滋賀報知新聞(ニュース)平成15年9月11日第13585号


お年寄り、障害者、子どもも一緒に

共に生きる地域めざす

27〜28日 富山市

「富山方式」10年記念セミナー
=国松滋賀県知事も パネラーで出席=

国松知事
(全 県)
 高齢者も障害者も子どもも、みんなが地域のつながりのなかで生きていく、そんな共生を考える「第一回地域共生ホーム全国セミナー」インとやま(主催=同実行委員会)が二十七〜二十八日、富山県富山市の富山国際会議場で開催される。富山型デイサービスの十年とこれからを探るもので、滋賀県の国松善次知事もパネラーとして参加する。富山県民間デイサービス連絡協議会、宅老所・グループホーム全国ネットワーク連絡協議会などが共催している。              【石川政実】

 誰もが支えられたり、支えたり||赤ちゃんからお年寄りまで一つの屋根で過ごし、いつでも利用できる家(ホーム)が十年前(平成五年)、富山市内に生まれた。それは、民間デイケアハウス「このゆびとーまれ」(代表=惣万佳世子氏)で、生後一か月の赤ちゃんから九十八歳のお年寄りまで、障害のある人も、痴ほうの人も、たくさんの人がこの家に集まり、朝から夕方まで生活をともにしてきた。

 特定の世代や症状などに対象者を限定する従来型のデイサービスと違い、お年寄り、障害者、子どもたちを一つ屋根の下でケアするもので、「富山方式」として、富山県内をはじめ、滋賀県や徳島県、長野県など全国に広がった。今回のセミナーでは、この「富山型デイサービス」の十年を振り返り、これからを語り合う。

 二十七日は、社会福祉法人愛隣会(長崎県)理事長の田島良昭氏の講演「地域で生きる」や、十年を振り返るミニトーク「『富山型デイサービス』がたいせつにしてきたモノ・コト」が予定されている。

 二十八日は、「地域共生ホームの意義と可能性」を探るトークセッション。午前の部は、「はたまた新しいケアが誕生したの?『地域共生ケア』って何?実践からその意味を考える」をテーマに、パネラーは、かいご家(長野県)の漆戸徳弥氏、同看護主任の田中真喜子氏、銀河ステーション(熊本県)施設長の阿部るり子氏、富山医科薬科大学医学部看護学科助教授の炭谷靖子氏、厚生労働省老健局介護保険指導室室長の石黒秀喜氏、全国社会福祉協議会地域福祉部副部長の渋谷篤男氏、コーディネーターは大阪府立大学社会福祉部専任講師の藤井博志氏。

 午後の部は、「高齢者も障害者もみーんな地域に暮らし、地域のつながりの中で生きていく。地域共生ホームの可能性を考える」をテーマに、パネラーには「このゆびとーまれ」代表の惣万佳代子氏、富山市長の森雅志氏、滋賀県知事の国松善次氏、厚生労働省大臣官房長の辻哲夫氏、コーディネーターにはジャーナリストの村田幸子氏が予定されている。

 参加者は、定員五百人。参加費は、五千円。資料代は、二千百円。参加申し込み(先着順で締め切られる可能性もある)は、ジェイティービー富山支店《第一回「地域共生ホーム全国セミナー」インとやま》係(電話076-431|7581、FAX076-444-0679)へ。セミナーの内容に対する問い合わせは、同実行委事務局=宅老所・グループホーム全国ネットワーク(電話022-719-9248、FAX022-719-9251)まで。


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臭いものにフタはダメ!

