滋賀報知新聞(ニュース)平成15年7月13日第13532号


目指すは 未来を切り拓く子

八日市市青少年施策概要

課題別の315事業に取り組む
=家庭と 地域で 子育て環境づくり=

(湖東・八日市市)
 八日市市青少年対策本部(本部長・海外友之進助役)は、十五年度青少年行政施策概要をまとめ、教育現場や関係機関に配布するなどして、青少年の健全育成に役立ててもらうことにした。

 施策概要には、青少年を取り巻く現状と課題ほか、基本項目別に取り組む子供育成事業を示し、特に家庭の教育力の向上と地域における子育て環境づくりに力を入れ、参考資料として電話や面接相談、少年補導状況などを掲載している。

 青少年育成体制や家庭状況、学校・園・地域社会、非行、いじめ・虐待・不登校の現状から、課題を▽地域の組織づくりとパートナーシップ▽青少年の人権擁護と人間形成▽青少年の健やかな成長のための環境浄化▽家庭や地域の教育力向上のための支援―に絞った。

 目指す子供像を「健康な生活を営みたくましく生きる子」「一人ひとりを認め、ともに支えあう子」「個性を生かし真理を求め確かな考えをもつ子」「自然に親しみ郷土を愛する考えをもつ子」とした上で、その目標を『たくましく未来を切り拓く八日市っ子の育成』に置いた。

 課題から「地域の子供は地域みんなで育てよう」を重点に、ふれあいの中での豊かな体験、子供の目線で成長を見守る地域づくりを求め、事業展開の柱を▽地域子育て環境づくり▽子育て中の親への支援―の二点とした。

 これらの重点対策を推進する上において、基本項目を▽総合的な取り組み体制の確立▽あたたかい家庭づくりへの支援▽たくましさを育む学校づくりの推進▽青少年とともに育つ地域社会づくりの推進▽豊かな人間性を育む社会環境づくり―に設定している。

 具体的には三百十五事業を基本項目別に取り上げ、家庭のふれあい推進、家庭教育力の向上、子育て相談、教員研修、生徒・生活指導、地域づくり体制、青少年活動の推進、体験活動の場づくり、有害環境の浄化などに取り組む。

 今年は特に、学校週五日制で子供が地域や家庭で過ごす時間が増えたことから、具体的に地域教育協議会や地域体験活動支援センターの設置、地域ふれあい交流推進員の派遣(地区公民館一人)、学校と地域を結ぶコーディネート担当者(教員)の配置などに取り組んでいる。


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滋賀文化短大と第9回ニュートン会

福祉・教育など連携、協力を再確認

=八日市市 官学連携によるまちづくりへ=

行政と大学のトップが意見交換した第9回ニュートン会

(湖東・八日市市)
 官学連携によるまちづくりをめざす、八日市市と滋賀文化短大による「ニュートン会」がこのほど市内のホテルで開かれた。
 今年で九回目の開催となる同会には、中村功一市長はじめ市幹部と、森美和子理事長に田中慱一学長はじめ教授陣ら二十五人が出席。
 大学側から介護保険満足度調査や福祉マップ作成などが提案され、市側からは若者と高齢者がふれあう「ふれあいビレッジ構想」が提案された。
 このほか、市内で進められている「新エネルギービジョン」の取り組みの説明、コミュニティバス運行へのアイデアを聞いた。


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涼を誘う夏の風物詩

《うちわ・扇子展》開催

=プレミア付き美人画など多数=

少女時代の美空ひばりなど貴重なうちわが並ぶ
(湖東・五個荘町)
 涼を誘う夏の風物詩・うちわと、近江商人の商い戦略を見る『うちわ 扇子展』が、五個荘町金堂の近江商人屋敷外村繁家で開かれている。

 花火やホタル、アサガオの絵など、夏情緒があふれるうちわ―。商人たちは、日本の美意識に商いの宣伝効果を活かそうと、得意先への挨拶がわりとして祝儀用・中元用うちわを進呈するようになり、趣向を凝らしたオリジナル作品が数多く作られた。

 同展では、京うちわ・丸亀うちわ・江戸うちわの日本三大団扇を中心に、江戸時代から現代までの流れを追っており、ポピュラーな花鳥画から大正ロマン画、戦争画(敵を打ち払うという意向)うちわなど約二百三十五点を展示している。なかでも、美空ひばり、山本富士子、八千草薫などのプレミア付き歴代スター美人画うちわも展示され、手に持つ商品名にも歴史を感じさせる。

 うちわの歴史は古く、中国では紀元前三世紀の周の時代、日本では奈良時代から使用されており、当時の物が広隆寺(京都市)や正倉院(奈良市)などに残されている。一般に普及したのは江戸時代からで、一世風靡した浮世絵や役者絵などの芸術的要素を取り入れた江戸団扇が流行したほか、台所の必需品であった柿渋うちわ、網代うちわもこの頃に登場した。

 一方、扇子展では、祝儀用の進呈品や文人画家・富岡鉄斎(1836〜1924)の模写作品などが集められ、特に、豪商 外村宇兵衛家に伝わる第四代宇兵衛の直筆扇子が目を引く。

