6の計19人

=うち合併反対派は7人=

(湖東・日野町)
 日野町議選(四月二十二日告示、同月二十七日投開票)の立候補予定者説明会が、二十日午後二時から林業センターで開かれ、定数十八に対して二十陣営が出席した。

 これまでのところ、現職十二人、元町議一人、新人六人が出馬の意向を示しているほか、他地区でも人選が活発に進められている。

 合併問題が争点となるだけに住民の関心は高く、町の進路を決める重要な選挙となる。各地区ごとの動きを探ってみた。(文中敬称略)

 【日野地区】議長を務める岡弘太郎(68)=木津=は四期目を、奥村嘉三(67)=大窪=と平山敏夫(52)=松尾=は三期目をそれぞれ目指し、元町議の松岡千鶴子(67)=大窪=が返り咲きを狙う。また、上野田地区で、前回の選挙に引き続き矢島孝男(48)=上野田=を擁立する動きがある。

 【必佐地区】共産党の池元法子(51)=中山=が三期目、前回トップ当選を果たした公明党の植島和子(67)=山本=が二期目、議会最長記録を更新中の高岡政一(72)=石原=が十期目に向けて出馬を固めた。前回候補者を擁立できなかった三十坪・小御門・山本の三地区からは新人の寺澤隆彦(61)=三十坪=が名乗りを上げている。引退をほのめかす川東康夫(66)=豊田=と態度を保留している小澤重男(66)=内池=の支援者の中には、それぞれ新人を擁立する動きも見られ流動的。

 【南比都佐地区】清水隆(59)=別所=が再選を目指し、三期で勇退する西澤宏(69)=下駒月=に代わって新人の曽羽貢(56)=深山口=が出馬する。

 【西大路地区】嶋村末治郎(67)=蔵王=が再選を狙い、合併反対派の東正幸(59)=西大路=と山田すみれ(47)=音羽=の二人が自立で出馬を決めた。二期務めた徳井誠一(71)=西大路=の引退の決心が固いことを受け、前回同様に地元では後継者選びが行われているが難航している。

 【東桜谷地区】副議長の荒川武雄(67)=川原=が四期目、園城勲(64)=中之郷=が二期目に向け、出馬が確実。

 【西桜谷地区】凍結状態にある空港建設予定地を抱える西桜谷地区では、榎章一(69)=北脇=が再出馬し、新人で共産党の加藤芳子(48)=野出=が議席拡大を狙う。前回空港反対を訴え出馬した西河滝三(64)=蓮花寺=は、建設は事実上できなくなったと判断し引退を表明している。

 【鎌掛地区】二期の野澤茂夫(74)=鎌掛=からバトンタッチを受ける新人の西沢正治(55)=鎌掛=が出馬する。共産党の對中芳喜(52)=鎌掛=が三期目を目指し、共産三議席獲得を視野に入れる。 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

蒲生家のお土産に!!

ふるさとの味再現 わたむき漬

=日野町の市田さんが日野菜で村おこし=

日野菜漬を袋詰めする市田さん
(湖東・日野町)
 足元が白く、葉元は淡い紅色をした妖艶な日野菜。その歴史は、音羽城の城主であった蒲生貞秀公が、鎌掛石楠花渓あたりで発見した室町時代にまでさかのぼる。城中で栽培させ漬物に加工し、後柏原天皇にも献上され、全国に広まった日野菜は蒲生家から代々伝わる日野町の名特産品である。

 中之郷の市田弘司さん(69)は、「原産地である日野町の菜を枯らしてはいけない。日野菜漬を、後世にまで残していきたい」との思いでわたむき物産を立ち上げ、地元の仲間約十人と昨年から日野菜漬の加工を本格始動させた。

 六十歳で定年退職後、市田さんは大かぶや赤かぶといった漬物にするための野菜づくりに精を出し、趣味の域を超え市場へ出荷するほどになっていた。

 JAや普及所、農家、行政が一緒になって日野の特産品づくりを考える会も催し、身に付けた野菜づくりのノウハウと減反の活用方法、町おこしを模索する中で、観光客の需要が高く地場産業である日野菜漬にたどりついた。

 昨年七月から、雄大な綿向山をのぞむ約一反の田んぼを、菜がまっすぐに伸びるように有機肥料を加えながら何度も耕し、九月中旬に種をまき、水分保持のため古い糠を敷いた。間引きや肥料やりを繰り返し、十月中旬から下旬にかけて百円玉くらいの太さになった菜から丁寧に抜き上げ、約二トンを収穫した。

 一本ずつ水洗いし選別した後、慣れ親しんだ味を再現するため、メンバーらで樽に入れる調味料の量を少しずつ変えながら試行錯誤の末、保存料や添加物を一切使わないさくら漬とわたむき漬(ぬか漬と甘酢すがた漬)の三種類を完成させた。現在は、近江日野商人館や土山の道の駅などで販売している。

 また、日野菜を栽培している南比都佐小学校の給食にもわたむき漬が出され、子どもたちから「おいしかった」や「いつまでも元気に日野菜を作ってください」という手紙が寄せられた。

 市田さんは、「町を思う気持ちにこだわり、日野菜づくりや特産品づくりに取り組んでいる。今後は、年々量産を拡大させ、仲間づくりとみんなが納得し認め合える商品作りに専念しながら、後継者となる若い人たちへゆずっていきたい」と語り、忘れられない日野の逸品を目指す。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