滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月11日


9月から運行内容を見直し

ちょこっとバス

=アンケートや乗車実態調査から=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、市民の足となる「ちょこっとバス」の運行内容を見直し、九月一日からダイヤやルートなどの一部を改正する。

 今年一月に試験運行を開始して以来、需要動向を把握する市民アンケートや乗車実態調査などに取り組んできたが、この結果を基に初期の目的「公共交通空白地域の昼間時間帯における移動手段」としての利便性を高めるため見直した。

 通常的な運行の遅れ解消や朝の通勤・通学で八日市駅との連絡を便利にするため運行ダイヤを改正したほか、平田地区における移動の利便性を高めると同時に、運行の効率化を図るため一部ルートも変更した。

 バス停では、七か所(在田医院前、光明寺前、東市辺、妙法寺、御代参街道中野、アピア前、中央公民館)を新設し、平田地区内の逆回り運行に伴う五か所を増設、二か所を移設した。設置場所は現行通りだが、停留所(七か所)の名称を誰もが分かりやすい名前に変更している。

 このほか、回数券の発行も行う。子供(小学生以下)千円(百円券×十七枚)、学生(中学生―大学生)二千円(二百円券×十七枚)、一般二千五百円(二百円券×十六枚)で、障害者と介護者は半額。車内や近江鉄道旅行センター(八日市駅構内)で販売される。

 改正した運行ルート・ダイヤなどを掲載したパンフレットを市内全戸に配布し、ちょこっとバスの利用を呼び掛けるとともに、引き続きアンケート調査を行い改善を加えながら、来年四月一日の本格運行を目指す。


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能登川町が現状報告

「将来の町を考える住民説明会」

東近江内の数ある選択肢
最善の道、町民と共に探る
=19、21日開催=

能登川町役場
(湖東・能登川町)
 広域か小規模合併か、または単独、住民の暮らしにとって最善の道は何か―、合併枠組みの判断に苦慮する能登川町が、東近江内における合併状況と町を取り巻く現状について説明する「将来の能登川町を考える住民説明会」を、八月十九日と二十一日に開くことを決めた。町の提案を受けて五日の区長会、八日の町議会全員協議会でも承認され、能登川町がとるべき道について住民と共に考える。

 同町では、今年一月の三町合併解散以後、合併議論は白紙となっている。しかし、国が示す合併期限(平成十七年三月末)が迫るなかで近隣市町の協議が進み、六月二十七日には八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町の法定協議会が設立。合併重点支援地域にも指定され、先月三十一日に第一回目の法定協議会が開かれた。また、日野町と蒲生町は、竜王町に参画を正式要請するとともに住民説明会を開くなど議論を深めている。

 隣町の安土町では、仙波秀三安土町長が「能登川町との二町を基軸に」と熱烈なラブコールを能登川町に送り、六月の住民説明会で理解を求めてきた。町議会も、異論の声はあるものの二町を基軸に協議する方向でまとまっている。

 しかし、安土町は九月の町長選挙を控えており、「二町合併」以外に道は無いとする仙波氏に対して、「広域の枠組みも考えた判断が必要」とする新人・津村孝司氏が出馬を表明。住民の意見も賛否両論あり、選挙の結果次第では状況が変化する可能性もある。

 このような中、各市町に異論のない東近江は一つに近いものとして、川端五兵衛近江八幡市長らが「一市五町合併」の検討を能登川町、安土町、竜王町、蒲生町、日野町に要請し、まちづくりの素案をまとめた冊子を各首長に手渡した。

 能登川町では、これらの現状を報告し、民意を反映した合併を進めるべきとして「将来の能登川町を考える住民説明会」を開くことを計画し、五日に開かれた区長会および八日の町議会全員協議会で同件を打診した。

 話し合いでは、「枠組みを限定する説明なら意味はない」「どういったまちづくりをしたいのかを考えることが一番大切なのではないか」などの意見が出され、町側は「前回(三町合併)のような確定した枠組み提示の説明ではなく、数ある選択肢として東近江内の現状を報告し、町民のみなさんと共に間違いのない選択をしたい」と答えた。また、熟慮期間を置き、住民の意見を集約する「住民アンケート」の実施も計画にあるとした。

 説明会は、十九日と二十一日の午後七時半から、やわらぎホールで開かれる。


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疲労回復に効果!!

