滋賀報知新(ニュース)平成15年4月12日(土)第13440号


新しい八日市への出発 

小寺裕雄候補の個人演説会

歩いて初めて目標を発見した

=金のかからない政治を目指す=

(湖東・八日市市)
 二現職に一新人が三つどもえの選挙戦を展開する県議選八日市市選挙区(定数二)も終盤を迎え、さらに激しさを増してきた。自民公認の中島敏候補(55)=三期=、無所属(民主・社民推薦)の西沢久夫候補(50)=一期=の二現職に挑む無所属新人の小寺裕雄候補(42)の三人は、連日連夜し烈な戦いを繰り広げ、一歩も譲らぬ横並びの状況が続く。

 新人ながら出遅れの小寺候補は、顔を知ってもらおうと市内六千軒を歩いたお陰で「出会った人から色々教えて頂いた」と切り出し、八日市のことを全く知らなかった自分を発見するとともに「政治の原点を見つけ出せたような気がする」と、毎夜開く個人演説会で語る。「地域に出て行って、教えてもらって、課題を話し合い、行政と協議しながら政治に結び付ける」との姿勢は、決意当初には想像もつかなかった言葉で、この二か月間での成長ぶりを見せ付けた。

 また、経営的感覚から財政を「収入・支出・預金・借金」などと分かりやすく説明し、膨大な借金を作った人が有能な政治家と言われてきたが、これからは違う。少ない金の有効な使い方を考える一方で「金を使わずに政治が行える仕組みづくりが求められているのではないか」と訴える。

 支援政党もなく組織のない手づくり選挙を進めてきた小寺候補は、手伝ってくれる同級生ら五十人の期待を裏切ることなく努力し、この「恩に報いなければ」と声を詰まらせた。ただ「目標に向かって一生懸命やるだけ」との意気込みを示し、厚かましい話だが「恩返しにみなさんの力を貸してほしい」と願った。

 会場では、同級生や知人、元JC仲間が応援に立ち、小寺候補のこれまでを振り返り「熱意と粘り強い行動力の人」「人の話を聞くのが好きで探究心、向上心を持つ」「物事を善悪で考える」「決めたことは必ずやる」「学んだことを生かし経営感覚に優れている」などと人物、人柄を紹介した。

 この上で「未知数だが新しい八日市のスタートに力を貸して下さい」「八日市を変える一票を」「小さな勇気を育てる機会を与えてやってほしい」と、それぞれが訴え、これからの政治を変えてくれることに期待を寄せた。

 市民派の吉田勲、横山栄吉の市議二人が支援に回り、松下修治選対本部長(議長)は、これまで培った苦労と経験を政治に生かしたならば「新しいまちの創造にきっと役立つ。八日市のため小寺君にかけている」と将来性を見込んだ。また、後援会長の小林優元県議も「経営手腕に基づく政策提言を期待し、予算の有効活用に生かしてもらいたい」と、県議会に送る努力と協力を支援拡大に求めた。


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剣心会入団式で交通安全教育

7つの約束で練習に通おう

=愛知川署 反射タスキも贈呈=

愛知川署員に反射タスキをかけてもらう新入団員
(湖東・愛知川町)
 愛知川町剣道スポーツ少年団「剣心会」(森野清裕会長、団員八十八人)の入団式がこのほど町民体育館で開かれ、そのなかの愛知川署交通課による交通安全教室で、新入団員十二人が練習の行き帰りや普段の生活の中での交通安全を学んだ。

 この交通安全教室は同会入団式の恒例行事となっており、練習が夜間に行われることから特に「夜間外出時の服装と横断歩道の渡り方および夜間事故の防止等について」の話と、反射タスキの贈呈が行われた。

 新入団員はこの中で、外出するときはお父さんお母さんと一緒によく目立つ服装に心がけることを学ぶとともに、▽信号機のあるところで横断▽青でも気を付ける▽青の点滅では渡らない▽左右確認と手を上げて横断▽飛び出しはやめよう▽車の間から横断しない▽明るい道を渡ろう――の「七つの約束」を守る約束をお巡りさんと交わした。

