滋賀報知新聞(ニュース)平成15年7月18日第13537号


非常時に備え緊迫感

防災・消防・救助訓練

愛知郡 住民や企業も参加して
=東近江 実際の工事現場使って=

負傷者を救助する消防隊
(湖東・八日市市)
 自然災害や大規模事故に備えた防災・救助の総合訓練が、愛知郡と東近江地域で地域住民や企業なども参加して行われた。

 愛知郡防災総合訓練は愛知川町地震災害訓練を兼ね、十三日に愛知川町長野のふれあいスポーツ公園周辺で、直下型地震の発生と豪雨を想定。住民による避難救出、倒壊家屋から負傷者救出、バケツリレーなど初期消火、女性防火クラブや自警団による消火活動、増水に伴う土のうによる堤防補強、電気・ガス・水道などライフライン復旧、赤十字やボランティアによる応援体制、愛知郡広域行政組合消防本部や県防災航空隊による救助・消火訓練などで、いつ来るともわからない非常時に備えた。

 東近江行政組合消防本部は十四日、八日市市上平木地区で行われている実際の公共下水道工事の地下掘削先端部での火災発生を想定した救助・消火訓練を実施。工事関係者の協力で地下約二十メートルに掘られた横坑内約二百メートル付近に取り残された作業員一人の救出と、消火活動に取り組んだ。

 下水管は直径二メートルあるものの、運搬用のレールなどが敷かれているため非常に狭く、酸素マスクや重装備を着け終始かがんだ姿勢での作業となったが、隊員の緊張感が伝わる決然とした訓練が続いた。

 訓練終了後青木幹泰八日市消防署長は、「実際の工事現場を使ってのはじめての訓練で、隊員にとっても良い体験となった」と訓練を振り返った。


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町民こぞっての合併へ

晴れ晴れと初登庁

=植田愛東町政が始動=

職員の拍手に迎えられ初登庁する植田町長
(湖東・愛東町)
 愛東町の植田茂太郎新町長(63)が十六日、、町役場に初登庁した。

 午前八時十分、全町職員や町議らの歓迎の拍手による出迎えを受け、玄関ロビーで女性職員から花束を受け取ると、晴れやかな笑顔で庁舎内へ。

 町長席の感触を確かめるように座ると、「緊張しますね」と思わず顔が引き締まった。女性職員に町章を胸につけてもらったあと、一階フロア中央で町職員を前に初仕事となる訓示を行った。

 まず、「一市四町の新しいまちづくりへ、町民みんなでこぞって参加できるよう、合併してよかったと思ってもらえるよう、今日から全力を注ぎます」とあいさつ。「町民全員で新しいまちづくりへスタート」「町民の話を聞き、町民の立場に立った仕事」「自分の仕事に責任と自信をもって」と今後の町行政の姿勢を示した。


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人として豊かに育て「エコスクール」

能登川南小にフラッグ授与

全国初の取り組み
=8小・中学校がモデル活動=

環境レイカーズからエコスクール旗を受け取る能登川南小学校の児童代表
(湖東・能登川町)
 環境の世紀と言われる二十一世紀。意識と行動の基盤づくりには幼少期からの体験が重要視されており、全国初の環境保全学習「エコスクール」が滋賀県で行われている。能登川町の能登川南小学校では、モデル校(他に県下七校)として同取り組みを始めており、このほど、環境団体・環境レイカーズ(近江八幡市)からエコスクール旗が授与された。

 エコスクールは、子どもたちが環境について主体的に学び、何が問題なのか、何が必要なのか―を体験を通じて学習していくもので、子どもたちが決めたテーマに基づいて地域を調査探検し、評価に至るまでのプロセスを大切にしていく。また、教師や保護者、地域の人々もサポートを通して学校や校区内を見つめ直すきっかけとし、参画による地域コミュニティーと人間性豊かな教育を目指すもの。

 これは全国初の取り組みで、同小学校のほかに御園小学校(八日市市)、近江兄弟社学園小学校(近江八幡市)、老蘇小学校(安土町)、逢坂小学校(大津市)、油日小学校(甲賀町)の六小学校と、野洲中学校(野洲町)、今津中学校の二中学校がモデル校となっている。

 授与式では、全校児童五百五十人が同校体育館に集まるなか、児童を代表してエコスクール委員長の若林良くんが登壇した。環境レイカーズの島川武治代表からスクール旗を受け取ると、児童全員でキャッチフレーズ「ぼくたち わたしたちの未来のために きれいな気持ち」を斉唱したほか、電気・水・ごみの各グループごとに環境に優しい取り組みを宣誓した。最後に、若林くんから「毎日、地球と仲良くなれたと言えるように、みんなで力を合わせて頑張ります」と児童たちの誓いが読み上げられた。

 環境レイカーズは、小中学校や地域における主体的な環境学習の推進と基盤づくりのため、体験型学習を中心とした環境学習をサポートしており、持続可能な循環型社会と保全活動に実践できる人材育成を目指している。

