滋賀報知新(ニュース)平成15年4月8日(火)第13436号


本物のような居空間・再現

企画展「八幡堀と民家のある風景」
忘れかけてた巷の風情

=6月1日までかわらミュージアム=

展示されている精巧な八幡堀と民家のミニチュア模型
(湖東・近江八幡市)
 模型で再現した近江八幡市内の民家や町並みを紹介する、かわらミュージアムの春の企画展「八幡堀と民家のある風景」が始まった。

 日本古来の木造建築と甍(いらか)の波、民家や商家との空間にホッとする心の落ち着きや流れる巷の風情などが感じとれる、旧八幡市街地には、まちの歴史的文化価値があふれている。

 同展は、こうした昔の人々の知恵や風土の中で培われた日常の生活文化が随所に感じとれる町並みを縮尺した精巧な模型作品にとりくんでいるミニチュア造形作家・内山正一氏の代表作品を展示紹介するもので、町並みを日常と違った角度から見ることで、近江八幡らしい町並みの風俗や庶民文化にふれてもらおうことが目的。

 会場には、八幡堀界隈や民家と商家が連なる家並みの縮小模型、人形を加えて左義長まつりや八幡まつりのにぎわいを表現した作品など併せて50点が並べられている。中にはヴォーリズ建築物や岐阜高山などに見られる合掌造りや東北・岩手の曲がり家など、日本伝統的民家も展示している。

 小さなものでは高さ7センチの人形から大きなものでは60センチ位までの建築物を実景に沿って配置したリアリティーある作品で来場者の関心を集めている。

 作品を見下ろす位置からの作品づくりを大切にし、屋根などは大きくデフォルメしているが、壁土の傷み具合や瓦屋根の質感などは本物そっくりに仕上げられている。

 内山氏は、1948年千葉県出身で現在は京都市伏見区在住。日本民族建築学会会員でもあり、全国の古い民家や建物のスケッチ画や記録写真をもとに趣味の木彫り技術を生かして、そこに住んでいる人々の生活の臭いや息づかいをいかに表現するかをテーマにミニチュア民家の制作に取り組んでいる。

 これまでにニューヨークや東京、京都などでの個展や世界ミニチュアフェスティバルに招待を受けるなど、作家として幅広い活躍で知られている。

 会期は6月1日まで。入場料大人300円、小・中学生200円。月曜と祝祭日の翌日は休館。


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スタートから 激戦ムード漂う

県議選・八日市市(定数2)

政党バックの2現職に新人が挑む
=3陣営 無党派層への食い込み図る=

(湖東・八日市市)
 統一地方選の火ぶたを切って滋賀県議選が四日に告示され、八日市市選挙区(定数二)には、自民公認の中島敏氏(55)=三期=、無所属(民主・社民推薦)の西沢久夫氏(50)=一期=の現職二人と、無所属新人の小寺裕雄氏(42)が立候補した。二現職に新人が挑む三つどもえの選挙戦は、スタート直後から激戦の様相をうかがわせている。

 中島候補の出陣式には、岩永峯一衆院議員(自民党県連会長、4区支部長)と有村治子参院議員が応援に駆け付け、二百人を前に「県内切っての政策通、ハートで行動する力は政権責任政党には欠かせない」と自民結束を呼び掛けた。

 三期十二年に貯えた政治力を「八日市の発展に使ってほしい」とした上で、実績に「あぐらをかいていては四期はない。初心に返り新人のつもりで戦い抜く」と第一声を発し、これまでにない厳しい選挙に危機感を募らせた。

 西沢候補の第一声は「政治の中に利権が罷り通っている」と、バッジを付けた人の言いなりの役所体質を批判し、政治家の責任を「いかに弱い立場、困っている人に手を差し延べられるかにかかる」と、公平と平等を政治に求めた。

 武村同友会と連合に支えられ、他の陣営をしのぐ二百五十人が出陣式に顔を見せ、旧さきがけ本拠地の意地を示した。民主党公認を辞退し、推薦を得て無所属からの立候補は、無党派層の浮動票獲得への意欲がうかがわれる。

