滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月22日第13568号


分岐点 まちの将来を左右

能登川町が合併の現状報告

広域or小規模民意を聴きたい
=9月中旬に住民アンケート予定=

東近江内の合併状況と町の現状を報告する「将来の能登川町を考える住民説明会」
(湖東・広域)
 東近江地域の合併状況と能登川町を取り巻く現状について説明する「将来の能登川町を考える住民説明会」が十九、二十一日の夜、能登川町やわらぎホールで開かれた。まちの将来を左右する分岐点にあることから関心が高く、初日には町民や近隣市町から約二百五十人が訪れた。

 合併議論が白紙となっている能登川町では、合併期限(平成十七年三月末)が迫るなかで枠組みの判断がつかず、広域か小規模合併か、または単独かで苦慮している。

 東近江地域では、八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町の法定協議会が設立し、平成十七年二月の合併に向けて協議を進めているほか、蒲生町と日野町が竜王町に参画を要請しながらも先ず二町での合併議論を進めている。隣町の安土町は「能登川町との二町を基軸に」と能登川町にラブコールを送り、町議会も二町を基軸に協議することでまとまっているが、行政圏や生活圏の違いなどから否定もあり、九月の安土町長選挙の結果次第で状況が変わる可能性もある。このような中、近江八幡市の川端五兵衛市長らが能登川町、安土町、竜王町、蒲生町、日野町を訪れ、「東近江は一つに近いものとして「一市五町合併」を検討してほしい」と要請。内湖をつないだ水運ルートの確立や農業振興など、まちづくりの素案をまとめた冊子を手渡したほか、一般に広く公開している。

 説明会では、これらの現状報告と合併による効果および町の財政状況を示したほか、現在の広域行政枠を説明した。広域行政は、一部事務組合として近江八幡市を除くゴミ・し尿・斎苑を共同で実施している。また、法務局の管轄(安土町は近江八幡、能登川町は八日市出張所)や警察署の管轄(安土町は近江八幡警察署、能登川町は八日市警察署管内)の違いを説明し、合併は自治体だけの問題ではないことを暗示した。

 合併の目的は行財政基盤の強化と効率的な行政運営等であり、スケールメリットが働くのは人口十万人の都市からだと言われている。しかし、合併期限まであと一年半、協議事項のすり合わせや事務的手続き等から「今から広域は間に合わないのではないか」という意識が働き、「期限優先」的な考えから安土町の言う二町合併論が浮上する。だが、二町が合併した場合の人口は三万五千六百五人にしかならず、合併の根幹に適合するのか―という問題に突き当たる。

 これらの問題を住民に示し、数ある選択肢から最善の道を探るのが今説明会の趣旨であり、同会を意見交換会という位置づけに質問を募ったところ、日頃の疑問や質問が相次いで出された。

 特に、二町合併論についての疑問が多く、佐野地区に住む男性は「三万人余りの人口では自治の機能を果たすことは困難だ。近い将来、国の指導による広域への吸収合併も十分ありえる。将来を考え、近江八幡市が提案する一市五町の広域合併を期待する」と要請も交えて意見した。

 これに対して、居原田善嗣総務部長が「合併期限に間に合わせることも必要かと思われます」と返答すると、「二町合併を優先する理由が合併期限とするのは正当化できるものではない」と指摘した。

 同意見に同調し、広域を薦める女性議員が「各市町とも数値等のすり合わせは出来ているはずで、まったくゼロからのスタートではない。努力しようという気持ちがあれば出来ること。また、すでに七万人近くいる近江八幡市が広域合併を目指しているのに、新市を創って人口三万人弱では説得力に欠ける」と発言した。

 一方、二町合併に期待する声もあり、乙女浜の男性は「どこにも吸収されず、独自の市を創りたいと集まったのが三町合併だったはず。残念な結果に終わったが、大多数が「三町ではダメだ」という事では無かった。原点に立ち帰り、二町合併で良いのでは」と、小規模ながらも特徴あるまちづくりを進めるべきとした。

 これらの意見とともに会場で配布されたアンケートを集約し、九月の安土町長選終了後に区長会を開催。民意を反映した選択として合併枠組みを決める「住民アンケート」を同会で計る予定で、承認されれば九月中旬に全戸配布によって実施される。


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退職・解雇に関するトラブル予防

労務管理講座「就業規則」

=受講者募集 八日市商工会議所=

(湖東・八日市市)
 八日市雇用対策協議会は、来月に開く労務管理セミナー「会社が生き残るための就業規則―退職・解雇に関するトラブル防止―」への受講者を募集している。

 企業経営者や労務担当者には、従業員の能力向上や雇用環境面での改善が求められる中、労働意識の変化や労働法の改定などによって適切な対処も要求されるほか、雇用主と従業員の見解の相違でトラブルが拡大するケースも見受けられる。

 九月十九日午後二時から商工会議所で開くセミナーでは、労務管理オフィス村井ゆかり代表(社会保険労務士)を講師に迎え、演題「退職・解雇にまつわる問題点と規定例」から、トラブルへの柔軟な対処法を学ぶ。二時間。

 希望者は、来月十二日までに同協議会事務局(商工会議所内)へ電話(22―0186)かFAX(22―0188)で申し込む。先着三十人で締め切る。受講無料。


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若貴兄弟・曙らの表情や仕草、郷愁の風景

成瀬國晴 ドキュメンタリースケッチ展

=31日まで湖東町立図書館 開館10周年記念して=

作品を楽しむ親子
(湖東・湖東町)
 湖東町立図書館で開館十周年を記念した個展「成瀬國晴 ドキュメンタリースケッチ大相撲原画展」が、三十一日まで開かれている。

 写真撮影ができない法廷での被告の表情を瞬時に、その心理まで読み取れる正確なスケッチを描くなど、報道画家としても著名な成瀬さんが、若貴兄弟や曙、貴闘力らの戦う顔、リラックスした表情、相撲の醍醐味などをその洞察力で、ときには力強く、ときには優しく描いた作品や、オーストラリア巡業のために描いた英語版ポスターなどの作品を紹介。