 島川代表は、エコスクールの役割について「体験し、自ら調査することで自分たちに何が出来るかを考えてくれるようになります。その課程では児童生徒や学校、保護者、地域住民の交流が不可欠であり、人間関係を築くなかで「人」としての成長を見ることが出来る。そして何よりも、子どもたちが登校したくなるような学校の創出につながります」と熱く語った。

 


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9月の安土町長選

津村氏が立候補表明

=一騎打ちか3つ巴選か?=

立候補を表明した津村孝司氏
(湖東・安土町)
 任期満了に伴う安土町長選挙(9月2日告示、7日投開票)に、前町議の津村孝司氏(常楽寺、54歳)が立候補することを表明した。

 津村氏は、早くから春の4月の町議選への立候補を止めて町長選を目指すことを関係者らに伝えており、6月から選挙に向けた後援会づくりを進めている。

 立候補について津村氏は「交流文化のまちづくりと、消費者に支持される自立した農業の新しいの確立を目指した元気ある安土町の実現に取り組みたい」と決意を固め、有権者の審判を仰ぎたいとしている。

 争点になると見られる市町村合併については「町がいう『2町が基軸』は、2町のみの合併話にすり替わっている。もっと広域の枠組みも考えた判断が必要で、住民に確かな情報を提示した上で民意を集約していくことが大切」との考えを示している。

 町長選には、現職の仙波秀三氏が立候補を表明しており、あと名前が挙がっている2人のうち1人は出馬を断念したもようで、一騎打ちか三つ巴選になるか、まだ流動的だが、無風でないことは確か。

 津村氏は、県立彦根東、国立名古屋工業大学卒。民間会社を経て現在、学習塾経営。安土小PTA副会長、県環境生活協同組合副理事長、町議1期などを歴任。


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女医が診る「女性専門外来」開設

近江八幡市民病院が県下初

完全予約制で 9月1日から
=女性総合と更年期・思春期の外来新設=

女性専門外来を開設することになった近江八幡市民病院
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市民病院(中根佳宏病院長)は、女性医師が女性の特有の病気にじっくり時間をかけて、診察したり相談に乗る「女性専門外来」の開設について、院内協議を進めていたが、その体制が整ったことからこのほど、9月1日から診療を行うことを決めた。女性専門外来は、都市部の先進病院を中心に診療が始まっているが県内病院にはまだなく、同病院が初の開設。

 更年期障害、頻尿、乳腺など女性特有の病気で、その症状や診察部位の恥ずかしさなどから、なかなか診察に踏み切れずに放置しておいたことから症状が悪化し、我慢の末、勇気を出して来診した時には手遅れという不幸なことも珍しくないことから、同性の立場で気楽に話せる女性医師が診察に当たることで、病気の早期発見、早期治療につなげることが目的。

 女性専門外来は、診察に対する女性患者の心理的な負担を軽減し、必要な治療を早く受けてもらうことで病気の早期快復、治癒を目指すもので同病院では、患者の問診に力を入れ、適切な診療科の紹介や相談を中心とした「女性総合外来」と様々な要因が重なって身体に起こる不調を診療する「更年期・思春期外来」の2つの診療科を新たに設置することにした。従来の産婦人科はそのまま存続する。

 担当医は、院内の女性医師が交代であたるが、産婦人科に更年期分野を専門とする男性医師がいることから、必要に応じて「更年期・思春期外来」の診療にも参画することがある、としている。

 比較的、症状や原因がはっきりしている「更年期・思春期」については、院内での対応は可能だが、病気かどうかも分からないなど、精神面の診察や治療が必要な場合は、専門病院の女性医師に診療を依頼することにしている。

 いずれも予約による診療とし、「女性総合外来」は第2、4木曜日の午後3時〜5時まで、「更年期・思春期外来」は第1、3水曜日の午後2時〜4時半までで、それぞれ1日4〜5人程度(1人30分程度の診療)を診る。女性総合外来については、自由診療のため保険給付の対象になっておらず、1回2、500円(消費税別)の相談料が必要になる。

 診察の開始は9月1日からで予約を専用電話(電話33−3197)で8月11日から受付ける。年齢の制限はない。診療場所として1階の耳鼻咽喉科隣の健診センターと婦人科外来を充てる。

 女性専門外来の開設について中根病院長は「この診療には、10年以上の経験のあるベテラン医師に担当してもらうことにした。これまで、カーテン1枚の仕切りで、十分な話も聞けなかった場合もあったが、今度はプライバシーを守る部屋の準備も出来た。予約制でもあり、ゆっくり話を聴いて診療が行えることは、喜んでもらえると思う。患者さんにとっていいものになるよう改善にも取り組んでいきたい」と話している。

 また、昨年の市長選で女性専門外来の開設を2期目の公約の1つとして掲げ、当選した川端五兵衞市長は「提供する医療から、求められる医療に応える病院が必要な時代に来ている。改築後の新病院では、この診療が確立した体制で取り組んでいけるよう今から取り組んでいくことが大切だ」と、その取り組みに期待を寄せている。


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