滋賀報知新聞(ニュース)平成15年4月23日(水)第13451号


テーマ展「琵琶湖讃歌」

「書」でびわ湖を見直す

=安土町の書道家・森本白汀さん=

県立八日市文化芸術会館で開かれている森本白汀さんの書展
(湖東・八日市市)
 安土町下豊浦の書道家・森本白汀(本名・慶子)さんが琵琶湖の自然保護を訴える書展を県立八日市文化芸術会館で開催している。入場無料。26日まで。

 西の湖の湖畔集落に住む森本さんは、3月に開催された世界水フォーラムの趣旨に共鳴し、書の世界でも何か琵琶湖の大切さを見直すきっかけづくりができないかと考え、「琵琶湖讃歌」をテーマにした個展の開催を計画。

 琵琶湖の歴史や人々の暮らしとの関わりを記した文献や琵琶湖のすばらしい自然を詠んだ歌などを調べ歩き、収集した資料の中から書として表現できるものを選び、昨年末から3か月かけて200点余りの作品をつくりあげた。

 今回はその中から54点を選び、展示している。作品のほとんどが大作で、書の表現にあわせ甲骨文字や篆(てん)書 、楷書、近代詩文など8つの書体を使い分け、力強く、また穏やかに様々な手法を駆使し、独自の世界を作りあげている。

 展示の中には、ヨシ紙に表現した作品もあり、自然に大切を訴える1つの手段として取り入れている。

 また、芭蕉や蕪村の句、屏風に仕上げた琵琶湖八景の書など自然の恩恵に感謝する先人の想いにふれる文学作品も含まれ、来場する人々の足を止めている。


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コンクール入賞作品37点で

東近江の観光アピール

=25日まで アピア情報プラザ=

優秀作品で東近江の観光をアピールする写真展
(湖東・八日市市)
 東近江地域の観光資源を写真を通してアピールする第十一回東近江観光写真コンクール作品展(東近江行政組合・全日本写真連盟滋賀県本部主催、東近江観光振興協議会など後援、東近江地域二市七町と各市町観光協会など協賛)が、八日市駅前のショッピングプラザ・アピア四階にある情報プラザで開催されている。

 県畜産センター(日野町)の放牧場で羊とふれあう赤ちゃんのほほ笑ましい姿をとらえた滝野広樹さんの推薦に輝いた「友情」をはじめ、各地の祭や観光スポット、自然や季節の移り変わりの素晴しさなどを伝える推薦、特選、準特選、入選、佳作に入賞した作品三十七点を紹介。改めて、地域にはたくさんの誇るべき宝物があることに気付かせてくれる。

 開催は二十五日まで。五月二日からは彦根市の夢京橋キャッスルロードにある“ギャラリーいと”でも開かれ、東近江の観光をピー・アールする。


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住民とじっくり対話

ふれあい町長室スタート

=公約、代替案で実現=

町政に対する住民の意見を聴く前田町長
(湖東・五個荘町)
 前田清子五個荘町長は二十一日、住民と直接対話する「ふれあい町長室・1階の日」をスタートさせた。気軽に話をし、町政に対する意見や提案をまちづくりに反映させようとするもので、役場一階の第三会議室を臨時の町長室に充てた。

 公約に▽住民との直接対話▽情報公開の充実―を挙げた前田町長は、その第一歩として町長室の一階移転を掲げが、守秘義務に関わる問題等から移転は無理と判断し、代替案として毎週月曜日(原則)の午前九時から正午まで、直接対話の日を設置。予約なしで一人(一グループ)当たり三十分まで話をする。

 初日は五組六人が訪れ、公共工事に伴う苦情や福祉施策の提案が寄せられた。なかには、近隣市町の事例を上げながら提案する熱心な意見もあり、訪れた住民は「町長の顔を見て話せる良い試みだと思う」と感想を述べた。

 前田町長は「町長は遠い存在ではなく、身近にある町の代表者でありたい。住民の声が直接町長に届くことにより、説明責任に対する職員の意識向上にもつながるはず。届けられた声は聞き放しにせず、現地の実態を視察するなどして各担当課と協議していきたい」と話している。

 


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勇壮な姿たくましく

五個荘町で『武者人形めぐり』

=畳2畳分、嘉永の武者セットなど=

威風堂々の武者が並ぶ3館一斉開催の「武者人形めぐり」
(湖東・五個荘町)
 子供たちの健やかな成長を願い、威風堂々の武者たちを並べた「武者人形めぐり」が、五個荘町の近江商人屋敷三館で始まった。

 商家に代々伝わる武者人形の企画展で、端午の節句を前に江戸時代から明治、大正、昭和にかけて作られた約五十セットを紹介している。一斉展示するのは、近江商人屋敷の旧外村宇兵衛家と旧外村繁家、あきんど大正館の三館。館ごとに特色ある展示となっており、秘蔵人形を一目見ようと連日、多くの観光客らが訪れている。

