滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月3日13552号


「町名・字名」は住民の意見を聴集

1市4町合併の法定初会合

議員任期は合併後8カ月間
=定数72から24へ削減=

1市4町合併協議会の法定初会合
(湖東・広域)
 法定合併協議会を設立した八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町合併協議会(会長・中村功一八日市市長)の初会合が三十一日、五個荘町てんびんの里文化学習センターで開かれ、平成十七年二月十一日の合併を再確認した。提案五件のうち「町名・字名の取扱い」が修正の継続審議となった。

 委員は任意協議会と同じメンバーで、五首長と十議員、住民代表および学識経験を有する二十二人の計三十七人で構成する。

 協議内容は、前回の提案事項である▽議員の定数および任期の取扱い▽農業委員の定数および任期の取扱い▽町名、字名の取扱い▽慣行の取扱い▽電算システム事業―の五件。

 事務局案によると、「議員の定数と任期の取扱い」は、合併後の任期を平成十七年十月三十一日まで延ばす八カ月間の在任特例を適用し、以後の各選挙区における議員定数は八日市市が十人(現定数より十人減)、永源寺町が三人(九人減)、五個荘町四人(十人減)、愛東町三人(九人減)、湖東町四人(十人減)としている。

 前回、永源寺町の委員から「八日市市以外はなぜ三分の一減なのか」と質問が出されたが、各選挙区内の人口比率によるものと説明を受け、今会合では全員一致で可決された。

 問題となった「町名、字名の取扱い」は、八日市市の町名・丁目名は原則として引き継ぎ、残る四町は大字名の「大字」を削除した名称に町をつけて町名とするもので、原案通りとなると現在の町名が削除されることとなり、委員や住民の間で問題とする声が出ていた。

 案件について五個荘町の足立進委員が「この場で決めるのではなく、住民の意見を聞いてからにしてはどうか」と提案。また「五個荘町は近江商人発祥の地として全国に知られ、五個荘という名の愛着が強い町である。住民の身近な問題でもあり、皆の合意のもとで決めたい」と話した。

 同じく西村實委員も「意見聴集を行うなど、住民の思いを反映させるのが我々の役目ではないか」と呼びかけ、湖東町の野村委員が賛同。「住民の関心やアイデンティティーの高い問題であり、伝統ある名前を大切にする必要がある。住民の声を聴くことは合併をスムーズに進めていくことにもつながるのでは」と打診し、他の委員からも同様の意見が続いたため、事務局が修正案を提出した。

 これによると、同案件の項目に「新市の「町名」「字名」については、上記調整方針を基本として、住民の意向を踏まえた後に決定する」ことが追加され、十一月までに意見をまとめる方針でまとまった。具体的な内容等については今後、継続して協議していくことになった。


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改選を前に意思統一は難

3町合併の要請を受けた竜王町議会

根強い感情論が噴出
=まだ、足踏み論に終始=

(湖東・竜王町)
 蒲生・日野両町議会から蒲生郡3町の合併に向けての取り組みを求める正式な要望を受けた竜王町議会は28日、全員協議会を開きその対応を話し合った。

 2町の申し入れに対しては、「2町は財政基盤強化などを合併の目的に掲げているが、特例債にこだわっているだけではないか」や「とりあえずどこでもいいから言っているのではないか」、「蒲生と日野の2町ではやっていけないのか」、「合併ありきで、しない場合を(2町は)考えていない」、「2町がどういうまちづくりをしたいのかわからない。そこに竜王を加えてどうなるのかイメージがわかない」、「よその町民から言われて、町が動くのはおかしい」との感情的な意見が相次いだ一方で、「話し合いをしなければ中味は見えてこない」との前向きな少数意見も聞かれたものの「東近江一本を望む住民の声がフォーラムなどでも多かった」や「私たちはJAの合併に学んでこの状況を作っている」とこれまでの取り組みの経緯を尊重する考えが多数を占めた。

 また、「東近江一本を目指して、2市7町を回ったとき、(各市町の対応は)けんもほろろだった」や「正式な回答は、安土、能登川、五個荘の3町だけで、蒲生、日野は1市3町を進めているからと無回答だった」と、平成14年1月に竜王が他市町に対して東近江一つでやろうと要請した際の対応に関して不満や不信感が、今だに解消されていないことが浮き彫りになった。

 竜王町は、同年3月に「このまましばらく様子をみたい。立ち止まって竜王町独自で慎重にしていきたい」と福島茂町長が表明してから約1年半が過ぎようとしているが、東近江一つの夢の実現が難しくなった現状下で法定期限内にこだわらないとするものの、どのような状況になれば合併に動き出すのか、あるいは合併せずに単独のまちづくりを進めていくのか、議会の明確な意思も見えてこないのも事実。

 議員の中には「(9月の町議選を前に)この4年間に、合併に関して議会がどのような活動をして来たのかまとめて、住民に示していかなくてはいけない。住民の疑問には答えていかなくてはいけない」との説明責任を指摘する声もあるが、今回も地区の持ち回りで候補者が決められている村型選挙の傾向が強い中で、議会議論のテーブルで一定の方向性を導き出すことは難しいし、時間もない。

 8月5日に開く合併調査特別委員会で、再度、2町からの要望書について話し合う予定だが、改選を控えているとこから結論らしいものが導く出せるかどうか。

 町長の意志表明から約1年半の間、フォーラムや懇談会などもなく合併に関して話し合う機会が少なかった町民に議会が知り得た近隣の情報が、十分に伝わっているのだろうか。住民の生活基盤そのものが大きく変わる合併は、合併する、しないに関わらず近隣市町の取り組みの状況に合わせ、こまめに行政や議会が情報提供していくことが求められる。