RD処分場のり面後退工事に地元反発

住民 「着工前に汚染土壌の調査を」
=県 「改善命令に含まれていない」=

のり面後退工事の計画図
(全 県)
 RDエンジニアリングの産業廃棄物処分場(栗東市小野)から硫化水素などの有害物質が検出された問題で、県は処分場のり面の一部を二十五メートル後退したうえで、悪臭防止のため盛り土をかぶせる改善計画を住民に示した。地元は、土壌汚染の調査や掘り穴の有害物質を除去せずに覆土する計画に反発し、「臭いものにフタする方式は認められない」と、県批判が広がっている。      

【高山周治】


 この計画=上図参照=は、北尾団地に隣接する処分場のり面が廃棄物搬入量オーバーで計画傾斜を超え、廃棄物の飛散、流出の可能性があるため、廃棄物約六万立方メートルを処分場内の市道側に移動するもの。

 これに対して地元は、汚染土壌の再調査や、深掘り穴の有害物質を除去せずに覆土することに反発。住民団体の「産廃処理を考える会」はこのほど栗東市役所を訪れ、地元自治体として県に対し「覆土用土砂搬入の反対表明」をするよう要望する文書を国松正一市長に手渡した。

 文書では、「汚染源が存在している処分場全体を覆土してしまうことは、水銀による栗東市環境の汚染に関して、原因特定と除去への取り組み、環境改善の妨げになるばかりか、有害物質を放置したままRD処分場問題を終結させる問題がある」と訴え、さらに「市長としましても現時点での処分場「ふく土用土壌搬入に反対を表明していただくことを要請します」と、訴えている。

 要望書を受け取った国松市長は、「(深掘り穴の有害物質の除去などの)改善命令を県が出しておきながら、RD社が履行できない状態で覆土させるのは理解できない。全面覆土が事実なら、県に詳しく聞いて市の態度を伝えたい」と、話している。

 これに対して県廃棄物対策課は、のり面後退の県改善命令の中に土壌調査は盛り込まれていないため実施しないとし、目視して異常と確認できる物質が出た場合に限って分析すると、住民要望を突っぱねる。

 また、深掘り穴の有害物質の移動については、県が一昨年十二月にRD社へ改善命令を出している。同社は悪臭発生のため実施は難しいとして環境省に不服申し立てしており、同課は「環境省で審査中なので県は動きようがない」としている。

 RD社の佐野正社長は、「地元の理解が得れればのり面後退工事を実施したい。ガスやダイオキシンなどの調査は、これまで十分実施しており、県と同様に健康への影響はないと認識している。深掘り穴のごみ移動の有害物移動については、覆土しても技術的にみて除去可能で、不服申し立てが却下された場合、基本的に工事に取りかかる姿勢だ」と、説明している。


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知られざるコミック大国の魅力

「フランス・コミックアート展」

=滋賀報知新聞が ペア8組をご招待=

「ラサンション・ドュ・オウ・マル」
(湖西・大津市)
 日本、アメリカに勝るとも劣らないコミック大国フランスの作品を紹介する「フランス・コミックアート展」が、県立近代美術館(大津市瀬田南大萱町)で開催されている。原画など約三百点を展示し、あふれるイマジネーションと華麗なグラフィックに彩られた世界を紹介する。十月十三日まで。

 フランスコミックの特徴は、▽「壮大なSF、ファンタジー」▽「色彩感覚、躍動感溢れるグラフィックアート」▽「戦争や民族、精神世界そして生活描写」│の三点といえる。

 例えば、スクイテンが描く「傾いた子ども」は、ヒロインがジェットコースター体験と地磁気による重力異常で、自分だけ傾いてしまう現象にとりつかれ、流浪の人生を送る。精密で壮大な画面構成は妙技だ。

 ダヴット・ベーの作品「ラサンション・ドュ・オウ・マル」は、少年時代の体験をつづった連作。兄の病気の治療法を求めてカルトに翻弄される家族に囲まれ、少年は戦争や悪魔のイラストを描くことに心の拠りどころを見い出す。

 入場は一般九百円、高大生六百五十円、小中学生四百五十円。問い合わせは同館(電話077-543-2111)まで。

 なお、滋賀報知新聞社は抽選で読者ペア八組を招待します。希望者は郵便番号、住所、氏名、電話番号、本紙への批評を記入し、十九日までに〒520-0051、大津市梅林一丁目三-二五、滋賀報知新聞社大津本社へ。

