滋賀報知新聞(ニュース)平成15年10月16日第13615号


小西、田島互角の戦い

衆院選滋賀選挙区(3)

投票率55%で 5万6千票の攻防か
 追い上げる川島、比例重視の酒井

(全 県)

【 2 区 】

 長浜市長選は十二日投開票され、新人の宮腰健が、現職の川島信也をきん差で破った。自民党県議は「息子の川島隆二は後ろ楯を失った。小西理にはずみがついた」と沸きあがれば、民主党町議も「春の県議選で川島から支援された若山秀士県議も、これで腰がすわる」と受け止めた。しかし父親を落とされた川島隆二は、自民への怨念が燃え盛る。すべての悲劇は、衆院滋賀選挙区の定数が一増の四となり、選挙区の区割りが変更されたことから始まった。

 自民前職の小西は近江八幡市、岩永峯一は甲賀郡信楽町と二人の地元が新4区で重なり、自民党県連は新2区を小西、新4区を岩永で政治決着した。地元出身者でない小西に反発した保守系新人の川島隆二は出馬を表明することになる。今回の選挙は、地元出身の民主新人の田島一成、川島、共産新人の酒井紳一VS近江八幡市から移ってきた小西理との争いでもある。

 一昨年十月の衆院旧2区補選は、小西、田島、共産新人の成宮惠津子の三つ巴となり、小西が田島に二万三千票の大差をつけ初当選した。旧2区には、新4区に編入された八日市市、近江八幡市などが含まれており、新2区だけで見ると、小西五万六千七百三票、田島五万百八十五票、成宮九千二百七十九票と小西と田島の差は、六千五百票にすぎない。逆に彦根市だけは、田島が小西に五千五百票も勝っている。それだけに、彦根市が主戦場になっている。

 ●まやかしに負けるな
 十一日、同市中心部の銀座街で行われた小西選対事務所開きで、河本英典自民党県連会長は「県内では党員がほとんどいない“まやかし”の民主党に負けるわけにいかない」とげきを飛ばした。選対事務総長の中村善一郎県議も「市内の中堅企業の経営者を法人職域支部として組織化し、商工関係のテコ入れ」に力を注ぐ。さらに女性部の充実強化のため、前回の女性後援会を発展解消し「湧水会」を結成、彦根市連協幹事長の伊藤紀子を会長に選出。また同日、同党県連幹事長が公明党県本部に県内選挙区での選挙協力を要請している。

 ●マドンナの切り札
 昨夏の県議補選(彦根選挙区)で民主新人の中沢啓子と故小西哲元衆院議員の妻で小西理の義姉の小西豊子、共産新人の手原政良が戦い、中沢が完勝した。この中沢を2区の選対本部長に抜てきし、若者や女性層への支持拡大をねらう。また選対には、連合滋賀の副会長二人がはりつき、田島、朝倉克己選対本部長代行、中沢らの後援会役員と同じテーブルについた。彦根市で小西との差を九千票まで広げたいところ。同陣営では「義姉の小西豊子は落選後、東京へ帰られたが、小西理も腰かけ候補でないことを願う」と冷めた見方。この十八日には彦根、長浜両市で事務所開きを行う。

 ●湖北から国会議員を
 川島隆二は「先日の、彦根市での(連絡)事務所開きに、五十〜六十人が集まり、手ごたえを感じた。彦根市の自民党員は、中小企業の経営者が多く、小泉反発は、根強い。湖東、湖北は自立したまちづくりを進めなければいけない。そのためにも地元から国会議員を」と訴える。長浜市の地元商店や虎姫高校の同窓生などを中心に湖北全域の有権者の半数を固めて、彦根市へ攻勢をかけたい意向だ。五万票以上の獲得を目指している。

 ●比例に全力投球
 酒井はすでに、この八月から十月十日まで三百二十回街頭に立っている。四月の地方選では、共産党の後援会加入に努めたが、さらにこれを倍増させる構えだ。比例候補でもある川内は、十四日から全県を駆け抜けているが、十六日に2区に入り、比例カーで酒井と回って彦根、長浜市で演説会を開催する。公示の二十八日までは、七十支部それぞれで小集会を開く。比例が重点の選挙展開となる。

 長浜市、東浅井郡の自民の前、元職県議二人が汚職で逮捕、起訴されたトラウマが湖北に残っており、小西と田島は互角の争い。投票率五五%で五万六千票の攻防か。(文中敬称略)

【石川政実】


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男女ともに多様な働き方目指して

=10月は「仕事と家庭を考える月間」=

(全 県)
 滋賀労働局は、「仕事と家庭を考える月間」である十月、仕事と家庭の両立について社会の理解を深めることを目的に県内一円で広報活動を実施している。厚生労働省は今年の目標として▽育児休暇を取得しやすい環境の整備促進▽小学校就学までの勤務時間短縮・子どもの看護のための休暇制度導入促進▽両立指標を活用したファミリーフレンドリー企業普及促進▽次世代育成支援推進法の周知―を掲げている。

 少子化が急速に進行し、経済社会に深刻な影響を与えることが懸念されている。少子化の原因の一つには、仕事と子育てとの両立に対する負担感が指摘されており、仕事と子育ての両立を進めるため、企業においても男女を含めた全ての人が仕事と生活の時間のバランスがとれるよう「多様な働き方」に見直すことが求められている。

 滋賀労働局雇用均等室の平成十四年就業構造基本調査によると、県内における雇用者に占める臨時雇いの割合は、男性七・四%(全国六%)、女性二八・九%(同一九・三%)となっており、全国と比較すると男性、女性ともに高い割合だった。とくに女性は顕著だった。

