滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月26日第13571号


能登川、五個荘、安土の全域

1万3000戸で断水

=住民「慎重な工事求む」水道管漏水=

徹夜で給水を行う3町役場
(湖東・広域)
 二十四日午後一時二十分ごろ、能登川町、五個荘町、安土町のほぼ全世帯一万二千九百戸(約四万千七百九十人)が相次いで断水し、夕食や風呂などの生活に支障をきたした。

 断水は、近江八幡市西庄町の県道二号にある県営水道管(鋳鉄製、直径約六〇センチ)の漏水事故で、翌朝五時の復旧まで給水車を配置し、断水の三町全職員などが徹夜で対応に追われた。

  管理する県企業庁中部水道事務所は、現場近くでは、近江八幡市が発注した下水道管敷設工事が行われており、この工事の影響で管のつなぎ目に隙間ができたのではないかと見ている。

 第一報は二十三日午前八時で、県企業庁が受水市町のバルブを全閉後、同日午後四時半から復旧作業を始めたが、翌二十四日午後一時二十分に貯水が無くなった能登川町から相次いで断水した。

 この事故で、能登川町の六千二百九十八世帯、五個荘町の三千七百四十世帯、安土町の二千八百六十四世帯が断水し、ポリ容器を持った受水の列が出来た。三町では現場本部を設けて新たに給水車を要請し、県内の各市町や民間企業等から応援を得て、給水車・給水タンク合わせて百二十三台を給水ポイントの百七集落に配置した。


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高齢者や障害者のアドバイザー

福祉住環境コーディネーター

=受講者募集 八日市商工会議所=

(湖東・八日市市)
 八日市商工会議所は、高齢者や障害者に住みやすい住環境を提案する「福祉住環境コーディネーター」の二、三級講習会を開くが、この受講生を募集している。

 福祉と住環境の関連分野の基礎的な知識を身に付ける三級講座(全三回)は、十月五―二十六日の毎日曜日(午前十時―午後五時)に開かれ、NPOユニバーサルデザイン推進協会の杉立知恵さんが講師を担当する。受講料は会員二万円(一般二万五千円)。

 一方、二級講座(全四回)では、三級で得た知識を実務に生かすため、より幅広く確実な知識を学ぶ。九月二十八日―十月二十六日の毎日曜日(同)に開かれ、講師を同推進協会の松下雄一郎理事と西垣清隆氏の二人が担当する。受講料は会員二万五千円(一般三万円)。

 いずれも申込書に受講料を添え、同商工会議所窓口へ申し込む。定員(各二十人)で締め切る。詳しくは商工会議所(TEL22―0186)へ。


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たつみ会「一枚の繪 八日市絵画展」

今年も市へ寄贈 徳田宏行「春の日」

=絵画や手づくり物品販売 収益金は福祉支援に=

中村市長(右)に手渡された徳田さん(中央)の寄贈作品「水揚げ」
(湖東・八日市市)
 地域民間福祉の充実を目指すボランティアグループのたつみ会(小島智津子代表)は、八日市駅前のショッピングプラザ・アピア四階研修室で二十三日から三日間開いた「一枚の繪 八日市絵画展」で、出品作家の一人、徳田宏行さん(69)の作品「春の日」を市に寄贈した。

 同展は、市民や絵画ファンに芸術家の巨匠から新進気鋭の作家までの優れた作品を気軽に鑑賞してもらおうと、平成二年から毎年開催しているもので、今年で第十二回を数え、七年前からはゲスト作家の作品寄贈を続けている。

 今回の「春の日」(縦約三十二センチ、横約四十一センチ)は、物思いにふける若い女性を描いたもので、こん色の服と肌の色のコントラストが春に芽ぶく植物のような生命のみずみずしさを感じさせてくれる作品。贈呈作品としてはじめての人物画となった。

 贈呈式では、徳田さんから中村功一市長に寄贈作品が直接手渡された。作品は市役所内に展示して、市民に鑑賞してもらうことにしている。

 会場では同展のほか、手づくりの座布団、布団カバー、敷マット、小物入れなどの販売も行われ、収益金は支援金や介助器具などとして福祉関係施設や機関に贈られる。

 


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2町でのまちづくり加速

蒲生・日野町が研究会設立

法定期限内の合併目指して
=現時点で竜王町の参画困難=

研究会事務所の看板を設置する両町首長ら
(湖東・蒲生町)
 蒲生郡のつながりを重視した合併を模索してきた蒲生・日野町は二十五日、まちづくりについて具体的に検討する任意協議会の設立に向け「蒲生町・日野町まちづくり研究会」を立ち上げた。

 同研究会は、会長に蒲生町議会の坂谷清治郎議長、副会長に日野町議会の奥村嘉三議長、委員に蒲生町から山中壽勇町長、角清和助役、外池文次副議長、福島賢治合併調査特別委員会委員長、吉田孝一副委員長、日野町から奥野弘三町長、坪倉清司助役、杉浦和人副議長、小澤重男合併問題特別委員会委員長、植島和子副委員長、監事に蒲生町の加藤正明収入役と日野町の橋元敏孝収入役がそれぞれ就任し、十四人で構成する。

 また、事務局は、各町職員が四人ずつ出向し、任意協議会設置時期や組織体制・規約の検討、事務事業調書の整理、住民へのまちづくりアンケートの準備のほか、重点支援地域指定の県への申請などを進める。

