滋賀報知新聞(ニュース)平成15年11月13日第13639号


2区 県議補選の失敗響く

衆院選を振り返る 《記者座談会》

JR西日本が総がかり 3区
=公示直前から動いた武村氏 4区=

民主の菅代表(中央)が掲げるマニフェストが有権者の心をとらえた
(全 県)
 小泉改革の信任か、政権交代かを最大の争点にした第四十三回衆院選は、九日投開票され、自民党は解散時の議席を減らし、過半数を割り込むなど伸び悩んだ。逆に民主党は、大幅に躍進した。この全国の流れは、滋賀県の小選挙区(四選挙区)も同様で、民主党が改選前より二議席を増やし三議席を獲得、自民は二議席から一議席になった。いよいよ小泉首相の賞味期限が迫り、二大政党時代が始まってきたのだ。そこで記者座談会を行い県政界を展望してみた。 

【石川政実】


 ●ガムをクチャクチャ

 A 1区は、民主前職の川端達夫氏の楽勝だったね。

 B いや当初は、そうとも言えなかった。元総務省職員で自民新人の上野賢一郎氏が若さを武器に世代交代を訴えただけに、川端陣営は危機感を抱き、出身の東レを中心にゼンセン同盟がフル稼動して、後援会の拡大に努めた。上野氏にとって公明党が自主投票になったのが痛かった。同氏の出陣式に選対幹部が壇上でガムを噛んでいたのが敗北を象徴していたよ。

 ●尾を引く県議補選

 A 新2区では、自民前職の小西理氏が、選挙区割りの変更で出身地の近江八幡市を離れたのが響き、民主新人の田島一成氏に破れた。自民党県連が、新2区は小西氏、新4区は前職の岩永峯一氏で決着したのは、本当に正しかったのだろうか。

 C 間違ってはいない。ただボタンのかけ違いがあるとすれば、昨夏の県議補選で、故小西哲氏の妻で小西理氏の義姉の小西豊子氏を今回の衆院選の試金石として担ぎ出して、彦根市民の反発を買ったことだ。今回、田島氏が彦根市で小西氏に約八千八百票も引き離したのも、このことと無縁でない。県議補選の失敗は、地域モンロー主義を呼び覚まし、無所属新人の川島隆二氏の出馬にもつながったね。

 ●噛み合わない選対

 A 新3区で当選した民主新人の三日月大造氏は、大物新人ぶりを発揮したね。

 B JR西労組出身の三日月氏の登場で、連合滋賀が見違えるように元気になった。西労組組合員がカンパで運動資金を集め、JR西日本が総がかりで応援するスケールの大きさが、自民新人の宇野治氏を追い詰めた。宇野氏の選対本部は、旧宇野宗佑元総理派と旧山下元利元防衛庁長官派の確執から命令系統に乱れが出て、市議の動きも鈍り、栗東市で約千八百票、草津市で六千六百票と、三日月氏に離されたのが響いた。

 ●寝たふりの奥村氏

 A 新4区は、公示前まで民主新人の奥村展三氏の動きが見えにくかった。例えば近江八幡市の選挙事務所には、徳永久志県議が一人いるだけで拍子抜けしたよ(笑)。

 C 同陣営では、当選した岩永氏が東近江地域に攻勢をかけている時は、甲賀郡を徹底的に固めるなどの逆バリ戦法をとり、目立った動きを極力控えた。だが水面下では、告示直前から、新党さきがけ元代表の武村正義氏が動き始めていた。それが接戦に持ち込めた要因だと見る。早い段階から惜敗率狙いだったのかもしれないね。

 ●政策見直し迫られる共産

 B ところで共産は、1区の川内卓氏、新2区の酒井紳一氏、新3区の石堂晋子氏、新4区の坪田五久男氏の四新人が護憲や消費税増税反対などを訴えたが、支持を広げられなかった。有権者の変化に対応した政策の立て直しに迫られているね。

 ●衆院議員7人のメリット
 A 比例との重複立候補の関係で、惜敗率により比例近畿ブロックで、自民の小西氏、宇野氏、民主の奥村氏の三人氏が復活したことで、自民党県連の敗北感は緩和された格好だ。しかし民主党の躍進は、来夏の参院選も続くと見られるだけに、河本英典自民党県連会長の引退ともあいまって、自民党は正念場を迎えそうだ。ともあれ衆院議員が七人になったことで滋賀の発言力が増すことに期待したい。


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ウォーキングマップ
「近江戦国の道」
=県内観光案内所で配布=

(全 県)
 県と県内自治体などでつくる近江歴史回廊推進協議会は、戦国時代の史跡を訪ね歩くのに便利なウォーキングマップ=写真=を約一万五千部作成し、県内の観光案内所などで配布している。

 マップは開けるとA3判になり、三つ折りにすれば持ち運びに便利なサイズになる。各自治体ごとに、最寄り駅を起点に半日│一日間で探訪できるコースを設定し、カラー印刷で分りやすく推せんコースを紹介している。さらに付属のアンケートに記入、郵送すれば、地域の特産品が当たる。