 雇用者に占める従業上の地位割合をみると、滋賀県の女性は全国と比較して、役員(滋賀県二・八%、全国四・二%)・正規従業員(滋賀県四二・九%、全国四五%)の割合が低く、パートアルバイト(滋賀県四四・九%、全国四〇・九%)の占める割合が高い。

 また、滋賀県における女性パートタイムの平均勤続年数は、平成十四年には五・八年となっており、全国を〇・八ポイント上回り長期化傾向にある。平均年齢と一時間当たりの所定内給は、平成十四年度はそれぞれ四十四・八歳、八百九十四円と、昨年度より低下したが、全国の四十三・一歳、八百九十一円よりも高い数値で推移している。

 なお、滋賀労働局は、ファミリーフレンドリー企業に、大津市の財団法人近畿健康管理センターを表彰する。これは、仕事と育児、介護が両立できる様々な制度を持ち、多様でかつ柔軟な働き方を労働者が選択できる取り組みを積極的に実施している企業を、厚生労働大臣と都道府県労働局長が表彰するもの。十月二十八日に県農業教育情報センターで開くセミナーで表彰する。

 セミナーでは「パート労働指針の改正」「次世代育成支援対策推進法」についての説明、松下電工彦根工場の佐久間均人事部人事課長が事例発表「仕事と家庭の両立を支援する社内制度について」を行う。問い合わせは滋賀労働雇用均等室(電話077―523―1190)まで。


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京の医療器械販売会社が

大津にシルバーマンション

=24時間ケア付き介護で安心=

建設中のマンション
(湖西・大津市)
 「病院から退院したが、自宅療養には不安がある」「常時、介護に携わる人がいない」「万が一の場合に対処できない」│。そんなお年寄りの声に応えて石黒医科器械(京都市)は、安心して老後生活を送れるシルバーマンション「グランシール滋賀里」を大津市見世二丁目に建設している。

 今月末に完成し、来年一月には入居開始の予定。同社は医療器械の販売を京都、滋賀、大阪の三府県で展開しているが、介護関連産業の成長を見込み、シルバーマンション事業に参入した。今回の事業は第一弾となる。

 このシルバーマンションは、鉄筋コンクリート造り五階建てで、延べ床面積千九百平方メートル。二│五階の賃貸マンションは三十五戸を備え、広さは約三十平方メートル。全戸に浴室とトイレを配備している。

 快適な暮らしを提供するため、二十四時間ケア付介護を実施するのが大きな特徴。さらに希望者には、朝・昼・夜の三食(別費用)を用意する。また、つまづき防止のため床の段差をなくし、壁には手すりを設置、浴室も滑り止めを設けたり、またぎ部分を低くするなどバリアフリーを全館で徹底した。

 体調を崩した場合の設備も安心。一階に内科医院、二階にはデイサービスセンターが併設予定で、早めに診察・処置を受けられる。介護者は、国の基準を上回る人数を配置し、マンツーマンレベルのきめ細かな対応を実施する。

 入居の問い合わせは、石黒医科器械(電話0120-434-900)へ。


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栗中体操部が県勢初の全国優勝!

団体、個人でタイトル独占

=兄妹の上位入賞の快挙も=

1列目の左から福井さん、小野翔子さん、龍一くん、川嶋くん、2列目の左から今井くん、磯部くん、中村くん、木島くん、植田くん
(湖南・栗東町)
 栗東市立栗東中学校の体操部が、今夏の全国中学校総合体育大会で男子団体、男女個人でそれぞれ全国優勝の快挙を達成した。快挙といえば、「初」づくしの優勝だった。

 滋賀県勢の団体、個人優勝が大会初であるのはもちろん、これまで大阪府の私立校が二十連覇するなど独走状態だった中学体操界で、公立校が全国優勝するのは初めて。さらに珍しい記録としては、兄妹そろっての上位入賞だ。

 兄妹そろって個人上位入賞を決めたのは、小野龍一くん(中3)=男子の部優勝=、翔子さん(中2)=女子の部三位=。団体では、小野くん、今井亮太くん(中3)、磯部卓弥さん(中3)、川嶋啓輔くん(中2)が出場。

 試合では予備登録だったが、練習面などでチームを支えたのは、キャンプテンの中村孝紀くん(中3)、木島恭輔くん(中3)、植田大貴くん(中3)。女子のサポート役として、栗東西中の福井悠さん(中1)が練習、応援に駆けつけてくれた。

 ふだんの練習場は、地域クラブや中学校など異なるが、団結力はどこにも負けない。前大会はケガで一人欠場し、不本意な試合結果に終わった。今年は心を一つにして互いに励まし、危なげない試合運びでトップに立った。

 顧問の津田圭吾教諭は、「合宿を通じて、よく一つにまとまってくれた。保護者、体操協会も惜しみなく応援してくれ、素晴らしい成績が出せた」と、話している。


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産廃問題訴える
コンサート

=栗東で開かれる=

中央公民館で開かれたコンサート
(湖南・栗東町)
 栗東市小野の産廃処分場問題を考えるコンサートがこのほど、栗東中央公民館で開かれ、約二百人が参加した。処分場下流の地下水から

は、国基準の十九倍の総水銀が検出されている。産業廃棄物を考える会副会長の高谷清氏は、スライドを交えながら、処分場の現状を説明し、「子のために悪いものを除き、次の世代に残さない」と訴えた。

 また、コンサートでは、素朴な音色のコカリナとヨシ笛、ギターによるびわこ周航の歌を演奏、続いて子どもや女性による力強い和太鼓演奏が披露され、観客はステージに釘付けになっていた。

 


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