 午前九時から行われた設立会議では、奥野町長が「蒲生郡を視野にいれ、二町での協議を進め、共通課題を重視し、将来に向けての新しいまちづくりでいろいろな角度から検討を重ねた中で成果を見い出していきたい。一つの足固めとして、ご指導、ご支援をお願いしたい」と、山中町長が「三町を分断しないとの思いで、日野・蒲生で確固たる基盤を築き、地方の時代といわれる二十一世紀へのまちづくりを行っていきたい。百点満点の判断には至っていない部分もあるが、これからの取り組みで住民の目指しているまちづくりを示しながら、百点に近くなるような協議をしていきたい」と新たなまちづくりに向けての意気込みを語った。

 続いて、各町五十五万円を負担し会議・事務局・事業推進費を賄う予算案と、県職員の派遣などが受けられる重点支援地域指定申請(二十九日申請)に関する二議題について審議し、満場一致で承認された。

 事務所は、以前、蒲生・日野・竜王の三町で組織した旧農業共済組合があった蒲生町市子殿の県農業共済連合会家畜診療所二階会議室で看板が設置され、いよいよ本格始動する。

 こうした動きの一方、特に蒲生町民から要望が強かった「竜王町を含めた三町合併」は実現には至っていない。二十日に開かれた全員協議会後、坂谷議長は「法定期限内の合併が前提。竜王町には、議員同士の懇談会を持つなどアタックしたが、企業からの税収入を基に独自のまちづくりを進めている竜王の説明を聞いていると、現段階で急に合併へと方向転換するのは難しいのではないかと感じる部分があった。しかし、基本は、蒲生郡で話し合いを進めることであり、まずは二町でいいまちづくりができるというビジョンを見い出し、竜王町がいつでも入って頂けるようにしておきたい」と語り、研究会設置後も竜王町議会とまちづくりに関する勉強会の場を設けることで合意していることを明らかにした。蒲生町では、これまでの経過を、十五日に区長を通じて配布した「合併に関するお知らせ」に続き、第二号を作成し町民に報告することにしている。

 今後、両町は、早期に法定協議会を立ち上げるのではなく、研究会から十月に任意協議会へと移行する予定で、じっくりとまちづくり構想を練り上げていく方針だが、枠組み論からまちづくり構想へと協議内容が移行する中、住民に細かな情報提供と経過説明、意見集約が図られていくのかや、単なる箱ものではなく効率的な行政運営と財政の基盤強化につながるようなまちづくりの方向性が示されるのか、住民レベルの検証作業も忘れてはならない。


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新幹線「篠原新駅」を正夢に!

3市町9議員の「懇話会」が試案

合併特例債の活用で
=南側改札口も実現=

民間コンサルタント会社が提示した新幹線「新駅」の想定位置とJRびわ湖線の変更ルート案
(湖東・近江八幡市)
 栗東市に新幹線の新駅が設置されることが決まったが、新駅建設費や駅周辺の整備事業など多額な事業費の分担を巡って近隣市町の理解が得にくい状況にあることや巨額な事業費の捻出問題など、新駅建設までには乗り越えなければならない予想以上の壁が立ちはだかり、その実現性を懸念する声が挙がっている中、栗東よりも篠原駅周辺が望ましいのではないかという、新駅変更論が近江八幡市、竜王、野洲町の3市町の有志議員9人でつくる篠原駅周辺都市整備の「懇話会」で活発化、急務となっている篠原駅南側の改札口の開設問題と合わせて調査、検討作業が続けられている。

 同懇話会は、3市町でつくる篠原駅周辺基盤整備推進協議会が、設立10年を過ぎても成果が挙がらない状況に一石を投じようと6月に結成。これまでに3回の会合を持ち、情報収集や現場視察を行ってきた。
 これまでの会合では、栗東駅が見直されることになれば、候補地として在来線と新幹線の間の距離が県内で最接近する篠原駅周辺が最有力候補地になると予想し、その試案を作成。

 具体的な構想として現在進められている日野川の改修に伴い、在来線の桐原鉄橋が架け替えられることになれば、鉄道の敷設ルートを桐原新橋付近に移設して新しい鉄橋を建設し、その路線を新幹線と接する位置まで引き寄せて、野洲町側の在来ルートに戻す試案や路線ルートは替えず、新幹線との最短距離(約400メートル)にそれぞれ新駅を設置し、両駅間の土地開発を行い、新しい玄関口にする構想などが持ちあがっている。

 新幹線と在来線とが最も接近したところに新幹線の新駅をつくるという構想では、周辺一帯が田んぼが広がっていることで都市基盤事業が比較的容易に、また他の案と比べて軽費で進められることなどの優位性がアピールできるとしている。

 利用客の予想では、竜王インター周辺のリゾート開発の最寄り駅になることや毎日1、100人が電車通勤しているという野洲町の村田製作所の通勤駅、希望ヶ丘への最短アクセス、近隣に八幡養護学校の移転新築が決定されているなど、明るい材料があることを根拠にしている。

 コンサルタント会社などが示した試案では、技術的な課題は残るものの、実現性はあるとしていることから、栗東駅新設計画の現状を見ると「夢」に終わる話ではないとしている。懇話会としては今後、政治的な働きかけにも取り組んでいく方針。
 これに平行して、篠原駅南側改札口の開設は、竜王町民からの6千人余りの署名活動もあり、早期に取り組む課題としての認識に立って、このほど、現地視察による調査を行った。

 これまでの調査資料の精査や現状との照合の結果、現在、改札口開設に備え買収が済んでいる変電所西側の土地(5、170平方メートル)を活用するとともに新たに東側の空き地2、500〜3、000平方メートルを買収し、中央部にある変電所を西端に移設することで南口広場を確保。南口広場からは、野洲町側から来るふるさと農道と上野神社の馬場を通る2つのアクセス道の整備が可能としている。

 これらは、3市町で協議されている計画案と合致するところも多く、実現性の高い試案と受け止められている。財源については、単独自治体では捻出が困難であることから合併による特例債の活用が適切との意見もある。
 


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