滋賀報知新聞(ニュース)平成15年7月1日第13520号


1市4町法定合併協を設置

30日に重点支援地域の指定見込み

=他市町の参入「門戸は広げない」=

1市4町の首長による法定協議会の看板掛け
(湖東・広域)
 八日市市と永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町の法定協議会(会長・中村功一八日市市長、委員三十七人)が二十七日に発足し、会長の中村八日市市長ら五首長が、事務所となる八日市市役所別館に看板を掛けた。

 会見で中村会長は「目先の利害のみに目を奪われず、子どもの未来や遠い将来に目を向けて完走したい。合併は行政改革であり、職員の人員削減や組織の統一化などで効率化を図る」と話し、続く久田元一郎永源寺町長、前田清子五個荘町長、権並清愛東町長、宮部庄七湖東町長もそれぞれ抱負を述べた。

 このなかで、合併枠組みに関する合併アンケートで注目された湖東町の宮部町長は「生活圏は八日市市、行政圏は彦根市と不便な生活を行ってきた湖東町にとって大変意義深いものである。調整や課題もあると思うが、ゴールを目指して頑張りたい」と話し、権並町長も「生活圏の流れから自然な枠組み」と続いた。

 一市四町は今年五月に任意の合併検討協議会を設置し、三回の協議で合併期日を平成十七年二月十一日とすることや、八日市市役所を新市の庁舎にすることなどを決め、来月十五日から新市の名称を公募することとなっている。

 今月三十日には合併重点支援地域の指定を受ける見通しで、他市町の参入について門戸はあるかの質問に対し、中村会長は「これまでの任意協で協議が進んでおり、合併特例法の期限(平成十七年三月末)内に一市四町合併を進めるのみ」と、枠組みの拡大はない考えを示した。

 一市四町が合併した場合の面積は三百十七平方キロ、人口は約七万八千四百人で、県内では大津市、草津市、彦根市に次いで四番目の大きさ。また、一般会計の歳入総額は三百八億六千百六十八万円、歳出総額は二百九十八億八千九百四十二万円で、一人当たりの地方債額は三十五万四千三百円となる。

 第一回法定協議会は、七月三十一日午後二時から五個荘町てんびんの里文化学習センターで開かれる。


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趣味のいきがい2人展

安村さん 竹・つる・流木
鈴木さん 木彫りの芸術

=6日まで 八日市まちかど情報館=

見事な出来栄えに見学者の関心を集めた作品展
(湖東・八日市市)
 八日市駅前の本町商店街内にある八日市まちかど情報館で、サロン・ド・まちかど「安村文夫と鈴木秋男の趣味の広場〜つると木工・木彫り〜」が開かれている。六日まで。

 昨年、長年の会社勤めを引退した二人が、それぞれ現在没頭している趣味の作品を持ち寄って展示即売している。

 安村さん(60)=今代町=は、長年思い続けていた木工への情熱を開花させ、作品づくりを始めた。竹や藤つる、流木などを使って、始めてから一年あまりとは思えない出来栄えと、六十点あまりにおよぶ出展数の多さに、見学者も驚きを隠せない。

 鈴木さん(59)=中野町=は、キャリア三十年あまりのベテラン。これまでに県や市などの展覧会にも出展して、優秀な成績をあげるほどの実力の持ち主で、創作研究や新手法への挑戦など、作品づくりにかける情熱が作品を通して伝わってくる。今回も、面、屏風、観音像をはじめ、葉からこぼれるしずくや亀などの立体作品など、趣味の域を越える約四十点を出展している。

 八日市まちかど情報館は入場無料。月曜日休館。開館時間は午前十時から午後六時まで。


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選挙モードすでに全開

愛東町 町長選挙

きょう告示 新人対決へ
=植田氏と村山氏の一騎打ち=

(湖東・愛東町)
 任期満了に伴う愛東町町長選挙は一日告示される。立候補の準備を進めてきた前町議の植田茂太郎氏(63)=外=と元町職員の村山栄氏(63)=園=の、新人二人の一騎打ちによる選挙戦が確実となっている。

 二氏は、立候補の届け出を午前八時半から町役場で済ませたあといずれも午前九時から、植田氏が外集荷場で、村山氏が園集落センターで出陣式を開き、それぞれ合併問題や農業問題など町政への第一声を支援者に訴え、選挙カーに乗り込んで町内を巡回して有権者に支持を訴える。

