滋賀報知新聞(ニュース)平成15年7月24日第13543号


郡内全域で生ゴミたい肥化

甲賀地域検討委員会が8月設立

ゴミ減量化と安全安心な農作物の流通
=水口町から 「一石二鳥」の取り組み=

(湖南・甲賀広域)
 甲賀地域から排出される生ゴミを回収し、たい肥化を目指す「甲賀地域資源循環システム検討委員会」が八月下旬に設立される。家庭ゴミの四割を占める生ゴミをたい肥化することでゴミ減量につなげるとともに、さらに有機肥料による安全安心な農作物の流通を目指す「一石二鳥」の取り組みだ。郡内全域を対象にした生ゴミ回収、たい肥化システムは県内で初めて。

 この取り組みに先立って検討準備委員会(竺文彦龍谷大教授)が昨年七月に設立され、消費者と農業者、町県関係者で、処理方式の比較と今後の方向性について検討してきた。平成十五、十六年度に郡内各町で「(仮称)鹿深エコランドの会」を立ち上げ、資源循環システムの構築、環境こだわり農産物の生産を進める。

 生ゴミの処理方式については、▽初期段階からの悪臭防止▽収集運搬の低コスト化・効率化▽優良な有機肥料の生産│を重視し、家庭と自治体、農家が連携して無理なく継続できるシステムを模索した。

 その結果、水口町がすでに実施しているサンドイッチ方式を主流にし、各町の実情に沿って取り入れる案が最有力になった。この方式は、平成十三年度からスタートしたもので、同町の約一万二千世帯のうち千八百世帯が参加している。

 具体的には、家庭の保管では、フタ付きのバケツに生ゴミと種たい肥をサンドイッチし、乳酸発酵により悪臭を抑える。さらに回収では、地域のゴミステーションに専用回収容器を設置し、専用車で週二回、回収し、木片や牛フンと混合、たい肥化している。

 メリットは、最も取り扱いが簡単で、失敗することも少なく、一般化しやすい方法であること。ただし、発酵たい肥を加えるため、ゴミの取り扱い量が増える欠点がある。

 また、生ゴミたい肥の実用性を確かめるため、コマツナとダイコンを使った野菜栽培実験も行なわれ、千平方メートル当たり二千│五千キロの使用が妥当と分かった。また、食感においては、化学肥料に比べて生ゴミたい肥の方が良くなることを確認した。

 ちなみに県甲賀地域振興局の試算によると、甲賀郡で排出される全ての生ゴミ約七千トン(平成十三年度)をたい肥化した場合約千五百トンでき、郡内の農地一・四%に還元できるという。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

来月12日 大津市歴史博物館

「ヒロシマ原爆展」開催

=禎子さんの折り鶴など110点=

3歳児が被爆時に乗っていた三輪車
(湖西・大津市)
 「ヒロシマ原爆展」が、八月十二日から十七日まで大津市歴史博物館で開かれる。広島平和記念資料館が、原爆の悲惨さをより多くの人に知ってもらおうと、平成八年から全国二十一都市で巡回展を実施してきた。入場無料。

 会場の展示では、被爆後の市街地などを撮影した写真パネル五十枚、熱線で炭化した弁当や佐々木禎子さんの折鶴、伸ちゃんの三輪車など資料二十七点、市民が描いた原爆の絵三十枚が展示される。

 「佐々木禎子さんの折り鶴」は物語として各国で出版され、世界中の子どもたちに語り継がれている。爆心地一・七キロで被爆した禎子さんは、幸い無傷で助かり、運動好きの活発な少女に成長した。

 ところが、九年後の小学六年生の秋に突然発症し、白血病と診断された。禎子さんは、鶴を折れば病気が治るという言い伝えを信じ、薬の包み紙で折り続けたが、昭和三十年十月に願いかなわず亡くなった。禎子さんをモデルにした「原爆の子の像」が、同市平和記念公園に建立されている。

 また、十二日、十三日の午前十時から被爆体験者による講和が開かれ、核兵器の恐ろしさ、平和の尊さを語る。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

8月7、8日 

“びわ湖大津夏まつり”

=人気の大花火大会など=

花噴水と共演する大花火大会
(湖西・大津市)
 びわ湖大津夏まつりが、八月七、八の両日、大津駅前一帯などで開催される。七日は、なぎさおまつり広場(なぎさ公園)と中央おまつり広場(大津駅前中央大通り)、商店街おまつり広場(ナカマチ商店街)の三会場でイベントが繰り広げられる。

 八日午後七時半からはびわ湖大花火大会(荒天時は八月十一日に延期)が開催され、浜大津港沖から約一万発のスターマインが打ち上げられ、夏の夜空を焦がす。なお、びわ湖大津夏まつりの主な催しは次の通り。

