滋賀報知新(ニュース)平成15年4月15日(火)第13443号


県議選八日市

小寺氏に新風吹く

投票率は過去最低に終る

手づくり選挙で浮動票集める
=現職から西沢氏が抜けトップ=

初挑戦を制し喜びに沸く小寺裕雄氏
(湖東・八日市市)

開票結果 (投票率49%)
当 西沢久夫 6211票
当 小寺裕雄 5494票
  中島 敏 4623票
  (無効189票)

 県議選八日市市選挙区(定数二)は十三日に投開票され、無所属新人の小寺裕雄氏(42)が浮動票を一手に集め初当選を果し、八日市市に新しい風を呼び起こした。残る現職のうち、無所属(民主・社民推薦)の西沢久夫氏(50)が自民公認の中島敏氏(55)に大差を付け、旧さきがけ本拠地の意地をみせた。投票率は前回(五二・九二%)を三・三三ポイント下回り、四九・五九%の過去最低となった。

 組織に頼らず仲間らとともに手づくり選挙を進めてきた小寺氏は、無党派層に深く浸透し、浮動票を中心に五四九四票をまとめ上げ、厚い政党組織に守られた現職二人に割って入り、見事、初挑戦を制した。

 政党色を前面に打ち出し組織に頼る二現職は、政党色をあいまいにしたものの、旧さきがけの厚い壁に守られた西沢氏が六二一一票を獲得し、組織票をまとめ切れなかった自民公認の中島氏(四六二三票)に圧倒的な差を付けトップ当選を果した。

 出遅れにもかかわらず小寺氏は、同級生ら仲間がボランティア展開する手づくり選挙に支えられ、積極的な行動力や誠実な人柄ほか、選挙戦に臨む意気込みと取り組み姿勢が無党派層の共感を呼んだ。これが政党に縛られない浮動票に結び付き、新人の未知数に期待を託した結果とみられる。

 初挑戦で勝利した小寺氏は「自分のように一生懸命に支えてくれた仲間、支援者のお陰」と感謝を示し、当選について「有権者に正しい判断をしてもらった」と気を引き締め、今後について「初心を忘れず、八日市の発展のため全力を尽くす」との抱負を述べた。

 現職同士の混戦を圧倒的な得票で中島氏を突き放した西沢氏は、民主党公認を辞退し無所属から立候補したが、浮動票を集めるまでに至らなかった。しかし、保守への流出が進む旧さきがけ票を確実にまとめ上げ、本拠地に今も残る厚い壁に守られ再選を果した。

 一方、まさかの落選に泣いた中島氏は、三期十二年の実績と政策通ほか、四期に約束された県政重要ポストの自民政調会長を強くアピールし、組織の締め付けと結束を図ったが、自民支持者の期待に反した結果に終った。


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山田 若さと行動力で現職倒す

地元支援固め現職の貫禄 杼木

=自民が制した県議選・蒲生郡区=

(湖東・蒲生町)
開票結果 (投票率57%)
山田 尚夫 7076票
杼木 捨蔵 6920票
浦田 一郎 6678票
片岡 好夫 3340票
池内登志子 3320票
  (無効350票)

 二議席に五人が立候補した最激戦区の蒲生郡では、新人の山田尚夫氏(56)=無・自民党推薦=と現職の杼木捨蔵氏(61)=自民党公認=が、次点の浦田一郎(71)=無現=をきん差で抑えワンツーフィニッシュを決めた。

 投票率は、郡内全体で五七・四六%と前回よりも六・〇八%減の過去最低を記録し、前回と異なり空港問題など大きな争点がない選挙だっただけに有権者の無関心さが浮き彫りになった。

 七千七十六票でトップ当選を果たした山田氏は、日野・蒲生に焦点を絞り、毎日三カ所の個人演説会で町行政で培った人脈と若さ、行動力を生かして「県政との太いパイプ役に」と必死にアピールしてきた。
トップでの初当選に万歳で沸き上がる山田氏ら

 過去二度の県議選で自民党候補が日野で惜敗した経験から、後援会や保守系町議団で固めた選対ほか、同級生や商工会など壮年層が起動力となり草の根的な選挙運動を展開し、中盤から後半にかけて一気に上昇気流へと乗った。日野で五千三百九十二票と地元現職に一千十八票の差を付け、北村誓後援会会長の教え子など縦横のつながりを重視した蒲生で一千四百十二票と得票第二位の予定通りの上乗せで激戦を勝ち抜いた。

 当確の知らせに沸きあがる事務所で、山田氏は「福祉や雇用の充実、名神名阪連絡道路の建設促進、日水バイパスの無料開放など地元の課題について皆さんの声を充分に聞き、しっかりと仕事をしてお役に立ちたいとの決意を新たにしました」と喜びと重責をかみ締めつつ、県議としての第一歩を踏み出した。

 一方、現職の貫禄を見せつけた杼木氏は、「ぎりぎりまでわからなかった。かつてない厳しさを支援者のみなさんも自覚して主体的に動いてもらった」と勝利に胸をなでおろし接戦を振り返った。

 自民党推薦で二新人が出馬したことで保守系の票割れに危機感を抱き、安土、蒲生の保守系町議が中心になって後援会と選挙事務所を立ち上げ、万全の体制を整えた。前半の遅れを取り戻そうと、「一つの町に二人も県議はいらない。前回を上回る地元での票上乗せを」との地元での必死の訴えが中盤から後半にかけて追い風となり、竜王での得票数四千四百八十七票へとつながった。

