滋賀報知新聞(ニュース)平成15年5月15日(木)第13473号


環境基準 19倍の総水銀に不安

栗東の産廃処分場下流で確認

地下12〜24メートル 北西方向へ流出
=県「RDとの因果関係は不明」=

(全 県)
 栗東市小野のRDエンジニアリング産廃処分場下流四百メートル付近の地下水から、国の環境基準の十九倍の総水銀が検出された問題で、県は「RDエンジニアリングとの因果関係を断定する根拠が少なく、今後も調査で見守る必要がある。たちまち健康には影響はない」と説明するものの、住民の中からは「地下水を分析する観測井を新たに設け、早急に有害物質を特定してほしい」と、不安を訴える声が高まっている。

 環境基準値をオーバーする総水銀は、すでに平成十三年六月に検出されており、市調査委員会は「自然界に存在しているものの可能性が考えられる」と判断したが、不安を訴える住民団体が再調査を要望していた。調査は、同市が平成十四年一月から今年二月まで、処分場内外の観測井十地点(深さ二・五〜七十三・二メートル)の地下水や、周辺の侵出水を採水し、分析してきた。

 基準を上回る総水銀が確認されたのは、処分場から四百メートル下流の市設置の観測井No3(深さ約二十四メートル)、処分場内西端の県設置の観測井No3(深さ約二十五メートル)の二地点のほか、東側の工業技術センター裏の山手でにじみ出ていた侵出水。

 問題の市観測井No3は基準値(〇・〇〇〇五ミリグラム)を八回の調査のいずれでも超過し、〇・〇〇二八ミリグラムから基準値の十九倍に当たる〇・〇〇九六ミリグラムの総水銀が確認された。六回の調査のうち四回オーバーした県観測井No3は、〇・〇〇〇六〜〇・〇〇〇七ミリグラムとわずかに上回った。工業技術センター裏の侵出水は、三回の調査のうち二回上回り、〇・〇〇〇八〜〇・〇〇一九だった。

 地質学の横山卓雄・同志社大学理工学部研究所教授(市調査委員会副委員長)は、産廃処分場上流部の県観測井No4の総水銀が基準値をクリアーしている一方で、下流部の県観測井No3と市観測井No3で越えていることに注目。

 同氏は、これらの状況と現場付近の地下水が北西方向に流れていることを踏まえて、「産廃処分場から染み込んだ水銀が、地下水流(地下十二〜二十四メートル)流れている可能性が極めて高い。根本的に原因物質を除去するしか対策はない」と指摘する。

 また、同じく産廃処分場との因果関係が濃厚と見ている同市は、「もっと調べて原因を突き止めないといけないので、新たな観測井の設置を県に訴えている」と、事態を重視している。

 これに対して県は、「根拠が少なく、RD社の産廃処分場との関係を認めにくい。県観測井No3の総水銀濃度は、基準値を上下する微妙な数値。超過した市観測井No3の総水銀の発生源は不明。今後も水銀のほか、ヒ素、ホウ素などの分析を含めて、周辺調査を続ける必要がある」と慎重な見方をしている。

RD産廃問題で
住民説明会開催

栗東市中央公民館


 栗東市は、RDエンジニアリング産廃最終処分場環境調査委員会の調査報告を含めた住民説明会を、七月二十六日午後一時半から市中央公民館で開くことを決めた。説明会では、調査委員や住民の意見が紹介される。問い合わせは同市生活環境課産業廃棄物対策課(077-551-0469)まで。


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滋賀など中部9県が計画発表

「中部千年共生村」出展

=平成17年の日本国際博覧会=

パビリオンの外観イメージ

(全 県)
 滋賀を含む中部九県(滋賀、富山、石川、福井、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)で構成する中部広域出展実行委員会は、平成十七年に開催される日本国際博覧会に向けての出展参加基本計画を発表した。

