滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月23日第13569号


統營市から小学6年生26人

思い出いっぱい作ろう

=八日市市の子ども達と交流=

願い札を一緒に貼る団員
(湖東・八日市市)
 八日市市に文化交流協定を結ぶ大韓民国統營市から「学生文化交流使節団」の小学生二十六人が訪れ、地元の小学生と友好と交流を深めている。

 今回訪問しているのは、昨年八日市市から派遣した「子ども文化使節団」と交流を深めた忠武初等学校六年生。二十日夕方八日市市入りし、ホームステイをしながら交流を楽しんでいる。

 滞在二日目の二十一日には、昨年訪韓した団員と市役所別館で「再会の集い」が開かれ、一年ぶりの再会に、一人ひとり相手の国の言葉で自己紹介したあと、前田翔子さんが「わくわく、どきどきで今日を迎えました、四日間で楽しい思い出をいっぱい作りましょう」と歓迎するとともに、互いに握手を交して再会を喜んだ。

 このあと、一行は世界凧博物館大凧会館で館内を見学したあと、八日市の子ども達が両国の国旗や地球儀などの図柄に、友好、友情の気持ちを込めて製作した二枚の二畳大凧に、願い札にそれぞれの願い事をハングル語と日本語で書き、凧に張り付ける最終行程の共同作業を行った。完成した凧は、二十三日午後三時から布施公園で一緒に揚げる予定。

 二十四日までの滞在期間中、琵琶湖遊覧、びわこ博物館見学、愛知川上流での川遊び、蒲生町の石塔寺見学など、八日市の子ども達が案内する。

 子ども国際交流事業は、平成十三年五月に市教委と統營市統營文化院の間で締結された「文化交流協定」に基づいて実施されるもので、昨年夏に当時五年生の市子ども文化交流使節団が派遣され、三日間のホームステイによる友好交流を行った。今回、その子ども達が韓国の子ども達を各家庭に受け入れている。


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五個荘町商工会女性部

前田町長から感謝状

=観光地美化に尽力=

感謝状を手にする五個荘町商工会女性部のメンバーたち
(湖東・五個荘町)
 観光地美化のために活動している個人・団体に対する(社)日本観光協会関西支部長表彰の今年度表彰に、県内から五個荘町商工会女性部(辻勝美代表)が受賞したのを受け、五個荘町は二十一日、活躍に対する敬意を込めて前田清子町長から感謝状を贈った。

 同賞は、日本観光協会関西支部が観光週間(八月一〜七日)に実施している表彰で、観光地の美化奉仕に取り組む団体・個人に支部長表彰として賞賛している。 今年度は、県内から五個荘町商工会女性部(個人は該当者なし)が選ばれ、このほど、東近江地域振興局で伝達が行われた。

 女性部は、町民をはじめ観光客が気持ちよく過ごせるようにと平成六年から観光地等の美化奉仕に取り組んでおり、近江商人屋敷や歴史民俗資料館一帯で年二回の美化作業を実施。また、白壁の町並みを彩る手作りの花壇や、各公共施設に花のプランターを設置するなど心安らぐ美しいまちづくりを行っており、季節ごと植え替えられる花々は町民の心も癒している。


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不明快な記述に波紋!

安土町の「合併推進だより」

先行した説明内容に
=能登川町からも疑問の声=

安土町が全戸配布した「合併推進だより」
(湖東・安土町)
 安土町がこのほど、各自治会長を通じて全戸配布した「合併推進だより」(A4版4ページ)について、町内外からその内容の記述について波紋が広がっている。

 この中で、トップページの「能登川町を基軸とする理由として」と題された記述で「期限内に実現可能な将来のビジョンを描く為にもまず、信頼関係のある能登川町との合併を考えるものです」のあとに「町(住民)にとって将来どのようなまちづくりが考えていけるかということで、相手を選ぶべきと考えます」と述べているのは、相手を選んでからビジョンを描くとも言っているし、まちづくりのビジョンを考えて相手を選ぶとも受け取れる基本姿勢の曖昧な表現や近江八幡市が作成した「1市5町のまちづくり」について、故意に太字書体を使って「財政的な裏付けもなく、実現性を立証するものではありません」と同市の提案を強く否定しているなど、その記述の真意が読みづらい点などを指摘する人が少なくない。

