滋賀報知新聞(ニュース)平成15年8月28日第13573号


甲西町 放置車両もう我慢できん!

自動車墓場化した公園駐車場

防止のため 入口に車止め緊急設置
=放置・撤去の イタチゴッコに悲鳴=

出入口をふさいだコンクリート製の車止め。奥に見えるのは一時保管している放置車両
(湖南・甲西町)
 住民の憩いの場であるはずの甲西町のにごり池公園(大池町)、森北公園(中央五丁目)の駐車場で、放置車両が五│六年前から目立ちはじめ、管理する同町都市計画課は苦肉の策として今夏、車両が進入できないようにコンクリート製の車止めで出入口をふさいだ。住民から「いつになれば取り外すのか」という声も上がっているが、同課は「放置車両を食い止めるため終日設置したい」と理解を求めている。 【高山周治】

 湖南工業団地の一角にあるにごり池公園は夜は人目につかず、こっそり車両を放置していくケースが後を絶たない。常時数台が放置されるようになり、車両にホームレスが住み着くこともあったという。

 従来は鎖で夜間のみ入口を閉鎖していたが、大型のニッパーのようなもので切断したり、施錠していた鍵を壊して進入するなど極めて悪質。コンクリート製の車止めを設置する直前にも“駆け込み放置“があり、同課は「まるでイタチゴッコ」と悲鳴を挙げる。

 一方、役場向かいの森北公園駐車場では、周辺に公共施設が集まっていることから、来庁者が利用している。ところが、近隣の一部住民による車庫代わり使用が慣習化したり、二│三年前からは車両が捨てられるようになった。

 放置車両といっても所有権の問題もあるので、強制的に撤去するのは難しく、にごり池公園では処分待ちの四台が保管されたまま。ナンバープレートから持ち主を確定、撤去を要請しても「一時保管しているだけ」と開き直る場合や、転居先不明になっているケースが多い。

 同町都市計画課はこのような状況を受け、放置車両が公園機能を損ねていると判断し、昨年末から今春にかけて撤去に踏み切った。両公園の放置車両のうちナンバープレートのあった車両については、持ち主を割り出して撤去を要請。ところが、六か月たっても連絡がなかったため止むえず、まとめて町予算で処分した。

 さらに今夏、車両が放置されないよう、両公園の出入口に車止めを設置した。監視しにくいにごり池公園は入口二カ所ともに設け、自動車による来園ができなくなった。役場近くの森北公園に関しては、公共施設の利用者が多いのを考慮に入れて、入り口三カ所のうち一カ所のみに設置して「規制」の形にとどめた。

 これについて同町都市計画課は、「監視する職員を二十四時間配置するのは財政的に難しい。このままだと放置車両が増え、大切な税金を投入して処分することになる。リスクを考えるとやむを得ない処置。イベント開催日は開放したい」と説明している。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

県内初めての

合併協定調印

=甲賀郡の5町=

協定書に調印する町長
(湖南・甲賀広域)
 水口と土山、甲賀、甲南、信楽の甲賀郡五町の合併協定調印式が十九日、水口町立碧水ホールで行なわれた。各町議会の議決を経て、十月に県へ正式に申請する。合併調印は県内で初めて。

 来年十月一日の合併を目指す新市「甲賀(こうか)市」は人口約九万二千人、新市庁舎は水口町役場を甲賀市水口庁舎、甲南町役場を同市甲南庁舎として使う。

 式では、西川勝彦水口町長と下村博幸土山町長、西田貞夫甲賀町長、田中庄吾甲南町長、今井恵之助信楽町長が、立会人の国松善次知事や合併協議会委員ら三十四人が見守るなか、五十九にわたる合併項目について協定書に調印した。

 甲賀地域合併協議会長の西川水口町長は、「建設計画については地域が早期に一体化する施策を進め、五町の歴史文化を生かし、住民の幸せを願う新しい自治体が無事に誕生することを祈念する」とあいさつした。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

