滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月25日


小中の湖 干拓地から縄文土器出土

近畿と東海の交流を知る貴重な発見

約4、200年前の煮炊き用
=安土城考古博物館で公開展示=

小中の湖干拓地の竜ヶ崎A遺跡から出土した縄文時代中期後葉の土器
(湖東・安土町)
 県教委は20日、今年4月から6月まで安土山西側山麓の竜ヶ崎A遺跡(安土町下豊浦)で進めていた発掘調査で今から約4、200年前の縄文時代中期後葉の貯蔵穴4基を見つけ、その中からほぼ完全な形では近畿では初めてと見られる縄文土器が出土したと発表した。
 見つかった貯蔵穴は、地中に底部が広がった鉢状に掘ったもので、縄文時代の主食とされていたトチの実やシイの実などを蓄えるために造られたと考えられている。今回見つかったものは1〜2メートル間隔に掘られ、上層部が削り取られていることもあり大きさは、長径70〜90センチ、深さ30〜90センチとばらつきがあった。 
 内部からは、ほぼ完全な形で見つかった縄文土器のほかの破片合わせて約200点やトチやシイの実、船の櫂(かい)の木片、ニホンシカのものと思われる獣骨や角も出土した。
 発掘現場は、縄文時代には人が生活できる陸地であったが、その後、琵琶湖の水位の上昇により内湖(小中湖)ができ、その湖底になっていた。長い間、湖底にあって豊富な水分に恵まれたことから腐食が進まず、破片のまま良好な状態で地中保存されていたと推測される。
 貯蔵穴の発見例は、近畿地方でもあるにはあるが、そのほとんどは縄文後期以降のものであることから今回の中期後葉のものは貴重な発見であると言われている。
 また、中期後葉は、今の東海地方から多くの人が移り住んできたことが分かっており、見つかった縄文土器は、これまで近畿圏内で見つかっているものと違い、土器上部の口縁が粘土を貼り付た2重構造に焼成する装飾が施されていることや全体に渦巻き状の文様がある、また、取っ手がある、上部の膨らみが大きいなど、岐阜県内で出土している縄文土器と類似していることから、東方から移動してきた人が運び込んだか、製造技術を伝えたか、いずれにしてもこの地方が、東海地方との接点になっていた可能性が高いと考えられる。
 見つかった縄文土器は上部口の直径が約40センチ深さ約40センチの大きさで、日常生活で煮炊き用に使われていたと考えられている。2重になった上部の外縁には、直径3〜5センチ前後の穴が装飾風に開けられ、内縁とは空洞になっている。
 今回の発見について立命館大学の矢野健一教授(考古学)は、近畿で貯蔵穴の出土例が少ないことから貴重な発見といえる。縄文時代に中部地方と近畿地方の影響が格段に強まることは知られていたが、その関係を知る手かがりとなる土器が見つかったことに意義がある。今後、調査、研究を進めていくことで中部地方の影響を知ることができるだろう」と話している。
 同博物館では、今回発見された縄文土器の破片を組み立て、出来るだけ元の形にして9月30日まで1階ロビー(無料)で公開展示している。


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初のチャリティーコンペ

基金と車いすを日野町社協に贈呈

=日野町中山にある蒲生ゴルフ倶楽部=

(湖東・日野町)
 日野町中山にある蒲生ゴルフ倶楽部はこのほど、「ふれあい、支えあう福祉チャリティーコンペ」で集まった十五万円と蒲生協友会からの車いす二台を社会福祉法人日野町社会福祉協議会(安田一郎会長)に贈呈した=写真=。
 これは、同倶楽部が二十六年目を迎え、地元住民への感謝の気持ちを込め、福祉事業の一環としてチャリティーコンペを初めて開催したもの。
 町内外から約百人が参加したコンペでは、十八ホールズ・ストロークプレーのダブルペリア方式で競技が進められ、ショートホールでのノーワンオン五百円募金がチャリティー基金の一部に充てられた。
 同倶楽部の足立豊常務取締役(副支配人)は、「初めての試みだったが、大勢の人に参加していただけた。今後、毎年、このチャリティーコンペを続けていきたい」と話していた。


