滋賀報知新聞(ニュース)平成15年6月7日(土)第13496号


在宅介護者の訪問歯科診療

自宅で治療受けられます

=心身の健康につながる大切な歯=

患者さんの治療を行う歯科医
(湖東・広域)
 寝たきりや通院困難な高齢者を対象とした「訪問歯科診療」が、お年寄りや介護家族にたいへん喜ばれている。

 歯を含む口の中の健康はからだ全体の健康にも影響することから、虫歯や入れ歯など口腔ケアの重要性が叫ばれているが、高齢になると、他の部位のケアや通院の困難さを理由に、歯のケアは軽視されがち。

 そこで、八日市市の歯科診療所では、二年ほど前から診療所での一般診療以外に、通院できないお年寄りのもとへ出向いて治療を行う訪問歯科診療を週二回実施している。診療先は八日市市内だけでなく、半径十六キロ以内の周辺市町にまでおよぶ。

 愛東町大林の伊藤そでさん(91)は、町社協のケアマネージャーを通じて訪問歯科診療を四月から受けている。家で世話をする嫁の美知子さん(64)は、「私が車を運転することができず、歯の治療に連れていけないので、家まで来てもらってたいへん助かっています」と喜びを隠せない。

 耳の遠いそでさんに治療の内容を耳元に顔を近づけて直接説明するなど、患者さんとのふれあいも大切にする姿勢が信頼感を生み、「やさしい先生で、とても喜んでます」と、感謝の言葉が返ってくる。

 歯科医師は伊藤さん宅での治療を終えると、歯科衛生士を乗せて次の患者さんが待つ蒲生町方面に車を急がせた。

 訪問歯科診療には、介護保険、老人保険、医療保険が適用される。診療などの相談は、各市町の社会福祉協議会や介護担当課、県歯科医師会湖東支部(TEL0748―25―0344)へ。


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会派代表ら 6人が立つ

9、10日 八日市市議会一般質問

合併ほか市政への課題、要望
=市民密着の諸問題ただす=

(湖東・八日市市)
 八日市市六月定例議会の一般質問が九、十両日に行われる。今議会には本年度一般会計補正(二千三百万円)など十五議案が提出され、このうち、開会初日に追加提案された監査委員に福井嘉廣氏(同市上大森町)の新任を含む人事三案件は即決されている。

 一般質問では教育、福祉、環境、都市基盤整備ほか、農業、商工業、観光など、多様化する市民ニーズについて会派代表ら六人が質問に立ち、議員活動から得た市民密着の諸問題に対し、行政側の対応や見解をただす。質問議員と内容は次の通り。発言者順。敬称略。

 【村田晴一(政新クラブ)】議員の役割と地方自治▽合併と合併後の自治▽財政と行政改革▽農業振興プラン▽介護の充実▽幼保一元化▽重症急性呼吸器症候群(SARS)▽本年度一般会計補正と税条例の一部改正について

 【野畑幸子(日本共産党議員団)】なぜ市町村合併なのか▽ゴミの減量化と収集▽国保料引き下げ(一人一万円)と介護保険▽就学前の乳幼児医療費無料化制度の実現▽行き届く教育条件の整備▽農業問題と市の施策▽安全なまちづくりについて

 【深尾俊幸(自民党市民クラブ)】構造改革特区▽市町村合併▽各地区市政研修会の要望事項▽福祉問題▽高齢者の安全▽教育行政▽市立公民館▽農業問題▽都市計画道路近江八幡・八日市線▽蛇砂川八日市新川▽新布引川の推進状況▽八日市インター周辺の駐車場用地確保について

 【藤野道春(市政クラブ)】地震への安心・安全▽介護保険料の大幅アップ▽弁当を持参できない生徒へのスクールランチ事業▽道路行政と交通安全▽情報公開▽農業政策▽愛知川左岸河川敷の有効利用▽八日市東部体育館▽布引丘陵の土砂採取跡地と廃棄物・廃車置き場▽地区公民館の運営について

 【山田みを子(公明党)】ノースモーキングエリア▽音楽療法▽アレルギー性疾患(乳幼児患者の実態調査、学校・園での食物やシックハウス・シックスクール対策)について

 【吉田勲(無会派)】商店街振興策▽観光開発について


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オニノヤガラ ヂエビネ 貴重植物育つ

河辺いきものの森

大きく育ったオニノヤガラ
(湖東・八日市市)
 八日市市建部北町の河辺いきものの森でいま、巨大ツクシのような「オニノヤガラ」が大きく育っているのを見ることができる。また、絶滅の心配から保護するために増殖に取り組んでいた「ヂエビネ」が順調に生育し、もうしばらくでこの森でその可憐な花を楽しむことができるようになる。

