能登川町議会 賛成多数で可決
甘くて大粒のイチゴ 園児手一杯に
県 来年度政府予算獲得へ
(仮称)滋賀21会館
滋賀報知新聞(ニュース)■平成15年12月2日(火)第13655号
1市4町への参画の意志を決議によって明確にした能登川町議会
一市四町合併協議会への参画を申し入れる能登川町議会は二十八日に臨時議会を開き、議会としての熱意を示そうと、議員提案による「将来の能登川町を考え、八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町合併協議会へ参画することについての決議」を可決した。
決議は、広域行政による行政の効率化や、歴史的つながりを重視した選択として、八日市市、永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町で構成する一市四町合併への参画の意志を明確にするもので、議会内につくる合併調査検討特別委員会の川南博司委員長をはじめ、日根野繁、大橋平治、五十子清男、長谷川美雄、冨江旭男、村田正弘委員の連署で発議された。
提案説明で川南委員長は「生活に密接するゴミ、し尿、斎苑や警察、法務局の管轄など、行政圏域を同じとする一市四町が一番望ましい形であり、将来にわたって豊かに幸せに暮らしていける町づくりを実現するため、参画の情熱を決議をもって伝え、理解を得たい」と演説し、同委員会の堅い決意を代弁した。
これを受け、共産党の藤田淳子議員は「八割以上の協議が終わり、新市のまちづくり計画素案も出来ている。参画しても、全てを追認せざるを得ないのではないか。本当に町民の意志を反映することができるのか」と質問。山本眞喜議員も「退路を断っての申し入れだが、住民の意志を十分に聞いていない」と反対した。
川南委員長はこれらについて「住民説明会でのアンケートで七四%の住民が広域合併を希望、町職員も七割以上が広域合併と答えていることから、民意の反映として参画を申し入れた。ただ、今は投げ掛けたボールが返ってくるのを待っている状況であり、返答を頂いた後に住民説明会など何らかの形で周知し、意見を聞いていきたい」と答え、討論の結果、賛成十五、反対二で可決された。
能登川町では、二十五、二十六日に一市四町の各首長と議長に参画の申し入れ書を手渡しているが、いずれの首長・議長も「時期の問題」を気にしている。五個荘町では、十七日間におよぶ行政懇談会(町名・字名に関する説明)において大半の町民が受け入れを求めており、能登川町が参画を決めたニュースが伝わると「拍手をもって迎えたい」との声まで聞こえた。
この場にいた男性(60)は「参画すること事態に問題はなく、時期の問題とするのなら努力でカバーできるはず。入れて欲しいという願いに応じず、ここでノーとしたら孫末代まで「なぜ」と言われるだろう。目先にとらわれず、十年・二十年先の発展を考えてほしい」と話す。
慎重姿勢を見せる一市四町だが、どのような答えを返すのか、その判断が注目されている。
一足早いクリスマスプレゼント
甘くて大粒のイチゴ 園児手一杯に
=日野町鎌掛の花の郷・日野ダリア園で=
真っ赤に色付いた大粒のイチゴをやさしくもぎ取る園児ら
日野町鎌掛にある花の郷・日野ダリア園(平谷宗夫会長)で先月二十七日、日野幼稚園鎌掛分園のひまわり組四歳児十一人が「イチゴ狩り」を楽しんだ。
鎌掛地区の昭和十六年生まれの仲間たちが中心となって、定年後に地域に貢献できる活動をしようと、同園を二年前に設立。同園は、すべてボランティアスタッフが管理運営を行っており、鎌掛が誇る歴史と自然環境を生かした住民主導の地域づくりを進めている。
手作り観光農園として成長を続ける園内は、五月から十一月にかけては色鮮やかな花を付けるダリアが鑑賞でき、十二月から五月にかけてはイチゴ狩りと交互に満喫できる。
二棟のビニールハウス(敷地面積一千平方メートル)では、酸味が少なく甘味の強い大粒の“章姫”という品種のイチゴを約八千株栽培している。車いすの人でも楽しめるようにとベンチアップ方式を取り入れ、昨年よりも一段増やし二段にして増産にも力を入れる。イチゴは、花を付けてから約五十日で成育し、一株から平均約三十個が収穫できるという。
「一足早いクリスマスプレゼントに」と招待された園児らは、真っ赤に色付いたイチゴを誰よりも先に見つけるため、背丈以上あるイチゴ棚の間の通路を駆け回った。大きなイチゴを発見すると、手を伸ばしやさしくもぎ取り、幼稚園で留守番をしている友だちの分も次々とカゴに収穫した。「イチゴは大、大、大好き」と大喜びで、園児たちは幼稚園に帰る途中「食べるのが一番楽しみ」と語り、一人ずつ袋に入れてもらったイチゴを大事そうに抱えていた。
