滋賀報知新聞(ニュース)平成15年6月15日第13504号


本町パサージュ2003

「市」のにぎわい、あふれる芸術

=新調のアーケード下で気分も新たに=

県外を含む81組のアーティストが集まった「本町パサージュ2003」
(湖東・八日市市)
 新調されたばかりのアーケードが続く八日市駅前の本町商店街で、「本町パサージュ2003」が十四日開催され、大勢の市民らでにぎわった。

 市民に身近な芸術や優れた技術に触れる機会を提供し、芸術家や作家と市民が集い、交流することで、“市”のにぎわいを取り戻し、商店街の活性化につなげようと、“アートが街にやってくる”をキャッチフレーズに毎年開催。

 六回目となる今年は、出店数が昨年より二十二も増え、八十一のブースが所狭しと並び、アーティスト仲間での人気がますます拡大し、内容も充実してきた。

 木工、陶芸、服飾、工芸、美術などの作品が並べられ、展示即売や実演販売が行われた約二百六十メートルのアーケードの下では、気に入った作品を見つけた来場者が、出店者と熱心に情報交換や価格交渉しながら品定めを楽しんでいた。

 このほか、アーケード中央にあるサンパーク広場での市物産振興会による特産品フードコーナーでは、会員らが手づくりジャム、パンなどを販売して、市の特産品をアピールしていた。

 また、サンパーク広場隣の空店舗に国立滋賀病院の看護師による「町の保健室」も開設され、体脂肪や骨密度の無料測定、健康相談なども人気を集めていた。


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1市4町合併で住民アンケート

湖東町 16歳以上に賛否問う

=2300人 17日議会開会=

(湖東・八日市市)
 八日市市など一市四町での合併協議会設立に向けて町内三十一集落での住民説明会を十二日に終えたばかりの湖東町は、協議会参入の賛否を問う住民アンケートを行っている。

 「合併に対して地域による温度差があり、明確な判断材料がほしい」という町議会側の要請で実施することになったもので、町は十三日までに郵送による発送を済ませた。

 アンケートは町内の十六歳以上から抽出された二千三百人(人口約九千百人)を対象に行われ、合併協議会参入に「賛成」か「反対」で答え、性別、年齢の欄をチェックする。

 十七日までに返送することになっており、同日開会する六月定例町議会での審議の参考資料となる。


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愛東町長選挙

2陣営が出席

=立候補予定者説明会=

(湖東・愛東町)
 任期満了(七月十五日)に伴う愛東町長選挙の立候補予定者説明会が十三日、町文化センター会議室で開かれ、すでに立候補を表明している元町職員の村山栄氏(63)と町議会議員の植田茂太郎氏(62)の二陣営から、代理者が出席した。

 選挙は七月一日告示、午前八時半から午後五時まで町役場で立候補届け出の受け付けが行われ、五日間の選挙戦に突入。六日午前七時から町内八か所の投票所で午後八時まで投票が行われたあと、午後九時から町総合福祉センターじゅぴあで開票を行う。

 


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町立博物館で企画展

能登川の渡来文化

=国内最古馬鍬など40点展示=

渡来系の人々の足跡をたどる企画展「能登川の渡来文化」
(湖東・能登川町)
 日本が倭と呼ばれる古代、渡来人の文化を伝える証しが能登川町にも残っている。企画展「能登川の渡来文化」を開く町立博物館では、日本最古とみられる馬鍬(まぐわ)やL字状カマドを通して渡来系文化が町内に伝わったことを紹介しているほか、当時の能登川の特色を探っている。二十九日まで。

 滋賀は渡来文化を色濃く残す国内有数の地域で、湖西南部の大津市には渡来系の石室や床下暖房「オンドル」などの遺構が集中して見つかる。その代表格が蒲生町石堂寺にある「石造三重塔」であり、朝鮮半島の技術が顕著に残された遺物として広く知られている。

 渡来人が渡ってきた時期は二つのピークがあり、能登川町でその足跡を彷彿させるのは後期の古墳時代後半(五〜七世紀)。日本書紀には「百済の百姓男女四百餘人を以て、近江國神前郡に居く」の記述があり、東近江や湖東地方に限定する横口式石室あるいは階段式石室が考古学的に裏付けている。

 同町からは、韓式系土器が僅かながら出土するなど色濃くとまでは言えないが、渡来系文化が確かに伝わっている。しかし、日本最古とみられる馬鍬(石田遺跡)やL字状カマド(西の辻遺跡)が見つかるなど渡来人の存在を感じさせる遺物が見つかり、今後の調査で新たな発見の可能性も秘めている。