 オニノヤガラは、茎が鬼の持つ矢のように長いためにその名が付けられたもので、大きくなると一メートル以上になると言われている。葉緑素がなく、光合成ができないためにキノコの一種「ナラタケ」の菌糸の養分を吸って育つという変わりもの。赤褐色の茎の先に黄褐色の花をつける。

 ほこりのように細かい種子が飛び、何年もかけて突然発芽。翌年には地中に延びた地下茎から別の場所で地上に再出現する。このため、林の中を人知れず歩き回っていいるかのように見られ、「ヌスビトノアシ」というオニノヤガラにとっては、あまりうれしくない別名まである。けれども、地下茎は興奮や痛みを抑える鎮静効果があり、漢方薬として人の役に立つ。

 市花と緑の推進室では、「今月下旬まで花を楽しむことができるが、今の時期が開花の最盛期です」と話している。

 ヂエビネ(園芸用エビネと区別するための野生エビネの呼称)は、森の整備のために行った生態系調査の際に、かろうじて乱獲を免れた株が発見され、乱獲や環境の変化による絶滅を避けようと、平成十年から県農業試験場(安土町)に依頼して増殖に取り組んできた。その結果、このほどようやく八百六十株が育ち、森に帰ってきた。

 森では、今秋から木道沿いに植栽していくことにしており、二年後には復活したヂエビネの群生の中を歩けるようになる。

 


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全国46番目の組織を設立

近江国・江州かっぱ村

=八日市市で開村式を催す=

開村式に東京から訪れた本部代表の7人
(湖東・八日市市)
 カッパ愛好家や研究家が集う全国組織の河童連邦共和国(本部・東京)に加盟し、八日市市の活性化を図ろうと、近江国「江州かっぱ村」の開村式がこのほど市役所別館で行われ、賛同二十人の中から初代村長に吉田勲市議が就任するとともに、東京から駆け付けた本部代表のカッパ仲間七人が開村を祝った。

 同連邦共和国は、北海道から九州まで全国に点在する四十五のカッパ村で組織され、江州カッパ村は四十六番目となる。キャッチフレーズ「水は命・河童は心」に沿って、ロマンとユーモアに富んだ河童心を持った人の集まりで、その遊び心を通して全国交流を行っている。

 全国レベルで毎年開催の河童サミットでは、かっぱの知恵を世界平和と地球環境に生かそうと話し合われ、地域活性化を願って全国持ち回りで開催している。十六回目となる今年は、七月に「鬼怒川サミット」が開かれる。

 吉田村長は、来年こそ環境県の近江国に河童仲間を招き、八日市市制五十周年の特別企画として「江州サミット」を誘致し、全国四十六かっぱ村の特産品フェアー「活八(かっぱ)市」を開きたいと意気込んでいる。


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湖国からアジア・アフリカの難民へ

家庭に眠る衣料を送ろう

=29日 愛東町総合福祉センターじゅぴあ=

(湖東・愛東町)
 天災や長引く内戦などで避難生活を余儀なくされ、生活に苦しんでいるアジア・アフリカの難民に救援衣料を送る運動を毎年続けている愛東町商工会青年部・女性部と湖東町商工会青年部は、今年も二十九日に愛東町妹の愛東町総合福祉センターじゅぴあ駐車場で救援衣料の受付を午前十時から午後二時まで行う。

 「家庭で眠っている衣料をアジア・アフリカの難民に送ろう」キャンペーンも今回で十二回を数える。回を増すごとに支援も順調に増加、運動は着実に地域住民の間に広がってきた。

 受け付けられる衣料は、性別、サイズ、季節などに制限はないが、洗濯やクリーニング済みのもので、汚れたりいたみのあるものは受け付けない。また、下着類は未使用のものに限る。毛布、シーツ、タオル、タオルケットも送ることができるが、スカート、ワンピース、ふとん、くつした、くつ、かばん、雑貨類、食品類などは取り扱うことができないため、受け付けられないので注意が必要。

 提供衣料については、リンゴ箱程度の大きさの段ボール箱か、衣料ケースに詰め、受け付けへ。救援衣料を各国へ送るための費用に充てる「救援金」についても協力を呼びかけている。

 また、昨年から実施している「あいとうイエロー菜の花エコプロジェクト」への協力を兼ねた廃食油の回収も行う。

 詳しいことは、愛東町商工会(TEL0749―46―0453)まで。


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