滋賀報知新聞(ニュース)平成15年7月19日第13538号


昔の農具で脱穀作業

初年度は120キロを収穫

=八日市市 菜の花プロジェクト=

足踏み脱穀機を使って行われたなたねの脱穀作業
(湖東・八日市市)
 循環型社会をめざして「菜の花プロジェクト」に取り組んでいる八日市柴原南町の集落営農組合・あすなろファームとボランティア団体・八日市市新エネルギー推進会議がこのほど、なたねの脱穀作業を同組合倉庫で行った。

 同町の畑約二十アールを利用して昨年十月にまいた種はこの春、黄色い見事な花を咲かせ、地域の人たちの目を楽しませた。六月中旬には刈り取り作業が行われ、約一か月間天日干しで乾燥してきた。

 この日は前日からの雨のため、楽しみにしていた「収穫祭」が中止となり、一般市民に参加してもらえなかったものの、組合員や会議メンバーら約十五人が昔ながらの足踏み脱穀機二台を使ってなたねの脱穀を行った結果、約百二十キロを収穫することができた。

 今後、収穫したなたねから食用なたね油をつくり、天ぷら料理に利用してもらったあと廃食油を回収して、燃料化プラントで再処理して軽油代替燃料に変換し、最終的には自動車や農機具などの燃料として消費することにしている。また、なたね油製造時に出る油かすも有機肥料や家畜飼料として活用される。

 両組合・会議では、今回の収穫が順調だったこともあり、来年以降もプロジェクトを継続させることにしている。


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和太鼓フェスティバル

あす、五個荘町で開催

結成5周年で新曲披露
=「あすか組」がゲスト出演=

毎夜、練習を続けるメンバーたち。中学生になった「飛鼓」第1期生の新曲披露にも注目が集まる
(湖東・五個荘町)
 バチが跳ね、千変万化に鳴り響く鼓動―、生命の活力を感じさせる『てんびんの里和太鼓フェスティバル』(主催=五個荘町教委)が二十日、五個荘町竜田のてんびんの里文化学習センターで開かれる。入場無料。

 出演は、ちびっこ和太鼓グループ「てんびん太鼓 飛鼓(ぴこ)」と、青・壮年で構成する「てんびん太鼓 郷音」。また、ゲストの「舞太鼓 あすか組」が優雅さと力強さを兼ね合わせたプロの技を披露する。

  五個荘町では、民俗芸能を通じて地域の活性化を図ろうと、町民や職員らでつくる和太鼓集団「郷音」を結成し、元気一杯の舞台を繰り広げている。子どもたちによる「飛鼓」は、郷音のステージに憧れた子どもたちや、生涯学習講座で楽しさに魅せられた児童たちでつくられており、平成十二年の和太鼓交流イベントで初舞台を踏んだ。

 今回は、結成五周年を記念して新曲の舞花と石橋(しゃっきょう)が作られ、中学生となった「飛鼓」の第一期生が披露する。また、これまでにない抱え太鼓(肩から吊した太鼓を、舞踏しながら打つ)も盛り込まれ、躍動感あふれる舞台になりそうだ。

 曲目は、てんびん太鼓・きぬがさ・春まつり・舞花・深山・にぎわい・石橋の七曲。「あすか組」の曲目は当日のお楽しみとなっている。

 午後一時半開演。問い合わせは同センター(0748―48―7100)へ。


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山間に広がる楽園

約70種類8千本の優美な姿

=日野町鎌掛の花の郷・日野ダリア園=

満開のダリアをカメラに収める来場者
(湖東・日野町)
 栄華や優美の花言葉通り、目に飛び込んでくる色鮮やかな約七十種類八千本のダリアが、日野町鎌掛にある花の郷・日野ダリア園(平谷宗夫会長)で一斉に開花を始め、訪れた人々の心を和ませている。

 木々の揺れる音や鳥のさえずりしか聞こえない静かな山間にある同園(約一町三反)は、鎌掛地区の昭和十六年生まれの仲間が中心になって定年後に「地域に貢献できることをしたい」と営利目的ではなく生きがいを求めて二年前に立ち上げ、園内の管理運営はボランティアを募り無償で行っている。

 段々畑のような構造の園内には、ゆったりとダリアが観賞できるようにベンチが設けられ、今年は花の回りにまくら木や地面を押し固め、車椅子の人でも散策しやすいよう整備された。

 花の栽培を担当している柚木幸雄さんは、「花が咲くのが楽しみで作っている。出来上がってきて徐々に咲いてくるとホッとする」と語り、手塩にかけ育ててきたダリアの晴れ舞台を少しでも長く見てもらおうと枝の選定や枯れた花びらを一つずつ丁寧に摘み取る地道な作業を黙々とこなしていた。

 メキシコ原産で十一月頃まで繰り返し花を付けるダリアは、直径七・五センチ以上の大輪咲きや花弁が細く袋状でまっすぐに伸びるカクタス咲き、個状の花弁からなる八重咲きで直径五センチ以内のポンポン咲きなど花弁の種類、また赤や黄、白、紫、ピンクなど色や大きさも豊富で、来訪者を飽きさせない。

 さらに、「晴天の星」や「踊り子」、「白バラ」、「ロマンス」、「笑顔」、「プリンセスダイアナ」、「藤輪」、「アトム」、「もみじ」、「春の舞」など種類ごとの名称もユニークで、想像力を膨らませ名前の由来に思い巡らしながら眺めるとよりダリアの魅力が伝わってくる。

