滋賀報知新聞(ニュース)平成16年1月8日第13685号


人と文化に出会い、ふれあい、語りあい

2畳敷「永遠の友」で一つに

=八日市市の中学生 凧と仲間づくり=

凧の骨になる竹に紙テープを巻く参加者
(湖東・八日市市)
 八日市市内の三つの市立中学校代表が、昨年末から力をあわせて二畳敷八日市大凧づくりに取り組んでいる。

 市青少年育成市民会議(小澤文吾会長)が毎年意見交流の場として開催してきた「中学生フォーラム」を、地域伝統文化である大凧づくりを通じた参加者同士の新たな交流と発見の場になるようにと、形態を改めた。

 大凧づくりには三中学校から十九人の生徒が参加し、世界凧博物館八日市大凧会館別館で土・日曜日を利用して、二月中旬完成をめざして作業が続けられている。

 昨年暮れにはじめて顔を合わせた生徒たちは、同館の松吉桂三館長から八日市大凧の歴史や特徴などを学び、鳥居勝久学芸員から大凧づくりの工程について説明を聞いたあと、早速和紙をのりつけしたり、骨となる竹に紙テープを巻きつけるなどの実際の作業に入ると、それまでの堅い表情も次第にほぐれ、笑顔と作業に集中する真剣なまなざしが交差して、和やかな雰囲気で作業が進められた。

 小澤会長は生徒たちを、「みんなで力を合わせてつくった凧が、夢と希望を乗せて揚げられることを期待します」と励ました。

 作成する凧「永遠の友」は、五月に開催される「八日市大凧まつり」に参加して、力を合わせて糸を曳き、大空高く揚げて市民に見てもらうとともに、すべての中学生にこの取り組みを通じて得たもののシンボルメッセージとして伝える。


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新春特別企画 干支凧展

伝統や新作 サルを描いた41点

=26日まで 八日市大凧会館=

日本各地から集まったサルを描いた凧に子どもたちも大喜び
(湖東・八日市市)
 世界凧博物館八日市大凧会館で今年の干支(えと)のサルにちなんだ凧を集めた新春特別企画「干支凧展――申――」が開かれている。二十六日まで。

 開館以来毎年恒例の企画展、今回も北は北海道の干支凧から南は長崎のハタまで十一道府県から、各地に伝わる伝統の凧、凧づくり名人の作品、この企画展出展のための新作など四十一点を紹介する。

 孫悟空をモチーフにした連凧作り三十年という北海道の田中光夫さんの作品、京都府京北町在住の西田索さんは今年も斬新なデザインの作品を出品、今回出展の中で最小の十五センチの越前豆凧は福岡県の田中進さんの作品、このほか、津軽凧・南部凧(青森県)、ブカ凧(静岡県)、八つ花凧(愛知県)、美山凧・若竹凧(京都府)、土佐凧(高知県)など、絵柄、色使い、形などそれぞれの特徴が良くわかり、見ごたえがある。

 また、十二日の成人式のために製作された祝新成人二十畳敷八日市大凧「良縁来たる」のミニ版(二畳敷)も、展示に花を添えている。

 冬休みを利用して見学に訪れていた子どもたちも、「ぼくも凧を作りたくなった」と目を輝かせていた。

 入場料一般二百円、小・中学生百円。水曜日と祝日の翌日休館。問い合わせは同館(TEL0748―23―0081)まで。


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なぜ、人はだまされるのか?

安斎教授を招いて
講演&超能力トリック

=17日 永源寺町立図書館=

(湖東・永源寺町)
 超能力や霊能力の効果を称した霊感商法、虚栄心につけこんだマルチ商法などの被害が後を絶たず、最近では運命鑑定、精神修養講座に関するトラブルも増えている。「なぜ、人はだまされるのか?」超能力を批判的に検討する工学博士・安斎育郎教授を招いた講演&超能力トリックが十七日、永源寺町立図書館視聴覚ホールで開催される。

