滋賀報知新(ニュース)平成15年4月9日(水)第13437号


市発展へ実績さらに

中島敏候補の個人演説会

県政策決定の重要ポスト
=来期こそ 自民政調会長が待つ=

個人演説会で支持訴える中島候補
(湖東・八日市市)
 二現職に新人が挑む県議選八日市市選挙区(定数二)は、三つどもえの激しい選挙戦を展開し、中盤を迎えるとともに情勢も混迷を深めてきた。自民公認の中島敏候補(55)=三期=、無所属(民主・社民推薦)の西沢久夫候補(50)=一期=の二現職に対し、これに割って入る無所属新人の小寺裕雄候補(42)の三人が連日連夜、し烈な横一線の選挙戦を展開している。

 三期十二年の実績を誇る中島候補は、今回の選挙を「これまでになく厳しい」と、連夜に開く個人演説会で訴える。自民組織に守られ「ほっといても当選確実」との楽観ムードに気を引き締め、「ほっとかれたら落選は間違いない。ほっとかずに最後まで支援を」と、会場に集まった支援者を前に深々と頭を下げる。

 市周辺部の発展や下水道、排水、道路などへの政策課題を例にとり、予算獲得だけでなく「市民に役立ったのかを最後まで見極め、きっちり責任を果すことが議員に求められている」との考えを示し、個々に持つ悩みを「ぜひ中島に相談してほしい」と、解決に向けた自信の程をうかがわせた。

 会場には、選対本部長の村田利子、選対幹事長の畑博夫、寺村義和、大洞共一、深尾俊幸、福山憲二の支援市議六人が応援に駆け付け、三期十二年の実績を持つ中島候補の今後に期待を寄せ、何としても「四選を勝ち取り、市の発展に結び付けなければ」との自民結束を呼び掛けた。

 「来期は自民政調会長の重要ポストが待ち受ける。県予算の配分を決定付けるる立場から、八日市市にとってプラスになる人は誰かを考えた時、中島候補しかない」とした上で、失えば「目に見えて動く道路や下水道など都市基盤整備は後退する」との懸念から、この実績を「市民のために使ってやってほしい」と、支援拡大に協力を求めた。

 また「政権政党でないと仕事に結び付かない」と、自民党公認を受けた中島候補の手腕を強調する。野党第一党となる「民主党は政策を掲げるものの実行するには程遠く、県政をチェックするにとどまる」との政治構図から、民主推薦で旧さきがけ出身の西沢候補に牽制球を投げ付けた。

 一方、保守系新人の小寺候補に対し「市勢発展に役立つには十年かかる」と今後を見通し、日々刻々と動く政治に「空白は許されない」として、市発展と将来の礎を築くには「油の乗り切った実力あるベテラン県議が必要」と、保守連携に柔軟姿勢を打ち出している。


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八日市から競技の輪広がれ

大凧カップ ハツラツ演技

=体操・新体操選手権大会誕生=

オープン参加のトランポリンの演技
(湖東・八日市市)
 八日市市に少年少女のスポーツ大会がまた一つ誕生した。

 六日、布引運動公園体育館で開幕した第一回大凧カップ体操・新体操選手権大会(八日市体操協会主催)で、選手たちのはつらつとした演技が繰り広げられた。

 少年少女を対象にした体操や新体操の普及、技術向上、選手育成などを目的に開催されたもので、市内で開かれている教室(ウイーズ体操クラブ、Stella)に通う生徒三十人が出場。

 競技は、小学五・六年生による一部(ボール)、中学生による二部(フープ)の個人で行われ、体操の床とトランポリン、新体操選手クラスについてはオープン参加となった。

 選手たちは課題曲に合わせて規定演技をのびのびと表現し、日頃の練習の成果を披露すると、会場に詰めかけた保護者らから一つひとつの演技に大きな拍手が送られた。


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開学70年目 また新たな歴史

中高一貫 第1期生入学

=滋賀学園 国際人の育成めざす=

緊張した面持ちで入学式に臨む中学校の新入生
(湖東・八日市市)
 社会に貢献できる国際人の育成をめざして中高一貫教育をスタートさせる滋賀学園で七日、中学校と高校の入学式が行われ、開学七十年目にしてまた新しい歴史が刻まれた。

 一年間の海外留学制度を特徴とする中・高六年間での徹底した教育が魅力で、県内外から二十五人が記念すべき第一期生として入学。高校入学者二百三十六人と一緒に、ちょっぴり緊張した面持ちで入学式に臨んだ。

 はじめて校内に響く中学校歌とともに高等学校歌が斉唱されたあと、清田剛校長が中学生・高校生の入学許可を宣言、「恵まれた環境の中で学校生活が送れることに感謝しなければなりません。平和を愛し、やさしく、たくましい人格を身につけ、楽しい学校生活を」と、また、森美和子理事長も「中学生も高校生も今日から、兄弟姉妹として仲良く過ごしてください」と、同校でともに新しく第一歩を踏み出す新入生を、保護者や関係者とともに祝った。