 あきんど大正館では、五個荘の郷土土人形「小幡人形(でこ)」をはじめ、愛知県の大浜人形、岐阜県の姫人形、京都府の伏見人形など全国各地の土人形が展示されており、ユニークでカラフルな武者たちが可愛いらしい。

 宇兵衛家では、客間から堂々の「緋威大鎧」が出迎え、清閑な顔つきの四代目宇兵衛伝来「武者セット」が立ち並ぶ。また、時代の流行が伺える明治・大正時代の人形セットも必見。
 特に繁家の人形は圧巻。同展の目玉となる嘉永年間の武者人形(某商家伝来)

は、陣幕と矢襖で囲んだ畳二畳分の広さに豊臣秀吉が率いる本陣を再現。両脇には槍持ち・旗持ち武将が構え、幕外には千成ひょうたんや陣太鼓、のぼり旗のほか、岩登り虎、駿馬、金太郎などが飾られている。

 会期は五月十九日まで(五月六日休館)。入場料は三館共通で大人五百円、小中学生は二百五十円。問い合わせは町商工観光課(0748―48―6678)または町観光協会(0748―48―2100)へ。


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母親の愛が詰まった50年の足跡

蒲生地区更生保護婦人会結成記念大会

=蒲生・日野の会員16人表彰=

記念講演で子の育ちを語る打田氏
(湖東・蒲生町)
 蒲生地区更生保護婦人会(北川博子会長)の結成五十周年記念大会がこのほど、日野町町民会館わたむきホール虹ふれあいホールで開かれ、蒲生・日野の同会会員や両町長ら約百人が出席し、これまでの足跡をたどり節目の五十年を盛大に祝った。

 百二十二人の女性が入会している同会は、罪を犯した人たちの更生への手助けとなるよう母親的な愛と慈しみを持って、少年鑑別所や刑務所、矯正施設への訪問を中心に子育て支援活動にも取り組んでいる。

 中でも、蒲生地区独自の「一日お母さん」は、土山町にある児童自立支援施設・県立淡海学園の子どもたちを招待して、手作り弁当を囲んでゲームなどを行い、学園生とのふれ合いの場を年一度設けている。開催場所は、一年おきに日野と蒲生にそれぞれ設置され、三十年以上の歴史を持つ。学園生らの感想文には、「小学三年生のときに母親がいなくなったためか、ギュッとにぎられたおにぎりがとてもおいしかった」や「ゲームをしていたとき小さい頃に戻ったようで楽しかった」など、お母さん代わりとなって迎えてくれる会員との楽しい思い出が綴られているという。

 午後一時から始まった記念大会では、県更生保護婦人連盟の金澤慈照会長が「しつけとは『し続ける』ことである。家庭の中でのしつけと絆が最も重要。この五十年を契機に、健全育成と子育てに関してしつけという宿題を持って、小さな一歩一歩を適格に歩んでいってほしい」と激励した。

 続いて、四十年前から更生保護活動に尽力している(株)ヒロセの広瀬三十二代表取締役と、昭和二十八年の結成当初から現在まで更生婦人会を支え続けてきた蒲生園さんの永年の功績を讃え、同会から感謝状と花束が手渡された。

 また、県更生保護婦人連盟会長表彰状と蒲生地区更生保護婦人会長感謝状が、会員十六人に授与された。受賞者を代表して、川島鞆枝さんが「揺れ動く世の中から、多感な時期の子どもたちを守る難しさを実感しつつ、ささやかでも地道な活動を続けてきた。五十周年の記念の日に賞をいただき、今後の励みにしたい」と謝辞を述べ、決意を新たにした。

 式典後の記念講演では、講師の県立淡海学園・打田信彦学園長が「子どもの育ちについて」と題して、子育ての中に発達に応じて越えなくてはいけない三段階の壁があることを説いた。

 「三歳までの幼児期に立派な非行児ができ上がるが、六歳までにやり直すこともできる。子どもたちはいつも小さなシグナルを出している。何を考えているか気づく親でなければならない」と親の愛情を繰り返し家庭内で示す必要性を強調。学園に夫婦で住み込んでいる経験から、「家事や作業をさせたりするなど自立心を養い、新たな課題が出てきたときに立ち向える力を付けさせなくてはいけない。そのためには、深く集中させ、達成した喜びを繰り返し体感させることが重要であると考えている」と語り、「親が一生懸命生きる姿を見せなくてはいけない」と結んだ。

 なお、受賞者は次の通り(敬称略)。

 【県更生保護婦人連盟会長表彰】蒲生町=川島鞆枝▽日野町=西浦光枝、平尾すえ、門坂和子

 【蒲生地区更生保護婦人会会長表彰】蒲生町=久野孝子、山口みよ子、津田加代子、森田貴美子、中島武▽日野町=川原きぬ子、堀つよ、武山あおい、深田節子、木村光子、松本ちせ子、花木逸子


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