 政党色に染まらず手づくり選挙に挑む小寺候補の出陣式に二百人が集まり、未知数の魅力を前面に押し出す支援者の意気込みを伝えた。現職二人への挑戦には出遅れは否めず、知名度のアップと人柄の売り込みに力を注ぐ。

 第一声で「明るく元気に選挙を戦い、一つ一つの勇気を集めたい」と、組織選挙に立ち向かう姿勢に応援を求めた。支持者は、市民が推す市民派候補と位置付け、政治にクリーンで新鮮な新しい風を吹かそうと結束を訴えた。


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三つ巴の激戦始まる

県議選告示・神崎郡選挙区

現職の強み、大谷がリード

=諏訪、小杉が必死の追い上げ=

(湖東・神崎郡)
 統一地方選のスタートを切って県議会議員選挙が四日に告示された。権限委譲や財源問題など地方分権・市町村合併が進むとともに、自治体間の競争激化が生じてくる。いかに民意を吸収し、行政に反映できる選良を選ぶかが有権者に問われる選挙で、定数四十七に対して六十六人が出馬した。神崎郡選挙区では、自民党公認で十期目を目指す大谷元太郎(75)=能登川町小川=、自民党公認で新人の小杉武志(61)=五個荘町竜田=、無所属新人で元五個荘町議の諏訪一男(60)=五個荘町宮荘=の三氏が立候補し、定数二議席を争う少数激戦を展開している。(文中敬称略、届出順)

 大谷は、住民主役のまちづくりを念頭に年明け早々から後援会組織の強化を進め、第一声の出陣式には約三百人が駆け付けた。今回は、五個荘町から二新人が立ったことから全郡的な浮動票獲得戦も予想され、地元・能登川町の引き締めを行う一方、前回の上積みを狙って永源寺町にも攻勢をかける。後援組織の大谷会、湖東未来塾、町議らの動きも激しくなり、念願のトップ当選を狙って必死の様相。九期三十六年の実績と人脈が仕事に結びつくと訴え、住民対話を基本に福祉、産業、女性参画の社会づくりに尽力したいとする。

 小杉は、北川弥助県議の後継者として、民間企業で培った感性で県政に新風を吹き込みたいと出馬。応援に駆け付けた約五百人を前に「力強い景気対策と産業育成で失業者対策・雇用拡大を図り、安心して子育てや老後を暮らせる経済県づくりを目指す」と訴えた。出遅れもあって知名度が低いが、温厚な人格者として知られ、選挙母体は地域住民や同窓生および滋賀工場長を務めていた小泉製麻(株)の元社員らで形成。自民党組織の応援を得ながら手づくり選挙を展開し、農業や商工、自治会などの各種団体から推薦状を受けた。

 二度目の挑戦となる諏訪は、五個荘町議十六年の経験を生かして「懸案の愛知川新橋の実現と、安心な農産物生産および農政振興を目指したい」と話した。地元・宮荘自治会の推薦を得たものの厚い組織はなく、開業する和装学院を事務所にした出陣式では、元町議や元区長らを中心に約九十人が集まった。浸透を図るのは無党派層や新興地などで、支部長を努める県農政連や太郎坊宮敬神講社を通じて保守層にも食い込みを図る。また、早くから永源寺町の東部七集落に入り込み、第二ダム建設と切り離した地域振興策を訴えている。



 大谷元太郎 昭和三十年に二十七歳で能登川町議会議員に初当選、昭和四十二年に県議会議員に当選し、県議会議長・副議長、自民党県連会長代行、政調会長などを歴任。現在、自民党県連副会長、能登川町土地改良区理事長、能登川町グランドゴルフ協会会長、県立能登川高校後援会会長。九期目。

 小杉武志 昭和四十年に立命館大学法学部を卒業後、小泉製麻株式会社に入社。同社滋賀工場長、本社総務部長を経て平成十年に小泉興業(株)取締役総務部長に就任。退職後の十三年から十五年まで東近江地域振興局で奉職していた。現在、五個荘町青少年育成町民会議監事、町社協理事、八日市市神崎地区防犯自治会暴力追放対策部会長。

