滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月18日


女性ロック歌手の先駆者

白井貴子 蒲生でコンサート

=チケット発売中=

自然への思いを歌に込める白井貴子
(湖東・蒲生町)
 女性ポップロックシンガーの先駆者的存在・白井貴子コンサート「あいにおいでよ」が、蒲生町あかね文化センターで九月二十六日に開かれる。開演時間は、午後七時。

 神奈川県藤沢市出身の白井さんは、中学・高校時代を京都で過ごし、フェリス女学院短期大学音楽学部を卒業後、昭和五十六年にCBSソニーから歌手デビューした。数曲を除いては全作オリジナルを守りながら、同五十九年の「CHANCE」のヒットをきっかけに一躍スターの座に登り詰め、ハードなライブパフォーマンスから「ロックの女王」や「総立ちの女王」と呼ばれた。

 苛酷なスケジュールの中、レコーディングのため訪れたロンドン郊外で一輪の野生のマーガレットに出会い自然回帰への旅を始めた。同六十三年には音楽的母国であるロンドンに移住。平成二年に帰国後、故郷の湘南を歌ったアルバムやテレビ番組の主題歌など音楽活動を手掛ける一方で、NHK総合「ひるどき日本列島」にレギュラー出演し、お昼の顔として全国に知れ渡った。

 また、自主レーベル「ROD」を鎌倉に設立するなど制作活動を続けながら、TBS「サンデーモーニング」のゲストコメンテーターとしても活躍している。

 コンサートでは、二十年以上のキャリアとロンドンで培った自然への思いやふるさとへの愛情を楽曲に融合させたオリジナル曲などが披露され、飾らない歌手・白井さんが来場者に元気を届ける。

 入場料(全席指定)は、前売り三千五百円、当日三千九百円。あかね文化センターや平和堂(蒲生、八日市、近江八幡、水口)、八日市市文化芸術会館などでチケット発売中。問い合わせは、同センター(電話55―0207)まで。


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県立農業大学校2年 三塩さんと宮元さん

オーナー就任に向け ブドウとともに成長中

=蒲生町鈴のふれあい農園で直売開始=

旨味を詰め込んだブドウ作りに全力投球する宮元さん(左)と三塩さん
(湖東・蒲生町)
 農業の後継者不足が叫ばれる中、蒲生町鈴にあるファームトピア蒲生野のふれあい農園では、ブドウとともに新たな担い手が育っている。

 平成六年にブドウが植栽(面積一・一ヘクタール)されてから、農事組合法人すずふれあい農園(十一人)が運営管理に携わっていたが、会員らが高齢を理由に引き継ぎを申し出て、昨年一年間はブドウ作りから販売に至るまで蒲生町職員が総出で対応してきた。

 職務の片手間にできる仕事ではないため、オーナー希望者を募り、その中から今年二月に安土町大中にある滋賀県立農業大学校果樹班二年の三塩修一さん(20)=彦根市=と宮元秀徳さん(19)=浅井町=の二人が将来性を見込まれ選ばれた。

 非農家で育ちながらも農家を志したことについて、三塩さんは「家族が農作物を育てることが好きで、子どもの頃からよく果樹園のもぎ取りにも行った。農家をやろうとしても場所がない。これを逃すと次がないかもしれないと思った」と語り、宮元さんは「農業高校に通っていたときに野菜を主に学び、農業の魅力を知った。だめだった自分を新しいことを始めて一からやり直してみたいとも思った」と互いに強い決意を胸に秘めている。

 在学中の二人は、同大学校の農家派遣学習授業の一環として、オーナー就任に向けての実習を今年四月から農園で受けている。休日を返上し自主的に作業に出るなど、おいしいブドウ作りに没頭。二人の作業をサポートしている人たちは、「二人とも温厚で、教えたことを忠実に守り、熱心に勉強している」と働きぶりを評価していた。

 「天候に左右され教科書通りにはいかない」と農業の難しさに触れる一方、「環境の読み方などどのように対処すればいいのか経験者の話しを聞いていると無駄がなく知識が増える」や「経営面の勉強にもなる」と体験を通して知識や技術を吸収している。

 来年三月の卒業後、正式に新オーナーとなることに対して、「経験を積み重ねていくたびにプレッシャーが大きくなる。しかし、自分たちで決めたことなので、やれるところまで精一杯やる」と意気込みを語り、「平均以上の技術で、糖度や粒などが安定したブドウを作りたい。将来はサクランボやモモなど多品目を栽培したい」と夢を膨らませる。