 つづいて中学新入生代表の大川千暁さんに清田校長から教科書が授与され、高校新入生代表の位田瞳さんが、「期待と不安でいっぱい。新しいことにチャレンジしたい。今を大切に、今しかできないことに情熱を燃やし、希望の種をまいて、大きく育てていきたい」と誓いの言葉を、日本語と英語で披露。在校生代表の植木郁さんが「一緒に楽しい学校生活を」と歓迎した。

 中村功一市長はじめ出席した来賓からも、同校の地域における長年の貢献に対する感謝と今後のさらなる発展に期待を込めたメッセージが続いた。

 


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合併是非問う住民投票条例

総務常任委員会 賛成少数で不採択
15日の本会議でも否決の見込み

=日野町議会=

約20人が傍聴した総務常任委員会
(湖東・日野町)
 日野町議会の総務常任委員会(奥村嘉三委員長、六人)は七日、三月議会で継続審査となっていた議第四十六号「日野町の合併についての是非を問う住民投票条例」について、賛成(二人)少数で不採択とした。

 午前九時から同町役場第一・二委員会室で開かれた委員会では、参考人として直接請求を行った住み良いふるさと日野をめざす町民の会の代表世話人・儀俄嘉氏と西川孝子氏の二人が出席し、条例案についての質疑が行われた。

 委員からの「合併相手がいない中で是非を問うべきでないとの意見があるが」との質問に、参考人は「まずは住民の合併への意思を確認し、第二段階で相手を決めるべきだ。白紙に戻った今こそ町の方針を定め、相手のあるなしにかかわらず、基本的スタンスを考える必要がある」と指摘した。

 同条例案の第六条二項「適正な執行を確保するため、日野町の合併について町民が意思を明らかにするために必要な情報の提供に努めなければならない」との条文中の“必要な情報とは何か”について、参考人は「合併しない場合に起こるサービスの低下や負担増など誰もが判断できるもの」と述べ、身近な視点に立った情報を開示することで住民は是か非かを判断できるとした。

 最後に、「合併しないでのまちづくりが基本的な考えか」との問いに対して、参考人は「そのものずばりだ」と合併反対の態度を明らかにし、経済や教育、福祉など独自のまちづくりの実現を求めた。

 質疑後の審議では、「日野町は永久に町のビジョンが考えられなくなる」や「町を二分することになる」、「合併が白紙に戻った段階で何を基準に投票するのか」など制定に反対する意見が支配的で、多額の費用がかかる住民投票での意見集約ではなく、住民アンケートを実施してはどうかとの提案も出された。

 これに対して、合併そのものに反対する委員らは「これまでの取り組みで住民不在の原因を作ってきた。合併について住民の本当の意思を知ることが必要だ」や「合併しなくてもできるまちづくりの研究がなされぬまま進んできた。採決を急ぐよりも条例をどうやって作っていくか話し合うべきであり、入口での議論が一番重要だ」と条例の必要性を訴え、住民の意見を反映しない町行政や議会に対する批判が八千百四十四人分の署名に込められていると強調した。

 最終判断を下す本会議は、十五日午後一時半から行われる予定。


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「大君」「石林」記した墨書土器

有力氏族の居宅兼ねた役所跡?

=竜王町山面のブタイ遺跡=

遺構付近から出土した「石林」の文字がはっきりと分かる墨書土器
(湖東・竜王町)
 竜王町大字山面ブタイ地先のブタイ遺跡から、奈良時代に建てられたとみられる大型掘立柱建物と「大君(おおのきみ)」や「石林(いしばやし)」とはっきりと明記された墨書土器片五点が出土した。

 昨年十月から株式会社雪国まいたけ工場の造成第一期工事に伴い発掘調査を行ってきた竜王町教育委員会は、「調査区中央に直径六十〜八十センチ、深さ六十〜八十センチの柱穴と直径三十センチのクリの柱根の残存、字が書ける人が少なかった時代の墨書土器の発見から、一般集落跡とは考えにくく、文献史料では見当たらず実在していたかはわからないが、『大君』の君が姓で『おおの氏』という有力氏族がおり、その居宅を兼ねた官衙的施設(役所)ではないか」と推測している。

 今回の調査(五千五百平方メートル)では、中央の東西五・五メートル、南北九メートルの大きさの掘立建物跡以外に、北側に十八棟以上の小ぶりの建物跡、南側に鎌倉時代と推定できる条里に沿った形の集落跡が見つかり、異なる時代の建物跡の発見から一帯で集落が継続して形成されていたのではないかと考えられている。

 遺物では、須恵器を中心に銅銭や緑釉陶器などコンテナ五十箱分が出土し、土器の形状からほぼ八世紀から九世紀初めのものであることが判明した。中でも、遺構付近から出土した椀の底のような部分に書かれた「大君」や「石林」のほか、「井」、「田」、「×」などと読める墨書土器片は、全国的に研究が進んでいない古代律令制で設置された国や郡に次ぐ地方行政区画「郷(五十棟で一郷)」と比較対象できる貴重な資料としての価値を持つという。 

五日に現地説明会を開いた町教委では、今後、出土した遺物の展示会を検討している。


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