 諏訪一男 昭和六十二年に五個荘町議会議員に初当選、四期在任中に五個荘町農協監事、県立能登川高校PTA会長、真宗大谷派栢尾山行願寺門徒総代、東近江行政組合議会議長などを歴任。現在、JAグリーン近江農協総代、太郎坊宮敬神講社五個荘支部長、愛知川沿岸土地改良区総代など。

 


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2議席に乱戦の蒲生郡

=自民・民主・共産の政争!!=

(湖東・蒲生郡)
 四日告示の県議選・蒲生郡選挙区(定数二)には、無所属で自民党推薦の片岡好夫(55)と山田尚夫(56)の二新人、無所属で民主党推薦の現職・浦田一郎(71)、共産党公認で新人の池内登志子(55)、自民党公認で現職の杼木捨蔵(61)の五人が立候補した。 

 二議席に杼木と山田、片岡の三候補を擁立した自民党に、旧さきがけを母体に民主や連合滋賀を地盤とする浦田と共産党の池内が対与党との戦いに挑む。選挙告示日には、各陣営ともに選挙カーで郡内を一巡し、立候補のあいさつに回った。 片岡の出陣式には安土町内の支持者約九十人が駆けつけ、二期八年の町議の実績と「思いやりのある、公平・公正で対話重視の政治」の基本理念、七つの公約をアピールし、三十二年間県議を輩出していない安土の一本化を呼びかけた。選挙カーで安土から日野まで攻め入り、早朝からJR安土駅前での街宣活動に加え、町内の祭事期間を避けて七日から個人演説会を開くことにしている。 

 同じ自民の新人・山田は、三十七年間過ごした日野町役場を背に出陣式を行い、支持者約百五十人が集結した。「行政経験を生かし県政とのパイプ役」をキャッチフレーズに支持を求め、告示前に日野・蒲生の全地域をあいさつ回りで踏破した。各地域の課題掘り出しにも力を注ぎ、選挙カーや朝立ち、日野・蒲生二十七カ所での個人演説会で、知名度アップを図る。 

 自民の動きをけん制しながら、組織票固めに余念のない浦田は、出陣式で「清潔、誠実、公平」をモットーに住民本位の県政構築を訴え、必勝のはちまきを巻いた支持者約百四十人が志気を高めた。日野・蒲生・安土の三事務所には大勢の支持者が連日詰めかけ、各町で浦田が街頭演説する際には人垣ができるほどの熱の入れようだ。郡内二十四カ所で個人演説会を開き、自民票の切り崩しにも乗り出す。 

 共産の手堅い組織票をバックにする池内は、県民の暮らしに直結する課題解決と男女共同参画社会の構築、平和への強い思いを、主婦の姿が目立った出陣式で支持者約八十人を前に主張した。空港反対で前回結束した綺田地区の住民や党員のほか、小泉内閣に絶望し改革を望む無党派層を掘り起こす作戦。 

 自民二新人に危機感を抱く杼木は、「三回の選挙のうちで一番厳しい選挙となった。農業の発展や福祉、若者の生きる力を育む政策や夢も、当選しなければ実現できない」と、参集者約百六十人のうち蒲生町民が三分の一を占めた出陣式で力を込めて語った。竜王を基軸に、蒲生、安土での集票増加を目指し、三町で十六カ所の個人演説会と朝・夕の街頭活動で勝負をかける。(文中敬称略)


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近江富士花緑公園

森林文化の体験教室

=参加募集=

(湖南・野洲町)
 県立近江富士花緑公園(野洲町)は、自然に親しめる森林文化体験教室を開催している。同園には五百種類を超える樹木や花が植えられ、県内外から年間三十万人以上の来園者が訪れている。問い合わせは同公園ふるさと館(TEL077―586―1930)へ。四月の催しは次の通り。

 ▽十九日=「しゃくなげ教室」植え付けや手入れの説明、接ぎ木の実習を行う/無料。「山菜を楽しもう」旬を迎えた山菜や野草の味、香りを生かした調理法を学び、天ぷらのほか山菜づくしを手作りで学ぶ/材料費千円。

 ▽二十六日=「春を楽しむ森林浴」木々の花の香りや芽吹きを観察し、森林浴で春の息吹きを味わう/無料。

 ▽二十七日=「一般木工教室」引き出し型のプチタンスを作る/材料費二千円。


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