 将来に悔いを残さない民意を反映したまちづくりは、町政とそれチェックする議会、住民のパートナーシップがあってこそ、スムーズな進行が図れることは、これまでの住民説明会が教えている。

近江八幡市が
1市5町を提案


 こうした隣接町の動きの中で近江八幡市は、今期の合併問題は最終局面に来ているとの判断から東近江が1つになる前の広域合併(1市5町)への取り組みやまちづくりの基本姿勢について、市民だけでなく関係する5町の住民にも具体的に分かりやすい素案を作成し、広く意見を求める準備を進めている。
(畑 多喜男・櫻井 順子)


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びわこ京阪奈線鉄道

建設期成同盟会が総会開く

17年の近畿地方交通審議会
=答申への位置付け準備推進=

びわこ京阪奈線建設期成同盟の総会
(湖東・八日市市)
 びわこ京阪奈線(仮称)鉄道建設期成同盟会(会長・国松善次知事)は先月三十日、八日市駅前アピア四階のアピアホールで平成十五年度通常総会を開き、同鉄道の早期実現に向けた今後の取り組みなどを協議した。

 総会には、廣田義治副知事(会長代理)はじめ計画沿線の三市十四町から首長、議長ほか、地元県議、県選出国会議員ら百人が出席した。また、京都府側から奥田光治・宇治田原町長(代理)ほか関係三市二町の企画担当幹部らも顔を見せた。

 廣田副知事は「たくましい経済県を維持するには人・物・情報が集まる交通網の整備が欠かせない。持続的発展の起爆剤に位置付け、京都側の理解を得ながら交通審議会の答申を目指したい」と述べたのに対し、京都南部横断鉄道新線研究会の会長を務める奥田町長は「親密な連携で要望活動を行い、地域交流のためにも実現に努力したい」とのメッセージを伝えた。

 同鉄道は、米原から湖東・東近江・甲賀を経て、京都南部に至る九十キロに及ぶ遠大な構想。近江鉄道と信楽高原鉄道の既存鉄道を利用しながら、信楽以西に新線を建設し、関西文化学術研究都市を経て大阪(JR学研都市線)を結ぶ。大阪ベイエリア特別法に基づく地域整備計画に位置付けられている。

 中村功一副会長(八日市市長)が議長を務めた議事では、当面の目標を近畿地方交通審議会答申(十七年)に設定した上で、駅を中心としたまちづくり、既存鉄道の利用促進、施設整備などに取り組むとした。

 答申に向け、同審議会の本調査(十五、十六年)への参画ほか、京都側の研究会と歩調を合わせ、京都府との協議から京都側推進組織の設立とともに、国への要望活動を強力に進めることを決めた。

 


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建設有望地の候補選定受け

平和祈念館を誘致

=中村功一市長らが県に要望=

(湖東・八日市市)
 平和祈念館建設候補地検討委員会の報告を受け、八日市市の中村功一市長らは先月二十八日、県に対し誘致を求める要望活動を行った。

 中村市長ほか、松下修治議長や西沢久夫、小寺裕雄県議も同行し、国松善次知事や三浦治雄県議会議長らに「当時の歴史を物語る多くの戦争遺跡が残り、建設に最適地」との要望書を手渡した。

 それによると、大正十一年に陸軍航空隊が設置され、多くの兵士が戦地に赴き、戦争末期には空襲を受けるなどの歴史を持ち、当時を物語る掩体壕(えんたいごう)など多くの戦争遺跡が現存していると訴えている。

 これらの経緯から、建設最適地として誘致活動に取り組み、平成三年九月定例県議会で当時の稲葉稔知事は「八日市市に平和祈念館を考えるのはごく自然で、むしろ適当」との判断を示している。

 検討委員会では、八日市市芝原町(約四ヘクタール)、西浅井町大浦(約十四ヘクタール)、草津市下物町(約九ヘクタール)の三候補地を建設有望地として選定している。


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竜王町議選の説明会

4現職、1元職が出馬意向

=人選難で無投票or少数激戦か?=

竜王町役場で行われた立候補予定者説明会 
(湖東・竜王町)
 任期満了に伴い九月十六日に告示される竜王町議選(定数十四)の立候補予定者説明会が先月三十日、町役場で開かれ、現職四人、元職一人、候補者未定十二地区の区長や代表者ら総勢三十五人、十七陣営が出席した。文中敬称略。

 町選管の徳永典雄委員長が、「第十二期の任期も九月三十日までとなり、改選の時期が近づいてきた。最も身近で重要かつ未来を託す大切な選挙となる。責任も重く、苦労のことと思うが格別の協力を」とあいさつし、明るく正しい選挙運動の展開を呼びかけた。

 出馬の意向を示しているのは、十一現職のうち三期の若井敏子(52)=共産、小口=と一期の勝見幸弘(49)=田中=、岡山富男(41)=山面=、西隆(62)=庄=の四人で、現職の山口喜代治(71)=四期、山之上=と若井冨嗣(60)=三期、鏡=、若井幸雄(72)=二期、川守=の三人が勇退の方向で、地元地区では後継者の擁立が進められている。 

 二期の村井幸夫(58)=岡屋=は地元の続投を望む声もあり山中地区と合同の人選会で決定する見通しだが再出馬の可能性が高い。 

 また、一期の川嶋哲也(64)=林=は態度を保留しており、同じく一期の中島正己(53)=山面=と西村太三郎(60)=小口=の二議員の動向は流動的。 
 一方、元職では、竹山兵司(62)=二期、山之上=が出馬の意向を固めた。 

 このほか、空白地域だった弓削や山之上の西出、東出などで候補者を立てる動きが出ている。

 同町議選は、九月二十一日に投票が行われ、同町公民館で即日開票される。 


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