 なお、ウォーキングマップで紹介されている「坂本の町並みコース」については、十五日にウォーキング大会が開かれる。参加についての問い合わせは株式会社ジェイコム「近江戦国の道ウォーキング事務局」(電話06-6348-1371)へ。


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日吉大社もみじ祭に彩りそえる

「しが郷土芸能と太鼓まつり」

=秋のライトアップは30日まで=

期間中に開かれる大津絵展
(湖西・大津市)
 「フェスティバル・しが郷土芸能と太鼓まつり」が十五、十六日、大津市坂本の日吉大社境内でもみじ祭の関連行事として開かれる。この催しは、日吉大社と地域住民でつくる実行委員会が、郷土芸能・音楽・芸術・まつりが似合うまちづくりをすすめながら、ひと味違った紅葉の坂本を満喫してもらおうと企画した。

 会場では、午前十時から模擬店が立ち並び、午後からは演奏会が始まる。びわ演奏のほか、コカリナ、ハープ、胡弓、三味線、和太鼓などが披露される。午後五時半からは京阪坂本駅から大社に至る全ての石灯ろうが点灯され、幻想的な雰囲気を味わってもらう。

 また、大津絵ルネッサンスと題して、作家の田中胡径氏の展覧会が境内の日吉会館で開かれる。期間は二十日から三十日まで。入場無料。

 なお、坂本周辺の秋のライトアップは、日吉大社のほか、参道沿いの里坊、滋賀院門跡、西教寺、旧竹林院で実施されている。期間は三十日までで、午後五時半〜九時のライトアップ中は日吉大社、旧竹林院は無料開放している。西教寺は境内散策自由。問い合わせは大津市観光振興課(電話077-528-2756)へ。


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急ピッチで進む建設工事

社団美松会・生田病院の新病棟

医療・介護サービスを一体化
=来春開院 ベッド数は郡内3番目=

建設中の新病棟(甲西町菩提寺)
(湖南・甲西町)
 医療法人・社団美松会の生田病院(生田邦夫院長、甲西町中央二丁目)は、来年一月の完成、三月の開院を目指して、新病棟の建設工事を同町菩提寺で進めている。現地ではすでに介護老人保健施設を運営しており、新しく病院を併設することで医療・介護が一体となったサービスを提供できる。なお、中央二丁目の現施設は、内科・外科の外来を受け付ける診療所として運営を継続する。

 総事業費約三十億円を投じる新病院は、鉄筋コンクリート地下一階、地上六階建てで、延べ床面積一万千四百平方メートル。ベッド数は、現施設より百十五床多い百九十九床で、甲賀郡内の総合病院では、公立甲賀病院、国立信楽病院に次いで三番目の規模。

 入院病棟は患者のプライバシー、快適性に配慮して、一人当たりの居住面積を広くとった。例えば四人部屋の場合だと、従来の一人当たりの居住面積は六・四平方メートルであるが、今回は八平方メートルとゆったりしている。
 診療科目については、現行の<1>内科、<2>外科、<3>小児科、<4>胃腸科、<C5>整形外科、<6>放射線科、<7>リハビリテーション科、<8>呼吸器科、<9>循環器科のほか、新しく<10>耳鼻科、<11>眼科、<12>泌尿器科を設けて計十二科目を充実させる。また、透析治療も実施することにしている。

 これまで町内の医療施設は、人口に比べて不足がちだった。同病院は、規模拡大した新病棟で、診療科目を充実させるととともに、医療・介護が一体となったサービスを提供し、より地域に密着した拠点病院を目指す。

 なお、医療法人美松会は来年からの業務拡大に伴って、看護師を募集している。採用についての問い合わせは同病院(電話0748-72-3880)へ。


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ベストアルバム200万枚突破!

「井上陽水コンサートツアー」

=19日 県立文化産業交流会館=

常に第一線で活躍する井上陽水

(湖北・米原市)
 「井上陽水コンサートツアー2003」が、十九日午後六時半から県立文化産業交流会館(米原町)で公演される。

 アンドレ・カンドレ時代から数えると、三十年以上のキャリアを誇る国民的シンガーソングライター井上陽水。食う・寝る・遊ぶ的風情のマイペースな活動スタンスを守りながらも、ベストアルバム「ゴールデン ベスト スーパー」が二百万枚を突破するなど、常に第一線で活躍しつづける存在だ。

 その魅力は無限大で、時流を踏まえたサウンド・プロダクツ、流麗なメロディーラインをなぞる歌声、時代をシニカルに切り取った詞世界は圧巻。コンサートでは、井上ワールドを繰り広げ、湖国のファンを魅了する。

 全席指定で一般八千四百円(税込)。前売りは、同会館のほか、ローソンチケット(Lコード 56524)、チケットぴあ(Pコード 157-063)、CNプレイガイド、e+で購入できる。問い合わせは同会館(電話0749-52-5111)へ。 

 


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