滋賀報知新聞(ニュース)平成15年11月27日第13651号


19市町も許しません

市民オンブズが下水施設迷惑料支払い中止要望

各首長に住民訴訟も辞さぬ構え
=全県的に広がる迷惑料の波紋!=

湖南中部浄化センター
(湖南・草津市)
 草津市の下水道処理施設「湖南中部浄化センター」周辺住民に対し、県が環境対策負担金の名目で「迷惑料」を支払い続けているのは違法な公金支出にあたるとして、国松善次知事を相手取って住民訴訟を起こし勝訴した市民グループ「市民オンブズ淡海」(田中健雄代表)は二十七、二十八日の両日、迷惑料を支出している県や大津市、草津市、八日市市、近江八幡市ら十九市町に対し、十六年度の支出中止を求める要望活動を行う。今後も迷惑料を支払い続ける市町の首長に対しては、公金支出の返還を求める住民訴訟も辞さない構えだ。    【石川政実】

 湖南中部浄化センターは、琵琶湖を埋め立てた人工島に設置したもので、昭和四十八年から、工事に着手し、同六十一年に竣工した。環境保全の高まりから、住民の反対運動が起こり、工事が一時中断する事態もあった。

 このため周辺地域の矢橋町、新浜町、橋岡町、大町町の四自治会で構成する矢橋帰帆島対策協議会と県、草津市は、覚書を締結することになる。これを受け、県では、昭和四十八、四十九年度に「地域振興費」の名目で、迷惑料の一時金として、三億二千万円を支払った。

 さらに覚書では「昭和四十九年度から毎年三百万円(浄化センタ−を利用する関係各市町および県負担分合計)を供用開始まで支払う」とした。

 ところが供用が開始された昭和五十八年度以降も、覚書が更新されていないのに、県と、同センターで下水道処理をしている大津市、草津市など十九市町は、段階的に引き上げる形で、迷惑料を毎年支出していた。

 具体的には▽昭和五十八年〜六十年度=年額千二百五十万円(うち県負担五百万円)▽同六十一年〜六十三年度=年額千五百万円(同六百万円)▽平成元年〜三年度=年額千七百五十万円(同七百万円)▽四年〜十四年度=年額二千万円(同八百万円)▽十五年度=千七百万円(同六百八十万円)||を支払っている。

 このため市民オンブズ淡海は昨年七月、県が昭和五十八年〜平成十三年度に支払った総額一億三千四百万円の返還を国松知事に求める住民訴訟を起こした。この判決が今月十日、大津地裁であり、神吉正則裁判長は「県知事として裁量権の逸脱または乱用があった」として、約二千四百万円を県に支払うよう国松善次知事に命じた。

 市民オンブズ淡海の田中代表は「大津地裁で迷惑料の支出は違法との判決が下った以上、県や各市町が違法な公金支出を続けることは許されない。このため十六年度の迷惑料の支払い中止を県や各市町に要望する」としている。

 ちなみに十九市町は、大津市、草津市、栗東市、守山市、近江八幡市、八日市市、中主町、野洲町、石部町、甲西町、水口町、甲賀町、甲南町、安土町、蒲生町、日野町、竜王町、五個荘町、能登川町。国松知事は十一日に控訴しているが、今度は十九市町の首長に迷惑料問題が飛び火する格好となっている。


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大津市晴嵐の街路樹ラクウショウ150本

毛虫大発生で大半が丸坊主

=8月の冷夏多雨、9月の残暑が原因=

毛虫に葉を食べつくされた街路樹
(湖西・大津市)
 大津市晴嵐の琵琶湖岸にあるラクウショウ(スギ科)の街路樹に今秋、樹木の天敵・毛虫が大発生し、百五十本のうち三分の二が食害で葉を食べられ、丸坊主になった寒々とした姿をさらしている。維持管理している大津市公園緑地協会は、「今回の大発生は過去最悪。樹木は枯死したのでないので、また来年元気な姿を見せてくれる」としている。

 並木を丸坊主にした犯人は、ヒトリガ科のアメリカシロヒトリの幼虫。戦後アメリカから侵入したものとされ、現在は本州・四国・九州に分布し、主に街路樹、公園樹木に寄生する。発生時期は通常、五│七月、八│九月の年二回だが、最近では、温暖化の影響で十│十二月に発生することもある。

 晴嵐の街路樹では、今年九月下旬の一週間にかけて大発生し、樹木や道路フェンスが毛虫で覆われたという。これを受け、大津市公園緑地協会は樹木保護のため、十月初旬に薬剤の散布、樹幹注入を実施し、七十リットル入りのゴミ袋十三袋分の毛虫を回収した。

 今回の大発生について同協会は、今夏の気温が例年と比べて低く、雨が多かったことに加え、九月の残暑が厳しかったためと分析している。アメリカシロヒトリの大発生は、このほかにも堅田、坂本地域の街路樹でも発生している。

 ラクウショウは北米南部の原産。幹は直立し、枝は水平に張り、美しい円すい形になる。同市晴嵐のラクウショウの街路樹は、昭和四十二年に市民百人からの寄付をうけて植えられたもので、地域住民に親しまれている。