糖度増すブドウに舌鼓

=希望ヶ丘観光ぶどう園で=

たわわに実ったブドウはどれも甘くて食べごろ
(湖東・竜王町)
 もぎたてをその場で心行くまで味わえるぶどう狩りが、竜王町薬師の希望ヶ丘観光ぶどう園で一日から始まり、家族連れらが夏の日差しを遮ってくれる木々の下で糖度の増したブドウに舌鼓を打っている。 二十七年の歴史を持つ同ぶどう園(総面積約十九ヘクタール)は、吉村園と尾河園、岡村園の三つの園からなり、県のこだわり農産物認定を受け、徹底した減農薬で安心・安全な果樹生産と販売を実践している。 

 今年は、梅雨が長引いたため、真夏の太陽が姿を見せているこれから酸味が取れ甘味がどんどん増していくという。 

 三園では、共通して中房でブドウ特有の渋みのあるアーリースチューベンが現在食べ頃で、八月中旬から九月にかけてはやさしい甘さが口に広がるマスカットべリーAが旬を迎える。

 雨降りや夜間でもぶどう狩りが楽しめる設備が整っている園内は、予約をすれば本場近江牛のすき焼きや焼肉がブドウを仰ぎ見ながら味わえ、手ぶらで立ち寄ることができ仕事帰りにも最適なスポット。

 各園ごとに見ると、吉村園は真っ白で皮ごと食べられるホワイトアーリや今年初収穫のサニールージュ、大粒で糖度が高い竜宝など珍しい品種があり、尾河園は今年から除草作業のため県畜産技術センターから借り受けたヒツジのケンとメリーの二頭がマスコットとして観光客を出迎え、岡村園は前任者から昨年園を引き継ぎ二年目を迎え愛情いっぱいに育てたブドウをおいしく味わってもらおうと家族総出で接客するなど、それぞれ特色がある。

 体内への吸収が早くブドウ糖や果糖を主成分とするブドウは、疲労回復や皮に多く含まれているポリフェノールが血栓症や動脈硬化症など血流を滞らせる原因となる活性酸素を除去する効果があるといわれている。

 竜王町果樹組合長でもある吉村園の吉村四郎さん(65)は、「もぎたてのブドウは、園内の冷たい地下水で洗うとさらにおいしく食すことができる。お客様に喜んでもらい、もう一度来たいと思ってもらえるような園の運営を心がけている」と語り、竜王インター入口から近江八幡方面に向って百メートルの立地条件を生かし子どもからお年寄りまで幅広い年代層に思う存分ブドウを堪能しくつろいでもらえる空間づくりに取り組んでいる。

 入園料は、大人一千円、小人八百円、幼児五百円で、時間制限なし。また、ブドウの直売や地方発送も行っている。開園時間は、午前九時から午後八時半までで、九月下旬まで営業予定。問い合わせは、希望ヶ丘観光ぶどう園(電話0748−58−0428)まで。

 


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小さなもの見つけた!

ミニチュア出土品の謎

=親子で考える考古学=

(湖東・安土町)
 県立安土城考古博物館は第二十六回企画展として、「小さな遺物(もの)見つけた!!―親子で楽しむ考古学3―」を八月三十一日まで開催している。

 発掘調査での出土品の中には、本来の形や大きさではなく、何分の一かのミニチュアに作られたかわいい遺物が少なくない。それらの用途についてもまつりや飾りに使われたとするみかたもなされているが、謎が多い。

 そこで今回、県内の出土品を中心として、ミニチュアの遺物と通常の遺物を比較展示し、その意味を夏休みを利用して親子で一緒に考えてもらおうということになった。

 主な展示品は、高月町物部遺跡出土玉類、能登川町斗西遺跡出土土器類、特別史跡彦根城跡出土陶磁器、秦荘町軽野塔ノ塚廃寺ほか出土瓦、栗東町下鈎遺跡出土小銅鐸、大津市真野古墳出土ミニチュア武具、野洲町小堤遺跡出土木製品など。