 観賞するだけでなく、切花用のダリア畑で好みの花を三本百円で持ち帰ることができ、家庭で簡単に栽培できるダリアの鉢植え七百円も販売されている。

 今後、同園では、来訪者に一票を投じてもらうダリア人気コンテストを実施する予定で、気に入った品種の球根を事前に予約してもらい十一月後半の堀り起こし後に郵送する販売方法も検討している。

 入園料は、維持協力金として一人二百円(駐車場無料)。休園日は毎週火曜日。開園時間は午前十時から午後四時までで、十一月十日頃まで開園予定。詳しくは、同園(電話090−8823−2450)へ。

 


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2年間の集大成

シマバレエクラスが初の発表会

26日 日野町わたむきホール虹で
=入場無料=

本番を想定して舞台上で最終調整する出演者らの華麗な演技
(湖東・日野町)
 シマバレエクラス(S.B.C)の「第一回バレエ発表会」が二十六日、日野町町民会館わたむきホール虹大ホールで開催される。入場無料。

 平成十三年六月に立ち上げられたシマバレエクラスは、同ホール二階のリハーサル室で毎週水曜日午後六時から同八時半までと隔週金曜日午後七時から同八時半まで、子どもから大人までバレエの楽しさを共有しながらレッスンに励んでいる。また、特別養護老人ホームへ慰問に行きバレエを披露するなど、ボランティア活動にも取り組んでいる。

 初の発表会には、ゲストとして池上彰朗さんが特別出演する。池上さんは、平成七年に宮城昇バレエスタジオでバレエを始め、同十二年にはベラルーシ国立ミンスクボリショイバレエ団で研鑽を積み、昨年開かれた第十五回こうべ全国舞踊コンクールシニア部門で三位に入賞するなど、フリーのバレエダンサーとして活躍している。

 第一部「バレエコンサート」では、眠れる森の美女より赤ずきんちゃんの踊りや白鳥の湖第一幕よりパ・ド・トロワの第一ヴァリエーション、ジゼル第一幕よりペザントのヴァリエーション、眠れる森の美女第三幕よりオーロラ姫のヴァリエーション、シンデレラ第一幕より夏の精の踊りなど九演目を二年間の練習を積んだ生徒十八人が披露し、講師の梅垣志麻さんとゲストの池上さんがアレキナーダよりグラン・パ・ド・ドゥでラストを飾る。

 続いて、第二部「お菓子の王国〜バレエ『くるみ割り人形』より〜」は、クリスマスイブに友だちを家に招いて開いたパーティーで、ドロッセルマイヤーおじさんからくるみ割り人形をもらったクララが、その夜眠りにつくと不思議な夢を見るというストーリーで、主役のクララを奥村侑那さん、王子を池上さんが演じ、生徒全員で一つの舞台を作り上げる。

 講師の梅垣さん(26)は、「教室も三年目を迎え、日々上達していく生徒たちとともに第一回発表会を迎えることになり、嬉しい気持ちでいっぱいです。限りない可能性を秘めた生徒一人一人がこれを機に花開いてくれることを願っています」と語り、生徒の自信につがるようにと多くの人に足を運んでほしいと話していた。

 開演時間は、午後二時(同一時半開場)。問い合わせは、シマバレエクラス(電話075―781―9217)まで。  


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蓮池周辺・初の本格調査

安土城郭調査研究所

大手門の正確な位置確認や
=岩倉共有文書も完全解読へ=

蓮池周辺で遺構発掘調査が始まった現場
(湖東・安土町)
 安土城郭調査研究所は、これまで本格的な調査が行われていなかった城山南東部山麓の遺構の発掘調査を今年度から始めた。

 調査対象区域は、県道(朝鮮人街道)脇の蓮池から山腹方向に広がった約1万2、690平方メートルの段々になった扇状傾斜地で、現在、数カ所に武家屋敷だったと推測される石積みがあるほか、その出入り口と見られる遺構など、築城当時のようすが現存している。また、石積みが大手門の方向に延びて築造されていることから前年度の調査で明らかになった大手門から百々橋にかけての石積みや石敷道路との連続性にも考察のメスを入れる。

 今回の調査では、武家屋敷と思われる遺構の構造や位置確認、他の遺跡との関連性などについても主眼が置かれ、遺構下にあると思われる石敷道路と内堀との間の位置関係や防御的な役割などに1つの推論が起こせるものと期待が寄せられる。

 また、大手門周辺の環境整備事業では、これまで確認されていなかった大手門の正確な位置についての発掘調査が行われ、門跡が確認できる礎石の検出や大手道との位置関係、虎口(通用口)との関連、門の規模などを考察していく有力な手がかりを求めていく。

 文書の調査では、近江八幡市岩倉地区に残されている約400点の「岩倉共有文書(市指定文化財)」について、詳しい解読を進める。岩倉と馬淵地区には大坂城や安土城の築城に関わったとされる石工の存在が確認されていることや、信長の文書として知られる「信長公記」に馬淵から安土山へ切石が運ばれたという記述があることから、同地区の石工たちが安土城の築城とどのように関わったのかや、穴太一族が支配的に関わったとされる城垣の築造技術者について、同地区の石工たちも加わったのではないかなど、具体的な状況を明らかにしていく。同文書の完全な調査は始めて。


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