 先輩団員から歓迎の言葉、指導者から剣道修練上の心得を聞き、最後に、新入団員代表の中村ひろむ君が「みんな仲良く、けいこに励むことを誓います」と元気いっぱい誓いの言葉を発表して、めでたく入団を果たした。

 同署管内では昨年四月十九日に、愛東町百済寺地先の県道で小学校に入学したばかりの児童二人が歩道を歩いていて事故に遭い、命を落としている。


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2003県議選 愛知郡選挙区

いよいよラストスパート

=1議席の重みひしひしと 終盤戦へ=

立候補者(定数1 届出順)
 有村国宏(68) 無現7=自推=
 上野幸夫(62) 無現4=自推=
(湖東・愛知郡)
 二人の現職候補が、郡内を二分して死闘を繰り広げている県内注目選挙区の一つ愛知郡選挙区。二議席から一議席となって、その議席の重みはさらに増す。有権者自身も、地域の将来をかけた一票への決断を迫られている。行方が定まらない合併、それに関連する広域行政、苦しくなる一方の各町財政、不安が募る米作を中心とする農業、県全体の増加傾向とは逆に減少傾向の郡内人口、なかなか進まない道路整備等々、課題が山積。さて、そんな地域の代表、リーダーにふさわしいのは。

 有村国宏候補は、県議会の重鎮としてその実績と経験をアピール。また、娘の有村治子氏が参議院議員に当選したことで、地域・県・国と直結できる親子のパイプができたことは、地域にとっても大きなプラスとなっていることを強調する。

 愛東町と湖東町の東部流域下水道加入、稲枝駅に新快速電車停車(三月のダイヤ改正で一本)での貢献、国道8号渋滞緩和が期待される愛知川新橋(愛知川町―能登川町)や八日市インターチェンジに直結する湖東八日市線の進展への取り組み、秦荘(湖東三山)インターチェンジ実現など、公約に掲げる。

 地元愛知川町で前回公認対立候補支持派の大半が上野候補支持に移行して厳しい選挙戦突入となったが、秦荘町・愛知川町の後援会の結束を固める一方、愛東・湖東町内での反上野勢力を中心とする票の取り崩し、合併の成り行き次第では「県議空白区」を心配する有権者の新たな支持獲得をめざす。また、自分の選挙のように父をバックアップする治子氏による女性や若者の支持拡大も、大きな力になっており、浮動票の取り込みに躍起だ。

 上野幸夫候補は、県職経験を通じての県庁内での顔の広さを自負する。また、廣田義治新副知事(愛知川町長野)とも旧友の仲。その親しみの湧く人柄、日頃の地域での熱心な活動ぶりは支持者も高く評価し、県行政とのパイプ役としての好感度も高い。

 自身も農業者であること、北川弥助、酒井研一両ベテラン県議引退のあと、県全体の農業問題を語れるのは上野候補以外にないとの声が高い。特に、国政や国際問題で将来が悲観視される米問題に、農家と共に汗をながして取り組む覚悟だ。また、秦荘インター実現に向けても、アクセス道路の早期整備へ力を注いでいる。

 合併問題では「愛知郡は四町で一つ」を主張し、秦荘町・愛知川町をはじめ支持を拡大。前回の選挙で愛知川町では勝利した反有村候補派の大半が陣営に付いたのは大きい。また、商工・農業・自治会など、各種団体からの推薦も多数受けた。これらが、愛東町・湖東町を中心とする強固な後援会に上乗せされる。陣営では、票の上滑りのないよう組織の引き締めを強化している。

 同じ党、会派に所属する両候補だが、考え方や政治姿勢が相反して、対抗意識むき出しの選挙戦が続く。選挙戦が加熱するにつれ、選挙後の地域情勢が心配になるほど、ますます郡内が割れていく。

 上野候補が当初のリードをさらに広げるか、有村候補が激しい追い上げで逆転できるか、いよいよ選挙も終盤に入った。

 


