滋賀報知新聞(ニュース)平成15年7月29日13547号


新市への橋渡し役20人

八日市市議選の開票結果

県議小寺派の躍進目立つ
=3現職と2新人は及ばず=

(湖東・八日市市)
 任期満了に伴う八日市市議選(定数二〇)は、二十七日に投票が行われ、即日開票の結果、迫る市町村合併の方向性を決める新議員二十人が決まった。現職十五、元職二、新人八の計二十五人がシノギを削った今回の選挙では、現職交代組の四人を含む新人の台頭が目立ち、公明が二議席を確保した一方、共産は二議席を落とした。協議が進む市町村合併で任期が二年二か月と短い中で、新人が果敢に挑戦したにもかかわらず、投票率は前回より五%以上も下がり、過去最低の六二・五二%となった。有権者は三万三千四百九十八人。無効二百十票。

 保守系に対し、組織票にきっちり上乗せしてきた公明、上乗せ仕切れなかった共産が明暗を分けた。無所属は、地区推薦を受けた候補が村型選挙の展開で確実に票を伸ばし、地区代表の強味をフルに発揮した。落選の現職については、市民直結の議員活動に対する評価が判断材料となる結果に終った。

 八人が立候補した新人の中で、地区推薦を受けた候補は強く、新鮮味も手伝って大きく票を伸ばした反面、都市型選挙を展開した三人中、浮動票を集めた一人が圏内に入った。元職二人は、過去四期の実績と知名度を生かし、手堅く票をまとめ大健闘した。二十五人の中で苦杯をなめたのは現職三、新人二の五人。

 公明現職の二人と共産現職一人を除く保守系無所属十七人のうち、先の県議選結果と同様に、自民が小寺派六人(現職一、元職二、新人二)、中島派四人(現職四)、中立一人(現職)ほか、旧さきがけ六人(現職三、新人三)が当選を決めた。

 この選挙結果は、今後の市議会における会派構成を左右する。保守系無所属の最大会派だった自民党市民クラブ(中島派)は二人減って四人となり、小寺派は六人で新会派を結成し、旧さきがけで構成の政新クラブには六人が所属するとみられる。場合によっては、自民中立の一人をはじめ、小寺派に二、三人が流れることも考えられる。

 蛇砂川改修、排水、道路、下水道など都市基盤整備に加え、福祉や環境、教育などへの対応に迫られ、市民生活に密着した諸問題が山積している。増して、市町村合併協議が進む中で、新市の誕生は約一年半後の十七年二月十一日に設定され、地方自治(財政対策)も重要課題になってくる。

 今回の市議選で選ばれた新議員二十人は、八日市市にとって最後の市議会議員となるほか、任期も十七年十月末まで約二年の短命で終る。しかし、これまでの議員と違って、新市へ確かな八日市を引き継ぐためにも、議会運営の正常化とともに、将来に禍根を残さない市政のカジ取りを行う重要な責務を負う。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

票の動向逐一

本社屋外開票速報

=200人が熱い視線=

本社別館外壁に映し出される速報に見入る市民
(湖東・八日市市)
 二十七日投開票が行われた八日市市議会議員選挙で、滋賀報知新聞社が行った本社前でのインターネットホームページと連動した開票速報には、市民ら約二百人が人垣を作って票の行方を見守った。

 スーパー・ジャンボなかむらの協力により駐車場を開放しての開票速報には、放映開始前から大勢の市民が詰めかけ、本社別館外壁(約五メートル×約七メートルに映し出される速報に、熱い視線が送られた。

 本社では、選挙前からの動向取材と開票場での独自の開票状況調査により、午後九時からの開票にあわせ、速報を約五分おきに更新、票数が出るたびに群衆からどよめきが起こった。

 午後十時には「当確」表示もつきはじめ、最後は四人が当選ライン付近で並ぶ大混戦となったが、十時半には「当選」が確定した。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

地震・火災の恐ろしさを体験

ちびっ子消防広場

=幼少期の防災意識を=

震度7を再現した起震車体験コーナー
(湖東・能登川町)
 東近江行政組合能登川消防署主催の「第十五回ちびっ子消防広場」(東近江防火保安協会能登川支部協賛、五個荘町消防団・能登川町消防団協力)がこのほど、能登川町神郷の県消防学校で開かれ、近隣の各町から家族連れ約六百人が訪れた。

 ちびっ子消防広場は、消防車両の見学や消防訓練の体験、また、火を正しく使用することを通じて幼少期における防火意識を形成するもので、災害のない安全で安心な街づくりを目指すもの。

 夏休みに入った子供たちが大勢集まり、勢揃いする消防車や救急車を興味深げに見学したほか、消防服をまとって記念撮影。ミニ消防車や救急車の体験乗車もでき、カメラを手にした保護者に得意気な表情でポーズをとっていた。

 体験コーナーでは、署員らに教わりながら消火訓練を行ったほか、充満する煙を体験、ローラー付ロープで一気に滑り降りるレスキュー隊体験では、恐さで泣きだす子もおり、「大変な仕事だね」と隊員の活動に尊敬の目を向けていた。

 長蛇の列が出来た起震車コーナーでは、平成七年一月に起きた阪神淡路大震災(死者六千四百三十二人、負傷者四万三千七百九十二人)を再現する震度七の地震を体験。大きく揺れる食卓や次々に落ちる食器類(安全のため音のみ)など、災害に対する日頃の備えと安全知識の重要性を再認識した。

 一方、体育館内の展示コーナーでは、繖山の火災写真が展示され、鎮火するまでの三日間を順次紹介。多大な自然破壊と火事の恐ろしさを伝えた。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

蒲生町と同様に予算258万円減

凍結の時間を作戦会議に!!