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受講生募集

職業能力開発推進者講習

=県職業能力開発協会=

(湖東・近江八幡市)
 滋賀県職業能力開発協会は、9月3日、近江八幡市の県立男女共同参画センターで開催する今年度2回目の「職業能力開発推進者講習」の受講生を募っている。
 産業界における国際競争の激化やその構造の変化、ITを始めとする技術革新の進展、少子高齢化の急速な進展等、内外の激しい経済環境の変化の中で、企業における職業能力の開発については、労働者の自立性を求めつつ、能力アップを支援するような仕組みを作り上げていくことが要請されている。こうしたことから、各企業に設置されている「職業能力開発推進者」が、その企業でより効果的な能力開発を行うために必要な知識と技法を習得し、事業内での能力開発システムの確立を促進することが求められている。
 講義内容は、雇用能力開発機構滋賀センター助成部門専門役の内田輝次氏が「キャリアコンサルティングの社会的意義とキャリア形成の重要性および支援等に対する助成措置の活用について」、同センター相談部門長代理・松原洋行氏が「企業におけるキャリア形成支援推進の意義と効果的な推進について」と「キャリアコンサルティングの具体的な手法」について、滋賀職業能力開発サービスセンターの人材育成コンサルタント・野瀬壽久氏が、「『目標管理』の勘どころ〜目標管理を定着させるには〜」の3講義を行う。
 受講料は無料。時間は午前10時から午後5時まで。定員は80人で先着順。受講申し込みと問い合せは、滋賀県職業能力開発協会(電話077−537−6868)へ。
 「職業能力開発推進者」は職業能力開発促進法において、厚生労働省令で定めるところにより、職業能力開発推進計画の作成および実施等の業務に当たる者として、事業主が選任するよう求められている者であって、原則として事業所毎に1名以上置くこととされている。事業所の職業能力の開発推進のキーマンとなるべき担当者。

 


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市田忠義書記局長を迎え

日本共産党演説会

=26日夜 大津市民会館大ホール=

(湖西・大津市)
 日本共産党滋賀県委員会(今江伊三雄委員長)は、五個荘町出身で八日市高卒の市田忠義書記局長を迎え、二十六日午後七時から「日本共産党講演会」を大津市民会館大ホールで開催する。
 講演会では、テーマ「いまの日本これでいいのか」に沿って、小泉政権のもとで国民の暮しをどう守り、日本の経済をどう立て直していくのか、また、このたび発表された党綱領の改定案にも触れながら、市田書記局長が分かりやすく話す。
 また、衆院小選挙区に党公認で出馬の川内卓(一区)、酒井紳一(二区)、石堂晋子(三区)、坪田五久男(四区)の各候補が決意表明を行う。会場には保育室や手話通訳も準備し、JR大津駅からシャトルバスが走る。


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美しい里山の写真

フォトコンテスト作品募集

ボランティア活動や環境教育
=利用方法や多様な役割を表現=

(全 県)
 近畿と中国地方の里山国有林を対象に森林整備に取り組む近畿中国森林管理局は、四季を通して心に感じる里山の暖かさ、厳しさ、ふれあいなどを写真に表現した「美しい里山のフォトコンテスト」への作品を募集している。
 里山林は、ライフスタイルの多様化・高度化に伴い、水資源のかん養のみならず、ボランティアやレクリエーション活動のほか、自然教室など環境教育の場として、その利用方法や多様な役割への期待が再発見されてきた。
 そこで、同森林管理局は、いま求められている里山林とはどういうものなのか、日本人の原風景として守り伝えるべき里山とはどういうものなのかを考えてもらう機会と、今後の里山整備に生かすためフォトコンテストを企画した。
 テーマ「こころ」(心に感じる里山)に添った作品で、写真は2L版―4つ切りサイズ(4つ切りワイド可)。撮影時期や白黒・カラーを問わず、デジタルカメラによる作品の応募も可能。未発表の作品で、応募数に制限はない。
 応募期間終了(九月五日)から一か月以内に審査委員会を開き、最優秀(賞状、副賞二十万円)一点、優秀(賞状、副賞各五万円)二点、佳作(賞状、副賞各一万円)数点を選ぶ。審査員には、関係者ほか今森光彦氏(写真家)、立松和平氏(作家)らも加わる。
 表彰式は、次代を担う子供たちの里山に対する関心を高めることを目的に開く「第三回里山と語ろう」(九月末ごろ)の席上で行い、同森林管理局の展示ギャラリーなどで作品を紹介する。
 コンテストへの応募は、作品の裏面に作品名(タイトル)、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、撮影場所、撮影年月日、撮影データ(カメラ・レンズ・絞り・シャッタースピードなど)、里山と感じている場所(地名)、コンテストを知った方法を書いた用紙(募集チラシ裏面の応募票も可)を写真裏面に貼り付ける。
 九月五日(当日消印有効)までに〒530―0042大阪市北区天満橋一―八―七五、近畿中国森林管理局内「美しい里山のフォトコンテスト」係へ送付する。詳しくは同管理局企画調整室(TEL06―6881―3408)へ。
 


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