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領域崩れ、仁義なき戦い

県議選神崎郡選挙区

各陣営「読みきれぬ」
=一票めぐり熾烈な戦い=

混迷を深める神崎郡区で必死に支持を訴える候補者
(湖東・神崎郡)
 一現職に二新人が挑む県議選神崎郡選挙区(定数二)は、一票をめぐる熾烈な三つ巴戦が繰り広げられている。終盤に差し掛かった現在、混迷を深めた横一線に変化が見られ、能登川町団結を掲げた自民公認の現職・大谷元太郎候補(75)=九期=が僅かながら突出、これに自民公認の新人・小杉武志候補(61)と、無所属新人の諏訪一男候補(60)が迫っている。

 十四期務めた北川弥助県議(92)が引退したことにより、暗黙の了解となっていた永源寺・五個荘、能登川町の領域が崩壊。票の獲得を狙った仁義なき戦いが繰り広げられており、各陣営ともに「読みきれない」という全郡的な浮動票が生じている。

 今回の最大の焦点は有権者の五割強を占める能登川町の票だ。地縁・血縁等を頼りながら五個荘町から小杉候補と諏訪候補が攻め入り、同町を地盤とする大谷候補は、喰うか喰われるかの選挙を迎えている。

 前回、地元の能登川町で得票(七千六百九十八票)の九割を占めた大谷候補は、「これまでにない厳しい選挙だが、トップ当選せねば信任されたとは言えない」として現職優位のムードを引き締める一方、連夜、五会場という気迫の個人演説会を開いている。

 初日から着座することなく訴え、長年の課題である県道2号線の整備、農水対策等の実現、および新産業創出による雇用の充実を掲げながら「九期中に学んだ経験を神崎郡のために活かしたい」と深々と頭を下げる。

 会場には、総括責任の八谷弥寿夫、選対部長の大橋市三、後援会大谷会の山本實、町議の宇賀武、長谷川美雄らが応援に駆け付け「神崎郡にとってプラスになる人、即戦力となる人は誰かと考えた時、九期の実績を持つ大谷候補しかいない。なんとしても十選を勝ち取りたい」と支援を呼びかけた。

 真っ黒に選挙焼けした小杉候補は、靴底を減らす街宣活動と郡内を網羅する個人演説会で知名度の壁を乗り越える。北川氏の後継指名と初代五個荘町長の息子というプレッシャーを「負けられない」という鼓舞に替え「必要なのは庶民の立場に立ち、身近な生活を支援する施策。特に失業者対策は急務であり、雇用の安定と拡大に全力を尽くしたい」と、子育て中の若者や壮年層らの支持も集める。

 後見役の北川氏も最前線に立ち「一生懸命に頑張る実直な人だ。必ず神崎のためになる」と声を涸らしながら懸命のお願いをし、民意の反映には「国や県との深い人脈が必要。声を聞いても実行できなければ何にもならない。小杉氏ならその力がある」と訴える。

 新人ながら前回選で四千四百票を得た諏訪候補は、街宣活動一本のゲリラ的な戦いを展開し、二十一世紀に不可欠な要素として福祉・環境・健康・通信の持論を披露するほか、愛知川新橋(二本)の実現を訴える。

 目指す上積票は、最低でも永源寺町で三百票、五個荘町・能登川町で各千票の増加を課せており、選挙事務所では「手応えはいい」とする。

 前回選では地元・宮荘区の地区推薦は得られず、親類と少数の支持者が活動するのみだった。今年一月の五個荘町長選も影響し、諏訪候補は「小杉陣営と互角の勝負」と自信を見せる。大票田の能登川町をはじめ、いかに無党派層に浸透していくかが課題だ。


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戦況、さらに流動的に!

県議選・蒲生郡区

浦田の独走に危機感
=追い上げる自民候補=

安土駅前で向き合いお願いコールする各陣営
(湖東・蒲生郡)
 四日の告示から折り返し地点を過ぎ、終盤戦へと入った県議選。激戦の蒲生郡では、前半戦で一歩リードしていた浦田一郎(71)=無現=に、杼木捨蔵(61)=自現=と山田尚夫(56)=無新=が肩を並べ、池内登志子(55)=共新=と片岡好夫(55)=無新=も必死の追い上げを見せ、し烈な争いを繰り広げている。
 投票日まであと二日と迫り、前半から中盤にかけての各候補の動きを探ってみた。(文中敬称略)  