 特に、前回より百票多い一千五百二十三票を集めた蒲生では、保守系町議七人が町内を駆け巡り、強力なバックアップのもと、安土の新人に流れた票数分を挽回した。

 二期目の厚い壁を乗り越え、支援者らと厚い握手を交わした杼木氏は、「世界市場にかなわない生産部門ではなく、優れた技術や頭脳が集約された企業の研究部門を国内外から県内に誘致することが、次世代に種を巻いておく意味からも重要であると考えている。滋賀県の魅力を充分に生かした産業構造の改革こそが必要だ」と語り、経済活性化や農業振興などを三期目の目標に掲げる。


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創立30周年で記念誌「翔」を発刊

組合のあゆみ 写真や資料で

=東近江地域での広域行政の原点ここに=

30年のあゆみをつづった記念誌「翔」
(湖東・広域)
 東近江行政組合はこのほど、設立から三十年を迎えたことを祝って、記念誌「翔」を発刊した。

 記念誌はA4判カラー八十一ページの赤い布地のハードカバー付きで、一千冊を発行。第一編「発刊によせて」では構成市町長や関係者のメッセージが、第二編「東近江行政組合のあゆみ」ではその軌跡を年表形式でなつかしい写真と共にたどり、第三編「所属別業務」では通信指令・警防活動・火災予防・救急医療・地域振興の各部署と消防音楽隊・議会の活動を写真で紹介している。最後の第四編「資料編」では様々な記録や統計資料を網羅し、まとめている。

 表紙の金地題字「翔」は、「心と智と力を最大限に駆使し、現状をみつめ、展望を定め、行動する。そして、より高い次元へと飛翔する。」という地域の発展を願う意味が込められ、平成十四年度管理者の中村功一八日市市長の筆による。
刊行した記念誌は、管内の図書館、各行政機関、その他関係機関に配布された。

 同組合は、昭和四十七年四月一日、東近江地域二市七町(近江八幡・八日市・安土・蒲生・竜王・日野・永源寺・五個荘・能登川)が、「中部地域消防組合」を設立。その後、平成三年に「滋賀中部地域行政事務組合」に名称変更、さらに、同十年には「東近江行政組合」となって、安心して暮らせるまちづくりをめざした広域行政に取り組んでいる。

 


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予想より伸びなかった保守票

投票率は最低の46、48%

現職2人が再選果たす
=県議選・近江八幡市区=

川端市長とがっちり握手を交わす徳永氏
(湖東・近江八幡市)
 県議選の投票が12日に行われ、即日開票の結果、近江八幡市区では冨士谷英正氏(1万0、580票)と徳永久志氏(9、562票)の現職がそれぞれ再選を果たし、初挑戦に挑んだ木田昌志氏(4、173票)は、当選ラインに届かなかったが、善戦した。

 冨士谷氏は、単独の自民候補となったことから後援会の組織票に加え、他の保守票を取り込み、4選目にして念願のトップ当選を果たした。

 徳永氏は、後援会組織の支援と政策論で無党派層に支持を広げ、1期4年の評価と将来性への期待票を集めて再選し、自民が単独候補になっても前回のトップ当選より527票伸ばした。

 当選の喜びに沸く支持者を前に徳永氏は「爽やかに、そして充実した戦いだった」と選挙戦を振り返り「2期目は若いということに頼らず、実力を磨き、評価がもらえるようがんばりたい」と意欲を熱っぽく語った。駆けつけた川端五兵衞市長は「低い投票率で心配した。きちんとした政治姿勢、努力する人が報われた結果だろう。近江八幡市が清清しいまちであるようにとの願いが票に込められている」と県議としての成長ぶりに評価を寄せ、大きな政治家となる将来性に期待した。


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休暇村近江八幡に温泉

「宮ヶ浜の湯」オープン

=琵琶湖一望の露天風呂も=

(湖東・近江八幡市)
 休暇村近江八幡にあす16日、琵琶湖が一望できる露天風呂も備えた休暇村温泉「宮が浜の湯」がオープンする。

 休暇村近江八幡では、新しい集客の魅力を作り出す事業の一環として平成12年末から温泉脈の調査を行ったところ、敷地内から湧出する可能性が高いことが判明。翌年10月から西館駐車場の南端で約4か月間、ボーリングを行い、地下1、500メートルまで掘り進んだところで31度Cの温泉を掘り当てた。

 県立衛生環境センターが成分を詳しく分析したところ、神経痛や筋肉痛、五十肩、疲労回復などに効能がある無色透明の弱アルカリ性単純温泉であることが証明されため、毎分309リットルの湧出量が安定して汲み上げられるポンプアップ装置と湯温43度Cに上昇さすボイラーを整備して、東、西館の大浴場に引き込むとともに5年前にリニューアルした東館には、新たに露天風呂を新設した。

 東館の大浴場(サウナ付)と露天風呂は、宿泊客でなくても午前11時〜午後2時までの日帰り入浴が楽しめる。入浴料は大人700円、小人300円で3歳以下は無料。

 オープンのあすを除く毎週水曜日と夏休み時期、年末年始は清掃点検のため日帰り入浴は休業する。温泉の総事業費は1億7千万円。大人の入浴料には、150円の入湯税が含まれており、市税として近江八幡市に納税される。市では、年間800万円の税収を見込んでいる。


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