滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月13日第13560号


住宅などで5人が死亡

東近江上半期 火災・救急まとめ

放火が原因の25%占める
=1日平均 17人が病院に運ばれる=

(湖東・広域)
 東近江行政組合消防本部は、今年上半期(一―六月)の火災、救急・救助の統計をこのほどまとめた。

 出火件数は二十八件と前年同期に比べ六件減少し、被害総額でも千三百万円(一八・三%)減の六千二百三十三万円となった。建物火災が二十二件(前年同期十八件)、車両四件(同八件)、その他二件(同七件)で、建物が四件と大幅に増えている。

 出火原因では、放火(疑い含む)が七件も発生し、全体の二五%を占めるなど、依然として後を絶たない。こんろ(五件)、たばこ(二件)、ストーブ(二件)、電気機器(二件)、火遊び(一件)、溶接機.容断機(一件)などのほか、原因不明で調査中が三件もある。

 建物火災の焼損は、住宅(併用・共同含む)が十二件で五五%を占め、工場・作業場四件、納屋・物置二件の計二十六棟(同二十二棟)で、八百五十六平方メートルが灰になった。ぼや(九棟)と部分焼(七棟)で建物の六割以上を占め、全焼(五棟)と半焼(五棟)で十六世帯、四十三人が焼け出された。

 火災による死者は五人(同〇人)と大幅に増え、一件で同時に三人が死亡する住宅火災(能登川町)が発生している。負傷者の二人(同六人)は初期消火中だった。市町別発生では、近江八幡市の八件(同十五件)に次いで、八日市市の五件(同七件)、能登川町の五件(同三件)が多い。

 一方、救急出動件数は三千百四十七件で、前年同期に比べ三百六十件増加した。一日平均十七・四件(同十五・四件)の割合で出動し、一日最多は三十件(同三十件)だった。

 市町別にみると、近江八幡市が千百四十八件と管内全体の約三六%を占め、次いで八日市市の六百五十一件、能登川町三百十四件、日野町二百六十八件のほか、永源寺町の六十七件を除き他の五個荘・蒲生・竜王・安土の各町は百件台で、名神への出動は二十九件(同三十六件)となった。

 急病が千七百九十八件(同千四百九十四件)、交通事故五百九十四件(同五百八十五件)、一般負傷三百五十九件(同三百四十二件)を示し、前年より三百五十六人多い三千百五十四人(一日平均一七・四人)が救急車で病院に運ばれたことになる。

 消防本部は、通報から十分以内に九割の現場到着(平均六・二分)を果たしているものの、到着までの応急処置を重視し救命講習にも力を入れ、二千百二十二人(同千四百七十二人)に講習修了証を交付している。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

市内戦跡巡りと体験学習

平和祈念展を開催

=14、16両日 展示は21日まで=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、十四日から二十一日まで「平和祈念展」などを開催する。陸軍飛行場が開設されていた歴史や、平和の尊さを市民に広く知ってもらい、悲惨な戦争体験と貴重な教訓を次代に伝えるとともに、平和を求める豊かな心を育むことを目的に開く。

 市内戦跡巡りと平和学習を十四、十六日の二回に分けて行い、十四日から二十一日には、戦場の様子を伝える写真や遺品展ほか、八日市飛行場の歴史を振り返るパネル展などを催し、小・中学校で取り組んでいる平和学習の成果も展示する。

 十四日は午前九時(十六日は同八時半)に八日市図書館に集合し、小学生らが陸軍飛行場の往時を伝える掩体壕(えんたいごう)など市内の戦跡を巡る。その後、平和の尊さと戦争の悲惨さを物語る紙芝居、食糧難の時代に食卓を飾った「すいとん」の試食、ビデオ「夏服の少女たち」の鑑賞などをする。午後二時からは図書館展示を見学する。

 図書館には、戦後五十八年が経過した今も、海外には多くの戦没者の遺骨が放置されていることから、現在も続けられている遺骨収集、慰霊巡拝を中心に、戦場の様子を伝える写真や遺品などを展示する。また、展示ギャラリーでは、日本初の民間飛行場として開設され、その後、陸軍飛行場として終戦を迎えるまでの八日市飛行場の歴史を振り返ることができる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

愛知川で最長340m

建設中の橋で見学会

=夏休みの子どもたち=

高所作業車に乗せてもらって橋を上から見学するため、だんだん上がって行く子どもたち
(湖東・八日市市)
 八日市市と湖東・愛東町を結ぶ国道307号へのバイパス道路「湖東八日市線」の愛知川をまたぐ「仮称・新愛知川橋」で十一日、小学生を対象にした見学会「夏休み・長〜い橋で遊ぼう」が開かれ、科学や環境にも触れながら建設中の橋について学んだ。

 見学会には八日市市、永源寺町、愛東町、湖東町から約五十人の子どもたちが保護者と一緒に参加。県担当者や実際に建設にあたっている工事関係者から工法などについて説明を聞いたり、環境アドバイザーによる紙芝居を使った「橋」の歴史や科学についての学習、大型の高所作業車に乗せてもらっての見学などで、橋についての知識を広げた。