 中学校時代の同級生と地縁者、町議時代からの支持者らを中心に選挙活動を展開している片岡は、「住民の声を吸い上げ町行政をサポートできる県議が必要。約三十年間にわたり飛び地で空白になっていた安土と蒲生郡の発展のために汗を流したい」と訴え、安土の祭事の影響で生じた前半の出遅れを、九日から始めた地区ごとの十五分間ずつのスポット遊説で取り戻す作戦に全力投球。毎朝、安土駅前で通勤者らへ支持を訴え、郡内全域に選挙カーを走らせ知名度アップに努めている。十日の安土での個人演説会、十二日に事務所で開く個人演説会を兼ねた決起集会で地元安土町内の結束を求める。 

 知名度不足の克服に日野・蒲生をくまなく走る山田は、告示日から毎日三カ所ずつ個人演説会を精力的にこなす。どの会場でも三十〜七十人が参集し熱気を帯びてきた。日野・蒲生の保守系町議や商工会など後ろ立てをがっちり固め、後援会を通じて同級生などが事務所に訪れる回数も増え、現職に迫る勢いを見せる。蒲生七カ所で演説会を開き、蒲生の町行政に精通する弁士らが空港や合併問題を取り上げ「末端の地方行政の思いを県に認識してもらえなった苦い経験がある。市町村の現状を熟知している山田候補を県政との太いパイプ役に」と、若さと町行政で培った行動力を強調して票の上乗せを狙う。 

 郡内全域で組織票を固める浦田は、一日二、三カ所で個人演説会を開き、地元日野町内七地区を回り終えた。「清潔・誠実・公平」を信条とする人格と県の監査委員を務めた実績を前面に打ち出している演説会には、主に武村正義元衆院議員時代からの旧さきがけや民主党の支持者、連合滋賀、自治労の関係者らが二十〜五十人集まっている。旧さきがけ組織が根強く残る安土駅前や草狩り場となっている蒲生の大票田・長峰地区、竜王の新興住宅地・美松台などで遊説を行い、無党派層の取り込みにも余念がない。活発化してきた自民党の新人の動きをけん制しながら、お膝元の票固めのため後半は蒲生から日野を中心に演説会で支持を広げる。 

 住宅街やスーパー周辺、駅前といった人が集うポイントなど毎日約十カ所以上でスポット演説を行っている池内は、無駄な大型公共事業を止め、県民の暮らしを良くする政治への転換や男女共同参画社会の実現など生活に密着した政策を主張するとともに、大学生時代に原水禁の運動などに参加した経験からイラク戦争の非正当性を説き「平和を願う一票を」と呼びかけている。郡内の共産党の手堅い党員票以外に、四年間県議会を傍聴して感じた政治に参画する女性議員の必要性など「住民の暮らし、子どもの教育、女性の立場を考えているのは私しかいない」と訴え、党派を越えて支持拡大を狙うものの、空港問題が争点となった前回のような勢いにまでは至っておらず、後半から実施している安土、蒲生、日野での個人演説会で巻き返しを狙う。 

 自民の二新人の戦いぶりに「経験したことのないほど厳しい選挙」と緊張感をにじませる杼木は、個人演説会で産業構造の転換による経済活性化や地産地消に基づく農業振興、環境問題など持論をじっくりと展開し、「将来に種をまいておくためにも、もう少しがんばらせていただきたい」と力を込める。後援会は「一つの町に二人も県議はいらない。前回を上回る地元での票上乗せを」と結束を固めている。竜王での演説会の参集率は、前半にバラつきはあったものの、中盤にかけて常時四十人程度と現職の貫禄を見せ、追い上げムードが高まりつつある。選対では混戦による得票の低下を危惧し、支持者のネットワークを活用して竜王の一本化を図るとともに、新興住宅地など流動票の取りまとめに動く。また、竜王と隣接する蒲生西部での個人演説会には、蒲生の保守系町議のバックアップもあり八十人近い町民が足を運んだ。陣営では、最後を地元山之上での演説会で締めくくる予定で、盛り上がりのピークを選挙運動最終日に照準を合わす。 


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