少年野球 第15回1・1・3平成杯
雨でもどっと市のにぎわい
県内外から332人参加
野洲町出身の画家・岩田さん
滋賀報知新聞(ニュース)■平成15年11月5日(水)第13632号
一時的に雨がやみ、グリーンロードは市民の活気に満ちた
三日開催された「八日市秋まつり」(同実行委員会主催)はあいにくの雨模様にもかかわらず、例年同様、大勢の市民らが市役所駐車場から歩行者天国となっている県立八日市高校前までのグリーンロードに繰り出し、市のにぎわいを見せた。
グリーンロード一帯では“感動の出会い 夢まつり”をテーマに第二十七回二五八祭が開かれた。市民グループや各種団体などによるフリーマーケット、ステージショーやアトラクション、出会い広場、子どもたちの人気を集めた夢動物園、地元企業の関連商品紹介などが繰り広げられた。また、滋賀文化短大の大学祭も連動して開かれ、若者たちもが両会場を掛け持ちで参加していた。
開会式典からしばらくして雨があがり、人出もどっと繰り出したものの、昼前から再び雨がきつくなり、フリーマーケットなどでは大幅値下げで投げ売りも行われ、買い物客が販売員と値引きをめぐる駆け引きを楽しんでいた。
市役所駐車場では、八日市市農業まつり、八日市物産まつり、八日市市健康フェア、近江の畜産まつりが開かれ、農畜産物や手づくり加工品などの試食販売、健康に関するアンケートやクイズ、相談会などに長蛇の列ができた。
また、夏の開催が雨で延期されていたほない会による「八日市は妖怪地」も秋バージョンで開かれ、参加者はちょっぴり季節はずれのきもだめしを楽しんだ。
今年はちょうど衆院選の選挙と重なり、立候補者が熱心に選挙活動を展開したり、市選挙管理委員会による啓発活動も行われた。
このほか、市民とともにまつりを楽しむ国松善次県知事の姿も見られ、八日市の市民パワーを再認識していた。
初の試み「がまちゃんウォーク」
県内外から332人参加
ふくろう祭りも大盛況
=蒲生町商工会=
午前9時に町民グランドを地図を見ながら出発する参加者ら
蒲生町商工会(津田久蔵会長)は二日、初企画「がまちゃんウォーク~古墳を訪ねて~」を開催し、町内の名所・旧跡を巡る約八・五キロのコースを三百三十二人が歩いた。
午前九時のスタート時には、家族連れや年配の夫婦、ウォーキング仲間ら参加者二百五十人が参集し、同商工会員らの先導により町民グランドから横山自然公園を目指して一斉に出発。秋風を感じながら、県内最大級の木村古墳群を当時の姿に再現したあかね古墳公園へ向かった。
公園内では、商工会女性部の手作り炊き込みご飯が振る舞われ、参加者らはシートを広げ昼食を取り、秋の味覚を満喫していた。体力が回復したところで、個々のペースで歩き始め、願成寺や川合石棺仏など歴史文化にも触れた。コース上には数字が書かれた看板が設置され、参加者らは数字を見つけながらビンゴ用のカードを折り曲げ、豪華賞品が当たることを期待しつつゴールを目指した。
ゴール地点では、社会福祉法人いこい福祉会いこい作業所による「ふくろう祭り」が開かれており、フリーマーケットや同作業所自主製品の展示・販売、おでんや焼き鳥など模擬店、ポン菓子の無料サービス、ステージ発表など、ウォーク参加者や町民が一体となって盛り上がっていた。
安土町から参加した森昭彦さん(44)は、優衣ちゃん(9)と亮太君(6)と親子揃ってゴールし、「ただ歩くだけではなく、ゲームや記念品があったりと特典が盛り沢山で、子どもたちも喜んでいた。来年も参加したい」と話していた。
初の試みとなった今回は、一番遠い人で奈良県から、県内からでも彦根や長浜市からの参加があり、同商工会は当初の予定三百人を上回る盛況ぶりに来年に向け手ごたえを感じていた。
ホッとするふるさとの景色
野洲町出身の画家・岩田さん
「近江を描く原画展」
=30日まで 県希望が丘文化公園で=
現場で感じ取った思いや風景を切り取り水彩画で表す岩田さん
近江の地で守り育まれてきた文化や風土、人情を野洲町出身の画家・岩田重義さんが一枚の絵にしたためた「近江を描く原画展」が、県希望が丘文化公園内青年の城中ホールギャラリー一帯で開催されている。会期は三十日まで。
岩田さん(67)=大阪府高槻市在住=は、野洲町冨波乙の生まれ。高校時代に日本画家でもあった教諭から絵を描く魅力を教わり、京都市立美術大学日本画科へと進学。先輩に誘われ入った学内の劇団アトリエ座で、舞台装置づくりなど一から作り上げていく芝居の楽しさや取り直しがきかず生のまま走る劇場での緊張感を味わい、美大の六年間は演劇活動にエネルギーを注いだ。
その後、抽象画にものめり込み、才能を開花させた。昭和三十五年には、読売テレビにアートデレクターとして入社し、三十五年間にわたり数々のスタジオセットを手掛けた。中でも、ワイドショー番組「11PM」の時計のシンボルマークは今でも多くの人の記憶に残る大作となった。
「三上山を見れば帰ってきたなと思い、理屈なしにホッとする」と語る岩田さんは、走り続けてきたテレビ業界を六十歳の定年で離れる時、生まれ育ったふるさとへの思いを強くした。
「小さい頃の風景がまだ残っているとうれしくなる」。スケッチブックと鉛筆を片手に、湖国を歩き始めた。三年間にわたり写生に没頭した岩田さんは、「車ではなく歩いていると、見えないものが見えてくる。風景との出会いの前に、必ず人との出会いがあることに気付いた。見えている物すべてを描くのではなく、現場で感じ取った思いや風景だけを切り取る」と直感を大切にしながら、十五~二十分で鉛筆での下絵を完成させるという。
細密描写ではなく、大胆なタッチで描かれた鉛筆の下絵に、淡く微妙な色合いや現場の雰囲気を水彩絵の具で再現していく。また、風景画でありながら、人物や動物が登場するのが岩田さんの水彩画の特徴でもある。
ありえない嘘ではなく、もっと本当らしさを表現するための手段として、紅葉の中を歩調を合わせて歩く恋人同士や楼門前にたたずむ行者、自転車に乗ったセーラー服姿の女子高生、ランドルセルを背負った学校帰りの子どもたち、散歩中の犬、空を羽ばたく鳥などを描き、観る人の想像力をかき立てる。
会場には、蒲生氏郷が築いた城下町「日野」や優美な石塔が立つ「石塔寺」、茅葺き屋根が立派な「苗村神社」、紅葉色に染まる「永源寺」、木造二階建の「近江鉄道新八日市駅舎」、太郎坊宮から望む「蒲生野の眺望」、近江商人の本貫の一つ「五個荘の弘誓寺」など約百点が展示されており、見なれた風景に出会える。
来場者の中には、「今回の展示作品がまとめられている画文集『近江を描く』(サンライズ出版)を見て県内各地を巡り、岩田さんが描いている風景を見つけ、同じ所でスケッチするのを楽しみにしている」と語る人もいた。
同展は、入場無料で、チラシ持参で東ゲートから入園の場合は駐車料も無料となる。開園時間は、午前九時から午後五時まで。月曜日休園。詳しくは、同公園(電話077―586―2111)まで。