 すでに告示前から、植田氏ブルーと村山氏グリーンの両陣営イメージカラーを使ったノボリ旗が集落入り口に立つなど、町内では選挙モード全開。五日間の激戦がスタートする。

 投票は六日、午前七時から午後八時まで町内八か所の投票所で行われ、午後九時から町総合福祉センターじゅぴあで開票される。

 


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異論あるが理解広がる

日野町の合併住民説明会

蒲生郡内3町が1つに
=反対住民に変化?=

大窪3区で開かれた住民説明会
(湖東・日野町)
 日野町は、先月六日に行われた同町議会全員協議会での「蒲生郡を分断するべきではなく、竜王町を視野に入れた二町での合併が望ましい」との判断を受け、二十日から市町村合併に関する住民説明会を実施している。最も多い日で九班体制が組まれ、二十九日までに全八十二集落中四十三集落の約半数を回り終えた。

 説明会で、町は「単独で進み陸の孤島になるか、蒲生町と一緒に歩むのか二者択一が迫られている」と残された選択肢を示した上で、日常生活の広域化を踏まえた広い視野に立った施策や少子高齢化に見合った財源・人材の確保、多様な住民ニーズに応える専門職員の配置、交付税の見直しや権限委譲が検討され自立と効率化が求められる地方分権時代を迎え、地域間競争に勝ち残れるだけの基礎自治体としての機能構築の必要性から、「合併は避けては通れない」と合併の必要性を説いた。

 蒲生町の住民説明会で用いられた両町共通の資料を配布し、蒲生町との合併を目指す理由について、凍結状態にあるびわこ空港や名神名阪連絡道路、びわこ京阪奈線(仮称)鉄道、国道477号線などの整備促進と、農業用水や琵琶湖からの逆水で活用している日野川や佐久良川の改修といった共通課題のほか、日野中学校や蒲生町病院の改築、福祉センターや防災センターの設置構想など、今後両町が取り組まなければならない事業を挙げ理解を求めた。

 奥野弘三町長は、「伝統ある日野の町はどこと合併しようとも守らなければならないと思っている。合併は互いの町の信頼関係の基に研究会や任意の協議会で十分協議を重ね、まちづくり構想を開示し、将来像を住民のみなさんに示し議論していただいた上で、状況によってはアンケートや意向調査を行いたいと思っている。その後で法定協議会を立ち上げることも考えられる」と住民意向を重視する考えを明らかにした。住民からよく出される本庁の位置についての質問には「本庁機能を分散することができる」とし、最終判断は「議会に委ねたい」と語った。

 参加住民からは、「周辺地域を見ているとどうやら都市部だけが潤うようなことを聞くが、二町だとこじんまりと進められるのでないか」や「三万人でもまとまり、本当のメリットがあるのならば蒲生町だけも良い」と二町での合併に対して住民間では違和感が広がらず、反対に「竜王町が参画するのが望ましいではないか」や「二町では成り立たない。三町でスタートしてほしい」と竜王町を含めた三町合併を望む声も聞かれた。

 竜王町について、奥野町長は「福島茂町長は、単独ではなく、二市七町が理想だとされているが、現状からいえば不可能ではないかと思う。二町での方向性には共鳴していただいているので時間をかけて蒲生町と汗をかいていきたい」と継続的な呼びかけに取り組む姿勢を示した。

 一方、「合併したら財政はよくなるのか」や「日野町は単独でやっていけないのか。町を見直すいいチャンスではないか」、「二町と三町ではまちづくりが全く異なり、説明に現実味がない。効果は薄く今とあまり変わりがなく、なぜそこまで無理をしてまで合併するのか」と合併そのものに対しての異論も根強くあった。単独の場合に住民がどのような我慢を強いられるのか説明されない限りすべての住民理解を得ることは難しい。

 蒲生町民の不安材料の一つでもある住民の反対運動については、「合併したくないという一万人もの署名を集める反対運動が起こったが、住民に負ける行政であってはならない。町長がリーダーシップを取っていってほしい」など運動に参加した人々の中からも合併賛成の声が上がり、その様相に変化が見られる。

