滋賀報知新聞(ニュース)平成15年5月22日(木)第13480号


公民館に立ち入り禁止貼り紙

栗東市で前代未聞の“教育長命令”

住民の不信感募る!!
=困惑する各公民館長=

(湖南・栗東市)
 栗東市の各地区公民館では、事務所前に教育長名で「関係者以外 事務所への立ち入りをご遠慮願います」と書かれた貼り紙がはられ、一部住民らが「これでは住民にくるなと言っているのと同じ。教育長がどれほどご立派か知らないが、こんな住民をバカにした貼り紙は、ただちに外すべきだ」と激怒する事態も招いている。地区公民館の中には、住民の目に触れない場所に貼り直すところも出る始末だ。前代未聞の貼り紙事件を追ってみた。       
  

【石川政実】


 四月七日、市教育委員会生涯学習課の召集で館長会議が開かれ、そこで貼り紙で事務所への立ち入り禁止の周知徹底を図ることが決まった。市には、中央公民館と金勝、葉山、葉山東、治田、治田東、治田西、大宝の七地区公民館があるが、七日以降、各公民館で一斉に貼り紙が貼られることになる。金勝公民館などでは、貼り紙に住民が激怒する一幕もあった。

 今回の貼り紙の意図について、田中静江・市教委生涯学習課長は「市は、将来的に公民館をコミュニティセンタ−として公設民営化の方向に進める計画であり、この一環として事務所作業と来客対応に一線を引こうということで貼り紙をし、周知徹底を図ることになった。公民館の事務所では、住民票、所得証明などプライバシ−保護が必要な情報を取り扱っており、部外者の立ち入りを禁じたもの。里内勝・教育長からは、六月まで貼り紙を掲示すると聞いている」と話した。

 同市では、昭和六十三年度から地区公民館に支所的な機能を持たせ、住民票、所得証明、納税証明、戸籍などの証明書が取り扱われている。

 ある公民館長は「正直、教育長の考えは理解できない。教育長命令であり逆らえないので事務所のドアに貼っているが、わざとドアを開いて貼り紙が裏に隠れるようにしている。貼り紙を利用者が知ったら不愉快になるのは必至だ。もちろん貼り紙をはってから以降も、事務所に地域のみなさんが立ち寄ってたら、追い出さずに事務所内で対応している。プライバシーの保護が必要な書類を人目にさらすようなことはしておらず、なんの支障もない」と不満いっぱいだ。


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目標下回る年間入場者20万人

湖都の新名所、集客に苦戦

=周辺観光地との連携がカギ=

旧琵琶湖ホテルを改修したびわ湖大津館

(湖西・大津市)
 大津市の柳が崎湖畔公園・びわ湖大津館が昨年四月下旬にオープンして、一年が過ぎた。当初は、入場者数を年間三十万人と見込んでいたが、昨年六月以降は伸び悩み、今年四月末日までの入場者は二十万六千四百人にとどまった。集客に苦戦する湖都の新名所の展望と課題を探った。

 同市の集計によると、開園当初の昨年四月末から五月にかけてはオープン景気で七万六千人が訪れ、順調な滑り出しをみせた。ところが、六月から今年三月までは各月一万人前後で推移し、二月は最も少ない七千七百人だった。一周年イベントを開催した今年四月は開館最高の三万二千七百人が訪れ、かろうじて年間二十万人の大台に乗った。

 同公園の運営は、民間の接客・営業ノウハウを生かした公設民営方式。このなかで大津市は、びわ湖大津館三階と庭園を運営。三階の市民ギャラリーは、歴史的建造物を活用した施設で展覧会が開けるのが好評で、市民からの利用申し込みが絶えない。

 一方で、三千株百種類のバラが呼び物だった英国式庭園は、植えたばかりで生育が今一つだったため、入場者数ゼロの日もあった。バラの見ごろは五│七月、九│十一月の二期の計六ヵ月。残る半年の空白を埋めるため、チューリップやスイセンを植え、入場者に年間通して楽しんでもらえるよう工夫した。

 伊藤正則館長は、「昨年はバラが成熟していなかったが、今年は見応えが良くなってきた。また、イベントの開催や、周辺観光との連携、京阪神における積極的なPRで客足の底上げを図るとともに、リピーターを増やす必要がある」と巻き返しを図る。

 また、同市と営業契約を結ぶ大津コンファレンス&ガーデン(渡辺智総支配人)は、同館一、二階の物販、飲食店、会議室を運営。昨秋からは庭園内に設けたチャペルや、多目的ホール、レストランでのウェディング事業を始めた。県内だけでなく、京都方面の利用もあり、伝統的建造物での挙式・披露宴が好評だという。

 これに対して、ホテルの部屋を再利用した会議・研修室、他目的ホールのレンタルは、不況を反映して低調だ。バブル崩壊で研修施設を廃止した企業の利用を見込んでいたが、高橋照二マネージャーは「景気が低迷する中、企業が外部で研修、会議を行なうのは難しいようだ。県内企業だけでなく京都市内の企業にも、積極的にPRをしていきたい」と、活路を見い出す。

 いずれにせよ、同館のみの集客は難しい。県内外への積極的なPR、多彩なイベント開催のほか、周辺観光地との連携強化に迫られている。


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大津市

「日本女性会議」の概要発表

=赤松良子、瀬戸内寂聴氏ら講演=

赤松良子氏

(湖西・大津市)
 大津市は、十月十七、十八日に市内で開催する日本女性会議の概要を発表した。元文部大臣の赤松良子氏や、作家の瀬戸内寂聴氏らを講師に迎え、男女共同参画社会の早期実現の気運を高める。