遺伝子組み換え大豆

県要請で栽培中止

=ガイドライン策定で規制へ=

トラクターですき込み、処分される大豆
(湖南・中主町)
 除草剤を散布しても枯れないように遺伝子が組み換えられた大豆(GM大豆)が、バイオ作物懇話会(長友勝利代表、宮崎市)の委託を受けて中主町内で試験栽培されていた問題で、栽培農家は二十日、県と町、農協職員の立ち会いのもとトラクターで大豆をすき込み、処分した。

 これは、県が市民団体の栽培中止を求める声を受け、栽培農家に処分するよう要請したもの。国では認められた品種だが、県は在来種と交雑する可能性や、食への安全・安心を配慮して認めない方針を打ち出し、専門家による検討委員会を立ち上げ、遺伝子組み換え作物の規制に向けてガイドラインを策定するとしている。

 栽培を委託されていた農家、田中良隆さんによると、今年三月に委託契約を結び、七月下旬に大豆を水田二十<CODE NUM=0129>に植えた。今月三十日にも除草剤を散布し、枯れるかどうか試験した後、収穫せずに廃棄処分する予定だったという。

 バイオ作物懇話会の長友会長は栽培中止を受けて、「日本の食糧自給率が低い中で、長い目で見て安心して作物がつくれるようになり、自給率四〇%までもってくることが重要。今後も開発を続け、生産者の勉強会などを通じて理解を求めていきたい」と話していた。

 また、県に栽培中止を求めた滋賀県環境生活協同組合の藤井絢子理事長は、「遺伝子組み換え作物は法的に抵触していないとしても、狂牛病など食物の安全性に不信が高まっている中で、遺伝子組み換え作物も確実な保障はない。県は全国に先駆けてガイドラインをつくるといい、今後の呼び水になる」としている。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

巨大圧力の自民政調会

前・現職県議3人逮捕の背景
〜記者座談会〜

パチンコ店汚職 裁量権逸脱
=介護保険も噂とびかう=

昨年6月6日、産廃視察で国松知事(向かって右から前列2人目)に説明する脇坂被告(3人目)
(全 県)
 パチンコ店の建て替えをめぐる贈収賄事件で二十四日、元県議の脇坂武被告(60)に続いて、県議の中川末治容疑者(59)があっせん収賄容疑で県警に逮捕された。滋賀県では、三か月の間に自民党県議の前職、現職三人が逮捕されるという前代未聞の事態を迎えている。そこで一連の逮捕の構造問題について、記者座談会をしてみた。                    【文責・石川政実】

 --今回は県警の執念の凄さを感じるね。自民党の金権体質が表面化した格好だが、象徴的だったのは前政調会長と現政調会長の二人が逮捕されたことだ。

 A 県議会における自民党・湖翔クラブは、現在三十人で全県議の約六五%を占める巨大勢力。自民党政調会に代表されるように、一連の逮捕を構造問題としてとらえるべきだろう。ちなみに自民政調は、同党県連の政調と会派政調の二本立てで、メーンの会派の政調会は、八県議で構成され、ほぼ一年交代となっている。ちなみに脇坂武被告は平成十四年度の政調会長、中川末治容疑者が十五年度の現政調会長だった。県が予算案をつくろうとすれば、同党政調会を通さないと前に進めない。それだけに県の部課長は、いつも政調会に神経をとがらせているのが実情だ。

 B 県の部課長にしても、例えば自民党の政調会長から呼ばれたら、政調会の総意と受け取らざるを得ない。脇坂被告が山東町の産廃業者の事業許可取り消しを県に働きかけた事件で、約一年前、問題の産廃処理場を国松善次知事が視察した(写真参照)のは、脇坂被告が政調会長だったからにほかならない。