 安斎教授は、超能力を批判的・体系的に検討する自然科学概論で新聞、テレビなどに登場するほか、上方芸能誌に「霊感を科学する」を十年以上連載しており、平成六年のオウム真理教機関誌『ヴァジラヤーナ・サッチャ(第2号)』で「超能力批判の急先鋒」として批判された。東京大学工学部原子力工学科卒。同大学医学部助手、中央大学商学部講師、東京医科大学客員助教授などを経て、昭和六十一年に立命館大学経済学部教授、六十三年に国際関係学部教授となり、現在は国際平和ミュージアム館長を兼務する。

 また、Japan Skeptics(超常現象を科学的・批判的に究明する会)副会長、日本平和学会理事、日本シミュレーション・アンド・ゲーミング学会理事を務め、これまでに『放射線技師のための数学』『からだのなかの放射能』『地球非核宣言』『茶の間で語りあう平和』『超能力を科学する』『科学と非科学の間』『人はなぜ騙されるのか』などの著書を出す。

 当日は、趣味のマジックを活かして超能力トリックの種明かしを実演し、疑わしい世をどう生きるか―について分かりやすく講演する。午後二時開演。入場無料。申し込みと問い合わせは同図書館(電話0748―27―8050、FAX0748―27―8090)まで。


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迷走する大津市長選

迫る18日告示、25日投開票
政新会、ネット主導に反発

=6人が争う大混戦か=

(湖西・大津市)
 六期、市長を務めた山田豊三郎氏(81)が体調不良を理由に退任したことに伴う大津市長選(十八日告示、二十五日投開票)は、元市議会議長で会社役員の竹内照夫氏(47)、元通産省情報管理課長で評論家の八幡和郎氏(52)、元衆院議員で会社役員の目片信氏(62)、前大津市民病院長の木津稔氏(61)、元県議の藤崎ヨシヲ氏(64)、自営業の田中敏雄氏(62)の六人の争いになりそうだ。そこで市議会の最大会派で自民党系の政新会の迷走ぶりにスポットをあて、市長選を展望してみた。

【石川政実】


 ●新聞記事で猛反発

 昨年十二月四日に山田前市長が引退表明をして以来、市議十八人を擁する政新会は、党員の竹内、目片両氏、また市民派を標榜する八幡氏の中から誰を推薦するかで揺れた。滋賀報知新聞は同月十八日、「民主系の市民ネット21が、政新会に木津氏を打診」を報じた。さらに京都新聞は同二十四日付けで「木津氏が二十三日に立候補の意向を固めた」と報道。この記事中に「民主党県連や連合滋賀の幹部が同年八月にすでに打診していた」とあり、政新会は民主主導の木津氏擁立に猛反発した。「民主の川端達夫衆院議員が市政に院政をしくことになりかねない」「山田市長の突如の引退表明や木津氏登場はなぜなのか」など、市議の間で憶測が乱れ飛んだ。

 ●選挙前倒しの明暗

 山田氏の引退表明を数日前に、一部新聞社はキャッチしていた。この当時、よく山田氏は「私を辞めさせようとする動きがある」と側近をにらんで冗談ぽく話していたとされる。同氏の引退時期を早くから察知できたのは、市幹部や山田氏の主治医を務めていた大津市民病院関係者らに限られていたと見られている。

 目片氏は「六月が任期満了のため、市長選は五月の段取りだった。それだけに山田氏の引退で市長選が一月に前倒しになった影響は、私のみならず、竹内氏や八幡氏にも深刻なはず。逆に連合滋賀などが推す予定の木津氏は、組織力があるだけにやや有利。引退は不思議なほど絶妙のタイミング」と苦笑。これに対し木津氏は「市民ネット、政新会の一部市議から、本格的に話があったのは山田氏の引退表明以降から」と話していた。

 ●県議と市議に亀裂

 政新会では、木津氏を除いて、竹内氏、目片氏、八幡氏の三人から、二十九日の総会で個別に政策を聞き、多数決で決めることになった。ところが、世古正県議会副議長ら大津市選出の自民党県議の一部は、木津氏を除くことに難色を示した。