 また、戦時中、大阪から学童疎開で湖東町平松に来ていたこともある成瀬さん。そんな縁もあって、一昨年の大澤の夏祭りに訪れた際に、会場で即興で描いたひょうたんの絵や、昨年のオオギ漁の絵など、湖東町への郷愁こもった風景画も展示され、見学者を喜ばせている。

 図書館は月・火曜日休館。木曜日は午後八時まで開館。

 


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時の経つのを忘れる幽玄の世界

24日 「石塔フェスティバル」

=蒲生町石塔寺一帯で日韓交流=

協会設立10周年を記念し発刊された冊子
(湖東・蒲生町)
 日本最大・最古と言われ国の重要文化財に指定されている三重石塔“阿育王塔”をまつるための祭り「石塔フェスティバル」が二十四日、蒲生町の石塔寺一帯で繰り広げられる。開催時間は、午後六時から同九時二十分まで。

 高さ約七メートルの三重石塔は、インドの阿育王(アショカオウ)が世界へまいた八万四千の石塔の一つであるとの言い伝えのほか、約一千三百年前に蒲生野の辺りに移り住んだ渡来人が故国を偲んで建立したという学説もある。

 戦前は、石塔寺を千日参る「千日会」や「万燈供養」、阿育王塔の前で古くからインドで行われていた祭りの方法を取り入れた護摩焚きが行われ、無病息災や家内安全が祈祷されていたが、戦後には途絶えてしまった。しかし、平成元年に地元住民の熱意で復活し、今回で十四回目を迎える。

 万燈祭と交流祭を織り交ぜた石塔フェスティバルは、姉妹都市の韓国場岩面や友好都市の宮崎県南郷村の使節団やあかね大使、地元住民らが色鮮やかな韓国の民族衣装・チマチョゴリに袖を通し、竹の鼻文化センターから石塔寺へ向かって歩く歓迎パレード(午後六時)から始まる。

 巨大な阿育王塔と三万体の石仏がローソクと護摩の炎で真っ暗な境内に浮かび上がる万燈祭は、時の経つのを忘れるほど幽玄な世界を演出する。

 さらに、交流祭として、佐渡屋YELLOW BLUES BANDとピエロマジックによるジャズ&ブルース&超魔術マジックコラボレーしョン(午後七時)や交流セレモニー、酒井くにおととおるの爆笑ステージ、日韓の心を歌う韓国の歌姫キム・ランヒの歌謡ショー、お楽しみ大抽選会などイベントが盛りだくさん。

 また、阿育王塔を縁に、よく似た石塔を持つ大韓民国扶餘郡場岩面(プヨグンチャンアムミョン)を中心に町内在住外国人などとの国際交流事業を進めている蒲生町国際親善協会の設立十周年にあたることから、フェスティバル前に記念碑の除幕式と植樹が町役場で行われる。

 記念碑は、現在、石塔地先で一部造成工事が始まり、三カ年計画で進められている「国際交流公園」の完成後に移転されることになっている。また、同協会のこれまでの取り組みを写真と年表でまとめた冊子「十年のねんりん」(A四版、フルカラー)を五百部作成し、会員らに配布する。

 問い合わせは、石塔フェスティバル実行委員会事務局(電話0748―55―4881)まで。


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2年連続 全国中学校大会出場

朝桜中女子テニス部の4選手

=1つでも多く勝って上位入賞へ=

壮行会で川島教育長から激励を受ける4選手と監督
(湖東・蒲生町)
 蒲生町立朝桜中学校の女子テニス部が、二十二日から北海道旭川市で開催される全国中学校大会のソフトテニスの部に、二年連続出場する。十八日には、同町役場で壮行会が行われ、川島喜三郎教育長が出場選手らを激励した。

 同中の女子テニス部は、昨年開かれた全国大会のソフトテニス団体戦で三位、近畿大会で優勝を果たし輝かしい成績を収めた。秋には、一般を含めた県の予選を勝ち抜き、皇后杯の個人戦への出場切符を県下で初めて中学生が獲得したことで注目を集めた。

 今回、個人戦に出場するのは、田中春奈さん(二年)・濱崎鮎美さん(二年)組と、安川真璃子さん(二年)・上田知佳さん(三年)組の二ペア。昨冬のインドア近畿大会では、安川・濱崎ペアが二位、田中・上田ペアが三位に入った実績を持つ。

 九、十日に奈良県で行われた近畿大会では、ペアを交替して、個々の能力の高さと息の合ったプレーで、田中・濱崎ペアが三位、安川・上田ペアが五位に入賞した。また、十九日に大阪東寝屋川市でのヨネックスカップでは、団体戦で見事優勝し、全国大会に弾みを付けた。

 同大会では、三位に入ると中体連から推薦を受け皇后杯に、ベスト八に入ると中学生八チームと高校生八チームで対戦する全日本ジュニア選手権への出場の道が開かれる。

 大きな期待を背に選手らは、北海道に出発する前々日まで、真夏の太陽の下、練習を積み重ね、監督の中嶋邦晴教諭は「全国から勝ち抜いてきた四十八チームが集まり、強剛揃い。一回戦突破も難しいが、一つでも多く勝って、とにかく上位入賞を目指す」と話していた。
 


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