滋賀報知新聞(ニュース)平成15年11月3日


東近江の景況 改善の兆し

経済雇用調査員による状況判断

低迷続く建設業とサービス業
=今後の見通しもおおむね悲観的=

(湖東・広域)
 東近江地域の景況を把握する企業訪問調査によると、前回調査に比べ企業での業況に改善の兆しがみえ、景気低迷の長期化にあって不透明ながらも消費動向にも明るさが増すものの、各業種とも先行きを含めまだまだ楽観は許されないとの判断を示していることが分かった。

 調査は、企業サイドの景況感を把握するため、管内企業百五社(うち大企業三十三社)への訪問ヒヤリングを中心に行った。業況、生産、売上、経常利益、在庫、雇用水準に関し、今期(七―九月)の動向と来期(十―十二月)の見通しについて聞き取り調査している。

 全体のDI指数(好転の企業割合から悪化の企業割合を差し引いた値)は、徐々にマイナス幅が縮小し、横ばい傾向にある。好転を示す企業の中で、ほとんどが競争激化やコストダウンなど、企業努力で悪環境を乗り越えている、と経済雇用調査員は指摘している。

 今期の管内企業のDIをみると、前回調査(四―六月)に比べ業況(マイナス一〇・五)でマイナス幅が〇・一ポイント縮小し、生産(プラス一五・九)で三・二ポイント縮小した。売上(マイナス一一・四)が六・六ポイント拡大、経常利益(マイナス一二・五)は変わらず、それぞれ小幅ながらも悪化している。また、雇用水準DI(マイナス五・八)は一・九ポイント拡大し、過剰感は依然強い状況にある。

 調査員がまとめた各業種における今期の状況判断(前期比)は次の通り。

 【製造業(改善傾向)】大企業で業種間の格差が現れ、建築資材や自動車関連は好調で、フル生産に転じるところもある。輸送機などは半年から一年回復が遅れそうで不変。中小企業においても大きな改善を感じる。

 【建設業(悪化傾向)】現状は不変が大半を占めるが最も不調な業界。今後の見通しについても希望的な観測をする事業所は少ない。公共事業を中心に事業そのものが減少し、競争の激化や請負単価の低下など悪環境が続いている。ただし、公共事業から民間にウエイトを切り替えた企業は好転。

 【卸売業(横ばい)】売上・採算・業況とも回復の兆し。建設資材と食品関係が多く、業界全体の状況が反映されているとは言い難い。どの事業所についてもまだまだ先行き不透明で、不変との印象が強い。

 【小売業(横ばい)】好不調が半々。現状維持が大半を占める大手では、売り場のレイアウト、面積拡大や積極的なチラシ配付などで消費拡大努力を払うが、一時的とみられる。消費冷え込みで着実な回復は製造業の動向いかん。

 【サービス業(悪化傾向)】中小、大企業とも相変わらず低迷し、今後の見通しについても概ね悲観的。運送業やゴルフ場に企業努力がみられるが、製造業や建設業の不調の影響を受ける。単に景気の低迷だけでなく少子化の社会的要因も考えられ、判断は難しい。


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 八日市、水口、今津で

「近江の畜産まつり」

=近江牛試食やステージショー=

(湖東・八日市市)
 近江の畜産まつり(県畜産振興協会主催)と関連イベントが今月、県内各地で開催される。

 食品の安全性の確保に向けた県の施策を消費者に理解してもらうとともに、近江牛をはじめとする畜産物をPRして消費拡大につなげるのが目的。

 畜産まつりは3日、八日市市役所周辺で開かれる同市秋まつりの特設会場で催される。畜産団体の展示即売やステージショー、近江牛の試食会(2千人)、ふれあいミニ牧場など楽しいイベントが催される。

 また、関連イベントとして、安全安心国産牛肉消費拡大キャンペーンが、15、16日に甲賀のつどい&JAまつり水口会場(甲賀郡農協本所周辺)で、23日には今津町そばフェスティバル(今津町総合運動公園)で開かれ、近江牛約1千人分の試食会やふれあいミニ牧場、啓発パネル展が行なわれる。