 県立安土城考古博物館入館料は、大人三百円、高大生二百五十円、小中生百五十円。月曜日(祝日の場合を除く)・祝日の翌日(土曜日・日曜日の場合を除く)休館。ただし八月十一日は開館。


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IP電話「HOTケーブルフォン」

近江八幡ケーブルネットワークが10月開通
県内初・CATV2社間を接続

=デジタル放送への対応も視野に=

(湖東・近江八幡市)
 CATVを運営する近江八幡ケーブルネットワーク(社長・川端五兵衞市長)と大津市に拠点を置く滋賀ケーブルネットワーク(福田誠司社長)の2社間で進められていた光ファイバーケーブル接続が実現したのを受けて、近江八幡ケーブルネットワークでは10月1日からIP電話サービスを開始する。準備が整った滋賀ケーブルネットワークでは、今月1日から大津と草津市内でサービスを開始している。

 IP電話は、加入者向けに敷設されている従来のNTT電話回線ではなく、インターネット回線を利用した固定電話で、もともと常時接続のインターネット網を活用することから通話料金が格安になることが特徴。全国で急速な普及が進んでおり割高なNTTの加入電話は、いずれなくなるとも言われている。

 両社では、距離に関係なく全国一律に3分まで8、3円の通話料とし、すでにサービスが始まっている他のIP電話会社とほぼ同額にした。また、最大のメリットである両社の加入者同士の通話は無料となる。

 両社のIP電話は、インターネットの接続契約をしていることが必要で、CATVの視聴契約だけでは利用できない。市内番号がない050ーから始まる11桁の新しい電話番号が与えられることから発着信の地域は分からなくなる。

 近江八幡ケーブルネットワークでは「HOTケーブルフォン」と名付けて、初期登録費用1、000円、月額基本料金380円、端末アダプター装置のレンタル料金・月額300円を設定している。両社のCATV加入者同士だと、月額680円でかけ放題ということになるが、計画されている京阪神のCATV会社との接続が進めば、通話エリアはさらに広がる。一般家庭より、全国に取引がある企業や電話機の保有台数が多い事業所などは、大幅な電話料金の削減につながる。ただ、電話交換機がある事業所などに導入するには現在のところ、技術的な課題が残されている。市役所など公的機関への導入も検討する。

 今回の2社間の接続は、国道1号線と同8号線に埋設されている国土交通省の光ファイバーケーブルを借用して実現したものでCATV間の接続は県内初。これにより、映像の相互配信も可能になることから番組の交換放送や大津市内の様子を近江八幡市内で観るなど、ライブ映像の放映も可能になる。

 今後、全国規模で進められているデジタル放送に対応する取り組みが進めやすくなることにも期待が寄せられている。

 2006年には、東京、名古屋、大阪で今年12月から始まるデジタル放送が全国各地で視聴できるようになるのに伴い、5年後の2011年に現在のアナログ放送は停波され、終了する予定。

 このため、視聴者はデジタル放送に対応したテレビに買い換えるか、現在のテレビでも視聴できるアダプターを取り付ける負担が生じるが、CATV会社側で受信対策をとれば、加入者にはそうした負担なく、そのままでデジタル放送が楽しめることができる。ただ、現行のアナログ放送がなくなったあと全国の各家庭から現行のテレビ受像機が、一斉になくなるとは考えにくいことから、計画年度のアナログ放送の停波、放送終了ということにはならないのではないか、という観測もある。

 CATV会社単独でデジタル受信設備を揃えるには巨額な費用がかかる。その回避策として、CATV各社間を光ファイバーで結ぶことで今回のIP電話やデジタル放送の一元化に共同して取り組むことが可能になり、番組の質やサービスの向上につなげていくことで、CATVの新しい活路を見い出していきたいというのが、光ファイバーを接続する本道のねらい。すでに共同歩調の取り組みは全国のCATVで始まっている。
 


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