 「中部千年共生村」と名付けられたパビリオンは、「千年の冒険 中部の発見と創造 千年の持続社会をかんがえる」がテーマ。自然環境に配慮したモノヅクリをコンセプトに、千年後も通用する技術・産業・ライフスタイルの創造を紹介する。

 AゾーンからDゾーンまで分かれ、Aゾーンは中部千年共生村ツアーの導入口になる「千年の約束メッセージ」。水まゆドームをイメージするBゾーンでは、中部地域の共通資産である「水」を、千年持続可能な社会を支える源として魅力的に見せる。

 Cゾーンは中部九県にある再生可能な「四つの力」(昆虫力、植物力、動物力、微生物力)と人間力の中から千年持続産品を発見し、知り、学ぶメインゾーン「千年アカデミアリーナ」。Dゾーンは、中部九県の様々な取り組みと受け継がれてきた知恵や、技に出会う「ワークショップ」。締めくくりのEゾーンは、来場者が記念として自分や世界の千年先に向けたメッセージを残すことができる。


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カブトの幼虫は大きい!

子どもらが栗東で採取体験

=7月は選手権大会を開催=

(湖南・栗東市)
 カブト虫養殖を独自事業として手掛ける栗東市シルバー人材センターはこのほど、市内の幼児・小学生二十人を対象に、カブト虫の幼虫を採取する体験教室=写真=を開いた。子どもらに命の尊さ、自然環境の大切さを感じてもらおうと、初めて企画したもの。

 教室では、飼育箱の中でふ化した幼虫を土ごと取り出し、シルバーセンター会員に教えられながら、子どもらは目を輝かせながら探し出し、土の中から出てきた乳白色の幼虫に歓声を上げていた。

 参加者には一人五匹づつプレゼントされ、「サナギになってから触れていもいいのか」「成虫にはどんなエサの与えればいいのいか」など、熱心な質問が飛び出していた。

 なお、同センターは、カブト虫との触れあい方を知ってもらおうと、七月二十一日に市内でカブトムシ選手権大会を開く。大会では、体重比べ、相撲、木登り、百センチ走を予定している。問い合わせは同センター(077-552-4001)へ。

 


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草津市のマンションに

デイサービスセンター

=学童保育も併設=

アットホームな雰囲気の施設内

(湖南・草津市)
 住み慣れた地域でゆったり過ごせるデイサービスセンターが、草津市笠山五丁目のマンション一階に開設された。運営するのは有限会社ソーシャルサポートライフジャパンで、昨年六月のグループホーム(大津市黒津一丁目)開設に続き二施設目。斉藤和巳所長によると、県内のマンションでデイサービス施設を運営するのは珍しいという。

 同センターの特徴は、集合・大型化になりがちな老人福祉施設と違って、少人数(定員十五人)で家庭的な雰囲気で過ごしてもらえる点。施設内は和洋折衷でまとめられ、▽機能訓練室兼食堂▽静養室▽談話室▽調理室▽トイレ▽浴室▽事務所│がそれぞれ一室設けられている。

 また、開設されるマンションの住民層がヤングファミリー中心ということから、学童保育所事業も実施。「核家族の多い中でお年寄りとのコミュニケーションも図れる」としている。
 問い合わせはマザーレイクデイサービスセンター(077-561-5135)まで。


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万葉の渡来人テーマに

甲西町で講演会

=画家・鈴木靖将氏ら=

(湖南・甲西町)
 甲西町立図書館は、万葉集をモチーフにした日本画を手掛ける鈴木靖将氏の個展開催(六月十一日から同館で)を記念して、六月十五日、二十二日、同図書館二階で講演会を開く。受講無料。

 十五日は崔光準氏(韓国新羅大学教授)が「万葉集ゆかりの渡来人たち」、二十二日は鈴木靖将氏が「万葉集を描き続けて」をテーマに講演する。受講希望者は図書館カウンターへ直接、または電話(0748-72-5550)で申し込む。


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