 県の環境こだわり農産物認定を受け、低農薬で品質向上に重点を置き栽培されたブドウは、旨味が濃縮されたアーリー・スチューベンが食べ頃を迎えており、中旬からは大粒の竜宝やマスカットベリーAが収穫がされる。国道四七七号の鈴信号より南へ五百メートル入った同農園で午前九時から、JA滋賀蒲生町前の直売所で午前十時から、それぞれ午後六時頃まで毎日直売中。十月上旬まで販売予定。詳しくは、ふれあい農園(電話55―1404)もしくは町役場産業課(電話55―4885)へ。


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西の湖と伊庭内湖 運河で結ぶ

県道拡幅と同時工事の提案

水環境保全と新農業の振興へ
=水郷を回遊する水運ルート=

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市の川端五兵衞市長はこのほど示した1市5町合併の提案の中で能登川、安土町の2町に対して西の湖と伊庭内湖を運河で結び、水運を活用した新しいまちづくりの可能性を示唆し、協働した取り組みを呼びかけた。

 2つの内湖を水運で結ぶとどんなメリットがあり、新しいまちづくりの可能性があるのか探ってみた。

 運河の建設は、まだ計画にも上っていない話だが、その発想の原点は環境がキーワードになっている。同市では、津田内湖干拓地をもう一度、内湖の姿に戻す運動をはじめとする琵琶湖の水環境を保全する取り組みや全国最大規模のヨシ原が広がる西の湖一帯を国の名勝にする働きかけなど、水郷の自然の保全と活用の取り組みを進めている。

 安土町と共有する西の湖については、北之庄町の住民でつくる環境グループが湖畔の水環境保全の活動を展開したり、春先のヨシ焼きなどで自然を体験する観光イベントを実施している。安土町では、西の湖湖畔に近い下豊浦の住民の間で水環境の自主的な学習会を開くなど、取り組みが活発化している。また、両市町には、昔からのヨシを活用した地場産業もあり、西の湖と深い関わりを保ってきた歴史もある。

 一方、能登川町の伊庭内湖には、水車とカヌーランドがあり、毎年夏にドラゴンカヌー大会が催されるなど、住民が内湖の自然とふれあうイベントに人気がある。

 運河が開設されれば、こうした取り組みを通して住民間の交流が図れるが、これだけでは、3市町が合併する説得力が十分とはいえない。

 しかし、一向に改善しない水質浄化の問題は2つの内湖の共通課題から見ると、この運河の開設は大きな意義がある。

 子供の頃の西の湖を取り戻す活動を展開している安土町下豊浦の丹波道明氏は「西の湖に流れ込んだ水が、よどんでしまっていることも水質が改善しない原因になっている。運河の構想は、西の湖と琵琶湖に環流が生まれ、伊庭内湖にもよい結果がもたらされる」と話している。

 また、長命寺川・西の湖川づくり会議の西の湖班長でもあった丹波氏は「(水運で囲まれた)大中干拓地が減農薬や無農薬で生産された品質の高い、県のこだわり農産物の一大産地になれぱ、干拓地内の県立農業試験場や営農大学等の研究教育機関が中心になった東近江アグリ・エコ・パーク構想も可能になる」と合併をきっかけにこの構想の実現に期待を寄せる。

 さらに、この地を訪れた早稲田大学理工学部教授・尾島俊雄氏は中央公論6月号の執筆の中で「自然の内湖を回遊する(ソーラーボートのような)無公害交通機関を設置すると、この水路をベニスの観光船のように循環でき、ロマンチックな国際情報都市が誕生する」と記述。この地の自然と環境が大きな観光資源に発展していく可能性があることを示唆している。これは、学者から見た夢物語としても、地元市町には、尾島教授がいう、この地の本当の魅力と可能性が見えていないことも考えられる。

 運河を開設する構想は、予想されるルート上にある既設の県道(伊庭円山線)が狭さくなことから、能登川、安土町から県に拡幅の要望が出されている。

 県は「県道を改修するのなら一緒に運河も造ってはどうか」との川端市長の提案に「夢のある話で、おもしろい」との賛意を示している。

 近江八幡、安土、能登川の1市2町が共有する大中干拓地と西の湖、伊庭内湖の水郷地帯。自然環境を生かした地域開発や農業振興、一歩進んだ水環境保全の取り組みなど、合併がなくても行政枠を越えた新しい協議のテーブルがあってもいいのではないだろうか。

(畑 多喜男)

 


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「沖島物語〜神の島に暮らして〜」

島の漁師・西居正吉さんが出版

=島の歴史と生活文化を詳細に=

(湖東・近江八幡市)
 沖島の漁師で観光ボランティアガイドでもある沖島町の西居正吉さん(69)がこのほど、沖島に残る風習や伝説、生活ぶり、琵琶湖の自然との関わりなど島民の視点から綴った本「沖島物語〜神の島に暮らして〜」を出版した。