 さらにキャンペーンの後半の28〜30日は、県食肉協同組合加盟食肉専門店で食肉ギフト券が抽選で当たる「近江牛の日」特別販売会が実施される。

 問い合わせは県畜産課(TEL077―528―3855)まで。


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八日市南小と建部公民館

=文部科学大臣表彰受賞=

(湖東・八日市市)
 八日市市立建部公民館(大谷鐵雄館長)と八日市南小学校(森田隆人校長、九百二十一人)は先月、それぞれ文部科学大臣表彰を受賞した。

 建部公民館は、事業内容などに工夫を凝らし、地域住民の学習に大きく貢献していることから、活動の充実と振興が優良公民館として認められた。特に、環境問題に関しては「わくわく考房」(環境講座)を開設し、竹炭焼きやエコクッキング、柿渋染めなどに取り組み、自然環境に恵まれた地域を後世に引き継ぐ事業を展開している。同市では、昭和五十二年の市立中央公民館に続いて二館目。

 八日市南小は、学校給食優良校として表彰され、食材の流れの中で一貫したドライ方式を取り入れ、安心で安全な給食を提供している。多彩な献立の中でも特に、毎月「ようかいちの日」と決め、野菜など地場産をメニューに取り入れている。さらに給食だよりでも生産地などを紹介するなど、地域の農業・畜産業に関心を持つよう役立てている。


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特産品100人プレゼント

見どころぐるっと1周

=日野町でスタンプラリー=

(湖東・日野町)
 「日野町見どころスタンプラリー」(主催=日野町イベント実行委員会、日野観光協会)が、三十日まで日野町一帯で実施されている。

 このスタンプラリーは、四ブロックに分けられているスタンプポイントから各ブロック一個所以上、計四個所以上のスタンプを指定用紙に押すというもの。

応募用紙を郵送すると、全応募者の中から抽選で百人に、日野の特産品やグッズが当たる。また、八、九日開催の「日野町産業フェア」会場に持参すると、両日先着百五十人に記念品がプレゼントされ、豪華賞品が当たる千両箱抽選会への参加資格が得られる。応募用紙の配布先など詳しくは、日野観光協会(電話0748―52―6577)まで。

 なお、各ブロックごとのスタンプポイントは次の通り。
【Aブロック】近江日野商人館(大窪)慈眼院(大窪)信楽院(村井)馬見岡綿向神社(村井)

【Bブロック】正法寺(鎌掛)滋賀農業公園ブルーメの丘(西大路)グリム冒険の森キャンプ場(熊野)西明禅寺(西明寺)仲明禅寺(佐久良)

【Cブロック】鬼室神社(小野)町民会館わたむきホール虹(松尾)正明禅寺(松尾)大谷公園(大谷)

【Dブロック】県畜産技術振興センター(山本)金剛定寺(中山)日野駅(観光案内所内、内池)高師小僧(南比都佐公民館内、深山口)

【各ブロック共通】綿向山山頂(北畑)


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歴史の果実

「むべ」宮中に献上

=大嶋・奥津嶋神社=

立派な竹かごとヒノキの箱に納められる「むべ」
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市島町の奥島山に自生するアケビ科の果実「むべ」が今年も、宮中に献上された。

 「むべ」は、天智天皇(在位662〜671)が奥島を訪れた際、8人の子に恵まれて元気に暮らす、長命な老夫婦に長生きの秘訣を訪ねたところ、老夫婦が「これを食べています」と差し出した果実を食して「むべなるかな(珍しいものよのう)」と述べられたことが語源とされる。

 果実は、手のひらに乗る大きさで、表皮がうす紫色で中はアケビのような種に包まれた甘い果肉があり、奥島山は古くから群生地として知られている

 宮中への献上は、地元の大嶋・奥津嶋神社の深井武臣宮司や氏子関係者の努力で昨年、20年ぶりに実現させた。古くは10世紀はじめの書物に朝廷に献上されていたという記録がある。

 献上品は、収穫した中から逸品を選別し、枝葉がついたまま特性の竹かごに入れ、さらにヒノキの箱に納め、宮内庁まで丁重に運び届けた。

 


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