 このほか、ペットボトルロケットの製作と発射大会、魚のつかみ取りなどで楽しみながら橋や周辺の環境などにも関心を深めた。

 湖東八日市線は名神高速道路八日市インターチェンジ(八日市市中小路町)から愛東町大萩まで約三キロの国道307号へ連結するパイパス道路。

 これまで、八日市インターチェンジからは国道307号御園交差点から愛知川上流の春日橋へ迂回しなければならなかったが、このバイパスが完成すれば、ほぼ直線で愛東町池之尻交差点に出ることができる。建設費は全体で約四十四億円をみている。

 その中ですでに建設が進められている「仮称・新愛知川橋」は、全長約三百四十メートルと、愛知川に架かる橋では最長となる。片側四メートルの車道と三メートルの歩道がつき、橋の幅は十七メートル。橋の部分だけの工事費は約十六億円を費やす。

 合併が進めば市内交通の重要な道路として、また湖東・東近江と全国を結ぶ重要な道路としてはもちろん、地域産業の発展、交通渋滞の緩和、人や文化の広域交流など、多方面での効果が期待されている。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

五個荘町が おめでとう!

12000人目は夏菜ちゃん

=両親「二重の喜び」一生の宝に=

前田町長から花束を受ける夏菜ちゃん(生後11日)と家族
(湖東・五個荘町)
 五個荘町役場二階応接室で十一日、一万二千人目の住民となった山下夏菜ちゃん(生後十一日)が家族と一緒に訪庁し、前田清子町長からお祝いの言葉が贈られたほか、杉山忠蔵町議会議長から記念品が贈呈された。

 真っ白なベビー服を着た夏菜ちゃんは、母親の宏美さん(28)にしっかりと抱えられながら、父親の利幸さん(31)と姉の菜桜ちゃん(2)の四人で役場を訪れた。

 笑顔に包まれる両親に、前田町長が「夏菜ちゃんのお誕生おめでとうございます。また、一万二千人目を記念する人となり、重ねてお祝い申し上げます。この日を栄えとしてより健やかに成長し、今後の五個荘町を担って頂きたい」とお祝いの言葉を贈り、花束と小幡人形、そして一生の記念となる写真立てが贈られた。

 同町では、昭和六十三年策定の町第二次総合発展計画のなかで将来人口を設定しており、平成二年九月の一万人達成から十三年ぶりに目標人口一万二千人に達した。

 山下さん一家は、山下さんの両親と暮らす六人家族で、今月一日に二女の夏菜ちゃんが誕生した。出生届のため六日に役場を訪れたところ、住民生活課から「おめでとうございます」の大拍手。当初はピンと来なかったと言う利幸さんも「母子ともに健康でいられること自体、とても嬉しいことだが、目標とされていた一万二千人目を記念して二重の喜びです」と話した。

 宏美さんも「この子の一生における宝として、今日の日を記念品とともに大切にしていきたい」と喜びを語り、小さな手を動かす我が子を見つめた。

 さっそく、記念撮影の写真が写真立てに入れられ、親子仲良く家路についた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

立候補説明会に4陣営

3週間後に迫った安土町長選

まちの進むべき方向性
=合併問題を最大争点に=

防災コミュニティーセンターで開かれた立候補予定者説明会
(湖東・安土町)
 任期満了に伴い、9月2日(7日投・開票)に告示される安土町長選挙の立候補予定者説明会が8日、町防災コミュニティーセンターで開かれた。

 会場には、6月議会で立候補を表明している現職の仙波秀三氏、4月の町議選を見送って出馬を決めている前町議の津村孝司氏の2陣営と前町議で県議選に出馬した片岡好夫氏、町議の藤井通生氏の支持者や本人ら合わせて11人が訪れた。

 今度の町長選は、山積する行政課題の中でも、合併の枠組みについて住民の意向を問う選挙戦になる色彩が強く、すでに立候補を決めている仙波町長は、能登川町との2町合併で、津村氏は、近江八幡市などを含めた広域合併を主張していることから、もし、この2人の一騎打ちになれば、合併の枠組みを明確にする選挙戦が予想されるが、あと2〜3人が出馬の意向を持っていることなどから、複数候補の混戦も考えられる。

 同町では、これまで全町を対処にした合併アンケート調査を実施していないことから、町が目指す将来のまちづくりの方向性を決定する住民投票に近いものになる可能性があり、隣接の能登川町や近江八幡市でも選挙の結果に注目している。

 2町合併を進めたいとする町と議会にとっては、能登川町からの正式な表明がまだない事を懸念する声がある。このため、能登川町は19、21日に開く住民説明会で2町合併の方向性を住民に示すのでないかと見られるが、1日に近江八幡市が「1市5町」の枠組みで合併を目指す提案を5町にしたことから、能登川町民の反応によっては2町合併そのものが揺らぐ可能性がある。

 一方、広域合併を望む安土町民の間では、近江八幡市がこのほど作成した合併の冊子「1市5町のまちづくり」を取り寄せ、町が進める2町合併に異論を唱える声も少なくない。

 市内外を問わず希望者に冊子を無料配布している近江八幡市の広域行政推進課では「安土町から冊子を送って欲しいとの声が最も多い」と話している。

 前回の町長選に続いて今年4月の町議選も無投票だったことから、合併問題も含め、町政に対する住民の評価や審判が下されていない。このため、今回の選挙戦に注目が集まるのは自然な流れ。

 近江八幡が提唱するような広域合併がいいのか、2町で小さくまとまる方がよいのか、より確かな住民の意向を知る絶好の機会でもある。
 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