 一日目は、びわ湖ホール大ホールでオープニングセレモニー(午後一時)を開き、赤松良子氏が「平等と平和の世紀を目指して」をテーマに講演。シンポジウムでは、板東眞理子氏(内閣府男女共同参画局長)がコメンテーターを務め、男女八人の研究者が「若い世代からみた男女共同参画のみらい」について発表する。

瀬戸内寂聴氏
 二日目は、市内八会場で分科会(午前九時半)を開催。内容的には、(1)「日本女性会議二十周年を記念して」(2)「世界平和と国際交流」(3)「女性の人権と労働」(4)「政策決定への男女共同参画」(5)「子育て」(6)「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」(7)「メディアと女性」(8)「男性・女性」(9)「食と健康」(10)「高齢化社会」(11)「農林漁業と商業」(12)「市民と行政のパートナーシップ」の十二グループ。

 また、自然と人々との関わりを知る「湖上遊覧環境セッション」もビアンカで開かれる。

 びわ湖ホールの記念講演(午後一時半)では瀬戸内寂聴氏が「平和と命の大切さ」をテーマに記念講演を行なう。続いて閉会式で大会宣言を採択し、次年度の開催地をアピールし、大会の幕を閉じる。問い合わせは同会議実行委員会(電話077-528-2615)まで。

 


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民主 三日月氏を3区で擁立か

次期衆院選候補者選び急ピッチ

自民 1区に中央官僚の上野氏担ぐ
=河本氏の不出馬表明で川端氏苦境に=

(全 県)
 年内解散をにらんで自民、民社、共産とも候補者が出そろってきた。自民党県連はこのほど、次期衆院選滋賀1区の公認候補に総務省都道府県税課長補佐の上野賢一郎氏(37)の擁立を決めたが、民主党県連も負けじと3区の公認候補にJR連合青年・女性委員長などを務めた松下政経塾生の三日月大造氏(31)を一両日中にも発表する模様だ。                         

 【石川政実】


 自民党県連は十八日、滋賀1区の公認候補に、上野氏を擁立すると発表した。同氏は、長浜市出身で、平成二年に自治省(現総務省)に入り、岩手県企画調整課長、内閣官房構造改革特区推進室参事官補佐などを務めた。二十四日の同県連定例大会で正式に決まるが、これで2区は現職の小西理氏、3区は故宇野宗佑元首相の娘婿で前県議の宇野治氏、4区は現職の岩永峯一氏と全四区が決まった。同党県連にとっては、まさに「してやったり」の思いだったろう。

 上野氏については、民主党県連が早くから3区の候補者として擁立に動き、同氏もその気になった時期があった。しかし自民党県連幹部は、この動きを察知し、1区の候補者として口説き落とした。動揺した民主党県連では、今度は,BBC(びわ湖放送)のニュースキャスターであった蔦田恵子氏を3区の候補者に擁立しようとアプローチするが、自民党県連はこの動きにも敏速に対応し、結局、同氏は保守系無所属として先の県議選に出馬し当選する。もし蔦田氏が民主党から3区で出馬すれば宇野氏の苦戦が予想されただけに、高度な水際作戦であった。逆に民主党県連は、トンビに油揚げを二回もさらわれたことになる。

 加えて自民党の河本英典参院議員は十八日、来年夏の参院選滋賀選挙区に立候補しないことを表明したことも、民主党県連にとってはショックだった。これまで河本氏が経営する綾羽の労働組合は、ゼンセン同盟の関係から「衆院選は1区が民主党現職の川端達夫氏、参院滋賀選挙区が河本氏」で選挙活動をしていた。このため、五年前の参院選滋賀選挙区では民主党が独自候補を見送ったように、河本氏と川端氏には暗黙の不文律が存在するとの見方さえあった。いずれにせ河本氏の不出馬表明により、今後、川端氏vs上野氏の“仁義なき戦い”が始まりそうだ。

 民主党県連は、公認候補として1区は川端氏、2区は元県議の田島一成氏、4区は元参院議員の奥村展三氏を決めているが、懸案の3区も候補者が固まり、近く発表の運びである。その候補者には、滋賀県出身の三日月氏がなる模様だ。一橋大学卒業後、JR西日本に入社。JR西労組中央本部青年女性委員長を経て、JR連合青年・女性委員長などを務め、一昨年退社。昨年四月には、松下政経塾に入塾している。連合滋賀にとっても、労組出身者だけに気勢があがりそうだ。

 一方、共産党県委員会は、すでに1区に川内卓・県常任委員の擁立を決定しているが、残る三つの選挙区については今月下旬から来月に発表したい意向だ。


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NPOの市民熱人

=25日に記念シンポ=

(全 県)
 県内の市民活動やNPOをコーディネート、支援する特定非営利活動法人・市民熱人(しみんねっと)は、二十五日午後一時半から設立総会・記念シンポジウムを大津市中央一丁目のまちづくり大津百町館で開く。参加無料。

 シンポジウムでは、市民活動の第一線で活躍するゲストが、多彩なリレートークを繰り広げる。午後六時からは交流会を開く。申し込みは代表の阿部圭宏さん(電話/FAX077-522-2997)まで。


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