 本はA5版の大きさで全140ページ。「むかしむかしの沖島」、「沖島のくらし」、「輝く未来の沖島」の3章に分け、島の歴史と島民の生活の移り変わり、冠婚葬祭のしきたりなどを詳しく記述しているほか、沖島について調べた歴史書からの引用も取り入れ、学術的な視点も加えている。

 今では、通船で10分ほどの距離なのに、昔、陸地との頻繁な人の交流がなかったことから風習やしきたりなどに島独自の生活文化が育ち、その一部が今も継承されている様子などが分かりやすく紹介されている。

 中でも、昔の島内の結婚は、嫁入りの場合は女性たちが、婿入りの場合は男性たちがその準備やしきたりに沿った儀式を負ったことや元服した男性は一人前とみなされ、娘の家に夜遊びに出かけてもよい寛大な自由恋愛が認められていたことなど、島民の生活文化の歴史を知る上でも関心が寄せられる一冊。

 1冊1、700円で、白雲館、近江八幡駅前観光案内所、あきんどの里のほか市内の書店でも買い求めることができる。

行ってみません?沖島へ
「琵琶湖の漁師イベント」

=参加者募集=


 漁船で島巡して、琵琶湖でシジミ拾い、そして湖漁料理に舌鼓。沖島の良さと琵琶湖の自然を体験する「琵琶湖の漁師イベント」が26日に開かれる。

 沖島の活性化を目指して活動をしている沖島21世紀夢プラン推進会議が主催するもので、現在参加者を募っている。

 午前10時45分、漁船に乗り込んで沖島を周回する遊覧を楽しんだあと、沖島港へ。昼食に湖漁弁当を囲み、午後からシジミ拾いを楽しむ。午後2時45分に出発港に戻り解散する。

 参加費は弁当付きで大人2千円、小・中学生1、500円。問い合わせと参加申し込みは、同推進会議事務局(電話36―5561)へ。定員50人で先着順。締め切りは21日。


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自宅がキャンパス 放送大学

出願受付の締め切り迫る

実生活や生涯学習に専門知識学ぶ
=幅広い教養300科目から自由に選択=

(全 県)
 通信衛星を利用したCSデジタル放送(スカイパーフェクTV)などで授業を行う「放送大学」の滋賀学習センターは、平成十五年度第二学期(十月入学)の学生を募集している。

 放送大学は、テレビや学習センターにあるビデオなどで授業を行う正規の通信制四年制大学(教養学部)として昭和六十年に当時の文部省と郵政省が共同で開設した。目的に応じて一科目から学べるほか、四年で百二十四単位以上を習得すると、学士(教養)の学位が取得できる。

 県内では約八百人(全国八万五千人)が学び、仕事のかたわら授業を受ける会社員、公務員や教職員ほか主婦も多く、学生のほとんどが大学卒業資格を目指している。全般的に語学、医療、福祉、環境、生活などの科目に人気が高い。

 生涯学習の中核的機関としての役割を担い、広く社会人などに大学教育の機会を提供し、個々の学習への要望にこたえる同大学の本来の目的は広がりつつある。短大や専門学校から三年次へ編入できる制度も用意している。

 放送大学を受信するには、パーフェクTV対応のアンテナとCSチューナーが必要だが、契約などの手続きも不要で受信料も無料。既存のテレビに接続し205chを入力すると視聴できる。CATVは接続しなくても見られる場合が多い。

 毎朝六時から深夜十二時まで放送され、外国語はじめ社会・福祉・教育・経済・自然科学・歴史など、幅広い分野の約三百科目の中から、目的に応じた科目が選択できる。

 学習センター(土・日曜日も開所)では、ビデオ学習ほか面接授業(スクーリング)、通信指導(レポート)、単位認定試験があり、サークル活動など学生同士の交流の場ともなる。

 卒業を目指す全科(高卒で十年在籍可)が十八歳以上、選科(一年間)と科目(半年間)は十五歳以上の人なら誰でも無試験で入学できる。全科二万円、選科七千円、科目五千円の入学金が必要で、授業料(テキスト代含む)は一単位当たり五千円。

 放送大学の学生募集は、二次募集が八月十五日まで、最終は八月三十一日までで、龍谷大瀬田キャンパス(大津市)内、滋賀学習センター(TEL077―545―0362)へ問い合わせる。募集要項の請求はフリーダイヤル(0120―864―600)へ。

 このほか、総合文化・政策経営・教育開発・臨床心理の四プログラムを用意した大学院もあり、修士(学術)を取得する修士全科生と、十八歳以上であれば誰でも入学できる修士科目生の制度がある。修士全科生(修士課程修了者)の授業開始は来年四月一日からで、願書受付は九月一―十六日。
 


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