滋賀報知新聞(ニュース)平成15年5月9日(金)第13467号


農業振興プラン策定

八日市市 安全安心の農産物

食と農を次世代に引き継ぐ
=目標22年 新たな仕組みづくり=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、農業発展と農村振興の基本方針となる農業振興プランを策定した。新総合計画の柱「活力と魅力にあふれる力強い地域経済が育つまち」の中で、農業振興策を具体化する同プランは、農業の持つ役割や、あるべき姿、それを実現するための施策をまとめているほか、国の食料・農業・農村基本法(十一年施行)に基づき、県が十三年に策定した「しがの農林水産ビジョン」に沿って、農業の持続的発展と農村の振興策も盛り込まれている。

 平成二十二年を目標年次とした同プランは、農業の営みを次の世代へ確実に引き継ぎ、食料の安定供給と農業が持つ多面的機能の発揮を確保するための指針となる。さらに、食料自給率アップを根底に、食生活において求められる安心・安全、健康や環境面で食料を支える農業・農村の役割にも踏み込んでいる。

 まず、プランを方向づける基本理念ほか、水田農業の担い手づくり、安全で安心な農産物の生産、環境へのこだわり、生産基盤の整備、農村集落の地域づくり、農を生かした教育・景観・多面的な機能など、具体的な施策の方向性を示した。

 その上で、同市における農業生産活動や、その機能を確実に次の世代に引き継いでいくための新たな仕組みづくりを掲げた。仕組みづくりは▽食と農をつなぐ仕組みづくり▽安全で安心な食づくり▽効率的、安定的な担い手づくり▽農村に住み続けられる仕組みづくり――の四本柱から構成されている。

 食と農をつなぐでは、消費者と生産者が情報の共有化を図り、相互理解の中から取り巻く課題に取り組むことを基本に置いた。安心・安全は、米づくりに低コスト安定供給、安心安全の米づくりを柱に、近年低下してきている近江米の市場評価に対応するとした。また、減農薬減化学肥料栽培や耕畜連携を進める中で、顔の見える生産地から安心・安全の提供を求めている。

 担い手づくりでは、大区画ほ場整備の推進、集落一農場方式推進のための誘導策の創設、農業経営体育成への受託農業者認定制度を創設した上で、大規模農業者・農業経営体や集落一農場方式に取り組む集落営農組織を市内で五○%にする目標を設定した。

 住み続けたい農村では、高齢者などが個々の経済力や体力に応じた農業経営に取り組めるシステムの構築、農村女性が輝く仕組みづくりをすることによって、農村集落の持つ特性を次世代に引き継ぐとした。

 八日市市は、農業振興プランの具体的な事業推進への説明資料として、啓発冊子(A4判、十四ページ)三千部を作成し、市役所農業振興課(TEL24―5660)で無料配布している。プラン策定の背景、現状と課題、新たな仕組みづくりほか、具体的な事業内容や数値目標が記載されている。


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20回を迎える「八日市大凧まつり」

100畳敷 輝ける本番を待つ

=市民の思い込めた願い札とともに=

願い札を貼る親子
(湖東・八日市市)
 百畳敷八日市大凧「一人ひとりが輝くとき」の願い札貼りが五日に八日市市東本町の世界大凧博物館八日市大凧会館駐車場で行われ、愛知川河川敷で二十五日に開催される「2003八日市大凧まつり」へ向け、準備を整えた。

 会場には市内の新小学一年生をはじめとする子どもたちと家族など、市民らが訪れ、「勉強ができますように」「逆上がりができますように」「家族みんなが健康でありますように」「世界が平和になりますように」など、それぞれの思いを込めた願い札を自分たちの手で貼っていく作業が続けられた。

 八日市大凧まつり実行委員会長の中村功一市長は「今年は八日市大凧保存会五十周年、八日市大凧まつり二十周年の記念すべき年。マレーシアでの国際凧揚げ大会にも参加して、国際交流と世界平和にも貢献できた。まつりも全国から参加で年々充実しています。当日は立派に大凧が舞い上がることを祈っています」とまつりの成功を願い、市民と一緒に願い札を貼った。