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SKR70周年

記念事業第1弾

ヘッドマーク募集
=生い立ち写真も同時=

(湖南・信楽町)
 開業七十周年を迎えた信楽高原鉄道は、記念事業の第一弾として列車装着用ヘッドマークデザインを公募している。

 ヘッドマークは、運行車両の前後部を飾る装着用のマークで、このマークを付けた車両は今年十月四日から十一月九日までの間、平日(午前十時二十一分信楽発〜午後七時二分信楽着)の一日八往復、休日(午前十時二十一分信楽発〜午後六時三十一分信楽着)の一日八往復を走る。

 サイズは、縦九〇センチ×横九〇センチの平面板で製作し、形状の◯・◇等は問わない。デザインは「信楽線開通」「70周年(th)」「SKR」の三文字を必須項目とする以外は、色・字体等に制約はない。応募締め切りは九月十九日午後六時。

 厳正な審査により二作品を決定し、九月末までに直接作者に連絡するほか、十月十日の記念式典で賞状および記念品が贈呈される。

 応募は、住所・氏名(フリガナ)・年齢・性別・電話番号・メールアドレスを明記し、〒529―1851甲賀郡信楽町長野192、信楽高原鐵道(株)総務課内『信楽線開通70周年記念事業実行委員会』(電話0748―82―3391、FAX0748―82―3323、http://www.biwa.ne.jp/~skr/ Eメールskr@mx.biwa.ne.jp)へ郵送または持参、ホームページへ。

 このほか、信楽駅待合室で開催する「信楽線歴史パネル展」への展示写真を広く募集している。

 同展は、開業当時の旧駅舎や列車、駅付近の風景写真など、今日に至る信楽線の生い立ちを紹介するもので、十月一日から十一月十三日まで展示される(展示後、写真は返却される)。

 写真のサイズは問わない。撮影日・場所・住所・氏名(フリガナ)・年齢・性別・電話番号・メールアドレスを書いた別紙に写真を添えて、郵送または持参で申し込む。締め切りは九月十九日午後六時まで。

 応募多数の場合は選考となり、全て展示できない場合がある。なお、応募者には記念品が贈呈される。


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活性化に向けて整備計画

JR甲西駅含む市街地が対象

地元住民参加の委員会発足
=商工会も年度末に提案書=

町の玄関口のJR甲西駅
(湖南・甲西町)
 甲西町は、JR甲西駅を中心核にしたまちづくりを進めようと、同駅を含む周辺市街地の整備を検討している。同町都市計画課は、地元住民を含む委員会からの提案を盛り込みながら、駅周辺の活性化と駅舎改築、障害者やお年寄りに配慮した道路整備を盛り込んだ計画を、平成十六年度中には打ち出したいとしている。

 整備計画が模索されている地域は、JR甲西駅と野洲川に挟まれた同町中央、平松と針の一部。玄関口である駅と役場周辺の市街地は、国道1号線で分断された格好で、町の活性化のマイナス要因になっている。

 市街地の道路事情はさらに悪く、長引く不況も追い討ちをかけ、五年前から廃業する店舗が目立つようになった。さらに水口方面で大手スーパーや量販店が次々とオープンし、客足の流出は止めようがないという。

 甲西町商工会は「景気が悪い中で、整備費用をひねり出すのは難しいかもしれないが、石部町との合併を控えていることもあるので、商工会関係者の意見を聞きながら、年度末には意見書を町へ提案したい」と、活性化に向けて整備事業の必要性を訴える。

 また、甲西町が平成十四年に町民対象に実施したアンケートでは、「駅周辺が暗くて恐い」「歩道が狭く、段差が大きい」「駅舎にエレベーターを設けてほしい」といった、安全・安心の周辺整備を求める意見が多かった。

 犯罪率については他駅と比較して突出していないが、▽駅員がいるのは午前九時〜午後五時までで夜間は無人駅▽ロータリーに街灯が一つしかない▽乗降客が少ない-などの理由から安全面の不安を訴える声もある。

 ちなみにJR甲西駅の乗客数は県内では少ない方だが、草津線では貴生川駅に次いで二番目に多く、通勤・通学客がほとんど。JR西日本の調べによると、平成十四年度は一日あたり二千二百九十四人、昭和六十二年と比べて二倍以上増加している。

 


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