 また、19日夜、能登川町で開かれた合併の「将来の能登川町を考える住民説明会」では、参加住民からこの合併推進だよりには「仮に能登川町と合併すると、安土駅の改修(橋上化)や安土小学校の整備、道の駅の設置等ができる」と記述されているが、(能登川町民に説明もなく水面下で)2町の合併がすでに決まっている印象を受ける。また、「これまでの経過」の欄で「7月25日 安土町、能登川町両町で今後の計画についての打ち合わせ」と記されているが、その「今後の計画」とは何かとの質問が出されるなど、合併推進だよりの先行した内容に近隣市町から疑問視する声があがっている。

 


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合併の争点は整った

本間氏が立候補断念

=安土町長選=

(湖東・安土町)
 任期満了に伴い来月2日に告示される安土町長選に出馬する意向を示していた前町商工会会長、本間小一郎氏(69)は、立候補を断念することを明らかにした。

 本間氏は、永年に渡り町の商工業発展に尽力した業績に期待を集め、町長選に立候補するよう支持者から強い要請を受けて一旦は立候補を決意したが、出馬の最大理由とした、2町でなく、広域合併(1市5町)を目指す争点を他の立候補予定者がすでに明確にしていることで、今選挙で住民の意向が問える環境が整った、として立候補を断念した。

 これには、広域合併を支持する候補者が複数候補になると、合併に対する有権者の判断が曖昧になることや前回の町長選では、2町合併を目指す現職町長の後援会長を務めたことから、今回立候補すると有権者に不信感を与えてしまう結果になる懸念を回避したものと見られる。

 本間氏は、3町合併の法定協議会で安土町の委員となっていたが、破綻後は、町の産業発展には広域合併が必要との見解を示している。知名度が高いだけに、立候補すれば台風の目になると見られていた。


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小中の湖 干拓地から縄文土器出土

近畿と東海の交流を知る貴重な発見

約4、200年前の煮炊き用
=安土城考古博物館で公開展示=

小中の湖干拓地の竜ヶ崎A遺跡から出土した縄文時代中期後葉の土器
(湖東・安土町)
 県教委は20日、今年4月から6月まで安土山西側山麓の竜ヶ崎A遺跡(安土町下豊浦)で進めていた発掘調査で今から約4、200年前の縄文時代中期後葉の貯蔵穴4基を見つけ、その中からほぼ完全な形では近畿では初めてと見られる縄文土器が出土したと発表した。

 見つかった貯蔵穴は、地中に底部が広がった鉢状に掘ったもので、縄文時代の主食とされていたトチの実やシイの実などを蓄えるために造られたと考えられている。今回見つかったものは1〜2メートル間隔に掘られ、上層部が削り取られていることもあり大きさは、長径70〜90センチ、深さ30〜90センチとばらつきがあった。 

 内部からは、ほぼ完全な形で見つかった縄文土器のほかの破片合わせて約200点やトチやシイの実、船の櫂(かい)の木片、ニホンシカのものと思われる獣骨や角も出土した。

 発掘現場は、縄文時代には人が生活できる陸地であったが、その後、琵琶湖の水位の上昇により内湖(小中湖)ができ、その湖底になっていた。長い間、湖底にあって豊富な水分に恵まれたことから腐食が進まず、破片のまま良好な状態で地中保存されていたと推測される。

 貯蔵穴の発見例は、近畿地方でもあるにはあるが、そのほとんどは縄文後期以降のものであることから今回の中期後葉のものは貴重な発見であると言われている。

 また、中期後葉は、今の東海地方から多くの人が移り住んできたことが分かっており、見つかった縄文土器は、これまで近畿圏内で見つかっているものと違い、土器上部の口縁が粘土を貼り付た2重構造に焼成する装飾が施されていることや全体に渦巻き状の文様がある、また、取っ手がある、上部の膨らみが大きいなど、岐阜県内で出土している縄文土器と類似していることから、東方から移動してきた人が運び込んだか、製造技術を伝えたか、いずれにしてもこの地方が、東海地方との接点になっていた可能性が高いと考えられる。

 見つかった縄文土器は上部口の直径が約40センチ深さ約40センチの大きさで、日常生活で煮炊き用に使われていたと考えられている。2重になった上部の外縁には、直径3〜5センチ前後の穴が装飾風に開けられ、内縁とは空洞になっている。

 今回の発見について立命館大学の矢野健一教授(考古学)は、近畿で貯蔵穴の出土例が少ないことから貴重な発見といえる。縄文時代に中部地方と近畿地方の影響が格段に強まることは知られていたが、その関係を知る手かがりとなる土器が見つかったことに意義がある。今後、調査、研究を進めていくことで中部地方の影響を知ることができるだろう」と話している。

 同博物館では、今回発見された縄文土器の破片を組み立て、出来るだけ元の形にして9月30日まで1階ロビー(無料)で公開展示している。
 


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