 願い札を貼った家族は記念写真や凧作り、自作の凧揚げなどで地域の凧文化に触れながら、子どもの日の楽しい一日を過ごしていた。

 昨年新調され、今年再び大飛翔に挑戦する百畳敷八日市大凧は、尾長鶏が左右一羽ずつ描かれて「ひ(一)とり(鶏)ひ(一)とり(鶏)」、下部に朱文字の“輝”が描かれ「輝く」、尾長鶏は時を告げる鳥であることから「とき」で、判じもんを「一人ひとりが輝くとき」と読ませる。

 大きさは縦十三メートル、横十二メートル、重さ約七百キロを誇り、まつり当日は、百人以上の曳き手が保存会の誘導で、この巨大凧を大空に舞い上がらせる。


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まちの変貌にあわせて新調

駅前の観光案内板

=シールで張り替え=

まちの情報がリニューアルされた駅前の観光案内板
(湖東・近江八幡市)
 新緑や水が恋しい初夏の本格的な観光シーズンを迎え、JR近江八幡駅の北口と南口に設置されている観光案内板がこのほど、リニューアルされた。

 9年前に設置された案内板に記されている内容がまちの発展とともに変わり、現状にそぐわなくなったため、市観光物産協会が新しい情報を盛り込んだデザインを考案し、関西看板(看板製作会社)が上張りできるシールの看板を作って市に寄贈した。

 案内板は、幅2メートル高さ1.1メートルの大きさで、以前のステンレス製金属板にまちの新しい情報をイラスト風に描き加えたシールのマップを上張りした。

 この方法だと何回でも張り替えができるうえ、1から案内板を建設することなく新しいまちの情報を伝えることができる。

 


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豪商の一服

ひむれの里茶会

=旧西川家住宅=

江戸時代に開かれていた「ひむれの里茶会」

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市新町の「旧西川家住宅」で5日、江戸時代に開かれていた「ひむれの里茶会」が開かれ、夏の訪れを思わす晴天のもとで豪商たちがたしなんだ茶席を楽しんだ。

 ひむれの里茶会は、江戸後期の八幡商人家の日記から豪商たちが都文化に親しむ行事として楽しんでいたもので、当時の商人文化を知る催しとして市立資料館が毎年開いている。

 茶席には、日記にも登場する京都の速水流家元が訪れ、お手前を来賓に振る舞ったほか、野点の席では、西川家住宅を訪れた行楽客や市民らに一服が提供された。


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子ども向けの

県民戦争体験記録集

=一般希望者にも配布=

(全 県)
 県では平成5年度から、戦争の惨禍を物語る貴重な資料や証言の収集を行ってきたが、これらの県民の戦争体験を次世代を担う子どもたちに伝え、戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えていくことが重要であるとの考えから、子ども向けの県民戦争体験記録集を作成した。

 内容を子どもたちに受け入れられやすく、興味を引くものとするため、学校や地域と戦争の関わりを取り上げた。小・中学校での総合的な学習の時間などで利用する。

 記録集は、『戦争なんか大キライ―学校にみる滋賀県民の戦争体験―』(平成14年3月発行)と『戦争なんか大キライ2 ―地域にみる滋賀県民の戦争体験―』(平成15年3月発行)の2編ある。

 『戦争なんか大キライ―学校にみる滋賀県民の戦争体験―』は、現在の子ども達にとって、戦争とは他の世界の出来事であり、身近なものとしては感じていないことから、時代は違うものの子ども達にとって身近な学校での出来事を中心にまとめている。

 また、『戦争なんか大キライ2 ―地域にみる滋賀県民の戦争体験―』は、『戦争なんか大キライ―学校にみる滋賀県民の戦争体験―』に引き続き、戦中戦後の各地域で実際にあった出来事で、現在の子どもたちになじみやすいエピソードを選定し理解を促すよう、写真やイラストを多く取り入れてまとめている。

 発行部数はいずれも1万部で、市町村教委、小・中学校、図書館等に配布した。

 この記録集の発行は、小・中学校での総合的な学習の時間などでの利用を目的としているが、希望する県民には、500セット程度を先着順で配布する。

 希望者は、郵便番号、住所、氏名を明記した紙片(返信封筒貼付用)として270円分の切手(送料)を同封のうえ、〒520−8577大津市京町四丁目1−1 滋賀県健康福祉部健康福祉政策課「平和・援護」担当に申し込む。


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