 会期は八月三十一日。会館時間は午前九時半から午後四時半まで。月曜と祝日の翌日が休館。問い合わせは五個荘町観光協会(0748―48―6678)へ。

 


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「2町を基軸に」で合併推進へ

安土町議会が意思統一

まだ、能登川町は合意なし
=3時間近い議論末の方向性=

3日開かれた議会の全員協議会
(湖東・安土町)
 町が進めようとしている能登川町との2町を基軸とした合併の枠組みを議会としてどう判断するかを決める安土町議会の全員協議会が3日午前9時から町役場で開かれ、3時間近い議論の末、町が提示している2町を基軸とした合併を推進することで意思統一した。

 これにより、町当局と議会が協調して能登川町との合併を進めていく町の方向性が決まったことになるが、意思統一がまとまるまでの話し合いの中では「能登川町から(安土町との)2町で進めるという返事がもらえていないのはなぜか」や「能登川町を信用していいのか、信頼関係が保たれているのか、何も正式な反応がないのは心配」との先行きを不安視する意見や「9月の町長選が焦点になるとの考えがあるのなら、議会としても慎重にならざるを得ないのではないか」など、もっと情勢を判断した上で方向性を決める慎重論が出された。

 これに対し「町長選の結果に関係なく、議会としての方向性は出すべきだ」や「正副議長などで連絡協議会などをつくって(話し合いを進めれば)その不安は解消されるのではないか」の推進意見が交錯した。

 他の慎重な構えの議員からは「住民説明会では、2町でよいという(参加住民)の発言は少なかった。むしろ、八幡との合併を望む声も無視できなかった」や「能登川町しかないという枠組みで進めているが、八幡には受け皿があり、考えておくべきだ」、さらに「八幡はどうか、蒲生はどうか、能登川はどうかと議会としてアクションを起こしていくことも大事ではないか」など、2町にこだわらず広域化を支持する意見も少なくなかった。

 また、枠組みだけの話ではなく「将来のまちづくり計画や財政シュミレーションを町民に提示し、それを材料に合併を考えていくことも大切だ」とする核心論も出た。

 途中2回の休憩をとって、最後の話し合いになったところで「町長選や慎重論もあるが、議会がまとまらなければ、話は進まない。もう、方向性ほ決めるときに来ている」と決断を迫る意見に対して「2町が熟しつつあるので、議会も賛同する方向で進むべき」との追認を支持する考え方が支配的になり、結局、町が提示している2町を基軸に進めていくとの意見で合意した。

 ただ、「能登川町から何の返事もないので、お互いが勉強会を持つことで心配を払拭していくことも大切でないか」や「合併調査特別委員会でもっと調査すべきでないか」との付則意見も受け入れられた。

 話し合いの途中、合併調査特別委員会の委員の意見が割れているので、同じ意見の議員が集まった強固なものにするために、委員の改選をしたらどうかという提案までも出されたが、議会としての方向性が一方的に進められていくことを危惧する意見が相次ぎ支持されなかった。
(畑 多喜男)


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応募作品83点から名称決定

道の駅「竜王 かがみの里」

=11月にオープン予定=

ドライバーの目を引く外観の烏帽子登場
(湖東・竜王町)
 竜王町はこのほど、国道8号線沿い鏡地先に建設中の道の駅の名称を「竜王 かがみの里」に決定した。

 これは、昨年十二月から二カ月間にわたり町が名称を公募したところ、町内外から八十三点の応募があり、その約半数を「鏡の里」が占めた。選考にあたった道の駅経営委員会や関係者らの「やさしくて分かりやすく誰にでも親しみを持ってもらえる名称に」との意向から、「鏡」を平仮名に変え「かがみ」とし、建設地の地名を盛り込んだ。

 応募作品の中には、「ドラゴンステーション」や源義経が修行を終え前髪を落とした「元服池」、「義経」のほか、中山道の宿場「鏡の宿」などがあった。

 この道の駅「かがみの里」(総面積約一万一千平方メートル)は、レストランや地場産品販売、歴史に関するコーナーを設ける地域振興施設とトイレ、約八十台分の駐車スペースを兼ね備え、ドライバーの休憩場所や県内外から訪れた人々に竜王または近隣の魅力を発信する中核施設として期待が寄せられている。昨年十一月から工事が始まった鉄骨RC造二階建て地域振興施設(約一千二百平方メートル)では、最も特徴的な烏帽子の外観が姿を表し、すでにドライバーの目を引いている。

 また、農産物直売コーナーに農産物や特産加工品を出荷する生産者組織「道の駅出荷組合」(田村仁一組合長)も、先進地視察や野菜の栽培に関する研修会をなどを重ねオープンに向け町内の体制づくりに余念がなく、町商工観光課も竜王の隠れた魅力を再発見し新たな目玉商品を生み出そうと、町内在住者を対象に「特産品コンクール」の作品を募集している。

 十一月にオープンを予定しており、総事業費約十億円をかけ設備投資するだけに、運営に関する経営手腕と周辺地域の活性化を促す起爆剤となるか注目が集まる。


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