 これについて目片氏は「昨春の県議選で、私と同じ市南部を地盤に出馬したある県議の選対本部長になったことが、世古県議らのうらみを買い、また私の方が同氏より建設業界の支持が厚いことも気にくわなかったのでは」と受け止めている。結局、二十九日の総会は多数決で、目片氏推薦で決まった。当初から政新会では、党員の目片氏を選ぶのは規定方針でもあった。できレースに参加した八幡氏は「政党や会派の推薦はもともと考えてもいなかったが、意見を聞きたいということなので、お受けした。前回の選挙でも、政党や議員の支援は少なく、既存政党に頼らない選挙をしてきただけに、今後も市民の視点に立ったしがらみのない形での戦いを続ける」と前回の実績をもとに乱戦に自信を示す。

 ●本番突入

 「二十四時間保育や経済特区のよる大津再生」をかかげる竹内氏は、この六日、びわ湖ホール前に事務所を設置した。「民間経営手法導入による財政再建、風通しのいい市政」をかかげる八幡氏は先月二十八日に事務所を開設。保革の市議の一部、市民団体ら幅広い層が支持に回る。この十二日に大津プリンスで決起集会を予定している。目片氏は十二月四日からミニ集会。百人規模で十会場をこなした。行政改革を主に、特別職の給与の一〇%カットを打ち出している。

 木津氏は、少子高齢化社会を見据え、福祉施策の充実を訴える。医療関係者や大野哲元助役など市退職者の一部が後援会づくりを急ぐ。共産党や県労連、商工団体でつくる「民主市政の会」は六日、藤崎氏を擁立すると発表した。福祉、教育重視の市政を目指す。田中氏は、高齢者、介護施策の充実を訴える。


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こころのうたごえ色彩で表現

甲南町在住の画家 岩下哲士氏個展

10日から 県立近代美術館で開催

=ペア7組に入場券プレゼント=

「みみずく」
(湖南・甲西町)
 幼年期に受けた大病による障害を克服し、素晴らしい芸術世界を生み出している甲南町在住の画家岩下哲士氏の作品展「こころのうたごえ」が、十日から県立近代美術館で開催される。二月十五日まで。

 昭和四十四年に豊中市で生まれた岩下氏は、一歳で急性小児片麻痺を発症し、高熱のため右脳の機能をほとんど失ったが、奇跡的に左脳が右脳の機能を補うようになった。その後両親や周囲の人々の協力で絵を描きはじめ、小学校の頃から才能を開花させた。

 やさしい性格をそのまま映し出した絵は、虫や草花などカラフルな色使いで表現し、見る人の心を温かく包み込み、親しみを誘わずにいられない。特筆すべき点は、目に見える題材を抽象化する独自のセンス。曇りのないおおらかな感性と、意表をつくユニークなアイデア、そして天性の自在で豊かな色彩感覚が評価されている。

 テレビなどで紹介されたことで、ファンが全国的に広がり、中学校の美術教科書に作品が採りあげられるまでになった。一昨年春に富士五湖の山中湖畔に美術館兼アトリエが開館し、現在は自宅とアトリエを往復しながら制作活動を続けている。

 同展の入場は一般900円、高校大学生650円、小中学生450円。開館時間は午前9時半から午後5時までで、月曜日は休館。ただし、12日(月・祝日)は開館するため、13日(火)は休館する。問い合わせは同美術館(077-543-2111)へ。

 なお、滋賀報知新聞社大津本社は、ペア7組に同展の入場券を抽選でプレゼントします。希望者は、下記メールフォームまたはハガキ、ファックスに住所、氏名、電話番号、本紙への批評を記入し、16日までに〒520-0051 大津市梅林1丁目3-25、滋賀報知新聞社大津本社(FAX077-527-1113)へ。

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  関連イベント

 ▽「岩下哲士氏のトークショー(10日午後2時)=当日午前11時、午後1時にサイン会も実施する。入場無料

 ▽「子どものためのワークショップ(18日、2月1日の午後1時)=岩下さんと県立近代美術館サポーターが指導する絵画教室。希望者は往復はがきに住所、氏名、学年、電話番号を明記のうえ、11日までに〒520-2122大津市瀬田大萱町1740-1、同美術館「ワークショップ係」へ。

 ▽「日曜美術鑑賞会(25日午後2時)=平田健生同美術館学芸員が展示品を分りやすく解説。参加無料。

 


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