滋賀報知新聞(ニュース)平成15年9月4日第13579号


落書き消しで犯罪防止

県が5日から4市3町で実施

ニューヨーク市見習って
=犯罪件数2万台へ=

大津市JR膳所駅周辺
(全 県)
 県はこの五日から十二月末まで、緊急雇用創出特別対策事業としては都道府県で初めての「なくそう犯罪」落書き消し派遣事業を展開する。これは、「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり実践県民会議(会長=国松善次知事、略称=実践県民会議)が主唱する「総ぐるみ運動」の取り組みの一環で、県が、市町村、県民、事業者の連携のもとに実施するもの。同事業は、大津市、彦根市、八日市市、栗東市、安土町、甲西町、志賀町の四市三町で実施される。

 昨年の県の犯罪件数は、約三万二千二百件にのぼっており、県では犯罪件数をなんとか三万件を切る取り組みをしようと、この四月一日に「なくそう犯罪」滋賀安全なまちづくり条例を施行した。さらに六月十三日には、県の呼びかけで、県商工会連合会など経済六団体、県社会福祉協議会、日本チェーンストア協会、県PTA連合会など五十八の行政機関、関連団体による実践県民会議が設立された。

 同実践会議が主唱する犯罪抑止の取り組みである「アンダー三万件滋賀県民総ぐるみ運動」を具体化するため、県は、ニューヨーク市の取り組みにヒントを得て、落書き消しを緊急雇用創出特別対策事業として実施するもの。
八日市市小脇町の農協倉庫

 一九九〇年代のニューヨーク市は、四時間に一件の割合で殺人事件が発生するなど治安が極めて悪かったが、一九九四年に当選したジュリアーノ市長が思い切った犯罪抑止策を打ち出し、治安が回復した。それは、犯罪学者のジョージ・ケリング博士の『割れ窓理論』に基づいて、「徹底した落書き消し」と「軽犯罪の取り締まり」を行ったためだ。ちなみに『割れ窓理論』は、「小さな犯罪こそが大きな犯罪を引きおこす引き金になる」というもの。

 落書き消しの対象地域は、市町村がとりまとめ、県に報告。それに基づき県では、落書き消しが必要な二十二地区(四市三町)約百か所を選定した。落書き消しの地域は、JR駅周辺や商店街など一定のまとまりのをもったものになっている。なお同事業は、県が滋賀ビルメンテナンス協同組合に加盟している業者と委託契約して実施する。事業費は、約五百七十万円。この五日の最初の落書き消しは、大津市膳所周辺が予定されている。

 県県民生活課安全なまちづくり担当者は「落書きを消した後は、地域安全連絡所など各地域や自治会のみなさんで監視パトロールをして、地域での取り組みを進めてもらいたい。今後、県では防犯マニュアル、防犯ビデオの作成も行っていく」と話している。


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受講の受け付けは明日まで!

近江歴史回廊大学

=「戦国の道」など3コース=

(全 県)
 近江歴史回廊推進協議会は、十月四日から開講する近江歴史回廊大学の受講生を募集している。近江歴史回廊とは、滋賀県の豊かな歴史文化資源を戦国の道、東海道などテーマに沿った十の探訪ルートでつないで親しみやすくすることで、県内外にその素晴らしさを発信し、個性的で元気なまちづくり、ひとづくりに活かしていこうとするもの。

 同大学では、現地研修を交えた講座を通じ、楽しみながら滋賀県の歴史を学び、近江史の語り部や歴史文化資源を活かしたまちづくりのリーダーに必要な知識を習得してもらう。今回は「近江戦国の道」「みちの国・近江の街道」クラスのほか、新たに「近江の歴史を築いた人々」クラスを開講する。

 期間は十月四日から来年九月四日までで、基礎講座とクラス別専門講座に分かれ、会場はテーマに応じて大津市や近江八幡市、水口町などへ移動する。定員は各クラス四十人。受講料六千円が必要。