 --例えば十四年度の政調会を例にとれば、脇坂被告は本当に仕切っていたのだろうか。

 C 脇坂被告が仕切っていた印象を与えているが、実際は案外と集団指導体制だったと見られる。ただ脇坂被告が政調会長時代に、会派政調の部屋が県庁内に設けられて、より密室化したのは確かだ。一部には、同党県連をキー・ステーションに京都府などの大物政治家がコントロールしているとのうがった見方もあるが、これは違うと思う。故宇野宗佑元総理、故山下元利元防衛庁長官、武村正義元大蔵大臣らが隠然たる力を誇っていた時代以降は、“権力の磁場”が県議らが仕切る会派政調に移ってきたからだ。

 A それは言えるね。例えば、県の介護保険事業支援計画に基づいて、市に特別養護老人ホームをつくろうと今春、何件かの社会福祉法人等が申請し、ある社会福祉法人なりに絞られて、県が政調会にはかった際、地元県議が「認めるかわりにゼネコンは〇〇にせよ」と申請者に要請したという噂が広がった。この真偽はともかく、政調会の力の源泉を垣間見た思いがした。

 --ところでパチンコ店増改築の建築確認許可をめぐり、県住宅課は二転三転したね。

 B 住宅課は、脇坂被告がこの件で再逮捕された直後の七日の会見では「県に不正はない」としていたが、中川容疑者が逮捕された翌日の二十五日の会見では「議員の圧力で無理な対応があったかも知れない。容疑者の起訴を待ってから調査したい」と建築許可の違法性をあっさりと認めはじめた。はたして当時の課長、土木部次長、部長など、どの段階で裁量権が行使されたかだが、いずれにせよ国松県政は厳しい局面を迎えたのは事実だ。

 C 自民党も、政調会の透明性をもっと高めるべきだね。政治倫理決議などの抽象論でなく、具体的に政調会等の改革を提示すべきだ。いまのままでは年内に予定されている衆院選は惨敗だろう。一方、県も県議から不当な要求があった場合、文書化して情報公開できる仕組みをつくって、県議の口利きになんとか歯止めをかけないと、今回のような事件は防げない。また国松知事も、マスコミ受けする政策提案に終始するのでなく、もっと謙虚に足元を固める必要がある。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

本紙がペア10組に入場券プレゼント

倉木麻衣スペシャルライブ

=10月11日 京都市岡崎で合同学園祭=

スペシャルライブを開く倉木麻衣
(全 県)
 学生の街である京都と滋賀を含めたその周辺には五十の大学がある。しかし、各大学はそれぞれ頑張っているが、横のつながりはやや不足気味という声も多い。そこで、大学都市としての京滋地域の復権のために、祇園祭、葵祭、時代祭に続く京都四大祭となるような、十万人を集めての空前の大学合同学園祭が十月十一日(雨天決行)午後一時から同九時まで平安神宮・岡崎周辺を歩行者天国にして開催されることになった。

 学園祭では、立命館大学三回生でもある倉木麻衣さんの平安神宮境内八千人ライブ、全国的な学生音楽コンクールの野外本選会、神宮道に設けられる各大学ステージで学生たちが自由に繰り広げる各種パフォーマンス、市内各店の協力による学生の日企画など、ワンランク上の前代未聞の大学園祭となる。

 人気歌手の倉木麻衣さんは、今春も映画「名探偵コナン 迷宮の十字路」の主題歌として京都のノスタルジックで神秘的なイメージを生かした「Time after time〜花舞う街で〜」を自ら作詞して歌ったが、今回の学生祭典には一学生として実行委員にも加わっている。

 このライブは入場無料だが、混乱防止のために事前に整理券を配布している。詳しくはhttp://www.consortium.or.jp/~festa/contents.htmlへ。

 なお、滋賀報知新聞社は、十組二十人に引換券(当日に会場で入場整理券と引き換え)を読者プレゼントします。希望者は、ハガキに郵便番号、住所、氏名、電話番号、本紙への批評を明記し、九月十日までに〒520-0051大津市梅林一丁目三-二五(FAX077-527-1113)まで。なお、当選者の発表は、九月中旬頃の発送をもって返させて頂きます。ファックスによる応募も可。
 

読者プレゼント用メールフォームへ


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