同園の初収穫となった今年のイチゴは、色付きも良く、甘味、大きさともに十分で、来年五月まではイチゴ狩りが楽しめる見込み。一時間以内食べ放題のイチゴ狩りは、十日にオープンする。
また、園内では全国発送する贈答用と通常のパック販売も行う。イチゴ狩りと販売のいずれも事前予約が必要。開園時間は、午前十時から午後四時までで、受け付けは午後三時まで。
入園料は、大人(中学生以上)一千三百円、小人(小学生)一千円、幼児(三歳~小学生以下)六百円となっている。申し込みおよび問い合わせは、日野ダリア園事務所(電話090―8823―2450)へ。
国へ要望 重点18項目
県 来年度政府予算獲得へ
環境こだわり全面に打ち出す
=雇用対策や警察官増員求める=
(全 県)
平成十六年度政府予算編成に向けて県は、滋賀の発展に欠かせない重点施策十八項目をまとめ、このほど国松善次知事らが上京し、県選出の国会議員に協力を要請したほか、関係省庁に出向き重点事項を説明するとともに陳情を行った。
これに基づき、県幹部らが年内いっぱいをかけて、国の概算要求に含まれる予算の確保を念頭に、県政推進基本方針(五本柱)に沿って、将来に必要な基盤整備や制度の充実などを提案し、要望活動を展開していくことにしている。
重点十八項目のうち▽第三次地震防災緊急事業五か年計画の作成・実施への財政支援▽緊急雇用対策の充実強化(緊急地域雇用創出特別基金事業の委託対象者要件の緩和)▽若年者の雇用対策の充実へ「若者自立・挑戦プラン」の円滑な推進――の三項目を新規として提言している。
継続要望(十五項目)では、県がこだわる環境(三項目)を柱として、これに関連する農林水産(三項目)を含め環境面の要望が目立つ。このほか、道路関連、外来魚駆除、首都機能移転、警察官増員、地方分権と地方財源の充実強化を求めている。
環境面では、琵琶湖総合保全を国家的プロジェクトに位置付け、推進調査や水質保全、水源かん養、自然的環境・景観保全対策への検討を促している。生物生息空間の保全・再生を目指すビオトープネットワーク形成へ早崎内湖への取り組み支援を要望している。
県が推進する環境こだわり農業では、特色ある水田農業へ市場重視・消費者重視の売れる米づくりや担い手育成などの構造改革へ米政策改革予算の確保ほか、地域の特性に応じた環境負荷の削減技術、営農方法に取り組む農業者への助成措置を講じる環境農業直接支払制度の創設を打ち出している。
このほか、第二名神高速道路(近畿自動車道名古屋神戸線)の一刻も早い開通を促し、交通の要衝となる滋賀においては道路整備が立ち遅れ、利用満足度が全国四十六位と極端に低いことから、道路特定財源の堅持と整備財源の確保を要求している。
スポーツ振興へは、第七回ワールドマスターズゲームズの県内招致に支援を求め、高齢化の進展に対応して生涯健康でいきいき暮らせるスポーツ環境の整備や交流機会の拡大とともに、高齢者ライフスタイルの構築へ新たな基本計画を提案している。
一方、全国屈指の人口増加県に伴い、警察官一人当りの負担人口は近畿管区内で最も高く、刑事事件や交通事故処理などの業務負担率が全国平均より二割以上も高く、組織運営の見直しだけでは体制強化に結び付かないとして、暮らし安心県へ警察官の増員を強く求めている。
(仮称)滋賀21会館
=名付け親になりませんか?=
(全 県)
県と県信用保証協会、大津商工会議所およびPFI滋賀21会館株式会社は、共同で整備を進める「(仮称)滋賀21会館」の名称を募集している。
同会館は、県下初のPFI導入として県と県信用保証協会、大津商工会議所が整備する合築施設で、鉄筋鉄骨コンクリート造り九階建て。延床面積は一万二千六百七十平方メートルあり、七十台( タワー式駐車場五十二台、平面駐車場十八台)の駐車場を備えている。工事費は約二十九億円。来年七月三十一日竣工。
名前は、コンセプト「たくましい経済県づくりのシンボルセンター」にマッチするもので、所定の応募用紙に必要事項を記入し、郵送・FAX・Eメールのいずれかで応募する。応募用紙はホームページからダウンロードできる。発表は来年一月の予定。当選者には五万円分の図書券が贈られる。
応募と問い合わせは、〒520―8577大津市京町四丁目11―、滋賀県商工観光労働部商工観光政策課(仮称)滋賀21会館担当(077―528―3714、FAX077―528―4870、Eメール s204889@pref.shiga.jp ホームページ http://www.pref.shiga.jp/f/shokokanko/pfi/index.htm )へ。締め切りは十二月十二日(必着)。