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よみがえる古代中国の音色・編鐘

「湖のいのり」コンサート

=28日 演奏家の長谷川有機子さん=

編鐘(へんしょう)を演奏する長谷川さん
(湖西・大津市)
 古代中国の宮廷楽器「編鐘(へんしょう)」の音色を再現するコンサート「湖(うみ)のいのり 水の神に捧げる」が、二十八日午後六時半からびわ湖大津館(大津市)で開かれる。演奏家の長谷川有機子さんが主演、谷角慶子さんがカリンバ・ドラで助演する。

 編鐘は、二千四百年前のものが発掘されて以来、中国全土の紀元前後の古墳から四百│五百組が発見されている。楽器だけでなく祭器、権威の象徴として使用された。

 日本国内で現存するものは、日光東照宮に十三世紀に伝来したと思われる編鐘が保存されている。

 コンサートでは、▽第一部「童謡」▽第二部「湖の情景」▽第三部「組曲 水の祈り」│の三部にわたって、天上の音色で水への感謝、祈りの気持ちを表現する。

 なお、コンサートで使う編鐘は、高岡市で仏具店を営む山口敏雄さんが昨年、仏具をもとに製作したもの。長谷川さんが今年三月、世界水フォーラムで演奏披露している。

 入場は千五百円(ワンドリンク付)。問い合わせは、びわ湖大津館(電話077-511-4187)まで。


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八日市市など1市4町合併へ

能登川町長ら参画を申し入れ

つながり深い枠組みを選択

進むべき道として「最善の道」
=議会の意見も聞いて判断したい=

杉田町長と宇賀議長から参画の申し入れ書を受け取る中村市長、志井議長、高村委員長
(湖東・能登川町)
 能登川町の杉田久太郎町長と宇賀武議長が二十五日、八日市市役所を訪れ、同市と永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町でつくる一市四町の法定合併協議会に参画したいとする申し入れ書を、中村功一市長と志井弘議長、高村与吉合併特別委員長に手渡した。二十六日には残る四町にも申し入れた。

 能登川町は、五個荘町、安土町との三町合併が破たんし、安土町からの呼びかけで二町合併も検討していたが、九月の安土町長選で現職町長が敗れて以来、議論がまとまらず、十月に全職員を対象に合併の枠組み意見を収集。その結果、七割の職員が広域行政を活用した一市四町合併協議会への参画が望ましいと答えた。また、八月の住民説明会でのミニアンケートでも七割が同様の意見であり、民意の反映として町・議会ともに一市四町への参画を決意。今月十一日の町区長会において同方針を打ち出し、了承を得た。

 参画について杉田町長は「生活に密接する広域行政や警察・法務局の管轄など、様々なつながりがある八日市市と神崎郡の枠組みを選択した」と話し、申し入れ書には「住民意見を踏まえ、議会ならびに区長会と共にその進むべき方向性について検討した結果、一市四町合併協議会へ参画することが最善の道と考える」と明記した。

 一方、中村市長は「平成十七年二月十一日の合併へ、何としても成就させたいと取り組んできた。合併協議についてはすでに大方の事務事業の調整を終えているだけに非常に困惑している。今後一市四町として議会の意見も聞きながら判断したい」とコメントした。


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表彰や意見発表など

子どもたちの成長願う

=秦荘町青少年育成大会=

参加者を前に自分の思いを述べる意見発表者
(湖東・秦荘町)
 「大人が変われば、子どもも変わる――たくましく 伸びよう 伸ばそう 秦荘の子――」をテーマに、秦荘町青少年育成大会(町青少年育成町民会議・町PTA連協・町教委主催)がこのほどハーティーセンター秦荘で開かれ、出席した町民や関係者ら約二百人が青少年の健全育成への誓いを新たにした。

 大会は開会行事のあと、「地域活動功労」と「あいさつ運動啓発標語」の町青少年育成遼民会議会長表彰、意見発表、記念講演会、町ジュニアコーラスなどによる音楽発表が行われ、最後に「自らの生き方を見直し、子どもの手本となれるよう努めます」「あいさつ運動を広め、地域社会の連帯意識を高めるよう努めます」などの活動目標を盛り込んだ大会宣言を採択した。

 意見発表では、英会話セミナーでの体験をもとに世界平和のためにも「外国の文化を知ろう」と訴えた秦荘東小学校六年生の坂東みなみさんをはじめ、助産士や看護士など将来やってみたいことを「わたしの夢」で発表した秦荘西小学校六年生の児玉空江子さん、友情・今・自分の心など「大切なモノ」をしっかりともって自分の将来を見つめた秦荘中学校三年生の仁尾未来くん、在宅介護支援センター相談員としての体験で「仕事を通して見えてきたもの」から自分自身の今後について語った北村典子さん、秦荘町に嫁いで義理の母や地域の人達に支えてもらいながらの子育てを「私が今思うこと」として振り返った秦荘中学PTA副会長の森有子さんの五人が、発表した。なお、表彰は次の皆さん。

【地域活動功労】
▽外川裕貴・西澤裕也 九月二十九日に隣町で火災が発生した際、現場近くの県道で警察官に協力して車両の誘導にあたった。
▽藤沢正幸 西出子ども会の指導者として、子どもたちの健全育成に尽力している。

【あいさつ運動啓発標語】
 増田翔太「あいさつが ぼくもできたよ 胸はって」▽岡部喜代子「あいさつで つくる人の和 地域の和」▽上松仁「あいさつは 心ぬくもる 魔法の言葉」▽宇野和子「あいさつは すなおな心 感謝から」▽佐藤真弓「あいさつは 心を通わす はじめの一歩」 

 


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