 館内には写真やパネルのほか、石田遺跡で見つかった日本最古とされる馬鍬など約四十点が展示されている。入場無料。月・火曜と二十六日は休館。問い合わせは能登川町立博物館(0748―42―6761)へ。


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「3町が1つに」の理解広がる

蒲生町の合併住民説明会

=竜王町の参入求める声高く=

桜川東地区で開かれた住民説明会(11日夜)
(湖東・蒲生町)
 蒲生町が十日から町内四十二集落を対象に始めた住民説明会は、昨年十二月に開かれた前回の全町総参加人数の約七割に達する三百五十一人(十二日までの集計)の住民が足を運び、市町村合併への関心の高さをうかがわせている。

 町長と助役、収入役の三班構成で実施されている説明会では、冒頭、行政側が二市五町や一市三町が破たんに至った経緯を説明し、「合併に対する重要な時期に来ている」と前置きした上で、「原点に戻り、竜王を含めた蒲生郡を分断しない合併に向け、その足掛かりとして蒲生・日野の二町での合併を目指したい」と議会と行政の一致した方向性を示し、理解を求めた。

 日野町を選択することについて、町民憲章の前文を引用し、鈴鹿山系や日野川など水系を源に育まれてきた歴史風土のつながりを強調、第四次総合発展計画の着実な実現を目指していくための熟慮の結果と説明。具体的には、インター誘致のため木村地先の土地を購入した名神名阪連絡道路の実現、蒲生町病院の整備を含めた福祉の充実、日野川流域の土地改良や改修、これまで築いてきた共通の防犯組織などを示した。

 山中町長は、「大規模な合併だと財政支援の金額は多いが、中心地へ優先的に投資される懸念がある。均等な配分を享受できる町との合併が望ましく、(合併後の新市を)基本自治体として基盤整備することで、次の選択肢も生まれるのではないか」とし、今、一市四町側に加われば、広域行政を分断することへの懸念や県が重点支援地域指定を見送っている現状、愛知川沿岸が主体となるまちづくりなどの不安要素を挙げた。

 住民からは、「歴史的に見ても、日野川水系で育ったので愛知川には違和感がある」や「八日市の誘いにまた追随する可能性もあるので、もう一市四町へは行かないという確約をしてほしい」、さらに「竜王が入らないと合併は成り立たない」、「竜王を含めた三町の合併に持っていくべきだ」、「できることなら蒲生郡一つで進んでほしい」と三町を望む声が多かった。

 現在、竜王町が合併への参画の意思を表明していないことから、「福祉行政など一緒に事業を進めているものもあるのに、合併になるとなぜうまくいかないのか。不思議でならない」や「一方的に片思いをしているだけでなく、蒲生が竜王にもっと真剣に働きかけるべきだ」との竜王を動かすような取り組みを求める住民意見が続出。

 これに対して町側は「福島茂町長は、蒲生と日野がしっかりとした方向付けをすれば考えてもよいという含みを持たせた返答をされている。県から三町合併への支援は惜しまないとも聞いているので、何としてでも入ってもらえるよう汗をかいていく」との決意を説明の中ににじませた。

 また、「交通網を充実させるためにも、JRを有する近江八幡市を含めた方向性は見出せないのか」と、広域合併を望む意見も飛び出した。

 一方で、「得体のしれない、また実体のない歴史など古めかしいキャッチフレーズで、住民生活にどんな影響があるのか。一市四町、二町、単独の三つの選択肢のメリット、デメリットを数値で示し住民の意見を集約すべきだ」や「小さい自治体では行政能力に限界があるのでは」、さらに「一市四町との合併の余地があるならば、参画した場合の資料も出してもらいたかった」など、説明会の内容と住民意見の集約方法に関して異論も出た。

 合併そのものに反対する意見も聞かれたが、「議会でも判断できないのに、我々が一夜のうちに判断するのは無理ではないか」や「行政主導で引っ張ってほしいが、それゆえに将来を見据え誤りのないようにしてほしい」と議会と行政に一任とも受け取れる発言も聞こえた。

 十二日まで九集落を終えた段階では、竜王を含めた蒲生郡一つという意見が支配的で「蒲生と日野だけでは心細い」と二町のみの合併に不安を抱いている町民も少なくないが、一市四町側への参入を望む声はほとんど聞こえてこない。


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