 しかし、「合併の姿が見えてこない」という意見に象徴されるように将来構想が説明に伴っていないため判断材料が乏しく、「合併後の具体策やまちづくり構想を持って説明してほしい」や「合併しないと日野は本当に過疎化すると思っているが、負担を強いられる我々にどのような町を作るか示してから協力を求めるべきで、早く将来像を持って住民に説明すべきだ」と数字や言葉だけで合併を語るのではなく、新市のビジョンを強く求める声も目立った。

 「二十代や高校生など若者はどう考えているのか意見集約を」との声もあがっていることから、行政と議会が幅広い年代層の住民意見をくみ上げスタートラインから一緒に議論を積み重ねる姿勢と説得力ある説明が合併賛否のカギを握っている。


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携帯・私生活ではほしい!

中学生とPTAが話し合い

良いところ、悪いところ
=八幡中で 「八中サミット」=

ざっくばらんに本音も飛び交った話し合い
(湖東・近江八幡市)
 中学生にも広がっている携帯電話を学校に持ち込む現象について生徒と保護者、教師が話し合う場が27日、市立八幡中学校でもたれた。

 この話し合いは、学校生活の中での問題や課題をテーマに、生徒、親、教師の代表が話し合い、お互いに理解を深めあう中で解決策を探っていこうと8年前にはじまり、「八中サミット」と名付けて年3回程度、生徒会、PTA、生徒会担当の教師らが参加して開いている。

 今回は、新年度のPTA役員と生徒会執行部の顔合わせということもあり、昼食を囲んで開かれ、生徒18人、PTA本部役員5人と校長をはじめ、教師の代表6人が出席。4班に別れたグループ討議を行い、その結果を報告するというスタイルで正午から午後2時まで行われた。

 第1回のテーマの1つに取り上げた携帯電話については、生徒から「学級では半数余りの人が持っており、女子が学校に持ち込んで使っている姿が多く見られる」と教室での様子を報告。まだ持っていない生徒のほとんどは「親に携帯を持たせてほしいと頼んでいる」と話し、同校にも急速に広がっていく現状が伺えた。「携帯は必要か」とのPTAからの問いに対し生徒からは「学校ではいらないと思うが、塾の帰りとかには必要と思う」との模範解答もあったが「ゲームやメール、カメラもあり、私生活には必要だ」との意見では一致した。また「(高校生の)お兄ちゃんが使っているのを見ると楽しそう」や「携帯がないと友だとの話題について行けない」、「メールは友達と確実に連絡がとれる」など必要性を訴える意見もあった。

 「学校から遠く、女の子なので遅くなるときは心配なので持たせてやりたい」と話すPTAや「高校になると友達と離れるので、携帯は持ってもよいと思う」など説得力のある意見も出た。

 その一方で、生徒から「携帯メールでテストの答えを回わすことにも使われている」など、学校に持ち込む弊害も報告され、教師からは「漢字テストでは(個別に)使われているかもと懸念していたが、答えが回されているとは知らなかった」との驚きの声も聞こえた。

 料金についての話題では、「銀行振り込みになっているので毎月いくら使っているのか、詳しく知らないが、1〜2万円ぐらいになっていると思う」と話したPTAの1人には「それは高い!」との声が集中した。他のPTAからは「月5千円と決めており、超過分は小遣いから天引きしている。時には小遣いがゼロの月もある」や生徒からは「(親が)料金設定をしているので、利用料金を気にしながら使っている」などが様々な対応策が紹介され、支払う親と使う子供との間に一定のルールづくりが必要ではないかとの認識を深めた。

 このほか「みんな持っているとせがんだので買ってやったが、まだ半数ぐらいと知って、騙されたかな」など、「みんな持っている」という言葉に弱い親の心理も吐露された。最後に「携帯は便利だが、出会い系サイトなどの犯罪に結びつくようなこともあり、十分注意してほしい」とPTAが最も心配していることを伝えた。

 この日の話し合いでは、ガム、アメ、ジュース等が授業中に食べている人がいることやトイレでの喫煙、服装ではスカート丈が短いことや、季節など合わせて女子もズボンがはけるようなデザインの上着を望む声も出た。このほか、通学のヘルメットの着用などについても意見交換が行われた。参加者らは、お互いの考えや現状を知る、いい話し合いになってよかったと感想を漏らしていた。


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