=びわこ空港日野町地域整備推協が総会=

「やるぞ」と拳を突き上げ空港実現に向け決意を新たにする参加者ら
(湖東・日野町)
 びわこ空港日野町地域整備推進協議会(山上昭三会長)は二十四日、平成十五年度通常総会を同町わたむきホール虹小ホールで開催し、来賓者や会員ら約百十人が空港実現に向け火を消さないよう決意を新たにした。

 冒頭、山上会長が、「総会も十二回目を迎え、みなさんの努力と熱意でこれまで取り組んできた。紆余曲折大変なことがあったが、十数年間かかりながらも進めていけなかったのは、一部の関係地権集落が空港と馴染めなかったことも原因の一つだと判断している。新しいまちづくりを考える前提として、空港をいつでも受け入れられる環境づくりが責務である。次の総会では、一歩、二歩と前進できるよう取り組んでいきたい」とあいさつした。

 続いて、山田尚夫県議会議員が、逆風の連続と前置きした上で「何としても実現しなくてはいけない。火を消さない地道な活動を」と語り、合併相手としても注目される蒲生町の山中壽勇町長が「空港は極めて重要な高速交通基盤である。温存してきた熱い思いを持ち続け、両町が一体となり立派なまちづくりと確かな方策を示すことが実現に結びつく」と協力を呼びかけた。

 決意を込めて、日野町の奥野弘三町長は、「空港はまちづくりに欠かせない大きなプロジェクトだと考えている。関係集落の努力が無にならないよう、高速交通拠点として方策を考え、議論を進めていかなくてはいけない。地域の将来と確かな状況づくりのために最大の努力をする」と語った。

 財政構造改革プログラムを優先させ三年間は動かないと表明している県企画調整課・川田昌利参事が、蒲生町での総会同様に「滋賀県は内陸工業県であり、航空が唯一の高速交通基盤である。人口が増え続ける県であることからも空港の必要性は高くなる。多少時間がかかっても、時期を逸することなく、確かな実現を見つめて取り組んでいきたい」と事業の継続を強調した。

 議事に移り、平成十四年度事業報告と収入支出決算、びわこ空港実現総決起集会の開催などを盛り込んだ平成十五年度事業計画と収入支出予算案が提案され、全会一致で承認された。

 県の空港対策事業費が削減された影響で、今年度予算が、収入の部で昨年度に比べ二百五十八万二千円減の百二十九万二千円で、これに伴い支出の部で、広報や啓発、調査研究のために使う事業費が昨年度に比べ二百二万二千円減の百二万二千円となった。

 最後に、福地滋夫副会長が、「飛ばない空港をつくるのは税金の無駄だという意見もあり、そういった意見を切り崩す作戦を練る時間に使いたい」と述べ、参加者全員で「やるぞ」を三唱し締めくくった。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

絵本作家・西村繁男氏が語る

「戦争と子どもたち」

=8月9日 竜王町立図書館で=

(湖東・竜王町)
 五十八年の年月が過ぎ風化しつつある「広島の原爆」、また戦争と平和について今一度見直そうと、竜王町立図書館で八月九日に、絵本作家・西村繁男氏の講演会「戦争と子どもたち」(主催=おはなしサークルトトロ)が開催される。入場無料。

 絵本作家である西村氏(58)=神奈川県藤野町=は、高知市出身で中央大学商学部、セツモードセミナーを卒業後、ベトナムの子どもを支援する会の野外展に出品するなど、繊細で温かみのある画風が多くの人を引きつけ、西村ワールドを築き上げていった。平成十四年には、ユネスコの仕事でイランを訪問し、絵本制作講座を開くなど絵本文化の普及にも力を入れている。

 同図書館では、二十六日から八月九日まで展示コーナーで、西村氏の絵本「絵で読む広島の原爆」(平成七年制作)の原画展を催している。絵本制作のため、広島県に一年間在住し取材を続けた西村氏は、原爆被害者の証言を基に、広島の町とそこに暮らす人々の様子を五十年前と今を比べながら描き出し、原爆の開発から投下に至る歴史的背景や核兵器の原理、放射線障害など、原爆に関する基礎知識を絵本に盛り込んだ。

 講演会(午後二時から)では、西村氏が絵本制作を通して、見聞してきた広島の現状や世界の国々の実態を織り交ぜながら、真の平和とは何かを語る。定員は六十人で先着順。申し込みおよび問い合わせは、同図書館(電話57―8080)まで。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