   〈7日〉
 【なぎさおまつり広場】フリーマーケット(10時半)水道・ガス・下水道フェスタ(10時半)
 【中央おまつり広場】大津みんなのパレード(17時半)にぎわい広場(17時半)江州音頭総おどり(19時10分)
 【商店街おまつり広場】大縁日会(18時)体感ゲームホームラン競争(19時)曳山コンサート(20時10分)真夏のわくわくステージ(19時50分)

   〈8日〉
 【びわ湖大花火大会】プロローグのあと、午後八時から「花咲く滋賀の里(春)」、「水の都湖国(夏)」、「実りの近江(秋)」、「比良の雪景色(冬)」をテーマにした仕掛け花火が打ち上げられ、金銀の大空中瀑布で締めくくる。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

夏休みの県内博物館・図書館

おもしろ企画を徹底ガイド

=動植物や歴史など多彩なテーマ=

カミツキガメ(県立琵琶湖博物館)
(湖西・大津市)
 いよいよ子どもたちにとって、待ちに待った夏休み突入│。遊びの計画でワクワクしている一方、学校からの宿題で頭を悩ましているのも実情。そこで自由研究などで役立ちそうな、県内各地の博物館、図書館の企画を集めた。

 県立琵琶湖博物館(草津市)は、最近よく話題に上る外来生物を紹介する企画展示「つれてこられた生き物たち」を開催中。外来生物といっても、コメなど生活に欠かせない食材から、問題視されているブラックバスまで様々。展示では五十点を超えるはく製、標本などで移入の歴史を紹介し、豊富な映像資料でその恵みと問題点を考える。大人四百円、高大学生三百円、小中学生二百円。

 みなくち子どもの森自然館(水口町)は、「世界の昆虫 日本の昆虫」を開いている。世界中の昆虫をみると、巨大なカブトムシや青く輝くモルフォチョウ、木の葉そっくりのコノハムシなど想像もつかない昆虫がいっぱい。会場では、標本三百種類のほか、生きている外国のカブトムシ、クワガタムシを展示。大人二百円、子ども百円。

 大津市歴史博物館(大津市)は、同市に戦前、陸軍駐屯地が設けられた“軍都”の歴史を知ってもらおうとミニ企画展「大津・戦争・市民」を開催している。戦中の市民生活を含め、大津と軍隊・戦争との関わりを遺品などで振り返る。大人二百十円、高大生百五十円、小中学生百円。

 甲西町立図書館(甲西町)は夏休み子ども教室を開く。二十七日は絵手紙教室、八月二十二日は昆虫標本教室を予定。いずれも小学三年以上が対象で参加無料。予約はカウンターもしくは電話で受付中。

 長浜城歴史博物館(長浜市)は、二十七日から「秀吉の時代 城・町・戦展」を開き、日本史における長浜の重要性、豊臣一族について分りやすく紹介する。豊臣一族の関わる大坂、郡山、八幡山などの城をはじめとする考古学資料を展示する。大人四百円、子ども百円。湖北地域の小中学生は無料。

 なお本紙は、県立琵琶湖博物館の「つれてこられた生き物たち」の入場券を抽選でペア五組にプレゼントします。希望者はハガキに住所、氏名、電話番号、本紙への感想を明記し、三十一日までに〒520|0051大津市梅林一丁目三│二五、滋賀報知新聞社大津本社へ。

 【問い合わせ先】県立琵琶湖博物館(電話077-568-4811)▽みなくち子どもの森自然館(電話0748-63-6712)▽大津市歴史博物館(電話077-521-2100)▽甲西町立図書館(電話0748-72-5550)長浜城歴史博物館(電話0749-63-4611) 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

少年事件発生で

県教委が通知

=指導充実に向け=

(全 県)
 県教育委員会はこのほど、長崎・沖縄での中高生による少年事件を受けて、児童生徒理解ならびに問題行動に関する指導の充実について取りまとめ、各市町村教育委員会教育長および県立学校長あてに通知した。

 それによると、緊急に行うべき事項では、「命の大切さ」を教える時間を十分に持つとともに、いじめがあるのではないかとの問題意識を持って学校を挙げて再点検を行う。さらに、いじめや暴力にはき然とした態度で指導を行い、学校を挙げてその解決を図る。

 指導の徹底を図るべき事項については、「いじめや暴力は人間として絶対に許されない行為である」という自覚を促し、善悪の判断やルール遵守の姿勢、基本的な行動規範などを改めて子どもたちに確かなものとして体得させる。また、児童生徒や保護者が気軽に相談できる関係や雰囲気作りに努める。

 学校管理に関わる事項は、校長のリーダーシップのもと、全教職員が一致協力して児童生徒の「心の居場所」づくりを推進。対外的にも「開かれた学校づくり」をめざし、地域教育協議会等との連携を図る中で、学校の方針や取り組みについて理解を得て、信頼される学校づくりを推進する。

 関係機関との連携に関わる事項では、保護者や地域住民、さらには警察や少年センターなどの関係機関と連携の強化を図り、課題の解決に向けて「学校問題行動対策会議を開催するなど、具体的な対応策を講じる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