 なお開講式は、十月四日午後二時からJR大津駅前の滋賀ビルで行なわれ、続いて講演「近江歴史回廊大学について」「近江の古代史」が開かれる。
希望者は所定用紙に必要事項を記入し、5日(当日消印有効)までに大津市京町四丁目1-1、同協議会事務局(電話077-528-4631)へ。


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紫式部来山1000年記念

石山寺でイベント開催

=ペア5組に入山券プレゼント=

紫式部の像(石山寺蔵)
(湖西・大津市)
 今年は、紫式部が平安時代の寛弘元年(一〇〇四年)、源氏物語の構想を練るため石山寺に参詣してちょうど千年にあたる。そこで同寺では今秋、紫式部来山千年を記念して様々なイベントが開催される。

 石山寺秋月祭は十一、十二、十三日に開かれる。期間中は、ヨシ灯りで境内をライトアップするとともに、源氏物語の朗読やコンサート、押し絵展を催す。入山料五百円

 日本刺しゅうによる「源氏物語展」は、十九日から十一月二十四日まで石山寺明王院で開かれる。千七百年前に中国から伝わった刺しゅうは、平安時代に入って貴族の服飾文化の中に浸透し、十二単など豪華な衣装がつくられた。入場は一般七百円、小中高生五百円

 また、瀬田川流域観光連盟は十九〜二十三日、一日五百円で乗り放題の観光シャトルバスを運行する「急がばまわれ ぐる〜っと瀬田川の旅」を企画。JR石山駅を起点に瀬田の唐橋、石山寺、岩間寺など十か所を結ぶ。問い合わせは同連盟(電話077-537-1105)まで。

 なお、滋賀報知新聞社は、秋月祭の入山券をペア五組にプレゼントします。希望者は郵便番号、住所、氏名、電話番号、本紙に対する批評を明記し、六日までに滋賀報知新聞社大津本社(FAX077-527-1113)へ。

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徳州会グループの

近江草津病院

=1日、矢倉に開院=

徳田虎雄理事長

(湖南・草津市)
 特定医療法人徳州会グループの近江草津病院(草津市矢倉、ベット数二百床)が一日、開院した。これに先立って先月二十四日に行なわれた竣工式には、徳州会関係者や滋賀医大、京都府立医大など大学病院関係、地元自治会など約千人が出席し、施設の完成を祝った。

 この中で徳州会の徳田虎雄理事長は、「医療が進歩するに従って、受益者である患者のためになるよう頑張っていきたい」とあいさつした。


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公共施設の生ゴミを肥料に

環境センターが無料配布

資源循環の意識啓発に一役
=チッソ多く含み園芸にも最適=

環境センターのたい肥化施設
(湖南・栗東市)
 栗東市環境センター(栗東市六地蔵)は、市内の公共施設から出された生ゴミを発酵させ、肥料を作り、市民や見学者に七月から無料配布している。肥料は生ゴミからつくるためチッソを多く含み、里内秀一所長は「畑での野菜づくりはむろんのこと、花など園芸用にも利用してもらえる」と話している。

 今年三月に完成した環境センターは、焼却施設のほかに生ゴミや缶、ペットボトルを再資源化するためのリサイクルプラザを併設している。主に学校給食センターや老人福祉施設から毎日、生ゴミが収集されている。
 集められた生ゴミはモミガラに混ぜ、リサイクルプラザの幅三メートル、高さ二・八メートル、長さ七メートルの発酵機二基に投入し、四か月かけてたい肥化する。一基あたりで約七百一千キロの肥料ができ、これまで二・八トンを生産した。

 資源循環の意識を高めるため、肥料三袋(七キロ詰め)を無料で配布している。希望者は電話で同センター(電話553-1901)へ申し込み、受け取りに行くこと。電話の受け付け時間は、月〜金曜日の午前八時半から午後五時十五分まで。

 


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